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●シリーズ世界遺産100 「ソチカルコの古代遺跡地帯」 ~メキシコ~

国名: メキシコ
分類: 文化遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Archaeological Monuments Zone of Xochicalco

メキシコシティから南へ70キロメートルの丘陵地帯にあるソチカルコ。城壁でぐるりと囲まれ、その頑丈な壁が1万人以上も暮らす都市国家の中枢を守っていました。「シリーズ世界遺産100」では、ソチカルコの発達した技術力を紹介します。集合住宅もその一つ。居住スペースや食料庫を備え、当時では珍しい2階建ての建物でした。その中で、緻密に設計されたのが水道です。雨水は張り巡らされた水道を伝い、貯水場に集められます。そこには20万リットル以上の水が蓄えられ、山上の都市として重要な課題である水の確保に成功していたのです。また、人々の生活を支えたのが地下にある洞窟です。上からさし込む太陽光の角度や照射時間を調べることで暦を作っていました。暦によって種まきや収穫期を知り安定した収穫を得たソチカルコは繁栄し、勢力を拡大していったのです。力をつけたソチカルコは、周辺の国々をいくつも支配していたと考えられています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「メフメド・パシャ・ソコロビッチ橋」 ~ボスニア~

国名: ボスニア・ヘルツェゴビナ
分類: 文化遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Mehmed Pasa Sokolovic Bridge in Visegrad

バルカン半島にあるボスニア・ヘルツェゴビナ。今回の「世界遺産100」は、山あいの町・ヴィシェグラードにある文化遺産・メフメド・パシャ・ソコロヴィッチ橋をご紹介します。橋は、400年前のオスマン帝国時代につくられました。中央部には張り出したテラスがあり、かつて民族に関係なくコーヒーを飲み語らう人々の交流の場になっていました。この橋を舞台に民族交流の歴史を描いた作家がいます。ノーベル賞作家イヴォ・アンドリッチ。故郷ボスニアを題材にした小説を発表し続けた作家です。橋のそばで育ったアンドリッチは、幼い頃に聞いた橋の歴史を代表作「ドリナの橋」に著したのです。アンドリッチの死後、ボスニアでは内戦が起こります。セルビア人はイスラム系住民を橋から突き落とすなどして虐殺。戦後、この町の9割までをセルビア人が占めるようになりました。しかし今、町の高校がアンドリッチの小説を朗読し多民族社会だった時代を考える授業を始めました。橋に民族共存を重ねたアンドリッチ。その願いは次の世代に託されてようとしています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「水銀遺産アルマデン」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Heritage of Mercury: Almadén and Idrija

スペイン中西部の町、アルマデン。人口7,000の小さな町には地下都市のような大鉱山が広がっています。「シリーズ世界遺産100」では、世界最大の水銀鉱山を紹介します。人々はここで2000年以上も前から水銀を取ってきました。金や銀の加工の際に使われるため、水銀は高値で取引されました。鉱山内には、水銀がにじみ出ているところもあります。蒸発した水銀を吸い込むと、手足の震えなどを引き起こす可能性もあるため、鉱夫たちには常に水銀中毒の危険がありました。しかし、症状が出ても病院で治療を受けると、生活のためにまた鉱山に戻っていったのです。21世紀、有害な水銀の使用を規制する国際的な動きが広まり、アルマデンも閉山となりました。現在、安全に管理された鉱山は博物館として生まれ変わり、観光地としてにぎわっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Garden Kingdom of Dessau-Worlitz

ドイツ北部のデッサウを治めていたレオポルト・フリードリヒ・フランツ。彼は、平和な国づくりを目指し、この土地に理想の庭園を造りました。「シリーズ世界遺産100」では、142平方キロメートルに及ぶ広大な庭園から、フランツがこだわった、自然と建物が調和する庭園の一部を紹介します。庭園内には木製の橋やアイアンブリッジなど、さまざまな橋が架けられ、橋の歴史を学べます。チューダー様式のゴシックハウスは、裏から見るとベネチア風の教会を模しており、2つの建築様式を一度に見ることができます。シュタイン島は、イタリアの火山に感動して造られ、年に一度、噴火のイリュージョンを楽しめます。さらに、ヴェルリッツ城は、フランツの好みが存分に反映された華麗な内装が目を引きます。彼が不在の時は誰でも中を見学できました。この庭園には、「人間と自然の共存」を理想としたフランツの思想が息づいています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ナポリ歴史地区」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Historic Centre of Naples

