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●シリーズ世界遺産100 「ブリュッセルのグラン・プラス」 〜ベルギー〜

国名: ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): La Grand-Place, Brussels

ベルギーの首都ブリュッセル、その中心部にある大広場グラン・プラスは、四方を15〜17世紀の歴史的な建造物で囲まれています。その壮麗さは、文豪ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と称したほどです。見事なゴシック建築の市庁舎を中心に構成された広場の周りの建物は、その7割がギルドハウスと呼ばれる職人や商人の同業組合の集会所です。どれも華麗な装飾で飾られており、ブリュッセルがギルドを中心に繁栄した町であることが分かります「シリーズ世界遺産100」では、ギルド繁栄の元になったのがタペストリーであったことを紹介します。周りを大国に囲まれたブリュッセルは、常に外国の支配を受けてきました。その中で町を守ろうと対抗したのがギルドです。織物業が盛んだった町の職人たちは技術を駆使して絵画のようなタペストリーを作ります。それがヨーロッパの王侯貴族たちの間で爆発的な人気を得て、ギルドは大金を得て力をつけたのです。町に繁栄をもたらしたギルドの象徴として広場は今も市民たちに愛されており、祭りでは花で広場を埋め尽くすフラワーカーペットが催されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カサス・グランデスのパキメ遺跡」 〜メキシコ〜

国名: メキシコ
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Archeological Zone of Paquime, Casas Grandes

アメリカとの国境近くの砂漠地帯、カサス・グランデス。ここに残されたパキメ遺跡は、数あるメキシコの遺跡の中でも異彩を放つものです。14世紀頃に最盛期を迎えたとされる遺跡は、北と南の先住民たちが交流し合った商業都市として大いに栄えました。「シリーズ世界遺産100」では、現在見られる遺跡からかつての町の特徴を探り、その繁栄ぶりを紹介します。パキメ遺跡はまるで巨大な迷路のような姿ですが、これは壁だけが残った町の遺構です。交易の要衝として栄えた町は、敵の襲来から守るために複雑な造りの集合住宅になったと考えられます。その住宅には水道設備が完備しており、離れた温泉から各家に水路が引かれてセントラル・ヒーティングの設備もあったと思われます。豊かだった町の遺跡からの出土品を見ると、はるか遠方からの品物や文化がここに持ち込まれていたことが分ります。中でもユニークなのは、南のグアテマラから運ばれたコンゴウインコが大切に飼われていた跡が見られることです。コンゴウインコは神の使いとされていた鳥で、先住民たちの交易範囲の広さがうかがえます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「テ・ワヒポウナム2」 〜ニュージーランド〜

国名: ニュージーランド
分類: 自然遺産
登録年: 1990年
遺産名(英語): Te Wahipounamu - South West New Zealand

ニュージーランド南東部に位置する広大な自然遺産テ・ワヒポウナムでは、手付かずの荒々しい自然の姿が見られます。切り立った急峻な山々と深い谷が連なっていますが、これは氷河が大地を削り取った跡です。その谷に海水が流れ込み細長い入江になったのがフィヨルドで、海から直接、山の原生林へとつながっています。「シリーズ世界遺産100」では、フィヨルドの海に棲む貴重な生き物たち、特に森に暮らす珍しいペンギンを中心に紹介します。この地域にしか生息しないフィヨルドランドペンギンは、夏は海にいますが冬になると繁殖のため森の中に入ります。森の奥深くの洞窟の中が温度や湿度が安定し、天敵もいないため子育てに向いているからです。親ペンギンはヒナを育てるため毎日、餌場である海と森の奥深くを何回も往復します。1時間近くかかる山中の道のりを、ペンギンたちは器用に歩いていきます。太古の時代にはペンギンは森に長い時間暮らしていたと思われ、フィヨルドランドペンギンは原始のペンギンの生活を受け継ぐ貴重な生きものなのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-06-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「エディンバラ市街」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Old and New Towns of Edinburgh

イギリス北部のスコットランドは1707年にイングランドに併合されるまで、独立した王国として独自の歴史と文化を育んできました。その首都だったエディンバラは古い歴史を持った町で、中世の街並みが残る旧市街と18世紀後半に建設された新市街の両方が世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、バグパイプ吹きのお爺さんの案内で、旧市街を中心に歴史の町を散策していきます。エディンバラ城は町のシンボルで、要塞化した姿はイングランドとの戦いに明け暮れた歴史を如実に表しています。旧市街の石畳の通りを歩けば、キルト姿の男性に会うことができます。伝統の衣装キルトを着けることは、自分がスコットランドの男であることを主張しているのです。町には不気味な裏通りや教会が多くあり、幽霊話も語られています。古い町には、戦争や疫病で大勢の人が死んだ歴史もあるのです。ミステリアスな雰囲気を併せ持つエディンバラ、この町で「ハリー・ポッター」の小説も執筆されました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ブレナヴォンの産業景観」 〜イギリス〜

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Blaenavon Industrial Landscape

イギリス南西部のブレナヴォンは、ボタ山と溶鉱炉の廃墟が点在する、静かな町。しかし、18世紀から19世紀にかけては、イギリスの産業革命を引っ張り、活気に満ちていました。繁栄を支えたのは、石炭と鉄です。「シリーズ世界遺産100」では、町に残る遺産を二箇所、ご紹介します。一つ目は、ビッグピットと呼ばれる炭鉱跡。現在は国立石炭博物館になっています。地下100メートルの坑道では、多くの鉱夫が昼夜、危険で苛酷な労働に従事していました。暗く、狭い坑道を一メートルずつ掘り進めては、崩落を防ぐための支柱を立てる。その繰り返しで、一日12時間働いたといいます。坑道には、馬小屋もありました。石炭を運ぶ荷役として、馬が使われていたのです。次にご紹介するのは、非常に良い保存状態で残っている製鉄所。地元で取れる豊富な鉄鉱石と石炭を利用して作られる鉄は、ブレナヴォンからイギリス全土、そして海外にも運ばれました。鉄道のレールにもなり、イギリスの産業革命を推し進める重要な役割を果たしました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-07-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フェルクリンゲン製鉄所」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Volklingen Ironworks

