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●連続テレビ小説 「ゲゲゲの女房」

第13週 「初めての里帰り」
6月22日(火)・24日(木)〜26日(土)/第74回・第76回〜第78回 4本
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境港に住む茂(向井理)の両親から孫を連れて帰省するよう促す手紙が届くが、苦しい家計のため、それは無理な話だった。茂の母・絹代(竹下景子)は「孫に会いに上京する」と電話をかけてくるが、猛烈な性格の母親が家に来ることは避けたいと茂は思う。そんなとき、結核を病んでいた深沢(村上弘明)が未払いだった原稿料を手渡すために村井家を訪ねてくる。布美枝(松下奈緒)はその金で藍子を連れて安来と境港に帰省することになる。布美枝はかつて「少年戦記の会」の騒ぎで茂を振り回した富田(うじきつよし)と、「こみち書房」で偶然に再会する。富田は茂にもういちど会いたいとの思いから、村井家を訪ねようとするところだった。経営していた出版社が倒産して以来、富田は小さな印刷会社で製本の作業員をして暮らしていた。わずかな額の金を茂に渡して去っていく冨田。数日後、布美枝は藍子ともに、初めての里帰りに出発する。結婚から三年ぶりに、布美枝は藍子を連れて安来の実家に帰ってきた。父・源兵衛(大杉漣)をはじめ、大家族の飯田家は昔と変わらない賑やかさだった。弟の貴司(星野源)には縁談が持ち上がっていて、源兵衛が実家の酒屋のほかに新しく二件目の店を出すことを計画し、それを貴司に継がせるつもりでいることを布美枝は知る。布美枝は町内の洋食屋で貴司と見知らぬ女性が連れ立って入ってくるのに出くわす。貴司と一緒にいた女性は、貴司の恋人だった。女性はひとり娘で、家業を継ぐことを義務付けられており、彼女と結婚するためには貴司が家を出て婿入りするしかなかった。店をもたせたいという源兵衛の思いと恋人との間で貴司は板挟みとなり悩んでいた。妹のいずみ(朝倉えりか)が安来を出て東京で仕事をしたいと思っていることが源兵衛に知られるのと同時に、貴司の恋人の存在も家族の中で明らかになってしまう。布美枝は貴司に対して自分の本当の気持ちを大切にすべきだとアドバイスするが、貴司は恋人への思いを押し殺して、新しい店を引き受けようとしていた。布美枝は藍子を連れて境港の茂の実家を訪れる。絹代(竹下景子)と修平(風間杜夫)は布美枝と藍子を歓迎する。絹代は布美枝に、貧しい暮らしの中で夫の茂を当てにすることなく、自分自身がしっかりするようにと諭す。布美枝が境港から安来の実家に戻ってくると、ちょうど貴司が源兵衛に対して恋人と結婚したい気持ちを打ち明け、店は継げないことを明言していた。怒りにかられた源兵衛が相手の女性の家に乗り込もうとしたその時、子供同士で遊んでいた藍子がビー玉を飲み込んでしまい、大騒ぎになる。とっさに布美枝は藍子の背中を叩き、さらに藍子の口に指を入れてビー玉吐き出させた。その様子を見ていた源兵衛は子供たちの成長を感じ取る。初めての里帰りを無事に終えて調布に戻ってきた布美枝。布美枝にとっては、オンボロでも茂や藍子と暮らせるこの場所が、今はどこよりもホッとでっきる我が家だった。

