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●シリーズ世界遺産100 「アンティグア・グアテマラ」 〜グアテマラ〜

国名: グアテマラ
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Antigua Guatemala

アンティグアはかつてグアテマラの首都でした。火山に囲まれたこの町は過去何度も大地震に襲われ、首都の移転を余儀なくされました。16世紀からのスペイン統治時代の名残を留める町の姿は、地震で破壊された建造物を修復したものです。町の復興に大いに役立ったのは、この町で写真館を営んだ日本人、屋須弘平(1846〜1917)が撮影した19世紀の銀板写真でした。「シリーズ世界遺産100」では、屋須弘平が撮った町並みの写真と、それがどのように建造物の修復に役立ったのかを伝えます。屋須弘平は岩手県一関藩で蘭学の医師の長男として生まれ、メキシコの天文観測隊の通訳を引き受けたことがきっかけでアンティグアに移り住みます。彼がグアテマラ人の妻マリアと結婚した記念写真が残っています。彼は半生をグアテマラで過ごし、1917年(大正5年)72歳でこの町で亡くなりました。この地で洗礼を受けた屋須弘平は、今もアンティグアで眠っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「シントラの文化的景観」 〜ポルトガル〜

国名: ポルトガル
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Cultural Landscape of Sintra

ポルトガルのシントラは、首都リスボンの西に位置し大西洋が望める山間の町です。この地は代々ポルトガルの王家に愛された避暑地でした。「シリーズ世界遺産100」では、シントラに建てられた二つの宮殿を紹介します。ひとつは14世紀に基礎が築かれた王宮で、16世紀ポルトガルの黄金期の王マヌエル1世により豪華に改築されました。マヌエル1世はこの王宮でいくつもの重大な決定を行いました。ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路の開拓もそのひとつです。周囲が反対する危険な大航海の決断は、王の孤独な賭けだったと言われています。それから300年後、大航海時代は既に去りポルトガル王家の輝きも失われた19世紀に、新たなペナ宮殿が建てられました。建設を命じたのはドイツの王族から婿入りした国王フェルナンド2世です。王は持参した莫大な資金で趣向を凝らした、おとぎ話に出てくるような宮殿作りに生涯を捧げました。しかしこのペナ宮殿が完成した頃、シントラの地には力をつけた資本家の別荘が立ち並ぶようになりました。王の権力は否定され1908年、王国としてのポルトガルは終焉を迎えます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「トゥンバ・フランセーサ」 〜キューバ〜

国名: キューバ
分類: 無形遺産
登録年: 2003年
遺産名(英語): La Tumba Francesa

キューバ第2の都市サンティアゴ・デ・クーバは、キューバ音楽のふるさととも称される町で、ここには19世紀のはじめから伝わる「トゥンバ・フランセーサ」という無形遺産が伝承され保存されています。「シリーズ世界遺産100」では、トゥンバ・フランセーサ保存協会のご夫婦の案内で、彼らの舞踊の真髄を伝えます。19世紀のはじめに隣の島ハイチが独立すると、フランス系農園主は奴隷たちを連れ、キューバにやってきてコーヒー栽培を始めました。農園主は収穫の終わりに宴を催しました。奴隷たちも主人のおさがりを着て一緒に踊ったのです。主人たちは管楽器に合わせてベルサイユ宮殿で踊られていた宮廷舞踊を踊りましたが、奴隷たちは「トゥンバ」と呼ばれる太鼓に合わせて踊るようになりました。彼らのルーツであるアフリカの打楽器です。すると主人たちもその太鼓に合わせて踊るようになったというのです。奴隷たちの音楽の方がダイナミックでリズム感に溢れていたからです。トゥンバ・フランセーサは、フランスの宮廷舞踊にアフリカの音楽が融合してでき上がり、今に伝承されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ロードハウ諸島2」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 自然遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Lord Howe Island Group

ロードハウ諸島は、オーストラリア大陸の東600キロメートルの南太平洋上に浮かぶ島々です。「シリーズ世界遺産100」では2回にわたってロードハウ諸島を取り上げます。今回は、島の豊かな自然と、それを守るために島の人々が心がけているエコな暮らしに注目します。観光ガイドのジャック・シックさんが最初に案内してくれたのは、色とりどりのサンゴ礁が広がる海。この近海でしか見られない珍しい魚たちが泳いでいます。ダイビングやバードウォッチングが楽しめる島は人気の観光スポットですが、貴重な自然環境を守るため、観光客の数は制限されています。宿泊できるベッド数を400人分に限り、観光客の数がそれを超えないようにしているのです。330人の島民も、決められた居住地域内に住まなくてはなりません。シックさんは、先祖代々伝わる畑を耕し、自給自足に近い生活をしています。海を汚さないため、生活廃水はアシの浄化作用を利用した装置でリサイクルし、生ゴミはたい肥にして野菜の栽培に利用。移動はほとんど徒歩か自転車です。シックさんは、この自然を守るためには、強い意志とはっきりとしたルールが必要だと考えています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ヒエラポリスとパムッカレ」 〜トルコ〜

国名: トルコ
分類: 複合遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Hierapolis-Pamukkale

トルコの町パムッカレには純白の丘陵地帯が広がり、そこには多くの石灰棚が重なるように形成され幻想的な光景を見せています。その背後にはローマ時代の都市遺跡ヒエラポリスがあり、壮大な劇場や神殿の跡が残っています。ヒエラポリスとパムッカレは、類い希な自然の地形と歴史的な遺跡を併せ持つ複合遺産として、世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、この遺跡が古代ローマの温泉郷だったことを紹介し、同時に美しい石灰棚の光景もお見せします。ヒエラポリス内にはプールがありますが、その水は温かく、水中にはローマ時代の建物の柱が沈んでいます。ここは温泉の源泉で、ローマ帝国は温泉保養地としてこの町を一大リゾート地としたのです。遺跡には一度に千人が利用できたという大浴場の跡や、剣闘士の闘いや芝居を楽しんだ円形劇場が残っています。皇帝を始め、広大な帝国各地から大勢の人が集まったといわれます。人々は温泉だけでなく、石灰棚の美しい眺めも楽しみました。いくつもの石灰棚が重なり合い、そこを温水が流れていく幻想的な光景です。その美しさは今も変わらず、人々を魅了しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「丹霞地形」 〜中国〜