1871年ドイツ帝国が成立すると宰相ビスマルクは工業化を促進し、フランス国境に近いフェルクリンゲンに製鉄所を建設しました。この地方では鉄鉱石と製鉄の原料となる石炭が豊富に埋蔵されていたからです。「シリーズ世界遺産100」では、フェルクリンゲン製鉄所で開発された設立当時の最新技術とそれが世界の製鉄産業に広まった理由を伝えます。フェルクリンゲン製鉄所の技術で何が画期的なのかというと、それはエネルギーと資源のリサイクルという思想です。ガス送風炉では高炉で用いる燃料を作りますが、高炉から吐き出る熱エネルギーを再利用していました。いわばエネルギーの循環です。また従来は鉄鉱石を研磨する時に出来る鉄の粉は廃棄されていました。しかしフェルクリンゲン製鉄所では、この鉄の粉を焼結炉で再び固形の素材に戻し、それをまた高炉に入れ鉄の原料に使っていたのです。徹底的に資源の有効利用を図ったこのシステムはその技術とともに世界へと広がって行きました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アルベロベッロのトゥルッリ」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): The Trulli of Alberobello

イタリア半島の踵に位置するプーリア州のアルベロベッロ。そこには、おとぎの国のような円錐形のとんがり屋根の家々が立ち並びます。トゥルッリと呼ばれるそれらの家は、石灰岩を積み重ねただけで作られています。このユニークな建築の大集落が誕生したの16世紀後半、そこには、スペインという大国に支配された南イタリアの農民の歴史が凝縮されています。「シリーズ世界遺産100」では、石灰石を積んだだけの建築様式が南イタリアで広 まった歴史的な背景を紹介します。16世紀、南イタリアはスペイン王国に支配されます。それに伴い、大土地所有を基本とする荘園制が広まってゆきました。当時、新興の開発地域だった東海岸一帯には、周辺から農民たちが集められ、新しい村が次々誕生しました。もともと南イタリアの大地は、石灰岩地層が広く覆い、痩せた大地が広がります。そこでの農業はオリーブしか育たず、小作人は厳しい生活環境にさらされていました。トゥルッリには釘やセメントなどの接着のための建材は一切使用されていません。農民達は厳しい生活環境の中で知恵を絞り、足下を掘ればすぐに手に入る石灰岩を使い、独自の建築様式を発展させたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「デルモンテ城」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Castel del Monte

イタリア南部に広がるのどかな田園地帯の丘の上には、一風変わった形状の城が築かれています。八角形の中庭のまわりに八角形の塔を8つ配したデルモンテ城。独特な形には、城を築いた神聖ローマ帝国の皇帝・フェデリコ2世の思いが込められていました。「シリーズ世界遺産100」では、城に施された当時の斬新な設備、そして、十字軍とイスラム軍が聖地を奪い合う時代背景の中、十字軍のリーダーが八角形に託した願いを紹介します。この城が築かれた13世紀、キリスト教勢力は聖地エルサレムをめぐりイスラム軍と激戦を交わしていました。十字軍の拠点となったイタリアには、戦いの戦利品が持ち込まれましたが、天文学、数学、化学、哲学など多くの面で高い水準を誇るイスラム文化に人々は驚きました。時の皇帝、フェデリコ2世もまた、その優れた文化に感嘆しイスラムとの争いが不毛である事に気づき始めます。そして、友好の願いを込めてイスラムの技術を各所に散りばめたデルモンテ城を建てさせました。戦いの場所ではなく、人を招待する場所として作られたこの城からは、剣の音ではなく楽しそうに語り合う声が聞こえてきたことでしょう。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「オルチャ渓谷」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Val d'Orcia

イタリア・トスカーナ州のオルチャ渓谷は、なだらかな丘に、円錐形の糸杉が、まるで絵画のように絶妙に配置された、美しい田園地帯。小麦やオリーブのほか、トスカーナワインの産地としても知られています。しかし、13世紀まで、一帯は、不毛の地でした。「シリーズ世界遺産100」では、不毛の大地を開墾し、豊かな田園地帯へと変えていった土地の人々の歴史をご紹介します。このあたりは、大昔、海底だったため、塩分が多く、しかも粘土質。誰も手をつけない荒れ果てた土地でした。しかし、14世紀に入り、地主であった商人は、農民たちに、「一生懸命、開墾すれば、収穫の半分を農民のものとする」という好条件を提示。奮起した人々は、次々と開墾を進めてゆきました。同時に彼らは、はじめて「景観」というものを意識し、耕作ができるだけでなく、見た目にも美しい「理想郷」を作ろうとしました。現在のオルチャの独特の景観は、こうした人々の不断の努力によって作り上げられたものなのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カールスクローナの軍港」 〜スウェーデン〜

国名: スウェーデン
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Naval Port of Karlskrona

スウェーデンの南、直径2キロメートルほどの島にある街、カールスクローナ。300年間、どの国からも攻撃を受けることがなかった難攻不落の海軍都市です。基地の一部は、現在もスウェーデン海軍に現役で使用され、街の中には当時の貴重な建造物が残っています。「シリーズ世界遺産100」では、そんな貴重な海軍の街の風景を紹介します。いちばんの特長は、海軍の港と街が一体化した造りです。17世紀にスウェーデンを強い軍事国家へと築き上げたカール11世は、バルト海を支配するために、地形が複雑に入り組んだ沿岸に海軍基地を作りました。街は「カールの王冠」という意味です。街全体を守るように築かれた7つの要塞が、頑丈な石造りのまま残っています。さらに軍港の中には、木製のクレーンや石を敷き詰めて造ったドックもあります。中心の広場には、街のシンボルとなる二つの教会があります。一つは塔が特徴のスウェーデン人のための教会。そして、もう一つは丸い天井が特徴のドイツ商人のための教会。ドイツ商人は、貿易の途中に強固に守られたカールスクローナに立ち寄り、住み着くようになったのです。街は、軍の関係者だけでなく商人などさまざまな人々によって、さらに大きく発展していきました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「プエブロ・デ・タオス」 〜アメリカ〜