第14週 「旅立ちの青い空」
6月28日(月)〜7月3日(土)/第79回〜第84回 6本
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布美枝(松下奈緒)のもとに安来に住む弟の貴司(星野源)の結婚の知らせが届く。東京オリンピックを間近に控え、すずらん商店街でもテレビを購入する家庭が増えていた。病気から復帰した深沢(村上弘明)は早くも新雑誌「ゼタ」を創刊し、茂(向井理)に作品を依頼する。美智子(松坂慶子)の夫・政志(光石研)は相変わらず競馬に熱中し、太一(鈴木裕樹)とともに競馬場に行った帰りに村井家を訪れる。布美枝は政志が口にした人生をあきらめたかのような言葉にどきりとする。文学に熱中する太一は、いつの間にか同人誌を作る仲間もできていた。茂は深沢の雑誌「ゼタ」に作品を発表する。「ゼタ」には型破りな勢いがあり、戌井(梶原善)もその清新さに感嘆する。はるこ(南明奈)は漫画家としての成功を目指し、あせる気持ちを強めていた。布美枝は、深沢の秘書である加納郁子(桜田聖子)の自立した姿に強い印象を受ける。浦木(杉浦太陽)から政志の転職のうわさ話を聞き、経営が思わしくない「こみち書房」の先行きが心配になった布美枝は、オリンピックブームにあやかって貸本をたくさん借りた子供たちに手作りの紙製のメダルを景品としてプレゼントする企画を美智子に提案する。布美枝の提案したメダルの景品作戦は子供たちの人気となり、「こみち書房」には客のにぎわいが戻ってきた。貸本漫画を悪書と断定する市民団体が「こみち書房」にやってきて、小学生が貸本屋に出入りすることは禁止となったと一方的に告げる。店内は騒然とし、ちょうど外から戻ってきた政志は団体の男と激しいもみ合いになって、警官が店に来る騒ぎになってしまう。警官がやってくる騒動があって以来、「こみち書房」を訪れる客の数は日に日に減っていった。茂は深沢の「ゼタ」に漫画を発表し続けていた。布美枝は茂の原稿を届けに行った折に、深沢から漫画にかける思いを聞かされる。「こみち書房」は地主から地代の値上げを申し渡され、さらに追い詰められることになり、政志と美智子とのあいだにもぎくしゃくした空気が流れる。布美枝と茂は、腕のいい電気工だった政志が、その腕のよさが災いしてシベリアの収容所時代に辛い体験をしたこと、さらに帰国後に子供の死を知ってから前向きに生きる意欲を失ってしまったことを初めて打ち明けられる。そんなとき美智子が家を出たままどこに行ったのかわからないと、靖代(東てる美)か村井家を尋ねてくる。それを聞いた布美枝は、政志とともに美智子を探しに出る。深大寺で美智子を見つけた政志は、その夜、美智子にもう一度電気工としてやり直すので、「こみち書房」を閉めて一緒に来てほしいと告げる。昭和39年10月10日、東京オリンピック開会式の日。「こみち書房」の一家が新しい人生に向けて旅立って行った。

第15週 「チャンス到来!?」
7月5日(月)〜7月8日(木)/第85回〜第88回 4本
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布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)のもとに境港に住む絹代(竹下景子)と修平(風間杜夫)がやってくる。修平の書く小説を東京で出版する話があるというのだが、絹代は疑いをかくさず、偶然茂を訪ねてきた浦木(杉浦太陽)が話す出版ビジネスの計画を聞いて猛然とそれにかみつく始末。ちょうどそのころ、大手出版社・雄玄社の漫画雑誌「週刊少年ランド」の編集部では、若手編集者の豊川(眞島秀和)が茂の漫画に着目していた。はるこ(南明奈)が何かにあせっている様子を、布美枝と浦木は気がかりに思っていた。太一(鈴木裕樹)が書いた詩を読んでもらうために布美枝が深沢(村上弘明)の会社を訪ねると、そこには思いつめた雰囲気のはるこがいた。布美枝ははるこを心配して言葉をかけるが、はるこは「漫画を描いている人間の気持ちが、ただそれを見ているだけのあなたにわかるのか」と答えるばかりだった。雄玄社の豊川は、茂に「週刊少年ランド」への漫画執筆を依頼しようと考えていた。布美枝は絹代と修平を深大寺の茶店に連れて行く。茂がひとり家に残っていたちょうどそのとき、はるこが村井家を訪ねてきて、実家の親との約束で漫画家として芽が出なければ郷里に戻る約束であること、その約束の期限がまもなく切れることを告げる。茂は泣いて取り乱したはるこが自分の胸に飛び込んできた理由を、それを見てしまった布美枝たちに説明する羽目に。絹代と修平は村井家に一晩泊まり、布美枝と茂のそれぞれに親としての思いを話して聞かせる。両親が境港に帰っていったあと、はるこが漫画家の道をあきらめて郷里に戻ることを茂と布美枝に知らせにやってくる。布美枝ははるこを連れて深大寺を訪れる。はるこは布美枝に、茂は布美枝がいるから漫画に打ち込めるのだと言い、布美枝ははるこの茂への秘めた思いを感じる。はるこが東京を去ったあと、浦木が布美枝たちのもとにやってきて、なぜはるこが去ることを自分に知らせなかったのかと茂をなじる。ばたばた騒ぎのなか、雄玄社の豊川が村井家を訪ねてきて、茂に執筆の依頼をする。しかし茂は豊川からの「週刊少年ランド」への宇宙ものの漫画の依頼を断ってしまう。「宇宙ものが苦手だから」というのがその理由だった。布美枝も浦木もその答えに驚き、茂の真意をはかりかねる。茂は自分が本当に自信をもって描くことのできるジャンルの漫画で勝負すべきだと言い、必ずもういちどチャンスがくるという確信を布美枝に告げる。そして、ある日雄玄社の豊川が再び村井家を訪ねてくる。
(text from NHK site)

NHK総合 15min 2010-03-29〜 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo・解説副音声



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