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●連続テレビ小説 「ゲゲゲの女房」

第20週 「妖怪いそがし」
8月11日(水)〜8月14日(土)/第117回〜第120回 4本
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昭和47年4月。絹代(竹下景子)と修平(風間杜夫)との同居を機に茂(向井理)は家を改築し、あちこちにドアや奇妙な階段をとりつけられた村井家はさながら迷路のようになっていた。茂の仕事はますます忙しくなる一方で、締め切りに追い立てられる日々が続いていた。長女の藍子(菊池和澄)は小学四年生になり、父親が漫画家であるために学校でクラスメートたちの好奇の目にさらされてしまう。布美枝(松下奈緒)と茂のもとを久しぶりに豊川(眞島秀和)が訪れ、社内の人事異動で漫画の現場を離れることになったことを知らせる。新しく茂を担当することになった編集者・松川(杉本有美)が若くてきれいな女性であることに、修平はご機嫌だった。藍子は学校で水木しげるの漫画はウソばかり描いてあるといじめられ、その悩みを布美枝に相談することもできずにいた。自分は心臓が悪いと主張する絹代は、炊事や洗濯などいろいろな家事を修平に頼むようになっていた。藍子は相変わらず悩みを抱えていたが、茂は仕事に追い立てられ、布美枝は娘についての相談もろくにできないような有様だった。そんなある日、商店街で布美枝は買い物途中の修平に出会う。修平はすっかり地元の商店街になじんでいる様子だった。商店街の喫茶店で修平から茂の子供時代の話を聞いた布美枝。子育てについて、修平の言葉にほっとする布美枝だった。五月の連休が明けた数日後、藍子の担任の畑野先生(堀内敬子)が家庭訪問にやってくる。布美枝が畑野から聞かされたのは思いがけない話だった。畑野から藍子が学校で居心地が悪そうにしていることを初めて聞かされた布美枝。畑野は村井家の教育方針について聞かせてほしいと言うが、アシスタントや出版社の社員など個性的な人間たちがごった返す村井家の騒がしい様子に畑野はあっけに取られるばかりだった。布美枝は藍子が書いた作文のことを畑野から聞き、その内容に困惑を覚え茂に相談しようとするが、茂はどこ吹く風といったふうでまったく相手にしてくれない。そんな茂の背中に「妖怪いそがし」の姿がオーバーラップして見える。そんな中、 安来でミシンの販売店を営む布美枝の弟の貴司(星野源)が研修で東京にやってくる。人当たりがよく手先の器用な貴司は絹代にも気に入られ、布美枝は貴司に茂の忙しさについて話す。貴司は夫婦の気持ちがすれ違わないために、茂と会話することを大切にするよう布美枝に言う。ある日、貴司は藍子や喜子を連れて町にでかける。そのとき、藍子が水木しげるの娘だとからかわれていることに気づき、布美枝にそのことを告げる。布美枝は藍子が『水木しげる』という有名人の娘であることに苦しんでいたのだとようやく気づく。毎日のあわただしさの中で子供をしっかり見ることができていなかったという事実に布美枝は落ち込み、後悔の念にかられる。貴司は布美枝の気持ちを理解し、忙しさに負けることのないようにと布美枝を励まして故郷の安来へと帰っていく。そして布美枝は意を決して茂に子供たちのことを相談する。すると意外にも茂は富士山のふもとに山荘を購入するプランを布美枝に話す。それからしばらくたったある日、布美枝たちは富士山麓の山小屋を訪れる。夜になり、電気が来ていないため、ろうそくの明かりの下で親子四人、久しぶりに語り合い笑顔の食卓となった村井家だった。