国名: 中国
分類: 自然遺産
登録年: 2010年
遺産名(英語): China Danxia

中国南部には6つの丹霞(たんか)地形が点在し世界自然遺産に登録されています。「丹霞」とは「赤く霞(かす)んでいる」という意味で、赤茶けた砂岩質の岩肌からこの名がつけられました。7千万年にわたる地殻変動や風化作用が独特の景観を生みだしました。「シリーズ世界遺産100」では、6つの丹霞地形のうち最大の規模を持つ泰寧の丹霞地形と、その独特な地形がはぐくむ食用油をご紹介します。舞台となるのは老虎際(ろうこさい)村という山奥の小さな村です。20年ほど前までには100人を超す村人がいましたが、今はわずか5人だけです。村は「茶油」という、茶の木の実から絞り出した油の名産地です。茶油はオレイン酸など健康成分が多く含まれ、中国では油の王様と呼ばれています。丹霞地形の赤い土壌には鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、茶油はこうした土地でしか育たない貴重なものです。1キログラムおよそ千円で売れる茶油は村人にとっては一番の収入源。11月、茶油の実の収穫の時期を迎え、村を去って町へ出ていた子供や孫たちも手伝いにやってきます。何世代にもわたって受け継がれた収穫の喜びがそこにはありました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「モンティセロとバージニア大学」 〜アメリカ〜

国名: アメリカ
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Monticello and the University of Virginia in Charlottesville

アメリカ独立宣言書の起草者であり第3代大統領のトマス・ジェファソンは、優れた建築家でもありました。彼が故郷のバージニア州シャーロッツビルに建てた自邸モンティセロとバージニア大学が、19世紀初頭の独立間もないアメリカにおいて造られた画期的で美しい建築物として世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、バージニア大学を中心にして建築物に込められたジェファソン大統領の崇高な思想と理念を紹介します。ジェファソンは民主主義を遂行するために国民の教育は欠かせないと考え、バージニア大学を自ら設計し初代学長となりました。大学の中心には教会があるのが当然の時代にあえて図書館を置く斬新な設計をしました。古代ローマ風の知的なデザインの図書館を中心に学科ごとの建物が並び、そこを教授と学生が共に暮らしながら勉学に励む場としました。学問と生活が一体となり日常を送るという理想の大学を、ジェファソンは建築という形で表したのです。彼の墓には、大統領だったことよりもバージニア大学を創設したことが功績として刻まれています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「アスキアの墳墓」 〜マリ〜

国名: マリ
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Tomb of Askia

マリ共和国のガオという町に、不思議な世界遺産があります。泥で出来たピラミッド状の建物から、無数のくいが突き出たユニークな形。15世紀から16世紀にかけ、西アフリカを広く支配したソンガイ帝国の皇帝、アスキアの墓です。「シリーズ世界遺産100」では、その墓の不思議な魅力と、ソンガイ帝国とはどんな国だったのかについてお伝えします。ニジェール川沿いのガオはソンガイ帝国の都で、交易の中心地として栄えていました。当時、とりわけ重要だった交易品は、金と岩塩。サハラ砂漠で採れる岩塩は、非常に品質が良く、サハラの南で採れる金に匹敵するものとして珍重されました。帝国は栄え、アスキアは繁栄の象徴として、巨大な墓を造りました。敬けんなイスラム教徒だったアスキアは、メッカへ巡礼する際、ピラミッドを見て感銘を受け、その形をまねたとも言われます。無数のくいは、2年に一度、表面の泥を塗り直し、美しく保つための足場です。ソンガイ帝国は、16世紀、その富を狙った隣国に滅ぼされましたが、繁栄の時代を伝える王の墓は、今も町の宝として残っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「城壁都市クエンカ」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Historic Walled Town of Cuenca

スペイン内陸部のクエンカは石灰岩の断崖の上にある町です。川と川に挟まれた幅2〜300メートルの狭い台地に家がひしめき合っています。9世紀、イベリア半島に侵攻してきたイスラム教徒が最初に築き、12世紀にはキリスト教徒が町を奪回し発展して行きました。「シリーズ世界遺産100」では、“宙づりの家”と呼ばれる断崖絶壁に立つ家を中心に特異な町の景観を伝えます。宙づりの家は14世紀に王家の別荘として建てられました。後に市庁舎として使われるようになります。この時崖の上の限りあるスペースをできるだけ広く使おうとして、ベランダを崖の外に突き出させました。バルコニーに出ると文字通り宙に浮いているような感じです。現在市庁舎は別の場所に移り、宙づりの家は抽象芸術美術館として使われています。展示されているのは、ミロをはじめとするスペインの代表的な作家の抽象画ばかり、窓枠を利用した自然の借景も見ものです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「キリグア遺跡」 〜グアテマラ〜

国名: グアテマラ
分類: 文化遺産
登録年: 1981年
遺産名(英語): Archaeological Park and Ruins of Quirigua

キリグア遺跡は中央アメリカグアテマラの森林地帯にあります。キリグア王国は西暦200年ごろに建設され、8世紀に繁栄を極めたマヤの王朝です。「シリーズ世界遺産100」では、キリグアに繁栄をもたらしたヒスイを中心にお伝えします。キリグアにはかつてモタグア川が流れていました。カリブ海へ抜ける水上交通の要衝として、ヒスイなどの交易で栄えました。モタグア川の河川敷では現在もヒスイが採集されています。場所の秘密を条件に、採集の様子を見せてもらいます。ハンマーでたたいて甲高い音がすればヒスイとわかるのだそうです。古代マヤでは緑色の輝きを持つヒスイは、豊かさの象徴であり神聖なものとされていました。マヤの王の仮面もヒスイを使って作られました。金銀などの金属が存在しなかった古代マヤでは、ヒスイはもっとも高価な宝石として珍重されたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス」 〜インド〜