南イタリア最大の都市ナポリ。南イタリアは、5世紀にローマ帝国が滅亡して以降、19世紀までフランスやスペインなどの周辺国の支配を受け、波乱に満ちた歴史を経てきました。温暖な気候、ゲーテが楽園とたたえた美しい景観、さらに地中海交易の拠点として良港にも恵まれていたナポリは、ヨーロッパの王家にとって垂涎の的でした。市内には、侵略と撤退を繰り返した列強の歴史を物語る、様々な痕跡が残されています。「シリーズ世界遺産100」では、ナポリのもう一つの顔、「食」を代表するピッツァを通して、その歴史を紹介します。5世紀から11世紀初頭までナポリは、東ローマ帝国の属領として平穏な時代を過ごしました。1030年、ノルマン人が襲来し、南イタリア全域を支配します。ナポリ湾の突端には、その時築かれた要塞「卵城」が残されています。その120年後、ナポリを支配したのは、フランスの王家アンジュー家。港の近くに「新城」を建設しました。イタリア料理を代表するピッツァは、13世紀頃、シラスなどの小魚を載せた漁師料理としてナポリで誕生しました。フランスに代わって15世紀後半、ナポリを支配したのはスペインのアラゴン家。市内中心部には壮大な王宮が築かれました。スペインの統治によってナポリには、新大陸原産のトマトやナスなどの多様な野菜がもたらされました。多くの新しい野菜がもたらされたことによって、ピッツァも素朴な漁師料理から、ナポリを代表するイタリアンのメニューに変貌を遂げたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「杭州西湖の文化的景観」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 2011年
遺産名(英語): West Lake Cultural Landscape of Hangzhou

今回は、中国浙江省の杭州にある湖・西湖(せいこ)をご紹介します。周囲を山に囲まれ、1年の多くが霧に包まれるこの湖は、まさに山水画の世界です。その美しい風景を一目見ようと、年間7,500万人もの観光客が訪れる中国随一の名所でもあります。古くから中国の原風景として親しまれてきた西湖は、宋の時代に枯渇の危機に直面しました。この危機を救ったのが、当時杭州の知事だった詩人・蘇東坡です。彼は湖全体に溜まった泥や水草を集めて、巨大な堤を作る事で西湖の水を復元する事に成功しました。堤は、蘇東坡にちなんで蘇堤と名付けられています。蘇東坡はさらに橋を架けたり、柳や桃の木を植えて西湖の景観を美しく彩っていきました。その後、西湖の数ある景色の中から10の絶景が選ばれ、「西湖十景」と名付けられました。四季折々の十景と共に西湖の美をお楽しみください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ランス・オ・メドウ国立歴史地区」 ~カナダ~

国名: カナダ
分類: 文化遺産
登録年: 1978年
遺産名(英語): L'Anse aux Meadows National Historic Site

世界遺産の登録が始まった1978年に決定された、世界遺産第1号の一つがランス・オ・メドウ国立歴史地区です。この遺跡は、コロンブスの新大陸発見のおよそ500年も前に、バイキングたちが巧みな造船技術と航海術でアメリカ大陸に到達していたことを証明しました。再現された住居や、バイキングの残していった貴重な発掘品は、彼らの暮らしの様子を現在に伝えています。「シリーズ世界遺産100」では、ランス・オ・メドウを発見、発掘したノルウェー人の夫妻を紹介します。冒険家のヘルゲ・イングスタッドさんと、妻で考古学者のアナスティーナさんは、バイキングが発見していた伝説の新天地“ヴィンランド”を発見するために、さまざまな古文書や古い地図などを研究しました。その結果、カナダの北西に浮かぶニューファンドランド島の北端にバイキングが到達していたと予測し、調査を始めます。そして、ランス・オ・メドウで、北欧のバイキングの住居にとてもよく似た、木と泥で造られた集落の跡を発見しました。ノルウェーなどのバイキングが使っていた道具が発掘されたことで、この遺跡はバイキングのアメリカ大陸到達を裏付けたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ローマ歴史地区」 ~イタリア~

国名: イタリア、バチカン市国
分類: 文化遺産
登録年: 1980,1990年
遺産名(英語): Historic Centre of Rome, the Properties of the Holy See in that City Enjoying Extraterritorial Rights and San Paolo Fuori le Mura

最盛期に、当時の世界人口の四分の一を支配していたローマ帝国。その巨大国家も、始まりは4キロ程の城壁に囲まれた小さな都市国家でした。「シリーズ世界遺産100」では、都市国家から世界帝国に成長し、476年に滅亡するローマ帝国の興亡の軌跡を、「永遠の都」ローマに残された遺跡からたどっていきます。ローマ、テルミニ駅の構内に、かつての都市国家を囲んでいた城壁の跡が残っています。都市国家が帝国に発展すると、城壁に囲まれた地域は国家の中心になり、数々の神殿や凱旋門、元老院などの政治施設が立ち並びました。帝国は、強大な軍事力で領土を拡大していきます。その一方でローマ様式の都市機能を整備していきます。高度な土木技術を駆使して「クラウディウスの水道橋」などのインフラを建設、また豊富な水を利用して「カラカラ浴場」などの複合娯楽施設を市民に提供しました。繁栄を謳歌したローマ帝国ですが、やがて増大する軍事費は国家の財政を圧迫し、拡大した防衛線は常に異民族の侵入に脅かされることになります。追い込まれた帝国は急ごしらえで「アウレリアヌスの城壁」の城壁を築き、その中に閉じこもります。そして476年、城壁を越えて侵入した異民族により帝国が滅亡します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「グラーツ歴史地区」 ~オーストリア~