国名: アメリカ
分類: 文化遺産
登録年: 1992年
遺産名(英語): Pueblo de Taos

アメリカのニュー・メキシコ州にあるタオスは、14世紀頃から先住民が定住し今も昔のままの先住民集落の姿を残している貴重な村です。ここでは独特な姿をした住居だけでなく、住人たちの生活そのものが昔のままなのです。「シリーズ世界遺産100」では、タオスの家とそこに暮らす人々に取材し、アメリカ先住民の伝統を大切に引き継いでいる様子を紹介します。日干しレンガを重ねた四角い大きな家は集合住宅で、今も人が暮らすアメリカ最古の家といわれます。その伝統を守るために、家には今でも電気水道がありません。昔のままの姿を保つため、禁止されているのです。家には今はドアが付いていますが、19世紀までは入口がなく屋根に開いた窓から出入りしていました。敵の部族の襲撃を防ぐためでした。タオスの住人たちは家と同様に、先住民独自の文化をとても大切に伝承しています。土を盛った竈では、昔ながらの方法でパンを焼きます。そして、若者たちには部族の踊りを伝えます。勇壮に舞うその踊りには、先住民の誇りの高さが表されているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「革命的噴水の庭」 〜ティボリのエステ家別荘〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Villa d'Este, Tivoli

イタリア・ローマ近郊のティボリは、古代ローマ時代から上流階級の別荘地でした。その中でエステ家別荘は「イタリア一美しい」と称えられる噴水庭園で知られます。「シリーズ世界遺産100」では別荘を築いたルネサンス時代の枢機卿、イッポリート・デ・エステに注目し、なぜここまで噴水に情熱を注いだかを探ります。土地の高低差と近くの川の水を生かして造られた噴水は500以上。ギリシャやローマの神話をモチーフとする優美なものから、当時の技術の粋が集められたオルガン噴水まで、見る者を飽きさせません。芸術的な噴水と豊かな自然が溶け合った庭園は、後のヨーロッパの庭園建築にも大きな影響を与えました。しかしこの別荘は、イッポリートがローマ教皇を巡る争いに敗れた結果、出来たものでした。失脚の悔しさを芸術に昇華させようという思いがルネサンス庭園の傑作を生み出したのです。イッポリートの強い思いと職人たちの技が結実した噴水は当時の人々を驚かせ、「噴水史上の革命」とまで言われました。番組ではバックに作曲家フランツ・リストがこの庭園にインスピレーションを得て作った「エステ家の噴水」が流れます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ニューカレドニアのラグーン」 〜フランス〜

国名: フランス
分類: 自然遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語):Lagoons of New Caledonia: Reef Diversity and Associated Ecosystems

オーストラリア大陸の東に浮かぶフランス領・ニューカレドニア。点在する島々を取り囲むラグーン(礁湖)が、2008年、世界自然遺産に登録されました。「シリーズ世界遺産100」では、美しいサンゴの海と、海の恵みによって生きる先住民族カナックの暮らしをご紹介します。ニューカレドニアのラグーンに生息するサンゴはおよそ500種。その種類は面積で世界一を誇るあのグレートバリアリーフをもしのぎます。サンゴのもたらす栄養は豊かな生態系をはぐくみ、多くの珍しい魚やウミガメが泳ぎまわっています。その恵みを利用して暮らしているのがカナックの人々です。彼らは、自分たちの命を生かしてくれる自然に感謝し、部族ごとに特定の生き物を「霊獣」としてあがめてきました。霊獣はたとえばウミガメ。年に一度の収穫祭の時だけ、食することが許されています。そうすることで新たに生きる力と霊力を得られると信じられています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「トランシルバニアの要塞教会の村落」 〜ルーマニア〜

ルーマニア北西部のトランシルバニア地方。「トランシルバニア」は、ラテン語で「森のかなたの国」を意味し、その名の通り、うっそうとした森や牧草地が広がっています。しかし、のどかな風景とは裏腹に、村々には「要塞教会」と呼ばれる堅固な教会が点在しています。「シリーズ世界遺産100」では、なぜ、祈りの場である教会が、戦いのための要塞と化したのか、その謎を解き明かします。15世紀、強大なオスマン帝国は、神聖ローマ帝国やハンガリー王国への侵攻を狙っていました。そして、ちょうどその通り道にあったトランシルバニア地方は、しばしば戦いの舞台となったのです。当時、この地域に住んでいたのは、神聖ローマ帝国から移住してきたドイツ系の人々。職人として高い技術を持ったドイツ系の人々は、異国の地で身を守るため、村の中心にある教会を要塞化しました。番組では、難攻不落だったプレジュメル要塞教会の内部をご紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イグアス国立公園」 〜アルゼンチン、ブラジル〜

国名: アルゼンチン、ブラジル
分類: 自然遺産
登録年: 1984,1986年
遺産名(英語): Iguacu National Park

アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアス国立公園。その中心にイグアスの滝があります。イグアスとは先住民の言葉で「巨大な水」を意味します。およそ3キロメートルの間に270もの滝があり、流れ落ちる水量は世界最大です。「シリーズ世界遺産100」では、その迫力ある滝の魅力を、たっぷりとご紹介します。大自然の驚異を体験しようと、ここを訪れる観光客は年間130万人。ボートで滝壺の間近まで行く人気のコースに、取材カメラも同行しました。まるで、土砂降りの雨に突っ込んでいくようなスリルです。観光客も全身びしょ濡れですが、あちこちのボートから歓声が上がります。滝には、アルゼンチン、ブラジルの両側から遊歩道も延びており、水の迫力を様々な角度から楽しむことが出来ます。特に、一番奥の「悪魔ののど笛」と名づけられた滝は、その名の通り、すさまじい轟音を周囲に響かせながら、落下し、水煙の中には、次々と虹が現われます。その壮大な景観には、大自然への畏敬の念を感じずにはいられません。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「三清山国立公園」 〜中国〜