国名: インド
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus)

インド最大の商業都市ムンバイにある駅舎チャトラパティ・シヴァージー・ターミナスは、イギリスの植民地時代だった19世紀末に竣工されました。インド伝統の様式を融合させたヴィクトリア・ゴシック建築の壮麗とした駅舎であり、今も現役の駅として使用されています。「シリーズ世界遺産100」では、駅の過去の歴史と現在の様子を紹介します。かつてボンベイと呼ばれたムンバイはイギリスの植民地政策の拠点であり、ここから全国に鉄道網が敷かれました。駅にはインド中から物資が集まり、駅の裏にあった港へと運ばれたのです。まるで宮殿を思わすような駅舎は植民地支配の象徴であり、大英帝国の権威を示していました。インド独立後の現在、この駅は市民生活に欠かせない存在となっています。1日300万人を超す通勤客で、列車からは人があふれ駅構内は活気に満ちています。その中でユニークなのが、昼前になるとホームの片隅に集まってくる多くの弁当箱。これは、ムンバイ特有の弁当配達システムです。列車があまりに混むため通勤客は荷物を持てません。代わりに業者が、通勤客の自宅から職場まで弁当を配達してくれるというものです。インドの過去の植民地時代と発展する現代、この駅はその両方を象徴しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-05-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「バルデス半島」 〜アルゼンチン〜

国名: アルゼンチン
分類: 自然遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Peninsula Valdes

南大西洋に突き出したバルデス半島には400kmの海岸線があり、波の穏やかな内湾があることから、数多くの海洋哺乳類と鳥類が集まる貴重な繁殖地となっています。「シリ−ズ世界遺産100」では、陸の肉食獣が近寄れない断崖の下で繁殖する貴重な海洋哺乳類たちと、それを捕獲しにくるシャチの生存競争の日々を紹介します。ゾウアザラシは繁殖のために動物界最大のハ−レムを形成し、南半球の春にあたる9月から11月にかけて、出産と子育てにおわれます。後ろは絶壁に守られたゾウアザラシの子どもたちも、海岸でシャチに襲われる危険にさらされています。南半球の秋にあたる4月になると、今度はアシカの仲間、オタリアが繁殖のために集まってきます。オタリアもまた、シャチに狙われています。バルデス半島の周辺を回遊しているシャチは、ゾウアザラシとオタリアの繁殖の季節になると、半島の海岸近くにやって来て、海中だけではなく、海岸に体を乗り上げて獲物を捕獲するのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「青城山と都江堰水利施設」 〜中国〜

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Mount Qingcheng and the Dujiangyan Irrigation System

中国四川省の都江堰(とこうえん)市では、道教発祥の地「青城山」と古代に造られた巨大な堤防「都江堰水利施設」という2つの世界遺産が一緒に登録されています。今回は、そのうち「都江堰水利施設」をご紹介します。万里の長城と並ぶ紀元前中国の大工事、それが「都江堰水利施設」です。造られたのは紀元前3世紀。毎年はんらんを繰り返していた川に長さ1キロメートルに及ぶ巨大な堤防を建設し、それにより流れを2つに分けて水量を分散させ片方の水路を水源が無かった四川盆地に引き込みました。こうして都江堰は治水と利水を一挙に実現したのです。工事の指揮を取ったのは、優秀な土木技師でもあった行政長官の李冰(りひょう)。竹籠に詰めた石を舟で川の真ん中に投げ込む作業を繰り返し、巨大な堤防を築いたのです。都江堰によって四川盆地は中国有数の穀倉地帯になり、天から与えられた土地「天賦の府(てんぷのふ)」と呼ばれるようになりました。2000年以上にわたって恵みを与えて来た都江堰。四川地方の人々は都江堰を築いた古代の先人たちに感謝を捧げながら米の収穫に追われていました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「サルバドール・デ・バイア歴史地区」 〜ブラジル〜

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Historic Centre of Salvador de Bahia

ブラジル北東部、大西洋に面した町、サルバドール・デ・バイアは、16世紀後半から200年間、ブラジルの首都でした。当時ブラジルは、ポルトガルの植民地。サルバドールの町には、砂糖や金の交易で栄えた頃に建てられた邸宅や、教会などが数多く残っています。しかし、繁栄の裏には、遠くアフリカから連れてこられ、苛酷な労働に従事させられた黒人奴隷のおびただしい犠牲がありました。「シリーズ世界遺産100」では、サルバドールの黒人奴隷たちが、ふるさとから遠く離れた地で、民族のアイデンティティを保つために編み出した独自の信仰「カンドンブレー」をご紹介します。神々が地上に降り立つことを祈る儀式では、人々は、独特のリズムで太鼓を打ち鳴らしながら、踊ります。この音楽と踊りが、後にブラジルを代表するサンバになりました。奴隷制が廃止されて、およそ100年。今では毎年2月、アフリカ系の人々が中心になって、カーニバルが開かれ、町にはサンバの情熱的なリズムが鳴り響きます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「プランタン・モレトゥスの印刷博物館」 〜ベルギー〜

国名: ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Plantin-Moretus House-Workshops-Museum Complex

ベルギーのアントワープは中世、ヨーロッパの三大印刷都市と呼ばれました。それは1555年、クリストフ・プランタンが印刷工房を建てたからです。「シリーズ世界遺産100」では現存するプランタンが建てた印刷工房と、代々改善されていった印刷技術の様子を伝えます。プランタンはフランスで生まれ、パリの印刷工房の見習いを経てアントワープの町にやってきました。アントワープは12〜13世紀市民階級が力を持ち始め、16世紀には文化人の出会いの場ともなっていました。プランタンは、この町でなら印刷の需要が高いと新天地を求めたのです。1555年の開業直後「良家に生まれた娘の教育について」を刊行、続いて多色刷りの銅版画も刊行、その精巧さからプランタンの名前はヨーロッパ中にとどろきました。プランタンは印刷所の継続は実力主義を取り入れ、娘婿のモレトゥスに引き継ぎました。モレトゥスは挿絵が高品質な本作りを目指し、植物図鑑や動物図鑑を刊行するようになります。印刷所は1876年まで300年あまり継続し、現在は博物館として保存されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「モヘンジョ・ダロ遺跡」 〜パキスタン〜

