Polygon

[ BDR-0110 ] 詳細    |このページを閉じる|





●NHKアーカイブス 「岡本太郎・若者たちへのメッセージ」

「芸術は爆発だ!」のフレーズで知られた岡本太郎は、それまであまりなじみのなかった“前衛芸術”を広く一般に知られるものに変えたと言われる芸術家である。見るものに強烈な印象を与える作品と同時に、型破りな言動が注目を集めてきた岡本太郎であるが、生誕100年になる今、その言葉や生き方に魅かれる若者たちが増えている。「自分の中に毒を持て。」「迷ったら困難な道を選べ。」集団の中で目立つことを避け、“空気を読む”ことが求められる風潮が若者の間で広がる中で、人と違う生き方をしたいと志を持つ若者たちを勇気づける言葉として支持が広がっているのである。番組では、若者たちの間で注目されている、岡本太郎の生き方や作品、そのメッセージを見つめる。

■日曜美術館 アトリエ訪問|岡本太郎 1981年3月8日放送※短縮版
作品を時代別に紹介しながら、作家・金井美恵子による岡本太郎へのインタビューによってその芸術観、人生観を引き出していく。生い立ちから前衛芸術へと進んでいく過程を紹介し、要所で当時の創作風景を挟み込む。そして、自身の創作活動を画家という領域に限定することを嫌い、なぜ太陽の塔を作ったのかを岡本太郎が自ら語る。

■岡本太郎に魅せられた若者たち ※VTR取材(7〜8分)
今年、サッカーJ1の川崎フロンターレは、岡本太郎の書“挑”をデザインにあしらった新しいユニフォームを作った。情熱的で前向きな岡本太郎の生き方が、勝利に挑むチームの姿勢を表すのに最もふさわしいと考えたからである。また、大手書店には岡本太郎のコーナーが常設され、ロングセラーとなっている。さらに岡本太郎のアトリエ兼住居であった岡本太郎記念館(東京・青山)は、太郎ファンの聖地として今もなお多くの若者が訪れる。そんな若者の一人、パチンコ店のアルバイトで生計を立てながらアーティストを目指している平文祥晴さん(27)は、岡本太郎の言葉に励まされ夢を追い続けている。
(text from NHK site)

NHK総合 65min 2011-04-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「97歳の“正念場” 洋画家 中川一政」

洋画家 中川一政(1893-19911)。97年の生涯、独学で絵の道を突き進んだ。手がけた仕事は油彩画、日本画、小説の挿絵・装丁、書など多岐を極める。還暦を前に神奈川県の真鶴に移り住み、同じ漁港に20年間通い続けて何十枚も描き続けた。いつも同じような絵を描いているから、最初は珍しがっていた地元の漁師も見に来なくなったという。80代〜90代、「駒ケ岳」「ひまわり」「薔薇」など描き続け、100号の大作「駒ケ岳」にも挑戦。「私のアトリエは世界一広い」と言い放ち、ひたすら野外で描き続けた。驚異的な創作意欲である。その中川が97歳でしたためた書が、「正念場」。一体、どんな思いだったのか。中川は生涯、絵以外の分野のさまざまな文化人と交流した。ひょうひょうとした独特のユーモア感覚は絶妙な味わいだったという。番組では、生涯の友、武者小路実篤との親交や、中川の熱狂的なファンだった脚本家の向田邦子との軽妙なやりとりも紹介しながら、97歳の画家の「正念場」への覚悟、そして衝撃的な絶筆、「薔薇」に迫っていく。没後20年を機に、キャスターが今も中川一政の気迫が満ちている真鶴町の中川一政美術館を訪れる。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2011-03-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「岡本太郎 “眼”はみだしたっていいじゃないか」

岡本太郎の代表作「太陽の塔」。実はその内部に高さ50メートルにも及ぶ、もう一つの巨大な作品があった。「生命の樹」、単細胞から人類まで、40億年にも及ぶ生命史を表現した大作である。岡本太郎は、なぜ「生命の樹」をつくりあげたのか? 去年12月に新たに発見された生命の樹の下絵。そこに描かれていた、太郎の文字“ナンダコレワ”。太郎に強い影響を受けて画家を目指したというジミー大西が、40年ぶりに太陽の塔の内部を訪ね、その謎に迫る。岡本太郎は生涯、無数の《眼》を描いた。その《眼》は、社会のあらゆる惰性に怒りをもって闘いを挑んだ。“ナンダコレワ”、太郎の描く《眼》は、次第に顔の他の部分が無くなり《眼》だけになっていく。輪郭をはみ出し、疾走する《眼》。それ自体が魂をもってこちらを凝視している。太郎はその眼で何を伝えようとしたのか? 闘う芸術家・岡本太郎の《眼》の正体に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2011-04-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo





●日曜美術館 「平面と立体の境を飛び越えて」 〜福田繁雄 「見ること」への情熱〜

誰にも親しめるユーモアあふれる作品を連打し、長年グラフィック・デザイン界のトップランナーとして活躍した福田繁雄(1932〜2009)の特徴は「平面のような立体、立体のような平面」。グラフィック・デザイナーとして活躍しながら、彼ほど立体作品を手がけている者は少ない。生涯に制作したポスターが1200点、立体作品は800点!前から見ると「ヴァイオリン弾き」、真横から見ると「ピアニスト」に見える彫刻。848本のスプーンやフォークを組み合わせて作った巨大なヘルメット型オブジェは、光をあてるとオートバイの形の影を床に落とす。現実にはありえないエッシャーのだまし絵を、みごと3次元作品にしてもみせた。その精神は平面にも反映され「飛び出して見えるポスター」「地と図が反転して見えるポスター」などの表現が次々と生まれた。ほかの誰も思いつかなかったユニークな作品を可能にしたのは、「見せる」ことを至上命題とするグラフィックデザイナーとしての発想と工夫。一方的な「情報の伝達」ではない見る人との視覚的なコミュニケーションの模索。そして福田流の「ものへの愛着」と「遊び」の要素が随所に加えられていたことだ。きっかけは、まな娘のためのおもちゃづくり。紙を折る/組むなどして、平面を立体へと変化させたことがはじまりだった。それが作品へと発展した。福田にとって理想のデザインとは「ごく平凡で、なにげなく、見過ごしてから一瞬ギクリとして立ち止まり、小ひざをたたいて生き甲斐を感じる」もの。もともとフィールドとしていた紙媒体にとどまらず、立体作品にも取り組むことで、その理想にぐいぐいと迫った。今年、没後はじめて大回顧展が開催されるにあたり、福田の残した仕事にあらためて注目が集まっている。グラフィカルな視点から出発し人間の「見ること」を常に考え続けた福田の、ウイットとエスプリに満ちた楽しい作品の世界に込められたメッセージをひもとく。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2011-05-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 2.0 Stereo



>ディスク設定: DRモード、本編区間のみ書き出し、[N too]






ページ先頭へ