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●知楽遊学シリーズ 極める! 「石井正則の珈琲学」

俳優としても活躍中の芸人、石井正則さん(アリtoキリギリス)。多忙な仕事の合間に、ゆったりとした時間を過ごせる趣味を探していたところ、出会ったのがコーヒーだった。石井さんはコーヒーのテクニックや情報に感嘆しながらも、その理論の裏にあるコーヒーへの情熱と愛情に共感する。そして最後は珈琲学の集大成として、自分だけの手作りカフェ“喫茶室イシイ”を開店し、今度こそ満足の行く味を作ろうとチャレンジする。
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石井正則(俳優・芸人)・・・神奈川県横浜市出身。お笑いコンビのアリtoキリギリスとしてデビュー。落ちついた物腰のサラリーマンキャラで人気を博す。俳優として数々のドラマや映画に出演し、近年は声優にも挑戦。読書、写真など趣味は広く、自転車での街乗りに関しては自転車雑誌に連載をもつほど。
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珈琲学の達人たち

◎堀口俊英(ほりぐち・としひで) 堀口珈琲研究所・・・珈琲工房HORIGUCHI代表、堀口珈琲研究所所長。1990年世田谷区で開業し、生豆の輸入、現地での珈琲の栽培、精製のコンサルティングからセミナーの開催、喫茶店開業支援まで、幅広くコーヒー産業に携わり、文化に貢献する。日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)理事、日本コーヒー文化学会理事。アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)認定カッピングジャッジ。著書は『珈琲のすべてがわかる事典』(ナツメ社)、『手づくりの田舎カフェはじめました』(東京地図出版)ほか多数。近著に『珈琲の教科書』(新星出版社)がある。

◎田口護(たぐち・まもる) カフェ・バッハ店主・・・バッハコーヒーグループ主宰。北海道生まれながら、奥さんの文子さんとの出会いで東京・山谷に珈琲店「カフェ・バッハ」を開業することに。日本のコーヒー業界のリーダー的存在であり、後進の指導に力を注ぐ。『田口護の珈琲大全』『プロが教えるこだわりの珈琲』(NHK出版)のほか、著書・寄稿原稿多数。

◎小林章夫(こばやし・あきお) 上智大学英文学科教授・・・文学博士。上智大学大学院文学研究科修了ののち同志社女子大学教授を経て現職。日本コーヒー文化学会会長。専門はイギリス文学、文化。主な著書に『コーヒー・ハウス』(講談社学術文庫)、『ロンドン都市物語』(河出書房新社)、編著書に『21世紀イギリス文化を知る事典』(東京書籍)など多数。

◎川口葉子(かわぐち・ようこ) 「東京カフェマニア」主宰・・・文筆家、喫茶写真撮影家。約30年にわたって1000軒以上のカフェを訪れ、書籍・雑誌・ウェブサイト「東京カフェマニア」を舞台に全国のカフェ案内やエッセイを発表して幅広く活躍中。著書に『カフェとうつわの旅』(青山出版社)、『京都カフェ散歩』(祥伝社黄金文庫)など多数。ウェブサイト「オールアバウト」ではカフェガイドをつとめる。

◎野田光彦(のだ・みつひこ) 国立国際医療研究センター病院 糖尿病・代謝症候群診療部長・・・東京大学医学部を卒業後、自治医科大学助手、米国コーネル大学招聘教授、東大病院助手、朝日生命糖尿病研究所主任研究員を経て、虎の門病院内分泌代謝科部長。2005年より国立国際医療センター臨床検査部長、07年より現職。著書に『糖尿病―正しい治療がわかる本』(法研)、『コーヒーの医学』(日本評論社)などがある。

◎鈴木政登(すずき・まさと) 東京慈恵会医科大学 臨床検査医学教授・・・1975年に東京教育大学大学院体育学研究科修士課程を修了後、東京慈恵会医科大学中央検査部助手を経て、87年に医学博士。2003年から東京都立保健科学大学(現首都大学東京)客員教授。04年から東京慈恵会医科大学臨床検査医学助教授、06年より現職。現在、日本体力医学会理事、機関誌「体力医学」編集委員長。