国名: パキスタン
分類: 文化遺産
登録年: 1980年
遺産名(英語): Archaeological Ruins at Moenjodaro

大河インダスの流域で、紀元前3000年ごろに誕生したインダス文明。パキスタン南部のモヘンジョダロは、上流のハラッパーと並ぶ、インダス文明最大にして最古の遺跡です。1922年、地表に出ていた仏塔を発掘するうちに、その下から仏教期以前に遡る、見事な計画都市の遺跡が見つかりました。「シリーズ世界遺産100」ではインダス文明を特徴づける、モヘンジョダロのすぐれた水利システムを紹介します。東西南北に走る道路にそって延びる排水溝、焼きレンガを駆使して作られた穀物倉庫などの大規模施設や住宅には上下水道が完備されていました。洪水がもたらす肥沃な土と水によって、遠くメソポタミアの都市とも交易を行うまでに繁栄を築いたモヘンジョダロ。しかし今、その水によって、遺跡が危機に瀕しています。遺跡の周辺に水田が作られ、インダス川から大規模に水が引かれるようになったため、地下水位が上昇。地中に含まれた塩分が水とともに上昇し、レンガにしみ出し結晶化してレンガをボロボロに破壊しているのです。古代インダス文明の時代から今も続く、モヘンジョダロの水との戦いを伝えます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「グレートバリアリーフ2」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 自然遺産
登録年: 1981年
遺産名(英語): Great Barrier Reef

オーストラリア東岸にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ。そこに、サンゴを食べて美しい島を造り出す魚がいます。「シリーズ世界遺産100」では、白亜の島が出来るまでの不思議なメカニズムと、その島で毎夏行われるウミガメの産卵をご紹介します。島を造るのは、鋭い歯を持つナンヨウブダイ。サンゴをかじり取り、その中の藻を食べています。そして、体の中ですりつぶしたサンゴの石灰質を排出して、海底にまいていきます。なんと、1匹のナンヨウブダイで、年に1トンのサンゴの砂を造り出すといいます。その砂が波に寄せられて堆積すると、真っ白な砂浜を持つ島が出来るのです。グレートバリアリーフに点在する島々は、ほとんどがサンゴで造られたもの。そして、その島々はウミガメの産卵の舞台になっています。中でも、夏、1万頭のウミガメが産卵するのが、レイニー島。昼の暑さを避け、一晩に1,000頭ものウミガメが上陸し、卵を産みます。朝までに海に帰ることができなかったウミガメは、強烈な日ざしの中で、命を落としていきます。海にたどりつくことができても、サメが待ち受けています。サンゴの島で繰り広げられる、命のドラマに迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「アルタミラ洞窟」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1985, 2008年
遺産名(英語):Cave of Altamira and Paleolithic Cave Art of Northern Spain

石灰岩の台地が広がるスペインカンタブリア地方には、旧石器時代の洞窟がいくつかあります。アルタミラで発見された洞窟はその一つです。この洞窟に人が暮らしたのは、2万2千年から1万3千年前のことです。その洞窟には色鮮やかな天井壁画が残されていました。「シリーズ世界遺産100」では、アルタミラの洞窟が発見されたいきさつと、人類における壁画の意味を伝えます。最初に洞窟壁画を見つけたのは1879年、弁護士でありアマチュア考古学研究家のサウトゥオーラと彼の娘マリアでした。洞窟の奥の高さ1.2メートルの天井に壁画を見つけたマリアは「お父さん!牛よ!牛よ!」と叫んだと言われます。サウトゥオーラは早速考古学会に手紙を書き報告しますが、まったく相手にされませんでした。正当な評価を得たのは半世紀過ぎたころ、フランスのラスコー洞窟で同じような壁画が発見されてからでした。長さ18メートル、幅9メートルの岩肌に壁面の凹凸をうまく利用して描かれた絵画。アルタミラ博物館の館長は、絵が描かれた奥の洞窟は儀式を行う場所であり、壁画は人間の想像や神話を図形で表した最初の芸術であると言います。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ルウェンゾリ山地国立公園」 〜ウガンダ〜

国名: ウガンダ
分類: 自然遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Rwenzori Mountains National Park

ウガンダのルウェンゾリ山地は、コンゴ民主共和国との国境に連なり総面積99600ヘクタールにも及ぶ広大な国立公園です。「シリーズ世界遺産100」では、標高によって極端に変化していくルウェンゾリ山地の自然を、ふもとから山頂付近まで登山をしながら紹介していきます。ルウェンゾリ山地には、キリマンジャロ、ケニアに続くアフリカ第三の高峰マルゲリータ峰があります。エジプト文明を生んだ「母なる川ナイル」の源流として知られ、「聖なる山」と称えられた山です。赤道直下という地理的位置にありながら標高5109メートルの山頂付近は厚い氷河で覆われ、さらにふもとには熱帯のジャングルが広がっています。標高2500メートル付近のジャングルには、ゾウやゴリラのほか、幻の鳥「ルウェンゾリトラコ」や、鼻の長い「ストレンジノーズカメレオン」といった珍しい動物たちも生息しています。標高3000メートル付近に広がる巨大な苔の森。さらに富士山に匹敵する3400メートルの高さにある大湿原。そこには巨大化した高山植物が、山を登ってきた人間を見下ろすように立ち並んでします。植物が巨大化するのは、昼と夜の極端な寒暖の差に耐えるためだといわれています。標高4700メートルから頂上にかけて広がる赤道直下の氷河。その面積は1500平方メートルに及び、厚さは100メートル近くもあると考えられています。そして氷河の先端で一滴、一滴と流れ落ちる雪解け水。それが「母なる川ナイル」の最初の一滴なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「バース市街」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): City of Bath