国名: 中国
分類: 自然遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Mount Sanqingshan National Park

三清山は、中国江西省にある2000メートル級の山塊です。古来、不老不死の仙人が住む深山と信じられてきました。世界遺産100では、岩と雲が織りなす三清山の絶景とあつい信仰心を胸に道教ゆかりの山に集う人々をご紹介します。三清山は花崗岩が数億年に及ぶ風化作用などで浸食され、様々な姿をした岩が林立する景観を作り出しました。直立した巨大な蛇に見立てられた高さ128メートルの岩や、女神が正座した端正な姿に見える岩など見事な自然の造形美が広がります。そして、沿岸部に近く海からのしめった風が吹き付けるため、常に雲に彩られています。そうした幽玄な美が評価されて三清山は2008年、自然遺産に登録されました。この山はまた、1700年ほど前から、不老不死の仙人が住むという「仙境」として人々に知られてきました。仙人になることをめざす中国独特の宗教「道教」の修行の場であった山では、今も山中の寺院「三清宮」を拠点に道教の修行者「道士」たちが出家修行に打ち込んでいます。道教が教える宇宙の根源「気」を体に取り込むため早朝から始まる座禅。三清山に抱かれて、仙人の境地を求める道士たちの修行が続きます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-08-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「モントロワピトン国立公園」 〜ドミニカ〜

国名: ドミニカ国
分類: 自然遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Morne Trois Pitons National Park

カリブ海の東、噴火によって隆起した火山島の一つにドミニカ島があります。モントロワピトン国立公園はこの島の高地に広がり、熱帯雨林の豊かな自然が残る地域です。モントロワピトンとは、フランス語で「3つの峰を持つ山」。公園の中心です。「シリーズ世界遺産100」では、貿易風がもたらすたくさんの雨にはぐくまれた豊かな自然をご紹介します。熱帯雨林の湿気が緑のコケを育て、岩や木々を覆い尽くしています。豊富な水は、滝や川となって、森に住む多くの生き物たちの命を支えます。火山島であるドミニカ島にはたくさんの温泉があり、トレッキングに訪れた人々の憩いの場になっているのです。山ろくには今でも活発に火山活動が続いている谷があり、その近くには沸騰する湖があります。直径63メートル、温度は95度以上。大量の雨がしみこんだ地下水が溶岩の熱で沸騰しているのです。豊富な水と火山のエネルギーが作り上げた大自然をご堪能ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「建築家ヴィクトール・オルタの邸宅」 〜ベルギー〜

国名: ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Major Town Houses of the Architect Victor Horta (Brussels)

ベルギーの首都、ブリュッセル。この街には一つの時代を画した歴史の紋様が刻み込まれています。いまからおよそ110年前。ヨーロッパを中心に一つの芸術運動が巻き起りました。新しい芸術を意味する「アール・ヌーヴォー」です。アール・ヌーヴォーは、植物や女性の髪などをモチーフに華麗で流動的な曲線を特徴とした装飾様式のことで装飾品のみならず建築物にも影響を及ぼしました。ブリュッセルがアール・ヌーヴォー建築の発祥地なのです。1893年に建てられた大学教授タッセルの私邸があります。アール・ヌーボー建築の始まりはこの邸宅からでした。設計したのは建築家ヴィクトール・オルタ。一般の住宅に鉄やガラスをふんだんに取り入れたオルタ設計の建築物は、重厚な石造りの家が主流であった当時の建築界に大きな衝撃を与えました。時にオルタ32歳。彼はこの設計でその名を不朽のものとしたのです。今回ご紹介するのは、このタッセル邸のほかオルタ自身の自宅兼アトリエとして建てられた邸宅です。アール・ヌーヴォー建築の粋を極めた邸宅にはオルタの美意識が隅々にまで行き渡っています。しばしの間アール・ヌーヴォーの装飾美をご堪能ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「リヨン歴史地区」 〜フランス〜

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Historic Site of Lyons

フランス第二の都市リヨンは、ソ−ヌ川とロ−ヌ川の合流地点に位置し、交通の要衝として古代ロ−マ時代から商業が栄えてきました。15世紀後半に始まった絹織物業は17世紀に大きく発達し、19世紀前半にはリヨンはヨ−ロッパ最大の絹織物業都市となりました。古代、中世、近世の建築物が数多く残されています。「シリ−ズ世界遺産100」では、リヨンの繁栄を支えた印刷業と絹織物業の痕跡を旧市街に訪ねます。リヨンの旧市街の一角には印刷博物館があります。15世紀にカラ−の挿絵を印刷する技術が発明されると、リヨンは印刷業で栄えるようになります。博物館では子どもたちが体験しながら印刷について学ぶことができます。旧市街のはずれに「絹の丘」と呼ばれる場所があります。18世紀から19世紀にかけて、何千もの絹織物の工房が集まっていたところです。昔のままに残された工房には、マリ−・アントワネットに献上された花柄の布や、ナポレオンが作られた服などが飾られています。「絹の丘」の街中には、通りに面した入口から建物の合間を通り、中庭を抜け、ふたたび通りに出る長い通路があります。トラブ−ルと呼ばれるこの通路は、職人が雨の日でも絹織物を濡らさずに運べるように作られたものだったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「D・F・ウォーダの蒸気ポンプ場」 〜オランダ〜

国名: オランダ
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Ir.D.F. Woudagemaal (D.F. Wouda Steam Pumping Station)

オランダ北部のフリースラント州は、湖水地域でヨットのセーリングで人気があります。この州のレマーという町に蒸気ポンプ場が出来たのは1920年でした。今も現役で稼動している蒸気ポンプ場は貴重な産業遺産となっています。「シリーズ世界遺産100」では、現在稼動している世界最大の蒸気ポンプ場の様子を伝えます。ポンプ場には、設計したオランダの建築家D・F・ウォーダの名が付けられています。レマーの町は長年水害に悩まされていました。雨が続いたりすると町の運河が増水したのです。そのため運河の水をくみ上げ町の外側の湖に排出しなければなりません。かつては風車によって対応していましたが十分ではありませんでした。ポンプ場の完成により町は完全に水害から開放されたのです。蒸気ボイラー室は当初石炭燃料でしたが、20世紀後半に重油に代わりました。4つの蒸気エンジンが稼動し、1日に下げられる町の運河の水位は4センチです。現在1年平均45日間稼動しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ココ島国立公園」 〜コスタリカ〜

