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●日曜美術館 「二人の“キャパ”」

兵士が銃で撃たれる瞬間を捉えたと言われる「崩れ落ちる兵士」。ノルマンディー上陸作戦の最前線を命がけで撮影した「Dディ」など、戦争の現実をカメラで追い続けた「ロバート・キャパ」。世界で最も偉大な戦場カメラマンと称されるその名が、実はある二人のカメラマンが、成功を夢見て作り上げたものだったことはあまり知られていない。キャパの本名はアンドレ・フリードマン(1913−1954)。駆け出しのカメラマンだった頃、雑誌社に写真を売り込むため、ある戦略を思いつく。それは、ロバート・キャパという架空のカメラマンを作り出し、その名前で写真を発表するというものだった。やがて、世界にその名をとどろかせる“キャパ”。しかしその戦略は、ある人物の存在なしには成し遂げられなかったといわれている。“キャパ”の恋人であり、“キャパ”の写真にも大きな影響を与えたといわれる、ひとりの女性戦場カメラマン。“キャパ”の名が伝説となる一方で、その女性は、戦場で命を落とし、歴史の舞台から忘れ去られていった。しかし近年、ようやくその作品に光が当てられるようになり、今、横浜美術館で、ふたりの大規模な写真展が開かれている。番組では、日本初公開を含む貴重な写真を紹介、これまでにない視点から、伝説のカメラマン“ロバート・キャパ”の実像に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2013-03-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●NHK SPECIAL 「沢木耕太郎 推理ドキュメント 運命の一枚」 〜“戦場”写真 最大の謎に挑む〜

これは、作家沢木耕太郎さんの取材と思索を軸に、テレビ60年にふさわしい映像表現・分析手法を駆使して、現代史の謎に迫るドキュメンタリーである。戦争報道の歴史の中で、最大の謎と言われる一枚の写真がある。「最も偉大な戦場カメラマン」と称されるロバート・キャパ(1913〜54)が、スペイン内戦のさなかに撮った「崩れ落ちる兵士」である。銃弾によって身体を撃ち抜かれた兵士の「死の瞬間」を捉えたとされるこの写真は、フォトジャーナリズムの歴史を変えた傑作とされ、それまで無名だったキャパを時代の寵児に押し上げた。だが、この「奇跡の一枚」は、真贋論争が絶えない「謎の一枚」でもあった。ネガは勿論、オリジナルプリントもキャプションも失われており、キャパ自身も詳細について確かなことは何も語らず、いったい誰が、いつ、どこで撃たれたのか全く不明なのだ。キャパに魅せられた沢木耕太郎氏は、20年近くこの謎を追い続け、今意外な「真実」にたどり着こうとしている。それは、自殺願望があると噂されるほど危険な最前線に赴き、ついに戦場で命を落とすことになったキャパの「人生の秘密」を解き明かすものでもあった。番組は、沢木さんの新事実発掘と思索の旅に同行、さらに最先端のCG技術を駆使し、「崩れ落ちる兵士」がどのような状況で、そして誰の手によってカメラに収められたのか、世紀の謎に迫っていく。
(text from NHK site)

NHK総合 50min 2013-02-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●NHK SPECIAL 「魂の旋律」 〜音を失った作曲家〜

“現代のベートーベン”と呼ばれる日本人がいる。佐村河内守(サムラゴウチ マモル)、49歳。14年前に原因不明の病で両耳の聴力を失いながら、クラシック作品の中で最も困難とされる交響曲を書き上げた。現存作曲家の交響曲が演奏される事がほとんどない中、彼の「交響曲第一番“HIROSHIMA”」は、広島、東京、京都、大阪など5回も演奏されただけでなく、一昨年発売されたCDは、音楽チャートでTOP10入りを果たしJ-POPと上位を競うなど、“偉業”とも言える空前のヒットを記録した。そんな彼が、今取り組んでいるのは、東日本大震災の被災者へ向けたピアノ曲「レクイエム」。彼の曲に勇気づけられたと、多くの被災者から声が届いたことを受け、“鎮魂”の思いを強く願うようになったのだ。しかし、震災を体験した訳でもない自分に、納得できる鎮魂曲が作れるのか…。被災地を訪ね、被災した人たちとの交流を深めるなど、佐村河内の格闘の日々が続いている。番組では、音のない世界の住人、佐村河内がいかにしてレクイエムを完成させるのか。3月上旬に予定されている宮城での演奏会に向けた制作現場に密着。さらに、彼の交響曲に救いを見いだした被災者たちの取材も加え、“命を削り、音を紡ぐ”作曲家・佐村河内守の実像に迫る。
(text from NHK site)

NHK総合 50min 2013-03-31 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo

> Nスペ公式サイト 2014-02-05
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NHKスペシャルでは、去年3月31日、「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」と題し、両耳の聴力を失った作曲家として、佐村河内守氏を紹介いたしました。しかし佐村河内氏が、NHKに対して、自らは作曲しておらず、代わりに作曲していた人物がいることを明らかにしました。佐村河内氏は、「曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない」と話しています。NHKは、放送当時、本人が作曲していないことに気づくことができませんでした。視聴者の皆様や、番組の取材で協力していた方々などに、深くお詫び申し上げます。