イギリス南西部のバースは、全て建物が、バース石と呼ばれる蜂蜜色の石で作られた美しい町。現在の町並みは18世紀に作られましたが、実は紀元前から温泉リゾートとして栄えていました。「シリーズ世界遺産100」では、そんなバースの歴史をご紹介します。バースには、イギリス唯一の天然温泉が湧き出しています。発見されたのは紀元前9世紀。1世紀には、この地を支配したローマ人が、巨大な温泉施設と神殿を建設しました。スチーム風呂やマッサージ室、水風呂なども備えた豪華な温泉施設には、ヨーロッパ中から人々が訪れました。まさに元祖温泉リゾートだったのです。ローマ人が去った後、町は衰退し、温泉施設も大半が土砂に埋まってしまいました。しかし18世紀、再び町は温泉リゾートとして復活します。貴族など上流階級の人々が楽しめるような社交場が作られ、洒落た住宅も作られました。その先進的な景観は、後に他の都市計画にも影響を与えたといわれています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「キュー王立植物園」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2003年
遺産名(英語): Royal Botanic Gardens, Kew

ロンドンの郊外、テムズ河のほとりにある王立植物園で、120ヘクタールの広い敷地に6つの大きな温室があります。18世紀にジョージ3世によって拡張され、イギリスの植民地拡大とともに、世界各地の珍しい植物が集められました。約3万種の植物が育てられ、学術研究に生かされています。
「シリーズ世界遺産100」では、キュー王立植物園にある貴重な植物の数々を、イギリスのプラントハンター(植物収集の専門家)第一号、フランシス・マッソンの業績とともに紹介します。さらに、ヨーロッパ列強が植民地獲得競争を繰り広げる中で、各国が国益と国の威信をかけて植物収集を行ったことを、ベルギーのラーケン温室や、パリ植物園などと比較しながら解説します。地球上の植物の種が急速に失われている現在、キュー王立植物園は種の保存という役割も担っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「イベリア半島地中海沿岸の岩絵」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Rock Art of the Mediterranean Basin on the Iberian Peninsula

スペイン、イベリア半島沿いには6つの州にわたって700以上の岩絵が描かれた場所が発見されています。いずれも先史時代末期から新石器時代にかけて描かれた岩絵です。「シリーズ世界遺産100」では、バレンシア州のビコルプ村で発見されたアラーニャ洞窟の岩絵に焦点を当て、新石器時代に農耕を営み定住生活を始めた人々の様子を探ります。ビコルプ村は今も養蜂業が盛んな土地です。アラーニャ洞くつが世界的に有名になったのは、岩絵に描かれたハチミツ採りの絵が発見されたからでした。紀元前6千年ごろに描かれたとされるこの絵は、ハチミツ採りを描いたものでは地中海沿岸部では最も古いものです。この地の人間は養蜂を営み、森を切り開き農業が出来るように土地を整え定住しました。それ以前の狩猟を中心にしていた旧石器時代人とは対照的です。新石器時代人にとって、岩絵が描かれた岩のくぼみは、霊的なものであり宗教儀式を行う場所だったと言われます。狩猟から定住へと、人類の文化的な変遷を示す遺産です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ティムガッド」 〜アルジェリア〜

国名: アルジェリア
分類: 文化遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Timgad

ティムガッドは、アルジェリア北部にあるオーレス山地に連なる高原に築かれたローマ帝国の植民都市です。1881年に発見されるまで長く砂に埋もれていたため、2000年前の町の姿がそのまま残されました。東西南北に幹線道路が走り、半円形劇場や公衆浴場、図書館などを備えた計画都市です。「シリーズ世界遺産100」では、サハラ砂漠に接した乾燥した地域に築かれた植民都市ティムガットを、残された水に関する施設を中心に紹介します。ティムガッドには、雨水を貯めたり、遠い川から水路で水を引くなど、あらゆる手段で水が供給されていました。公衆トイレは、下に雨水が流れる水洗トイレになっていました。2000年前の古代都市に、今日の都市にも負けない上水道と下水道のシステムが整備かれていたのです。ティムガッドの最大の特徴は、碁盤の目のように区切られた家々の区画が、どれも同じだということです。これは、市民権を得たアフリカ人を、ローマ人と平等に扱うことを示した植民地の統治策だったと考えられています。ティムガッドの建設時、ここに住むにはローマの市民権が必要でした。市民権を得る条件は、「25年の兵役を果たした者とその息子」でした。人々は自らと息子たちが都市での快適な暮らしを手に入れるために、ローマ軍に入隊しました。ローマ帝国は植民都市の建設によって人心をつかみ、軍事力をも強化したのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「プランバナン寺院遺跡」 〜インドネシア〜

国名: インドネシア
分類: 文化遺産
登録年: 1991年
遺産名(英語): Prambanan Temple Compounds

プランバナンは、インドネシアのジャワ島中部にある町です。この町には、インドネシアのヒンドゥー教寺院の中で最高傑作といわれる、プランバナン寺院があります。9世紀に建てられた寺院の中央には、高さ47メートルのシヴァ堂がそびえ、中にはヒンドゥー教最高神のひとり、シヴァ神が祭られています。「シリーズ世界遺産100」では、プランバナン寺院がジャワの人々の山岳信仰から生まれた歴史をご紹介します。プランバナンは、ムラピ山という火山のふもとにあります。この山は、古来、人々の信仰を集めてきました。ムラピ山の噴火によって生じた火山灰が降り積もって、肥よくな土地が生まれました。この恵まれた土地は、1年に3回、米の収穫をもたらします。プランバナン寺院の壁画にも、ムラピ山に生きる動物たちの姿が彫られています。ヒンドゥー教の世界で、神々が宿る聖なる山に生きる動物たちです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「エルチェのヤシ園」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Palmeral of Elche