第21週 「戦争と楽園」
8月16日(月)〜8月21日(土)/第121回〜第126回 6本
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昭和47年7月。その前月にかつての戦友とともに戦時中に送られていたラバウルを訪れて以来、茂(向井理)は南の島に心を奪われていた。日本からの移住を言い出す茂に布美枝(松下奈緒)はあきれ顔。小学四年生になった長女の藍子(菊池和澄)は有名な漫画家の娘であることから学校でからかわれていた。そんなとき、いままであまり親しくなかったクラスメートの留美子が自分をかばってくれる。絹代(竹下景子)は近所の住人から老人クラブへの入会を勧められるが、それをきっぱりと拒否する。かつて南洋の島で事業を営んだことのある修平(風間杜夫)は茂の南方へのあこがれに理解を示すが、絹代から茂に移住をすすめたりしないようにと強くたしなめられる始末。次女・喜子(松本春姫)は父である茂が片腕であることを不思議がるようになり、布美枝は娘に戦争のことを教えるかどうかを迷う。藍子を助けてくれた留美子は、実はあるたくらみがあって藍子を助けたのだった。留美子はテレビアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」に自分をモデルにした女の子を出してほしいと頼んできたのだ。藍子は母の布美枝に相談をもちかけてみるが、とても茂に相談できることではないと言われてしまう。そんなとき、茂のもとに「敗走記」の単行本化の依頼が舞い込む。出版社から過去の自作「敗走記」への加筆と単行本化を依頼された茂は、そこに描かれた自分の戦争体験を布美枝に語って聞かせる。修平と絹代も「敗走記」のページをめくりながら回想していた。南方で死の淵にさらされていた茂を、遠く日本の境港で感じ取った絹代と修平は、夜通し茂の名前を呼び続けていた。茂にはその声が届いたように感じていた。布美枝は絹代たちの声が茂を救ったのだと思わずにはいられなかった。その後もさまざまな危機を乗り越え、元の部隊に戻った茂はさらに恐ろしい目にあったという。なんと、部隊の上官から敵前逃亡罪に問われてしまったのだ。あまりにむごい話に布美枝の目から涙がこぼれた。藍子はクラスメートの留美子からの頼まれごとをどうすることもできず、気がふさいだままでいた。茂のもとを、戦時中ラバウルで同じ隊に配属されていた三井(辻萬長)と笹岡(井之上隆志)が訪ねてくる。布美枝は茂たちの交わす会話から、戦争中に南の島で彼らが体験したさまざまな出来事を初めて知る。町をとぼとぼ歩いている藍子を絹代が見かける。藍子は何か悩んでいる様子だった。布美枝は茂たちから戦争中のラバウルで起こったズンゲン支隊の『幻の総員玉砕』の話を聞く。茂たちのいた部隊は全員が玉砕したものとされていた。しかし実態はゲリラ戦に転じたもの、突撃はしたものの無事に生き残ったものなど、生存者は合わせると百名以上いたのだった。しかし総員玉砕と発表された以上、生きていてはいけない兵士たちだった。藍子はクラスメートの留美子との関係で悩んでいることを祖母の絹代に打ち明け、力強い励ましの言葉をもらう。布美枝はようやく藍子が何に悩んでいたのかを知ることになる。そんな藍子に、布美枝も自分が子供のころ『電信柱』と揶揄(やゆ)されていたことを話して聞かせる。そして茂から『弱いところは誰にでもあるが、前に進む気持ちが大事なんだ』と聞かされたとも話すのだった。そんな茂のたくましさは、絹代譲りだと納得しあう布美枝と藍子だった。藍子は学校で留美子に対する態度をはっきりさせることができ、ようやく笑顔を取り戻すことができた。久しぶりに布美枝と茂のもとを深沢(村上弘明)が訪ねてくる。「ゼタ」の売れ行きが振るわず、そろそろ会社の経営も限界かと思い始めていた深沢だったが、自身が体験した戦争にしっかり向きあって描いていこうとする茂の決意にふれた彼はゼタを創刊した意義を再度見つめなおし、もう少しあがいてみようと決心する。「総員玉砕せよ!」を執筆しはじめる茂。その夜、中庭で花火にふける親子4人であった。