国名: コスタリカ
分類: 自然遺産
登録年: 1997,2002年
遺産名(英語): Cocos Island National Park

中米コスタリカの沖合い550キロメートルに浮かぶココ島は、深い熱帯雨林に覆われた小さな島です。周辺の海も含め、独自の進化を遂げた珍しい動植物が、数多く生息しています。「シリーズ世界遺産100」では、原始の森と海が作り出した稀有な自然の魅力をご紹介します。ココ島は、北極と南極からの深層海流がぶつかる場所に位置するため、海水は豊富なミネラルを含んでいます。さらに、島から森の栄養分をたっぷり含んだ滝の水が流れ込むため、魚たちの楽園になっています。豊富な魚を食べるため、様々な種類のサメも集まります。番組で特にご紹介するのは、シュモクザメ。英語名ハンマーヘッドシャークという名の通り、ハンマーのような形をした頭の両脇に目がついているサメです。シュモクザメにとって、ココ島の海は、身体についた寄生虫を、バーバー(床屋)フィッシュと呼ばれる魚に掃除してもらえる、貴重なクリーニングスポットでもあります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コルドバ歴史地区」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1984,1994年
遺産名(英語): Historic Centre of Cordoba

スペイン南部のコルドバは、8世紀半ばに始まったイスラム勢力支配の下で、栄華を極めました。町の中心には、当時、イスラム教のモスクとして建てられ、現在はキリスト教の大聖堂となっているメスキータ大聖堂があります。「シリーズ世界遺産100」では、メスキータ大聖堂の辿った数奇な運命をご紹介します。ここは、モスクになる以前、キリスト教の教会でした。他宗教に寛容だったイスラム教徒は、キリスト教徒を排除せず、共同で教会の建物を使っていました。その後、キリスト教徒の同意を得て、建物を買い取り、モスクにしたのです。モスクとなってからも、イスラム教徒とキリスト教徒の交流は続き、コルドバには、異なる宗教が融合した独特の文化が花開きました。しかし13世紀、町がキリスト教の王国に支配されるようになると、イスラム教徒は町から追われ、多くのモスクが壊されました。そうした中、メスキータだけは、大聖堂に転用されたものの、その姿は残されました。その後、巨大な礼拝堂を造ることになった時も、従来の建物と調和するよう最大限の努力が払われました。礼拝堂を抱くモスクという不思議な建物は、こうして生まれました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ブラジリア」 〜ブラジル〜

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Brasilia

南米ブラジルの中央部。標高1200メートルの高原に首都ブラジリアがあります。人口180万。20世紀の半ば、無人の大草原にわずか4年で作られた人口都市です。世界でも例を見ない、「過去を持たない首都」です。町全体が世界遺産に指定されています。ブラジリアの設計はパイロットプランと呼ばれています。上空から見ると、飛行機の形をしています。未来へ羽ばたくという意味が込められています。整然と区画整理された町は、20世紀の都市計画のモデルでした。この町の主な公共建築を設計したのが、ブラジルを代表する建築家、オスカー・ニーマイヤーです。ニーマイヤーは元々、直線的なモダニズム建築を手掛けていました。しかし、ブラジリアの開発計画に呼ばれ、長年温めていたアイディアを発表します。それは、女性や自然が持つ曲線美を、建築に取り入れることでした。無機質な直線でなく、官能的な曲線こそが、宇宙を構築していると考えていたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「リトアニアの十字架製作と象徴性(無形)」 〜リトアニア〜

国名: リトアニア
分類: 無形遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Cross-crafting and its Symbolism

バルト3国のひとつリトアニアは、中世までは自然崇拝の多神教の国でした。14世紀以降、キリスト教化されてからも、人々の自然崇拝への意識は揺らぐことなく、その信仰を十字架に込めたのです。いつごろからかは不明ですが、畑や丘に十字架が立てられたといいます。こうしたリトアニアの十字架は、無形文化遺産となっています。「シリーズ世界遺産100」では、シャウレイという町にある十字架の丘と十字架職人の姿を伝えます。シャウレイの丘には、数え切れない無数の十字架がびっしりと添えられています。小さなものまで入れると、100万本を超えるといいます。この丘に十字架が立つようになったのは、19世紀。最初は、ロシア帝国に抵抗して犠牲になった人たちの慰霊のためでした。今では、結婚式や洗礼など人生の記念日に、人々は十字架を立てていきます。この十字架を製作し続けているステポナヴィチェスさん。最も重要なところは十字が交差する部分だといいます。自然崇拝を象徴する太陽を表しています。見る者を圧倒する十字架の丘を、ぜひ映像でご覧ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ボラドーレスの儀式」 〜メキシコ〜

国名: メキシコ
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): Ritual ceremony of the Voladores

メキシコ湾から内陸へ30キロメートルのパパントラ。この土地で古くから行われてきた儀式が無形文化遺産になっています。舞台は町の中心に立つ高さ30メートルの鉄柱。無形文化遺産「ボラドーレスの儀式」は、干ばつに苦しむ人々が雨乞いのために行ったことが始まりとされ、その歴史は1000年以上も遡ります。民族衣装に身を包んだ5人の男たちが命綱なしで鉄柱に上ります。柱の先端にロープを巻きつけると、1人が笛を吹きながら軽快に踊り、残りの4人が鉄柱から飛び立ちます。ボラドーレスとはスペイン語で「飛ぶ人」を意味し、彼らは鳥の人と呼ばれています。飛び立つ4人は、水と火、風と大地に対して祈りをささげ、先端で笛を吹く人は太陽に祈りをささげています。「シリーズ世界遺産100」では、ボラドーレスを教える学校も取材しています。彼らは無事に鳥の人となれるのでしょうか。多くの子どもたちが伝統の儀式を継承しようと日々、練習をしています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「クヴェトリンブルクの旧市街」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Collegiate Church, Castle, and Old Town of Quedlinburg