スペイン、バレンシア地方にあるエルチェは人口20万ほどの町。気候的にナツメヤシが生育する北限であり、8世紀イベリア半島を支配したイスラム教徒は、故郷北アフリカの風景を再現したヤシ園をこの地に築きました。「シリーズ世界遺産100」では、ヤシ園の優れたかんがい施設と、このヤシ園で栽培されている“聖なる白いヤシ”をご紹介します。ヤシ園とは、ヤシで囲まれた農地のことを言います。およそ10アール四方に区画整理された畑の周りをヤシの木で囲み、その下には水路がめぐらされています。水路は水を畑に送り込み、ヤシの日陰は水の蒸発を防ぎます。水路とヤシがひとつになって土地の水分を保つという工夫です。イベリア半島では12世紀以降、キリスト教徒がイスラム勢力から国土を奪い返しました。レコンキスタです。白いヤシが作られたのは14世紀ごろからと言われ、スペインでは「復活祭」に使われてきました。かつてキリストがエルサレムに入場した際、人々がヤシの枝を持って祝ったことに由来します。復活祭の最初の日曜日は「枝の主日」と呼ばれ、人々は皆白いヤシを持って祝います。エルチェで作られた白いヤシは、スペイン全土に供給されているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ルーネンバーグ旧市街」 〜カナダ〜

国名: カナダ
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Old Town Lunenburg

カナダ東海岸沿いのルーネンバーグは、人口2千人余りの小さな港町です。18世紀にイギリスによって築かれた町は、当時の植民都市の姿をそのまま残している貴重な例として世界遺産になりました。「シリーズ世界遺産100」では、漁師町として栄えた町の姿から住民たちの生活の一端を紹介します。きれいな格子状につくられた町は、典型的なイギリスの計画的な植民都市のスタイルでした。道はどこも真っすぐですが、急勾配の坂道によく出くわします。ロンドンで立てられた設計図が現地の地形を全く考慮しないものだったからです。かつてルーネンバーグは北米随一のタラ漁の港として栄えました。造船業も盛んで船大工も多く、彼らが町の家々をつくりました。船用のペンキの余りで家を塗ったので、とてもカラフルな建物が並んでいます。今も町の家の多くが、18〜19世紀に船大工がつくった木造住宅です。その特徴は正面に付いた大きな出窓。出窓は、長期の遠洋漁業に出た漁師の夫が港に帰ってくるのを、妻が家からよく見えるようにと作られたものでした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ジェンネ旧市街」 〜マリ〜

国名: マリ
分類: 文化遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Old Towns of Djenne

西アフリカを流れる大河ニジェール川の中洲地帯にあるジェンネは、13世紀末から、サハラ砂漠を横断する金の中継地として繁栄した交易都市です。15世紀から16世紀にかけては、イスラム教布教の中心地ともなりました。町の中央には大モスクがそびえ立ち、その前の広場では毎週月曜日に市が開かれ、周辺から大勢の人々が集まります。ジェンネの日干しレンガで作られた旧市街が、世界遺産となっています。「シリーズ世界遺産100」では、町の人々が泥を上手に使って日干しレンガの家を建てたり、修理したりしている様子を紹介します。ニジェール川が運んできた泥は、川辺に寝かせておくと良い建築材料となります。泥から日干しレンガが作られ、レンガを積み重ねた上に、さらに泥を塗って壁が作られるのです。この泥の家は、摂氏50度にもなる日中の暑さを遮断する効果があります。また泥は、生活用品の材料となり、染物をする時などにも使われています。ジェンネ旧市街のシンボルとなっているのが、独特のフォルムをもった大モスクです。年に一度行われるモスクの化粧直しは、町の一大行事となっています。この日は町の人々が総出で泥を運び、大モスクの壁に一斉に昇って泥を塗り直すのです。その姿からは、泥と共に暮らす西アフリカの人々の圧倒的なエネルギーが感じられます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-09(再放送分) Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「モシ・オア・トゥンヤ/ビクトリアの滝」 〜ザンビア、ジンバブエ〜

国名: ザンビア、ジンバブエ
分類: 自然遺産
登録年: 1989年
遺産名(英語): Mosi-oa-Tunya / Victoria Falls

アフリカのザンビアとジンバブエの国境にまたがる巨大な滝。19世紀中頃、この滝を見つけたイギリスの探検家、リビングストンは、母国の女王に因んで「ビクトリアの滝」と名づけました。現地での呼び名は「モシ・オア・トゥンヤ」。「雷鳴のとどろく水煙」という意味です。100メートルを越す高さから落ちる滝の轟音は、周囲20キロ四方に響き渡り、水煙は500メートルにまで達します。「シリーズ世界遺産100」では、滝周辺の豊かな自然や、滝を頼りに生活する人々の暮らしをご紹介します。辺りは乾燥したサバンナ気候ですが、滝とその源であるザンベジ川周辺には、豊かな森や林が広がり、貴重な動植物を育んでいます。滝から15キロ離れた村では、人々は水煙を暦代わりに使い、とうもろこしなどを育てています。乾季の終わりに行われる雨乞いの儀式では、人々は、次の雨季に滝の水煙が高く上がり、たくさん雨が降るようにと祈ります。命をはぐくむ滝と水煙は、村人たちにとって聖なるものなのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「アルジャジーダのポルトガル都市」 〜モロッコ〜

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Portuguese City of Mazagan (El Jadida)

