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●日曜美術館 「ベラスケス 肖像画の告白」

17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケス(1599−1660)。最高傑作「ラス・メニーナス」では、画面の外にいる国王夫妻を鏡の中に描き込むことで、絵の外に広がる世界までも巧みに表現した。ベラスケスは宮廷のあらゆる人々を描いた。皇太子に仕える身体の小さな男の肖像画「セバスティアン・デ・モーラ」。人形のように座るポーズとは対照的な力強いまなざしが、男のもつ気高さを伝えている。屈指の天才画家とたたえられたベラスケスは、なぜ、すぐれた作品を生み出すことができたのか? なぜ、その人柄や胸の内までとらえるように描くことができたのか? 画家自身が残した記録はなく、長いあいだ謎とされてきたこの問いに、日本のベラスケス研究の第一人者・大保二郎さんが挑む。手がかりは、スペイン・プラド美術館による「ラス・メニーナス」のX線調査で明らかになった創作過程と、ベラスケスの出自にまつわる驚くべき新事実。浮かび上がってきたのは、絵の中でしか本当の自分をさらけだすことができなかったベラスケスの過酷な運命と、その中で葛藤する生々しい姿だった。人間の尊厳とは何かを絵の中で問い続けずにいられなかった、ベラスケスの心の奥に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-07-11(2010-04-04の再放送) Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「夢の光琳 傑作10選」

絵画をはじめ蒔絵、染織などあらゆる分野で傑作を次々と生み出した尾形光琳(1658−1716)。光琳が時代を越えて愛され続けるのは、その卓越したデザイン力による。代表作「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」(国宝)は、伊勢物語の八橋の段を描いたとされるが、画面に橋はなく、一面の金地に青と緑の二色で燕子花だけが描かれている。色と形を極限までそぎ落とした表現と独自の構図によって、観る者の心を鋭く突き刺す。さらに光琳デザインの真骨頂は水の表現にある。ニューヨークのメトロポリタン美術館が誇る「波濤(はとう)図屏風」では、二本の筆を同時に使って荒れる波というモチーフを荘厳な画面に仕立て、「流水図乱箱(りゅうすいずみだればこ)」では、ゆがんだ円を重ねることで、動き続けているかのような紋様を生み出した。最晩年の作品「紅白梅図屏風」(国宝)では写実的に描写した紅白梅に対して、抽象化された川面を、画面中央に配することで底知れぬ深みをもたらした。独自の手法を光琳はどうつかみ取ったのか。3点の国宝から外国に流出した名品をも含む10の傑作を紹介。気鋭のアート・ディレクター佐藤可士和さんと天才・尾形光琳の創造の秘密を探る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-07- Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「そして不思議な形だけが残った」 〜世紀の陶芸家 ハンス・コパー〜

ルーシー・リーと出会い、20世紀の陶芸に革新を起こしたといわれるハンス・コパー。轆轤(ろくろ)で形成した器同士を接合して作り上げられた作品は「彫刻の様だ」とも評され、見たこともない不思議な存在感を放つ。コパーは近年日本でも大人気のルーシー・リーと運命的に出会い、互いを支え合ったことでも知られる。ユダヤ人だった二人は逃亡したイギリスで出会い、独自の世界を切り拓いていく。もはや陶芸の域を超えたようなコパーの不思議な造形、風合いは古代の土器のような質感を醸し出す。しかし、コパーは晩年、自らと作品に関する資料の一切を焼却する。まるで自分の存在がなかったかのように・・・。過去の図録にたった一つ残っていた言葉があった。それは? ユダヤ人の父親はナチスの迫害を受けて自殺し、家族は離散。19歳で単身イギリスへ逃れるが敵国人として捕らえられるなど、波乱の時代を生き抜いたコパー。人生を変えた陶芸家ルーシー・リーとの出会い、悠久の時間への果てなき想い・・・晩年、筋肉が萎縮する難病に侵される中で作り続けたのは、わずか1点で立つ不思議な形であった。「なぜ作るのか」を自分に問い続けたコパー。作品に封じ込めた思いを探る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-08-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「ポスター誕生 パリジャンの心を盗め!」

パリの街角にあふれる華やかなポスター、ポスターは19世紀末にパリで誕生した。当時のデザイン、円柱の広告塔は今でも使われている。ベルエポックと呼ばれる享楽の時代(19世紀末〜20世紀初頭)は、ポスターの黄金期、さまざまなポスター画家が登場し、商品や芝居のユニークなポスターが街にあふれた。カラー印刷のポスターを世界で初めて作り出したジュール・シェレ。大胆な構図や個性的な表現で注目を集めたトゥールーズ・ロートレック。一夜にして無名から流行ポスター画家へと躍り出たアルフォンス・ミュシャ。モータリゼーションの申し子、現代デザインの先駆けとなった天才カッサンドル。彼らは、まさに時代の寵児だった。しかし、大衆心理にアピールするポスターは、時として国家による戦争のプロパガンダにも利用される。ポスターの光と影。流行を生み出しながら、常に流行に追われるポスターの宿命。ポスターは時代を写す鏡であり、都市の美であった。番組では、気鋭のグラフィック・デザイナー佐藤卓さんも取材、19世紀末から現在まで、ポスターデザインはいかにして道行く人の目をひきつけてきたのか、大衆の目を奪おうとしてきたのか、ポスター芸術の神髄に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-08-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●小さな旅 「わが心 楽園に」 〜長野県 上高地〜

穂高連峰をのぞむ長野県上高地。中央を流れる川には、今年で100年目になるつり橋『河童橋』がかけられている。朝もやに包まれる山々、澄んだ湖に映る木々の姿。「下界」とは違う楽園の風景にいやしを求め、多くの観光客が訪れる。高校卒業後の進路に迷い、将来の答えを探そうとホテルに住み込みで働く18歳の少女。そのホテルで半世紀にわたって働き続け、仕事仲間から「パパ」と慕われる75歳。楽園に心寄せる人たちを訪ねる旅。
(text from NHK site)

NHK総合 25min 2010-07-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo



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