ドイツ中央部、国家発祥の地と呼ばれるクヴェトリンブルクには、15世紀からの古い木組みの家が1200軒以上も建ち並んでおり、中世の街並みが今も残る貴重な遺産となっています。時の国王が、独立を求める町の有力商人たちを規制するために石造りの建造物を禁止したため、木組みの家だけが残されたのです。「シリーズ世界遺産100」では、美しい木組みの家並みと、その家の修復に努める若者たちの姿を紹介します。町には古くなって修復を必要としている家が数多くあります。2000年、ドイツ文化財財団は「木組み建築センター」を発足させ、若者たちに家の修復・保存を学ばせ実践させています。自ら志願して町に集まってきた若者たちは素人同然ですが、熟練した職人から技術を学びながら、古い資材を使い昔ながらの手作業で一軒の家を実際に修復するのです。プロの職人と比べると、倍以上の時間がかかってしまいます。それでも、経験を積んだ若者たちの7割以上が、その後も建築や修復の仕事に就くといいます。貴重な文化財を守るため、木組みの古都では将来を見据えたプロジェクトが動いています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヴィースの巡礼聖堂」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1983年
遺産名(英語): Pilgrimage Church of Wies

ドイツ南部の小さな村ヴィースは、オーストリア国境に近いアルプス山ろくにあります。この村で、1738年6月14日、キリスト像が涙を流すという奇跡が起きたと言われています。「シリーズ世界遺産100」では、伝説の奇跡の詳細を追います。修道士によって、「鞭打たれるキリスト像」という木の彫像が作られたのは1730年のことでした。しかしその彫像は鎖やロープにつながれ、血を流した痛々しいキリストでした。人々はショックを受けてしまい、彫像は近所の屋根裏にしまいこまれました。数年後、農婦マリア・ローリーがこの像を見つけ自分の寝室に持ち込みました。そして1738年、キリストが涙を流す光景を目にしたのです。うわさはたちまち広がり、マリアの家族は教会から調書をとられました。そしてマリアの家には各地から巡礼者が集まるようになりました。巡礼者は増え続け、受け入れるための大きな聖堂が必要になり、1746年現在のヴィース巡礼聖堂が建てられたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ポルトヴェーネレとチンクエ・テッレ」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Portovenere, Cinque Terre, and the Islands (Palmaria, Tino and Tinetto)

イタリア半島の付け根、リビエラ海岸の東端にポルトヴェーネレという町と、チンクエ・テッレと呼ばれる5つの村があります。海と断崖と集落が一体化したその地域は、風光明美な地として知られています。ここには中世の時代から、厳しい自然と共存してきた人々の暮らしが今でも残されています。「シリーズ世界遺産100」では、地元でムール貝の養殖をしているマイオーリさんの案内で、地中海の町と村々を紹介します。ポルトヴェーネレは、12世紀に繁栄した海洋都市ジェノヴァの出城として築かれた町です。狭い海岸線に隙間なく並んだ背の高い家々が、城壁の役目をしていました。町全体が、海に向かって築かれた砦だったのです。海岸線沿いに船を進めると、チンクエ・テッレ「5つの土地」と呼ばれる小さな村々が見られます。どの村も、海と断崖との間のわずかな土地に家が密集しています。外との行き来は、つい最近まで船しかありませんでした。村人たちは互いに協力し合いながら漁をし、葡萄畑を耕してワイン造りに励んできたのです。ここも現在は、ヨーロッパ中から多くの人々が集まる観光地となりました。ここで皆、地中海の太陽を浴び、美味しい料理を味わうのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「デルフィの考古遺跡」 〜ギリシャ〜

国名: ギリシャ
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Archaeological Site of Delphi

デルフィの考古遺跡はギリシャ本土、パルナッソス山のふもとにある古代ギリシャの聖地です。現在も崇高な空気が漂うデルフィの遺跡は19世紀末まで小さな村の下に埋もれてその存在が知られていませんでした。やがてフランスの考古学隊により発掘されることとなったため、村全体が移動され現在デルフィ村となり、デルフィ遺跡観光の起点となっています。「世界遺産100」では「神託の地」と題し、かつて予言の神アポロンのお告げが聞ける聖地として大きな賑わいをみせたデルフィの威光に迫ります。紀元前8世紀頃からこの地でゼウスの息子であるアポロンを崇拝する信仰が始まります。市井の人々からアレクサンドロス大王まで、人々はこぞって神託を授かるため遺跡のアポロン神殿に集いました。神殿の地下からは大地のへそと呼ばれる大理石の巨大な石が発掘されました。当時、デルフィは世界の中心だと考えられていたのです。人々は神託への感謝の気持ちを込めてデルフィに様々な貢物を贈りました。ブロンズで出来た精巧な御者の像やスフィンクス、ローマ皇帝が納めた像など幾多の美術品がアポロン神殿までの参道を飾りました。世界最古の楽譜とも言われるデルフィ讃歌の楽譜も発見され、当時のデルフィの威光を示す貴重な証拠となっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「伽耶山海印寺」 〜韓国〜

国名: 韓国
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Haeinsa Temple Janggyeong Panjeon, the Depositories for the Tripitaka Koreana Woodblocks

韓国南部、伽?山の深い緑に囲まれた海印寺(ヘインサ)。1200年余りの歴史を持ち、韓国仏教の聖地として崇められるこの寺には、仏陀の教えが特別な形で安置されています。「シリーズ世界遺産100」では、経が刻まれた版木「八萬大蔵経」と、当時の人々が膨大な版木を作り上げた時代背景を紹介します。仏陀の教えは長い間口述で伝えられてきたため、各地で様々な解釈が存在しました。その膨大な数になった教えを集め、正確に木の板に刻んだものが大蔵経です。建物内の棚を埋め尽くす版木には全て経が刻まれ、その数は8万枚を超えるため、八萬大蔵経と呼ばれています。この版木から紙に印刷する事で、どんな経でも正確に伝える事が出来るようになりました。約150万人の手により、10年以上の歳月をかけて完成させた背景には、他国との厳しい争いの歴史がありました。約5200万の文字の一つ一つに、刻んだ人々のあつい信仰心が込められています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-09-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バチカン市国」