第22週 「おかあちゃんの家出」
8月23日(月)〜8月26日(木)/第127回〜第130回 4本
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昭和47年10月。茂(向井理)は毎朝食事が終わるといったん食卓から戸外まで出て、また玄関から入り直して仕事部屋に向かうという奇妙な出勤スタイルをとっていた。茂に漫画を注文したある出版社が倒産し、原稿料が回収できそうもないことに雄一(大倉孝二)たちは頭を悩ませるが、布美枝(松下奈緒)にそのことは伝えられなかった。茂はその穴を埋めるために仕事をふやし、多忙を極めることになる。同日、加納郁子(桜田聖子)が村井家を訪ねてくる。自身が編集している雑誌の取材のためだった。取材後、郁子の口から出版社倒産の話を聞き、初めて真実を知らされる布美枝。 夕方、疲れている顔の茂に、ねぎらいの言葉をかける布美枝だったが、「仕事の話に口を出すな」と怒られてしまう。そこで、夫婦の間で会話が少ないことを気にした布美枝は茂に手紙を書く。布美枝は、茂にあてた手紙が仕事部屋のゴミ箱に捨てられているのを見つけ動揺する。あいかわらず多忙な茂は夕食の席で布美枝と仲たがいし、布美枝は思わず家を飛び出してしまう。思い直して家へと戻っても、やはり何も言ってくれない茂にたいして布美枝はさびしい思いを抑えることができずにいるのだった。翌日、布美枝が藍子(菊池和澄)と喜子(松本春姫)を連れて買い物から帰ってくると、茂が早とちりをして布美枝が子供たちを連れて家出をしたのではないかという騒ぎになっていた。前日に捨てた布美枝からの手紙を藍子に渡された茂は、それを読み返した後、そっと机にしまう。そんなことがあった数日後、浦木(杉浦太陽)がしばらくぶりに村井家を訪ねてくる。貧乏だったころとくらべてがらりと様変わりした家の様子をあらためてしげしげと眺めながら、茂に怪しげな商売の話をもちかけるが、茂は相手にせず浦木を追い出そうとその肩を押しやろうとする。しかしその手は空を泳ぎ、さらには倒れこんで意識を失ってしまう。過労だった。布美枝はそんな茂の看病を張り切ってする。そして久しぶりに夫婦水入らずの会話に花が咲く。過労で倒れてしまった茂だったが、ようやく布美枝とのあいだのわだかまりはなくなっていた。茂の体調もなんとか回復して仕事に復帰した夜のこと、布美枝の安来の実家から電話がかかってくる。それは弟の貴司(星野源)が海に落ちて亡くなったという、思いもかけない知らせだった。布美枝は姉の暁子(飯沼千恵子)とともに、安来へと向かう。二人が安来についたころには、貴司はすでに荼毘(だび)に付された後だった。通夜の後、床を並べ昔話にふける姉妹四人。貴司の葬儀も終わり、布美枝は源兵衛(大杉漣)、ミヤコ(古手川祐子)、邦子(桂亜沙美)たち家族との別れを惜しみながら実家をあとにする。調布に帰った布美枝を茂は優しく迎え、修平(風間杜夫)と絹代(竹下景子)も肉親を亡くした布美枝の悲しみを思い、気遣う言葉をかける。貴司が手入れしてくれたミシンを見ながら、布美枝はこの世を去った弟のことを思う。布美枝のもとに、かつてすずらん商店街で貸本屋を営んでいた田中美智子(松坂慶子)から久々に調布を訪ねるとの手紙が届く。8年ぶりに美智子と会った布美枝と茂はなつかしい思いに満たされる。かつて病気で亡くなった息子の墓を、いまの住まいのある千葉に移そうというのが美智子の来訪の目的だった。商店街の靖代(東てる美)、和枝(尾上紫)、徳子(棟里佳)も美智子との再会を喜ぶ。その夜美智子は、立て続けにいろいろなことがあった布美枝に、励ましの言葉を送る。茂は今までのような、がむしゃらな働きをやめて、これからはのんびりと暮らしていくと、布美枝に宣言する。
(text from NHK site)

NHK総合 15min 2010-03-29〜 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo・解説副音声



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