> <佐村河内さん別人作曲>偽りのメロディー 失望と憤り 毎日新聞 2014年2月5日(水)11時51分配信
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「交響曲第1番 HIROSHIMA」で表現した核廃絶への思いや、「ピアノのためのレクイエム」に込めた東日本大震災の被災者を悼む心は「本物」と信じたい−−。5日未明、被爆2世で耳の聞こえない作曲家として知られる佐村河内(さむらごうち)守さん(50)が突然、報道各社へのファクスで「楽曲の作成は別人」と告白した。だが「精神的な不調」を理由に詳しい説明はなし。広島や被災地では失望の声が上がり、業界関係者らの間では怒りと戸惑いが渦巻いた。
◆広島市民賞の取り消しも
佐村河内さんは2008年11月、市民に夢と希望を与えた人物・団体を表彰する「広島市民賞」を受賞。市秘書課は「事実であれば大変残念。賞の取り消しの可能性もある」と示唆した。昨夏、佐村河内さん作曲とされる合唱曲「レクイエム・ヒロシマ」の上演に関わった広島県合唱連盟顧問の山本定男さん(82)=広島市東区=は「本当ですか」と絶句。自身が14歳の時に被爆しており「我々を欺いたことが許せない」と憤った。「思いに共感したからこそ上演を手伝った。根底には広島の思いを後世に伝えたいという純粋な思いがあったと信じたい」また、「HIROSHIMA」を初演した広島交響楽団の井形健児事務局長は「クラシックの明るい話題ができたのに、どうしてこのようなことになったのか。残念でならない」と話した。【高橋咲子、中里顕、黄在龍】
◆被災地「思い入れあった」
被災地への思いを込めた「ピアノのためのレクイエム」の初演コンサートは昨年3月10日、宮城県石巻市で開かれた。津波で母を失った少女にささげられた鎮魂曲で、コンサートには佐村河内さん本人の他、この少女を含む約250人が参加した。津波でかつての教え子を失い、演奏に涙を流して聴き入った石巻市の元小学校教諭、宝鈴子さん(58)は「思い入れがあり、感謝もしていた。せめてこの曲だけは偽りのないものであってほしい」と話した。仙台市青葉区でピアノ教室を開いている女性(37)は「被災地を題材にしたNHKの特集を見て感動したのでショックだ。天才だと思っていた。人気が出て、引くに引けなくなったのだろうか。それでも被災地への思いは変わらないと信じたい」と肩を落とした。【平川哲也、金森崇之】
◆コンサート会場、CD店対応苦慮
佐村河内さんのCDを販売してきた日本コロムビアは「驚愕(きょうがく)しており、大きな憤りを感じております」とのコメントを発表した。「自身が作曲した作品」と説明を受けていたとしつつも「商品の発売元として責任を痛感しており、深くおわび申し上げます」と謝罪。佐村河内さん名義のCD3枚とDVD1枚の出荷を停止し、インターネットなどでの楽曲配信も停止した。タワーレコード広報室の担当者は「レコード会社が何か判断すれば商品を撤去することがあるかもしれないが、すぐに撤去することはない」と話した。佐村河内さん関連の全国ツアーを主催、制作する「サモンプロモーション」(大阪市)の担当者は「当社主催の公演はキャンセルし、チケットは払い戻す予定。その他の公演も同様の措置になるのではないか」と話した。4月11日に全国ツアーがある「東京エレクトロンホール宮城」(仙台市)の担当者は「主催者からまだ連絡が来ておらず、寝耳に水の状態。どう対応すれば良いのか」と困惑していた。【前谷宏、福田隆】
◆本人は
横浜市保土ケ谷区にある佐村河内さんの自宅マンション前には早朝から複数の報道陣が駆けつけたが、インターホンに反応はなかった。代理人弁護士が所属する横浜市中区の法律事務所は「現在対応できない。問い合わせについては質問状を送付してもらえれば電話で答える」と回答した。【飯田憲】





●クローズアップ現代 「音楽にすべてをささげて」 〜“左手のピアニスト” 舘野泉〜

広い音域と豊かな音色から“楽器の王”と称されるピアノ。その300年以上に及ぶ歴史に左手一本で新たなページを刻み続けるピアニストがいる。舘野泉さん75歳。10年前脳出血で倒れ右半身不随になったが、その後2年かけて左手だけの奏法を習得し「左手のピアニスト」として復活した。左手だけで弾くという制約から、舘野さんは左手の親指と人差し指でメロディ、残りの指で和音を弾き分けるなど常識を覆す奏法で、独特の“うねり”を生む。そして、音楽の世界に身をゆだね、その深い本質を紡ぎだす。その音楽に魅了された国内外の作曲家たちが舘野さんのために「左手の曲」を次々と制作、今世界で最も豊かで多彩な「左手の音楽」は日本にあると国際的に注目されるまでになった。この5月から2年かけて、左手の音楽の集大成のツアーに挑む館野さん。更に、新しい境地を切り拓こうとしている舘野さんの生き様とその音楽の魅力に迫る。(NO.3201)
(text from NHK site)

NHK総合 28min 2012-05-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●クローズアップ現代 「フィルム映画の灯を守りたい」 〜デジタル化の嵐の中で〜

今年3月、国内最大手のフィルム映写機メーカーが破産し、半世紀の歴史に幕を下ろした。その背景には「フィルム」を廃し、「デジタルデータ」で配信することで、莫大なフィルム現像コストや映写技師の人件費を削減しようというアメリカ・ハリウッドを始めとした大手配給会社の思惑がある。国内では既に、大手シネコンの8割以上がフィルム映写機を使わなくなり、来年には「完全デジタル化」が完了するとも言われる。その一方、ミニシアター等の小規模映画館の閉館が相次ぎ、フィルムで世界中の多様な映画が上映されてきた環境は失われようとしている。映画の代名詞だった「フィルム」は消えてしまうのか? 映画の灯を守り続けてきた映写機技術者や映写技師の“今”を見つめ、考える。(NO.3206)
(text from NHK site)

NHK総合 28min 2012-05-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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