国名: バチカン市国
分類: 文化遺産
登録年: 1984年
遺産名(英語): Vatican City

ローマの町なかにある世界で最も小さい国家、バチカン市国。1平方キロメートルに満たない領土の全体が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、2回にわたってバチカンを取り上げます。今回は、なぜバチカンが全世界で11億人以上の信者を抱える、カトリック教徒にとって総本山と言える場所となっているのか、その歴史をひもときます。バチカンの象徴でもあるサンピエトロ大聖堂。その地下には、歴代の教皇の墓があります。地下通路のいちばん奥にある小さな礼拝堂の下で、1939年、ある人物の墓が見つかりました。長い間、不明になっていた聖ペテロの墓です。聖ペテロは、イエス・キリストの最初の弟子。キリストの死後、布教の先頭に立ちましたが、ローマ皇帝の迫害にあい、西暦64年にバチカンの丘で処刑されました。その後、キリスト教がローマ帝国で公認され、ペテロの墓の上に建てられたのが、サンピエトロ(イタリア語で聖ペテロ)大聖堂です。ペテロがいなければ、世界にこれだけキリスト教が広まることはなかった……カトリック教徒の中ではそう信じられています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ロードハウ諸島」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 自然遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Lord Howe Island Group

オーストラリア大陸の東600キロメートル、南太平洋上に浮かぶロードハウ諸島。およそ700万年前の海底火山の爆発によって出来た大小28の島々です。「シリーズ世界遺産100」では、ロードハウ諸島を2回にわたって取り上げます。この回では、ロードハウ諸島に生きる鳥たちに注目します。案内役は、島の大自然に引かれてイギリスから移住した、博物学者のイアン・ハットンさんです。ロードハウ諸島は鳥たちの楽園です。特に夏から秋にかけては、子育てのために多くの鳥たちがやってきます。ここには、長い間、ほ乳類や蛇などの天敵がいなかったため、鳥たちは安心して繁殖できました。また、海流の影響で餌の魚が海面近くに集まり、簡単に捕まえられることも幸いしました。しかし、19世紀に人間が入植した際、豚や猫、ネズミなども入ってきてしまい、島の生態系が乱されます。ロードハウ諸島の固有種、ロードハウクイナも絶滅の危機にさらされました。その後、島の人々がネズミなどの駆除や人工繁殖にも取り組んだ結果、現在は300羽を超えるまでに回復しました。ここが、鳥たちにとって楽園であり続けるかどうかは、人間の努力にかかっているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ガラホナイ国立公園」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 自然遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Garajonay National Park

大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島の一つ、ラ・ゴメラ島。周囲は切り立った断がいに囲まれ、大陸から隔絶された島です。標高1000メートル以上にあるガラホナイ国立公園が、世界自然遺産となっています。生息する植物の半分以上は島の固有種で、独自の生態系を作り上げています。「シリーズ世界遺産100」では、なぜ豊富な固有の植物が繁殖し、そして保存されたのかを紹介します。ラ・ゴメラ島は、四季の変化が少ない温暖な気候で、貿易風による湿った空気が生み出す霧に絶えず覆われています。この温暖な気候と霧が、常緑の広葉樹(照葉樹)をはぐくみました。また、森は風を防ぐ谷の形になっていて、湿度の高い谷底では湿気を好む植物が多く育ちました。固有種の1つ、ヴィニャティゴという木は樹齢1000年。霧に覆われる島は陰が多く、1本の木がたくさんの子孫を自ら作るという繁殖方法をとりました。1本の木の根元にその子供たちが生まれ、ひとつの木として成長しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞」 〜キューバ〜

国名: キューバ
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): San Pedro de la Roca Castle, Santiago de Cuba

キューバ島南東部、サンティアゴ・デ・クーバ湾の突端に、1590年要塞が築かれました。スペインがイギリスの脅威に備えて作ったものです。以後要塞は増築と修復を繰り返し、現在の姿となっています。「シリーズ世界遺産100」では、スペインとイギリスのカリブ海での覇権争いの面影を伝えます。1588年、無敵を誇ったスペインの無敵艦隊は、ドーバー海峡でイギリスに敗れました。危機意識を強めたスペインはその2年後、カリブ海の要衝であるサンティアゴ・デ・クーバの町を守るために、湾の突端に要塞を築いたのです。新大陸やカリブ海での富を一手に握っていたスペインに対して、イギリスが攻撃してきたからです。要塞は何度かイギリス艦隊の攻撃を受けながらも、修復を重ね防御の役割を見事果たしました。17世紀にはイタリアの建築家も協力し、堅牢なルネサンス様式の優美さを今に残しています。毎日日暮れに要塞で行われる国旗降納の儀式。かつてスペイン兵が轟音を鳴り響かせた大砲を、今はキューバ軍兵士が守っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「キジ島の木造教会」 〜ロシア〜

国名: ロシア
分類: 文化遺産
登録年: 1990年
遺産名(英語): Kizhi Pogost

ロシア北西部のオネガ湖に浮かぶキジ島。この島に、ロシアの木造建築の中で最高傑作といわれる教会があります。18世紀に建てられた大小2つの教会と19世紀に築かれた鐘楼は、1990年、世界遺産に登録されました。「シリーズ世界遺産1000」では、この美しい木造建築と、その修復に努める人々の姿を紹介します。高さ37メートルのプレオブラジェンスカヤ教会は、地盤が軟らかいお墓の上に建てられたため、建設中から傾き始めていました。しかし、社会主義体制では木の文化は軽んじられ、根本的な修復は行われませんでした。そのため、木造建築を修復できる技術者がほとんどいなくなってしまったのです。そこで、ソ連崩壊後にキジ大工センターが設立され、本格的な修復作業を開始すると同時に、若手を育成し、修復技術を教え始めています。ロシアの人々は、一度失われかけた木の文化の再興に向けて立ち上がろうとしています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ゴレ島」 〜セネガル〜

