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●クローズアップ現代 「あの日、きのこ雲の下で」

原爆投下直後、広島の上空を覆った「きのこ雲」。それから65年が経っても、その大きさや範囲は、はっきりと分かっていなかった。いま、新たな資料や最新の科学によって、その全容を解明しようという研究が広島で始まっている。浮かび上がってきたのは従来の想定をはるかに超える、巨大な雲の実像だった。きのこ雲から降った“黒い雨”による被害に苦しむ人々は、救済を拒み続けてきた国に対する訴えを強めている。あの日、きのこ雲の下で何が起きていたのか。番組では研究データをもとに、きのこ雲の姿をCGで再現、被害の実態に迫る。(NO.2926)
(text from NHK site)

NHK総合 28min 2010-08-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●NHK SPECIAL 「封印された原爆報告書」

アメリカ国立公文書館のGHQ機密資料の中に、181冊、1万ページに及ぶ原爆被害の調査報告書が眠っている。子供たちが学校のどこで、どのように亡くなったのか詳しく調べたもの。200人を超す被爆者を解剖し、放射線による影響を分析したもの…。いずれも原爆被害の実態を生々しく伝える内容だ。報告書をまとめたのは、総勢1300人に上る日本の調査団。国を代表する医師や科学者らが参加した。調査は、終戦直後から2年にわたって行われたが、その結果はすべて、原爆の“効果”を知りたがっていたアメリカへと渡されていたのだ。なぜ貴重な資料が、被爆者のために活かされることなく、長年、封印されていたのか? 被爆から65年、NHKでは初めて181冊の報告書すべてを入手。調査にあたった関係者などへの取材から、その背後にある日米の知られざる思惑が浮かび上がってきた。番組では報告書に埋もれていた原爆被害の実相に迫るとともに、戦後、日本がどのように被爆の現実と向き合ってきたのか検証する。
(text from NHK site)

NHK総合 54min 2010-08-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●ETV特集 「食べなくても生きられる」 〜胃ろうの功と罪〜

男女を合わせた平均寿命が80歳を越え、日本は世界最高の長寿国になった。その理由の1つが、欧米とは異なり積極的な延命治療が行われていることにある。中でも、胃に直接栄養を送る経管栄養(胃ろう)は急激に普及し、現在およそ40万人に施されている。もともと胃ろうは、摂食障害のある子どもたちのために開発された技術だが、患者への負担が少なく生存率が画期的に延びるため、高齢者にも応用されるようになった。現在の日本では、嚥下の能力が衰え、ものを食べられなくなると、ほぼ自動的に胃ろうが施されるまでになっている。しかしいま、この現状を変えようという動きが医療現場で起きている。「ただ生かすことが、本当に患者のための医療か」「自然な死を迎えられない現状が良いのか」という声が上がっているのだ。その動きの中心にいるのが、胃ろうの技術を日本に広めた第一人者の外科医だ。「私には延命至上の現状を招いた責任がある。だからこそ、勇気をもって訴えていかなければならない」という。私たちは、胃ろうをどう考えるべきか。そして、どう生き、どう死ぬべきか。その答えを模索する一人の医師に密着する。
(text from NHK site)

NHK教育 60min 2010-07-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo

> 口から食べられなくなったら…特養での胃ろうに疑問の声 2010年9月16日(木)7時56分配信 産経新聞
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口から食べられなくなったとき、胃に直接、管で栄養を入れる「胃ろう(PEG)」。栄養摂取が容易になる一方で、高齢で意思確認ができず、予後が期待できない患者にも胃ろうが作られるケースもある。終末期に向かう治療として、胃ろうは適切なのか−。家族や特別養護老人ホーム(特養)の関係者らから疑問の声が上がっている。群馬県太田市に住む原田貴子さん(63)=仮名=の義母(95)は特養に入所している。7年前に脳梗塞で倒れて以来、右半身まひで要介護5。病院や施設を経て、今の特養に入って6年以上になる。飲み込みができなくなり、鼻から栄養を入れる「鼻腔栄養」にしたが、義母は管をしばしば自分で抜いてしまう。ある日、見舞いに行くと、看護師から「忙しいときに手がかかる。胃ろうにしていただかないと困ります」と言われた。義母は既に90代半ば。原田さんの夫は既に亡く、義母の娘3人も70歳を超える。義母本人の意思確認は既にできないが、以前、「延命治療はしないでほしい」と言っていたし、親族もみんな「そこまでしなくていい」と否定的だった。しかし、施設側は「胃ろうは延命治療じゃありません。処置です」と譲らなかった。原田さんは「私が反対し、『だったら家で1人で介護してください』と言われても困る。親族の理解を必死で取り付けました」という。胃ろうにした義母はつなぎパジャマを着せられるようになった。患部をかきむしるからだという。原田さんは複雑な気持ちだ。「体重は4キロ増えたけれど、笑顔が消え、にこりともしなくなった。施設は1日でも1秒でも長生きさせたいと考えているのでしょうか」

