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●日曜美術館 「田中一村 奄美の陰影」

奄美で亜熱帯の植物や鳥などを描いた日本画家の田中一村(1908-77)。生前に作品を公表する機会もなく無名のまま亡くなった画家の過去最大の展覧会が始まった。幼いときから神童と騒がれ、ずば抜けた画才で周囲を驚かせた一村。東京美術学校(現・東京芸術大学)では、東山魁夷らと同級だったが、中央画壇の公募展で落選を重ね、挫折する。そして50歳の時、一人奄美大島に渡り、亜熱帯の濃厚な世界を描いた鮮烈な作品を生み出す。中でも、昭和40年代に描かれた「不喰芋と蘇鉄」(くわずいもとそてつ)は奄美作品の集大成ともいわれ、一村自らも自分の命を削って描いたもので閻魔大王への土産品だと語っている。絵にあるクワズイモの実は、花芽から実が朽ちるところまでが順を追って描かれ、生まれてから死ぬまでの時間の流れが現されている。一村は奄美で何を見て、何を描こうとしたのか。ハンセン病患者との交流や、遺品に秘められた謎、新発見のスケッチや関係者の証言も交え、知られざる一村の素顔に迫る。没後33年を経て明らかになる田中一村の真実とは?
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-09-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「上村松園 美人画の深遠」

生涯、ひたすら女性たちの肖像を描き続けた上村松園(1875〜1949)。“美人画”のジャンルで頂点を極め、女性として初めて文化勲章を受章した。12歳で京都画学校に入学し、幼いころからなみなみならぬ才能を見せた松園。15歳の時、第3回内国博覧会に出品した作品が来日中の英国皇太子に買い上げとなり、一躍注目を集めた。源氏物語の六条御息所をモデルに女の嫉妬のすさまじさを描いた「焔」(1918)。扇を手にすっくと立つ女性の舞姿を描いた「序の舞」(1936)。赤子を抱く母の肖像「母子」(1934)は松園の傑作として知られる。晩年には、生涯松園の画業を支えた母への思いを、家事にいそしむ女性に重ねて描いた「夕暮」(1941)などの作品で新境地を開いた。画家としての地位を確立する一方、ひとりの女性として恋に悩み、また女性なるがゆえのべっ視に耐えて精進を続けた松園の画業は、より深く人間の内面の表現へと向かっていった。たおやかで気品に満ちた上村松園の“美人画”の深遠に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-10-10夜(2010-10-03の再放送: 新潟の緊急地震速報がスーパーインポーズされたため)
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●日曜美術館 「ドガ 光と影のエトワール」

19世紀後半、パリでバレエダンサーを描き続けた画家がいる。エドガー・ドガ(1834‐1917)。ドガの作品が、抜群の臨場感を持って、見る者に訴えかけてくるのはそのデッサン力による。画家を志したとき、アングルに「とにかく線をひきなさい」と助言を受け、フランスとイタリアで何年もデッサンの修行に励む。代表作「エトワール」では、バレエのポーズが決まる少し前を的確にとらえることで、次の動作を自然に連想させるという工夫も編み出していた。従来、絵画の主題として取り上げられなかったバレエダンサーたちを、ドガは巧みなデッサンでとらえ、次々と傑作を生み出した。しかし、ドガの作品には容易に理解しがたい点もある。「エトワール」では、ダンサーの背後に黒服に身を包んだ異様な雰囲気の男性が描き込まれており、ドガが生前発表した唯一の彫刻作品「14歳の小さな踊り子」は、やせ細った体にうつろな顔をしている。いったいドガはバレエダンサーたちにどのような視線を注いでいたのか。番組では、最新の科学分析も交えてドガの独創の源と素顔に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-10-10朝 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「碌山と“女” それは愛と悲しみから生まれた」

百年前、30歳で世を去った彫刻家、碌山(ろくざん)こと荻原守衛(おぎはらもりえ)。(1879〜1910)。日本の近代彫刻に革命をもたらした碌山の芸術には、一人の女性が深くかかわっていた。新宿中村屋の創業者の妻、相馬黒光(本名 星良)。信州の農家に生まれた碌山は、東京の女学校を卒業し安曇野に嫁に来た黒光に油絵を見せてもらい、初めて西洋美術に出会い芸術の道へ進むことになる。19歳で上京し、ニューヨーク、そしてパリへ留学。帰国後、新宿中村屋の近くにアトリエを構えた碌山は黒光と再会し、二人の関係は深まっていく。碌山と黒光。しかし、二人の愛情は、やがてすれ違いを生む。黒光への思いを募らせる碌山だが、愛が実ることは決してなかった。死の直前まで彫刻に打ち込んだ碌山の絶作「女」、そこには黒光への思いが色濃く写し出されている。そして碌山の死後、黒光は碌山の日記を焼き、中村屋サロンの女王へと登りつめていく。果たして黒光は希代の女プロデューサーか? それとも碌山を手玉に取った魔性の女なのか? これまで語られてきた純愛物語とは違った視点から、家族や関係者を取材、安曇野の碌山美術館を舞台に、没後百年を迎えた碌山芸術の真髄に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2010-10-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●ホリデーインタビュー 「だからボクは母をかいた」 〜政治学者・姜尚中〜

政治学者で東京大学大学院教授の姜尚中(カン・サンジュン)さんは、熊本市の万日山の麓で生まれました。小さい頃は朝鮮半島から来た人たちが多く暮らす集落でのびのびと育った姜さんでしたが、成長するにつれて、自分とは何者なのか、将来はどうなるのか深く悩むようになります。東京の大学に進んだ学生時代、叔父を訪ねた初めての韓国への旅をきっかけに、日本名の永野鉄男から名前を変えて在日2世として生きる道を選びました。しかしそれで悩みが完全に消えたわけではありませんでした。青春時代から続く悩みと和解するにはどうすればいいのか考え続けてきた姜さん。たどり着いたのは、実話を元に母を主人公にした小説を書くことでした。戦中戦後の日本で懸命に生きた母たち在日1世の人生を振り返ることで、長年自分が求めていたものに出会います。姜さんはこの小説で誰に何を伝えたかったのでしょうか。ふるさと熊本で、姜さんが自分の正体と向き合います。
(text from NHK site)

NHK総合 23min 2010-09-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo



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