国名: セネガル
分類: 文化遺産
登録年: 1978年
遺産名(英語): Island of Goree

ゴレ島は、西アフリカ、セネガルの首都ダカールの沖合に浮かぶ小島です。南北900メートル、東西300メートルの隔離されたこの島には、16世紀から19世紀にかけて、アフリカ各地から奴隷が集められました。奴隷たちはサトウキビ畑やコーヒー農園の労働者として、ゴレ島から新大陸へ輸出されたのです。「シリーズ世界遺産100」では、かつての奴隷商人の館で、現在「奴隷の家」と名付けられ、一般公開されている館を中心に奴隷貿易の現実を伝えます。「奴隷の家」の2階は奴隷商人の住まいで、中庭は各地から集められた奴隷を品定めする場所でした。天井の低い1階には、奴隷たちが収容された部屋が並び、奴隷船が来るまでおよそ3か月間つながれていました。四方が2メートル60センチしかない小さな部屋に、15人から20人の奴隷が詰め込まれました。「奴隷の家」には、アメリカの大学で歴史と文化を学ぶ黒人学生たちも訪れていました。先祖が奴隷だった女子学生の、絶望に満ちた嘆きが心を打ちます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「屋久島2」 〜日本〜

国名: 日本
分類: 自然遺産
登録年: 1993年
遺産名(英語): Yakushima

九州最高峰の山を有し「洋上のアルプス」とも呼ばれる屋久島。海岸付近はガジュマルが茂り、熱帯魚が舞う亜熱帯気候地域でありながら、山岳部は雪に閉ざされる亜寒帯。この日本列島の自然気候が凝縮された島のシンボル的存在が、樹齢7千年とも言われる「縄文杉」です。屋久島紹介の2回目となる今回は、厳しい自然環境の中で悠久の時を生きてきた大樹の最長老を訪ねる登山ルートをご紹介します。標高1300メートルの山間部にある縄文杉へは登山でしか行けません。往復9〜10時間もかかる険しい山道ですが、縄文杉をひと目見ようと毎年6万人以上の登山客が訪れています。10キロメートルの道のりのスタートはトロッコ道。かつて、林業が盛んだった頃に利用されていた線路が現在は登山道として利用されています。数十年前まで森で働き、暮らしていた人々の生活の跡をうかがうことができます。トロッコ道が終わると、いよいよ険しい登山道。道々には屋久杉と呼ばれる樹齢千年以上の杉の木や400年前に切られた巨大な屋久杉の切り株、ウィルソン株が現れます。そして、ゴールは縄文杉との出会い。幹の周囲16メートルの杉の木の存在感に圧倒されます。多くの登山客に感動を与える縄文杉。しかし一方で、貴重な自然が危険にさらされ始めてもいます。番組では、特殊な自然環境をもつ屋久島の森に多くの人々が訪れるようになったために起きている変化も合わせてご紹介していきます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ケルアン」 〜チュニジア〜

国名: チュニジア
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Kairouan

チュニジア内陸部の古都、ケルアン。この町は7世紀にアラブ軍が築いた、北アフリカで最初のイスラム都市です。町は、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖地とされています。「シリーズ世界遺産100」では、ケルアンが聖都となった理由と、当時のイスラム都市の特徴を伝えます。7世紀、中東のダマスカスから遠征した将軍ウクバがビザンツ軍を破り、この地に都を築きました。ウクバが聖都と定めたのには、この地に聖なる場所があったからです。イスラム教の開祖ムハンマド専属の理髪師がこの地に眠っているのです。伝説によれば、理髪師はムハンマドのあごひげを肌身離さず持ち歩いて、あごひげと共にここに葬られたのです。現在その場所は「シディ・ウクバ(聖なる友人)霊廟」と呼ばれ、各地から多くの参拝者が訪れています。将軍ウクバはモスクも建設、後のイスラム都市のモスクのモデルともなりました。9世紀アグラブ朝の時代になると、人々の飲料水をまかなうため、40キロ離れた山から水を引き、巨大な貯水池も建設されました。当時の技術の粋を集めた事業でした。こうしてアラブの勢力は、ケルアンを拠点にして更に西へ進んでいくのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ファテープル・シークリー」 〜インド〜

国名: インド
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Fatehpur Sikri

インド北部アグラ近郊に、ファテープル・シークリーという都の跡があります。16世紀にムガル帝国の第3代皇帝アクバルが築いた都です。当時は大きな都でしたが、現在は宮廷地区とモスク地区だけが残っています。「シリーズ世界遺産100」では、独特の様式を見せる建築物を紹介しながら皇帝アクバルの人物像を探ります。アクバルは、インド史上最大の帝国の礎を築いたイスラムの王ですが、世継ぎには恵まれませんでした。しかし、この地に住むイスラム教の聖者に王子の誕生を予言されその通りになったため、記念としてここに新たな都を造ったのです。モスク地区にはその聖者の霊廟があり、今では子宝に恵まれる巡礼地としてインドでは有名な場所となっています。宮廷地区では、アクバルが絶対的な権力を持っていたことが分かります。皇帝が政府高官や要人と謁見した館には、人々が真上を見上げなければならない所に玉座があります。しかしアクバルは力だけによる支配はせずに、インドの伝統との徹底的な融和策をとりました。ヒンドゥー教の豪族たちを要職に登用し、彼らの娘を次々と後宮に迎えました。妃の数は5千とも称された程です。宮廷内の建築物には、イスラム特有のアーチやドームが一切ありません。インド伝統のデザインを取り入れた、アクバル式と呼ばれる独自の建築様式です。アクバルはこの都で、イスラムとヒンドゥーの文化が共存する新しい文化を誕生させたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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