◎求められる適用の明確化・・・≪判断迫られる家族≫ 胃ろうの人は全国に約30万人いるともいわれる。低栄養の改善をはじめ、誤嚥性肺炎を避けるためや「在宅でも管理が簡単だから」と退院に向けて勧められるケースもある。問題は本人が意思表示できず、家族が判断を迫られる場合だ。しかし、「これでよいのか」との声は根強い。長寿科学振興財団が行った「高齢者の医療のあり方に関する研究」によると、一般病院の主治医で、自分が胃ろうの対象となったときに「受け入れる」とするのは5人に1人。特養の看護師では10人に9人以上が「拒否する」と答えている。看護師で全国高齢者ケア協会の鎌田ケイ子理事長は「老衰の過程で食べる量が減り、全身が弱るのは自然なことで、そういう人は胃ろうの対象ではない。介護現場では胃ろうに依存せず、手と時間をかけて“枯れていく大往生”を実現するケアに転換すべき。本人の意思が確認できないとき、胃ろうをつくる選択を家族に迫り、“死なせる引き金”を引かせるのは酷。学会が適用の客観基準を作るべきです」という。胃ろうの情報を提供するNPO法人「PEGドクターズネットワーク」理事長で国際医療福祉大学病院の鈴木裕教授も、現状がパーフェクトだとは思っていない。「嚥下機能が低下した人が胃ろうにしてリハビリを受け、生活の質(QOL)を取り戻すケースは多い。QOLを上げる使い方をすることが重要で、正しく使えば、こんなによいものはない。どういう人に使うかをきちんとし、患者さんには十分に説明する必要がある」とする。脳卒中の回復期や嚥下機能だけに問題があるなど、胃ろうが力を発揮する場合もある。それだけに適用の明確化が求められる。鈴木教授らは胃ろうの患者の予後などを調査中で、「結果を踏まえ、指針を検討していく」という。 ≪死生観 確認を≫ 胃ろうに関する意思確認をする特養もある。東京都世田谷区の「芦花ホーム」では、入所時に記入する「意思確認書」に「お口から食べられなくなったとき」の項目を設けた。選択肢は「胃ろう増設などは受けない」「胃ろう手術などを受けて少しでも長く生きることを望む」など。本人と家族に死生観を確認してもらうためで、ほかにも▽自然に最期を迎えるか、できるだけ医療処置を受けるか▽急変時に心臓マッサージや気管内挿管を希望するか−などの質問項目が並ぶ。ホームの常勤医師で、『平穏死のすすめ』(講談社)を書いた石飛幸三さんは「胃ろうにするか否かは本人と家族が決めること。うちでは『胃ろうにしろ』とも『するな』とも言わない。ただ、入所者はみんな人生の坂を下っている。最期をどう迎えるか、事前によく考えてもらいたい」という。昨年の敬老の日には「口から食べられなくなったらどうしますか」と題し、家族会を開いた。講演したのは医師や相談員のほか、胃ろうを断って親を看取った家族や、腸ろうの親を持つ子供も。議論は白熱し、参加家族らは終了後も長い間、ホールで話し合っていた。 ≪栄養量加減も≫ 入所者が胃ろうにした場合、石飛医師は状態を見ながら栄養量を加減する。「人間は最期は起こしても起きられず、食べられずに寝ているだけになる。体が受け付けないのに、栄養量を通常通り入れれば吐く。無理に食べさせ、かえって誤嚥性肺炎の危険にさらすのは拷問に近い」栄養量を加減するようになって以来、ホームでは肺炎の発症が減り、救急車を呼ぶ回数も減った。肺炎死の代わりに老衰死が増え、自然な看取りに臨めるようになった、という。(佐藤好美)





●福祉ネットワーク 「“光”からあなたへ」 〜漫画家・戸部けいこさんが遺したもの〜

今年1月、漫画「光とともに・・」の作者・戸部けいこさん(52)が亡くなった。自閉症児・光(ひかる)を育てる母親を主人公に、子どもの問題行動への戸惑いや周囲の無理解に苦悩しながらも、親子が少しずつ成長してゆく姿を描き、「どの専門書よりも分かりやすく、現状をリアルに伝えている」と反響を呼んだ。発行部数は240万部を超える。彼女が取材した人々の証言や読者からの反響も交え、戸部さんが作品に込めた思いに迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 30min 2010-08-05(2010-07-29の再放送) Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●かんさい熱視線 「豪雨から住民を守れるか」 〜兵庫県佐用町 水害から1年〜

20人の死者・行方不明者が出た兵庫県佐用町の水害(去年8月)から1年を前に、町役場の対応を検証してきた専門家らが報告書を提出した。従来のやり方が遅れにつながった避難勧告や、防災計画が被害を想定しなかった地区の被災…。報告書からは、従来なら通用した自治体の防災が、短時間で局地的に降る豪雨に対応できていない実態が浮かび上がってくる。集中豪雨からどうやって住民を守るのか、佐用町の検証内容から探っていく。
(text from NHK site)

NHK総合 25min 2010-07-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo

> 「避難勧告遅れ原因」遺族ら町を提訴へ 昨夏18人死亡の兵庫・佐用豪雨  2010年8月4日11時54分配信 産経新聞
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昨年8月の台風9号に伴う兵庫県佐用町の豪雨被害で、避難中に家族を失った遺族らが「犠牲になったのは町の避難勧告の遅れが原因」などとして、町を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めたことが4日、関係者への取材で分かった。提訴するのは、娘と孫を亡くし、別の孫が行方不明となっている小林武さん(69)ら2遺族。関係者によると、昨年8月9日午後8時前、同町の河川の一部で「避難判断水位」を超えていたが、町が全町に避難勧告を出したのは約1時間20分後の午後9時20分だった。小林さんの娘らは避難勧告発令時に避難しており、勧告の遅れで濁流にのみこまれ、死亡したとしている。小林さんらは町に対し、一貫して初動体制の遅れについて説明を求めてきたが、明確な回答がないとして提訴に踏み切ることにした。豪雨で同町では18人が死亡、2人が行方不明になっている。





●視点・論点 「非営利ジャーナリズムの潮流」 科学ジャーナリスト…小出五郎

NHK教育 10min 2010-05-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Mono



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