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●ETV特集 「立松和平をリレーする」

2月、作家の立松和平さんが亡くなった。62歳だった。早稲田大学在学中に執筆活動をスタート。国内外を旅する行動派の作家として活躍した。若いころから数々の職業を経験し、作家活動以外にボクシングやラリー、近年では自然環境保護など幅広い活動に取り組んでいた。その早すぎる死を悼む声は多い。NHKには、立松さんが出演したETV特集をはじめとしたテレビやラジオ番組の映像・音声が500本以上残されている。最も早い映像は1980年代のもの。85年放送の「青春プレイバック」では、作家として生きていくと決めた20代前半を「途方にくれて」いたと語り、「今も途方にくれている」と語った。『途方にくれて』。それは第1作品集のタイトルであり、また行動派の作家を衝き動かし続けた原点をあらわす言葉だったのかもしれない。立松和平さんのおびただしい創作や多方面にわたる旅・活動の原点にあった「途方にくれる」ことを恐れないきまじめさ・誠実さ・強さ。これこそが、多くの人々に共感を呼ぶ源泉ではなかったか、と早稲田文学の後輩、作家・重松清さんは語る。番組では、NHKに残された立松さんの肉声を再構成。関係者の証言も交えながら、立松和平さんの創作活動の軌跡とその原点を見つめ直す。立松和平さんが遺したメッセージを読み解き次の世代にリレーする番組とする。
(text from NHK site)

NHK教育 60min 2010-04-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●NHK映像ファイル あの人に会いたい 「作家・立松和平」

「精神のリレーが必要」: 作家、立松和平。「遠雷」(野間文芸新人賞)、『毒−風聞・田中正造』(毎日出版文化賞)など社会派の作品を著す一方で、国内外を問わず、各地を旺盛に足を運ぶ行動派作家としても知られ、自然環境保護問題にも積極的に取り組み、小説のほか紀行文、絵本、戯曲、など純文学以外の作品を数多く遺した。「人はいかに生きるべきか」「自然や社会に対して人はどうあるべきか」を一貫して問い続けた立松の原点は、次世代へ受け渡すものを探し求める「団塊世代」としての責任感であった。1960年代の学生運動体験、高度経済成長の中での悔恨、人間らしさへの思いなど立松の生きることへの想いが語られる。
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2010-04-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●NHK SPECIAL 「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」

1972年に、「核抜き・本土並み」をうたって実現した沖縄返還。しかし、その裏で、「有事の核の再持ち込み」を認める「密約」が、日米首脳の間で取り交わされていた。その交渉の際、「密約は返還のための代償だ」として佐藤首相を説得し、密約の草案を作成したのが、首相の密使、若泉敬・京都産業大学教授だった。若泉は、1994年に著作『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』でその秘密交渉を暴露し、2年後に亡くなった。若泉はなぜ国家機密を暴露したのか。これまで全く明らかにされてこなかった、機密資料と新証言から浮かび上がるのは、沖縄返還の代償として結んだ密約が、結果として基地の固定化につながったことに苦悩し、沖縄県民に対する自責の念に押しつぶされる若泉の姿だった。本土と沖縄の断絶に引き裂かれ、破滅していった若泉敬の生涯を通して、いま日米間の最大の懸案となっている、“沖縄問題”の深層を描きだす。
(text from NHK site)

NHK総合 54min 2010-06-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●NHKアーカイブス 「免疫学者 多田富雄の遺したもの」

国際的な免疫学者、東京大学名誉教授の多田富雄さんが、先月21日、76歳で亡くなった。36歳で免疫を調節する重要な細胞を発見して以来、多田さんは世界の第一線で免疫学をリードしてきた。また大佛次郎賞を受賞した著書「免疫の意味論」では、小さな免疫細胞の一つ一つがあるときは人を守ったり、死に至らしたりする仕組みを人間社会に例えるなど哲学的な考察を展開し、高い評価を受けた。そんな多田さんが脳梗塞で倒れたのは、2001年。重い右半身まひと言語障害といった後遺症が残ったが、リハビリを続けて左手でキーボードを叩き、多くの手記を残した。「私は生命科学の研究者だ。こんな体でも私は生きている。半身が動かなくても、言葉がしゃべれなくても、私の中で日々行われている生命活動は創造的である」 NHKアーカイブスには、多田さんが病気と向き合いながら自らを創造的だと語った日々を追った番組が残されている。いま改めてこの番組を見つめることで、「生きるとは?」「人間の可能性とは?」 多田さんの遺したメッセージを考えてゆく。


■NHKスペシャル 「脳梗塞からの再生」 〜免疫学者・多田富雄の闘い〜 (初回放送: 2005年12月4日放送)

国際的な免疫学者でエッセイや能の作者としても知られる東大名誉教授の多田富雄さん(71歳)は、4年前、脳梗塞に倒れ、一夜にして右半身不随、声と食べる自由を失った。華やかな学者人生が一転、他人の介護なしでは日常生活も送れない日々に一時は自殺まで考えながらも、多田さんは科学者としての独自の目線で、病気をみつめ受容していく。例えば「リハビリは科学。創造的な営み」と今も週3回熱心に通う。車イスで何処へでもでかけ、キーボードで電子音が出る機械で弟子をしかりとばし、大好きだった酒はトロミをつけて味わう。触ったこともなかったパソコンを左手だけで操り、本も数冊出版、エッセイでは福祉の不備をこき下ろす。そんな多田さんが今、最も力を入れているのが今年上演される原爆の能の制作。科学者としての世界の核問題にかつてない危機感を覚えるからだ。しかし広島での公演を前に準備をすすめる多田さんを、今度はガンが襲う…。脳梗塞で身体の自由を失い、さらに様々な困難に見舞われながらも多田さんは決して、歩き続けることをあきらめない。「失いたくないのは生きている実感」という類いまれな老科学者の半年を追ったドキュメントである。

■NHKスペシャル番組素材 2時間半のインタビューから

(text from NHK site)

NHK総合 80min 2010-05-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo



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