北アフリカモロッコの大西洋岸、カサブランカから90キロ南にアルジャジーダという小さな町があります。かつては「マサガン」というポルトガル名で呼ばれていました。「アルジャジーダ」というのは「新しきもの」という意味のアラビア語です。「シリーズ世界遺産100」では、ポルトガル人がインド航路開拓のために築いた城砦の町を紹介します。マサガンの町が築かれたのは1502年、ポルトガル人は自然の地形を利用し、海の上におよそ300メートル四方の要塞を築きました。インドに向かうポルトガル人の、アフリカにおける居住地域とするためでした。16世紀にはマサガンの都市開発も進み教会も作られましたが、1769年には蜂起したモロッコ軍に破れ、ポルトガル人は追い出されます。その後モロッコの王によって再建され、アルジャジーダという名前が与えられました。今世紀になりこの要塞からポルトガル人が作った貴重な遺跡が発見されました。司令官の館と思われる邸宅の地下で、巨大な貯水槽が見つかったのです。円柱の美しいゴシック建築で作られた、50メートル四方の地下室です。城壁の外から水が絶たれたときの非常用の貯水槽でした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ライヒェナウ」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Monastic Island of Reichenau

ドイツの南端、スイスとの国境に近いボーデン湖に、陸から続く一本の並木道が延びています。その先に広がるのがライヒェナウ島です。「幸せな島」という意味のこの島全体が、修道院の島として世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、中世の修道院跡が島の風景に溶け合い、まるで絵画のように美しいライヒェナウ島にご案内します。ライヒェナウ島は、中世にはベネディクト修道会の拠点として大きな役割を果たしました。8世紀、島には25の宗教施設が建てられました。当時のフランク王国は、まだ原始的な信仰が残るこの地域に、キリスト教を広めようとしました。そして、ライヒェナウ島はキリスト教布教の拠点としてだけでなく、中央ヨーロッパの美術の中心地としても発展していきます。9世紀末に建てられたザンクト・ゲオルク聖堂。この聖堂が美術史上名高いのは、ロマネスク以前の壁画があるからです。中世初期の聖堂の壁画装飾全体が残っていることは、極めて稀なことなのです。題材は「キリストの奇跡」。修道院の活動は19世紀はじめ、ナポレオンによって閉鎖されるまで、1000年続きました。一本の道だけで外界と結ばれたライヒェナウ島は、今も修道院時代の残照の中で輝いています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ポトシ市街」 〜ボリビア〜

国名: ボリビア
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): City of Potosi

ボリビアのポトシは、かつて日本の石見銀山と共に、世界の二大銀山に数えられていました。最盛期の17世紀には人口20万人を数え、南北アメリカ大陸最大の都市だったと言われています。しかし、その繁栄の陰には、先住民のつらい歴史が隠されていました。「シリーズ世界遺産100」では、ポトシ繁栄の時代と、今も尚、鉱山で働き続ける先住民の子孫の生活をご紹介します。16世紀半ば、ポトシで最初に銀鉱脈を発見したのは、先住民でした。しかし、地下は悪魔が支配するところと恐れ、手をつけませんでした。やがて、噂をききつけたスペイン人が、銀山を発見。大規模な採掘が始まります。しかし、山での危険な労働に駆り出されたのは、先住民と黒人奴隷たちでした。恐怖と空腹、疲労を紛らわせるため、彼らはコカの葉を噛み、アルコール度数70度を超える強い酒を含みながら働きました。しかし過酷な労働で命を落とす者は絶えず、一説にはスペイン統治時代、800万人が犠牲になったとも言われます。民族のつらい歴史が刻まれた山で、今も先住民の子孫たちが働いています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「アイアンブリッジ峡谷」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Ironbridge Gorge

イギリス中部のアイアンブリッジ峡谷は、イギリス産業革命の時代、鉄作りで栄えた一大工業地帯でした。その象徴ともいえるのが、峡谷の名前にもなっているアイアンブリッジ。1779年、世界で初めて作られた鉄の橋です。「シリーズ世界遺産100」では、世界初の鉄橋誕生の物語をご紹介します。18世紀に描かれた峡谷の絵には、川沿いに溶鉱炉が立ち並び、煙が立ち昇る様子が描かれています。一帯で、製鉄業が盛んになったのは、エイブラハム・ダービー1世が、画期的な製鉄法を開発したのがきっかけでした。最盛期、イギリスの鉄の4分の1を生産していたというこの場所に、鉄の橋の建設計画が持ち上がったのは、1777年のこと。推進役となったのは、エイブラハム・ダービー3世。製鉄業に革命をもたらしたエイブラハム・ダービー1世の孫でした。鉄材の接合には、従来の木組みの技術が使われました。アイアンブリッジは、建設から230年経った今も現役で、世界中から観光客を集めています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ドーセットと東デヴォン海岸」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 自然遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Dorset and East Devon Coast

イギリス南部の、ドーセット州からデヴォン州東部まで延びる海岸線155キロ。一帯は、2億5千万年前から始まる三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀へと続く中生代の地層が、連続して見られる世界で唯一の場所として、世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、珍しい地層の数々と、そこで見つけることのできるたくさんの化石をご紹介します。長い海岸線には崖がせり出していますが、地層の色は場所によって白や黄色、赤、茶色、灰色と様々です。このあたりでは、白亜紀(1.4億〜6500万年前)に地面が大きく東に傾いたため、通常ではなかなか見られない、それ以前の三畳紀(2.5億〜2億年前)やジュラ紀(2億〜1.4億年前)の地層が露になっているのです。特にジュラ紀の地層からは、アンモナイトや、海を泳いでいた爬虫類のイクチオサウルスなど多くの化石が見つかっています。アンモナイトの化石などはビーチで簡単に見つけることが出来、持ち帰るのも自由なので、一般の人々もあちこちで化石探しを楽しんでいます。取材中、珍しいイクチオサウルスの化石を見つけることもできました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ブレナム宮殿」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Blenheim Palace