第1回 「豆と焙煎にこだわるべし」
第一回は、コーヒーをおいしく淹れるテクニック編。その極意の一つは「豆選び」。指南するのは、コーヒー畑と直に契約し、そのおいしさを日本中に広めている堀口俊英さん。豆の産地の詳細なデータとその個性を知ることで、今までにない味を楽しめる「スペシャルティコーヒー」というムーブメントを学ぶ。もう一つの極意は「焙煎(バイセン)」。コーヒー嫌いの米国大統領も飲んだといわれるコーヒーを作ったカフェ・バッハのオーナー田口護さんが指南。良い豆を選んでも、その豆をどう煎(い)るかで、味は良くも悪くもなる。手網を使ったユニークな焙煎法を体験しながら、石井は「おいしいコーヒー哲学」の根幹に触れる。

第2回 「喫茶店タイムトラベル」
第二回は、コーヒーをおいしくする空間「喫茶店」を探求。喫茶店文化を研究する日本コーヒー文化学会会長、小林章夫さんに指南を受ける。喫茶店の歴史には、その時代の謎が隠されている語る小林さんと「喫茶店時間旅行」の旅に出る石井。17世紀に始まり、政治や文学に影響を与えたヨーロッパの喫茶文化。過剰な西洋への憧れから出来た戦後日本の名曲喫茶。政治闘争と連動した60〜70年代のジャズ喫茶。まるで他人のリビングの様な佇まいを見せる平成のカフェ。その空間の変貌ぶりに驚く石井は「喫茶店の変遷は、時代のライフスタイルの変遷」であることを学び、コーヒーの新たな魅力に目覚める。

第3回 「コーヒーで健康に!?」
身体に悪いとも言われてきたコーヒーが、実は健康に良いという研究発表が最近目立つようになってきた。第三回は、コーヒーと健康について探求する。コーヒーがダイエットに効くという記事を見て石井が訪ねたのは、東京慈恵会医科大学の鈴木政登先生。難しい理論はさておき、まずは自らコーヒーダイエット実験の体験をした石井は、その効果に感嘆する。その他、コーヒーの歴史の中に見る「薬としての役割」。更に、糖尿病、ガンなどの難病予防にも効くというコーヒー研究を知っていく中で、石井はおいしいだけではないコーヒーの奥深さを学んでいく。

第4回 「開店!喫茶室イシイ」
コーヒーの魅力を様々な方面から学んできた石井。最終回は、自分がもっともおいしいと思えるコーヒーが飲める“喫茶室イシイ”をプロデュースする。「自分の好みのコーヒーを算出する方程式」を編み出した金沢学院大学の広瀬教授に、自分好みの豆を教わった石井は、手作りと国内産にこだわり、沖縄に飛ぶ。そこには日本でも数少ないコーヒー畑があった。果たしてそれは自分好みの豆なのか? 更にコーヒーカップも沖縄名産・琉球ガラスで作成。喫茶室のBGMは、名護市の民俗資料博物館に保管されている明治時代の蓄音機。全て自分で集めた素材を、沖縄の素晴らしい海を望める浜辺にセッティングしてバーチャルな喫茶室を開店する。果たして自分だけの最高のコーヒーは飲めるのか?
(text from NHK site)

NHK教育 25min 2010-05-31〜 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 解説副音声