イギリス南部、オックスフォード郊外にあるブレナム宮殿。王族のものではなく貴族の私邸ですが、その壮麗な建物と、広大なイギリス式庭園は、「宮殿」の名に相応しいものです。「シリーズ世界遺産100」では、この宮殿にまつわる二人のチャーチルの物語をご紹介します。一人目はジョン・チャーチル。18世紀初頭、スペイン王家の継承を巡ってヨーロッパの国々が戦った戦争で、ルイ14世率いる宿敵フランス軍を破ったイギリスの将軍です。喜んだアン王女が、武勲を称えて下賜したのが、ブレナム宮殿の始まりでした。物語の軸となる二人目は、ジョン・チャーチルから8代目に当たるウィンストン・チャーチル。第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた宰相です。彼は、叔父の家だった宮殿で生まれ、幼少の時から度々、宮殿で時を過ごしました。番組では、彼のお気に入りだったタペストリーや、図書室などの部屋と、それにまつわるエピソードをご紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ソルテア」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Saltaire

19世紀半ばの産業革命時に、イギリスの実業家タイタス・ソルトはソルテアという工場の町をつくり、その完璧さから後の産業集落や都市計画のモデルとなりました。「シリーズ世界遺産100」では、ソルトが町をつくった狙いとその町並みや施設の数々を紹介します。ソルトはアルパカの毛を使った織物製品で大成功した経営者です。当初工場はブラッドフォードという工業都市にありましたが、町は大気汚染や伝染病の蔓延という問題が悪化していました。生産性が上がらないと判断したソルトは、何もない土地に工場と労働者の町を築いたのです。工場には最先端の設備を供え、碁盤の目に区切られた町は安全性と清潔さを最優先したものでした。町には850軒の労働者住宅がきれいに並び、立派な公民館や病院などの公共設備も完備されました。これらは全て、工場の生産性を上げるためにソルトが建てたものですが、結果として理想的な都市造りとなったのです。晩年のソルトが建てた救貧院を見ると、町の人々が快適に暮らし長生きしたことがうかがえます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「バミューダの古都セント・ジョージと要塞群」 〜イギリス領〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Historic Town of St George and Related Fortifications, Bermuda

大西洋のアメリカ寄りに浮かぶイギリス領バミューダ諸島。島で最も古い町セント・ジョージは、新大陸におけるイギリス最初の植民都市でした。その時代の家並みがそのまま残る町と周囲の要塞群が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、美しい街並みと共に植民地時代の島の歴史や風習を紹介します。1609年、新大陸アメリカを目指していたイギリスの移民船がバミューダ沖で難破し、入植者たちは無人島だったバミューダに上陸し暮らすことになりました。これがきっかけとなり、島はイギリスの植民地となり、新大陸での最初の植民都市セント・ジョージができたのです。イギリスの軍事拠点であり、同時にアメリカとの貿易の中継地でもあった町は大いに栄えました。17〜18世紀につくられた石灰岩の真っ白な家が並ぶ美しい光景は、今もそのままです。一方、船乗りや兵隊があふれた町には荒くれ者が多く、町の治安を守るのも大変だったようです。番組では、当時行われていたユニークな刑罰の一つを紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ダーウェント渓谷の工場群」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Derwent Valley Mills

イギリス中部のダーウェント川流域に、17世紀から18世紀の産業革命初期に建てられた紡績工場が点在しています。これらの工場で史上初めて大量生産が行われて、近代工業産業の幕開けとなりました。「シリーズ世界遺産100」では、今も残されている工場や当時の織物機械から、産業革命によって近代の産業や社会が形作られていった様子を紹介します。1771年設立のクロムフォード・ミルは世界初の近代工場といわれます。ここで使われたのが水力紡績機で、この機械によって初めて均一の品質の製品を大量生産することができました。川沿いに工場が建てられたのは、水車による動力で機械を動かしたからです。当時は綿製品の需要が急激に拡大したため、次々と工場が建ちました。工場で働く賃金労働者も急増し、労働者階級という新しい階層が生まれました。工場の周りには、当時の労働者の集合住宅郡もそのまま残っています。これが初の社員住宅であり、団地の始まりです。産業革命によって、勤務時間に合わせて工場に出勤するという今までにない生活スタイルも生まれました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「ニュー・ラナーク」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): New Lanark

イギリス北部の村ニュー・ラナークは、18世紀末の産業革命時に造られた紡績工場と労働者住宅群から成る産業集落です。1800年に経営者に就任したロバート・オーウェンは、劣悪だった工場労働者の環境と生活水準の改善を実現して労働者の理想郷をつくろうと努めました。「シリーズ世界遺産100」では、オーウェンが労働者のために改革した施設や制度を紹介します。人道主義者だった彼は、工場の利益を労働者のためにつぎ込みました。村にある店舗はオーウェンが開いたもので、ここでは品物を一括購入で安く仕入れ、原価に近い値段で住人に売りました。このシステムは後に生活協同組合へと発展します。さらに労働時間の短縮や幼い子供の労働を禁止し、学校や病院を建設します。学校では独自の教育が施され、子供たちは最先端の学問や情操教育を受けることができました。改革の結果、工場の生産性が上がり、労働者への投資が会社の利益になることが初めて証明されました。そして、労働組合の設立など後の社会変革に大きな影響を与えることとなったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L





●シリーズ世界遺産100 「グウィネズのエドワード王の城郭群」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd

イギリス南西部のグウィネズ地方は、かつてウェールズ公国が支配した土地です。しかし13世紀、イングランドのエドワード一世がウェールズを征服。支配の拠点となる城を次々に建てました。その中で、保存状態のよい4つの城跡が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、そのうちの一つ、コンウィ城を取り上げます。1287年に完成した中世城郭建築の傑作です。エドワード一世は、城とともに、城壁で囲んだ町も造り、中にイングランド人だけを住まわせました。城は、大きく二つに分かれていました。門に近い部分には、家臣たちの集会所や住まい、食糧や武器の倉庫、台所などがあり、その奥が、王や后たちの生活する空間でした。興味深いのは、王たちの使った聖堂です。祭壇の後ろの壁に小さな部屋があり、王や高貴な人々は、そこの小窓から祭壇の様子を覗きながら、ミサに参加したといいます。なぜ隠れる必要があったのか、確かなことはわかりませんが、身の安全のためだったとも言われています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo --->地デジ VAIO-L



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