●知楽遊学シリーズ 仕事学のすすめ 「世界を制した菓子作り」 辻口博啓

フランス語で菓子職人を意味する「パティシエ」ブームの火付け役となった辻口博啓さん(43歳)。世界の洋菓子コンクールで3度優勝を果たし、自由が丘に開いた「モンサンクレール」という店は、自由が丘の人の流れを変えたと言われるほど繁盛している。しかし、彼の仕事人生はどん底からはい上がったものだった。石川県七尾市の和菓子屋の3代目として育った彼は、小さい頃から菓子職人を夢見ていた。高校卒業後、修行のため上京したもののすぐに実家が倒産。金無し、コネ無しの中、店の再興のためにはコンクールで優勝して有名になるしかないと仕事後も自分で厨房にたった。また休日には有名店を訪れ、ケーキを食べるのは勿論、店の照明やレイアウトに至るまで研究し、今の地位を築きあげた。自らを「お菓子のストーカー」と語る辻口さんに菓子作りに込めた仕事哲学を伺う。
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辻口博啓(つじぐち ひろのぶ)・・・1967年、石川県七尾市生まれ。パティシエ。18歳から都内の洋菓子店やホテルで経験を積み、90年、23歳の時「全国洋菓子技術コンクール」に史上最年少で優勝。以来、数々のコンクールに出場し、97年にはフランスで開催されたパティシエの世界大会「クープ・ド・モンド」で個人総合1位。98年、自由が丘に「モンサンクレール」を開業。現在コンセプトの異なる12の店舗を経営する。


第1回 「ケーキの気持ちになってみろ」
小学生の頃のたこ釣りが今のお菓子作りに生きているという辻口さん。3年ぐらい、全く釣れなかったが、自分がたこだったらと考えると面白いように釣れるようになったという。菓子作りも本質を見抜き、お菓子の気持ちになりきることで生地の柔らかさ、調理法などが必然的に分かってくると言う。また、ケーキも建築物と一緒で構造が大事だと語る。どんなお菓子が客の心を捕らえるのか、常に新しい商品開発をしてきた辻口さんの仕事術に迫る。

第2回 「自分の目で盗んで勉強しろ」
「感動させる洋菓子を突き詰めたい」辻口さんが持ち続けるポリシーである。原点は小学校3年に友達の誕生会で食べたショートケーキの美味しさに衝撃を受けたことである。納得した洋菓子を作るため修業時代、先輩の仕事を目で盗んだ。また有名店を食べ歩き、味や原料を徹底的に分析、照明やレイアウトまで研究したという。コンクールでは優勝するために審査員の好みまで調べたという辻口さんに仕事を身につけるための勉強法を語ってもらう。

第3回 「こだわりで店を作れ」
97年に最初の洋菓子店「モンサンクレール」を出して以来、辻口さんは、ロールケーキ、チョコレート、和菓子、パン、ジャムなどコンセプトの違った店舗を次々に出してきた。菓子職人と同時に経営者でもある辻口さんは、新たに店を始めるときに大切なのは、トップがコンセプトと目的を明確にし、しっかりと下に伝えていくことだという。どのようにすれば店の経営はうまくいくのか? パッケージデザインや包装紙までにこだわる辻口さんのマネジメント論を学ぶ。

第4回 「こうして人材は育てろ」
パティシエを目指して店に来た新人には必ず、掃除と接客をさせるという辻口さん。それはお菓子を作る前にまずお客さんを知ることが重要だという信念がある。総勢250人を超えるスタッフを組織の中でどう人を育てるのか。手間を惜しむな、楽するなという教えを辻口さんは徹底させている。また、自分もそうだったようにコンクールに出場して、技を磨くことも奨励している。若きパティシエに「とことんやって本物を目指せ!」と訴えている辻口さんに人材育成論を伺う。
(text from NHK site)

NHK教育 25min 2010-07-01〜 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 解説副音声





●名曲アルバム 「交響曲 第40番」

1781年、25歳のモーツァルトは故郷を離れウィーンに活躍の場を求めた。作曲の依頼が相次ぎ新生活は順調なスタートを切った。しかし、やがて戦争による政情不安などで人々は演奏会から遠ざかっていく。1788年モーツァルトは苦しい生活の中、わずか2ヶ月で交響曲第39番から41番の3曲を書き上げた。晩年の寂しさとあいまって、哀愁漂うこの旋律は人々の心に響く。

作曲: モーツァルト
演奏: 外山雄三(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団
映像: ウィーン(オーストリア)
(text from NHK site)

NHK教育 5min 2010-08-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo(B-mode)



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