国名: オーストリア
分類: 文化遺産
登録年: 1999,2010年
遺産名(英語): City of Graz – Historic Centre and Schloss Eggenberg

グラーツは、中世末期、オーストリアの支配者であったハプスブルク家の庇護の元に発展した都市。ゴシック、ルネサンス、バロック、現代建築…中世以来のさまざまな建築様式の建物が調和を保って建ち並び、それぞれが宝石のような輝きを放っています。「シリーズ世界遺産100」では、グラーツのルネサンス建築に注目しました。暖かいイタリアで生まれたルネサンス建築は、北国のオーストリアには、少し寒すぎる構造のはず。それでもグラーツがルネサンス建築を受け入れたのは、異教徒の国オスマン帝国との壮絶な戦いの歴史があったからでした。16世紀、ハプスブルク家は、グラーツを防衛するために、当時最新の建築技術を持っていたイタリア人を招き、街全体を難攻不落の要塞に変えたのです。街を守ってくれたイタリア人の技術にほれ込んだグラーツ市民は、次々とイタリア建築を建てていったと言います。こうして、グラーツ市民には「新しく優れたものを偏見なく受け入れる」精神が育って行きました。番組の最後に登場する、きわめてユニークな現代建築・クンストハウスも、その精神が登場させた傑作だと言えそうです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヴィエリチカの岩塩坑」 ~ポーランド~

国名: ポーランド
分類: 文化遺産
登録年: 1978,2008年
遺産名(英語): Wieliczka Salt Mine

2千万年前に海だったヴィエリチカは、地殻変動で陸となり、海水が蒸発して巨大な塩の層ができました。13世紀にヴィエリチカ岩塩坑の採掘は本格化し、ここでとれた岩塩は「白い金」と呼ばれ、ポーランド王国に大きな富をもたらしました。7百年をかけて掘られたヴィエリチカの坑道は、深さ3百メートル、総延長3百キロに及び、今でも見ることができます。ここで働いていた鉱夫たちは、作業の安全を祈願するため、岩塩坑の中に礼拝堂を作りました。その一つ、地下101メートルにあるキンガ姫の礼拝堂では、今も毎週日曜日ミサが行われています。この礼拝堂にあるものは、祭壇も彫像もシャンデリアにいたるまで、すべて岩塩でできていて、見るものを驚かせます。プロの彫刻家ではなく、すべて鉱夫たちが彫ったものです。番組では、岩塩の彫刻を行ってきた元鉱夫スタニスワフ・アニオウさんにヴィエリチカ岩塩坑を案内してもらいながら、美しい塩の彫刻を紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヴァルトブルク城」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Wartburg Castle

ドイツの町、アイゼナハは、宗教改革を唱えたマルティン・ルターが、説教を行っていた場所として知られます。この町にあるヴァルトブルク城で、ルターは宗教の歴史を変える偉業を成し遂げました。16世紀初めのヨーロッパでは、教会による免罪符の販売が行われました。これを買えば罪を免れると言われ、市民はこぞって買い求め、教会も免罪符を乱発しました。この動きに激怒したマルティン・ルターは、1517年10月31日、教会への質問状を出しました。救いが金で買えることは間違っている、と訴えたのです。危機感を募らせたローマ教皇は、ルターを破門し、追放します。ルターは偽名を使い、ヴァルトブルク城にかくまわれます。城の一室で、ルターは新約聖書のドイツ語訳に取りかかりました。聖職者や貴族にしか分からない言葉で書かれていた聖書を誰にでも分かりやすい言葉に翻訳し、宗教を民衆のものにしたのです。また、ルターは賛美歌の改革も行っています。10月31日、『宗教改革記念日』として、ヴァルトブルク城でも礼拝が行われます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヘラクレスの塔」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): Tower of Hercules

スペイン北西部の町、ア・コルーニャの岬には、およそ2000年もこの地を見守り続けてきた塔があります。この塔は、現存する世界最古の灯台であり、今もなお現役で使われ、大西洋を行き交う船に光を届け続けてきたのです。「シリーズ世界遺産100」では、ローマ人によって造られた高い建築技術を誇る塔の内部と、町の人々に愛されてやまないその姿を紹介します。塔の内部は全て石造り。切り出した石を組み合わせ、石の重さだけで構造が安定するローマ人特有の「アーチ」の技術が使われています。長年の激しい海からの風にびくともせず、大航海時代以降には大西洋を往来する多くの船のよりどころとなってきました。今では、ヘラクレスの塔は町のシンボルとして親しまれ、道の名前や店の看板のイラスト、売られている飴(あめ)の形にまで取り入れられています。この塔は、ア・コルーニャの守り神のようなものなのかもしれません。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-02-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「メキシコの伝統食文化」 ~メキシコ~

国名: メキシコ
分類: 無形遺産
登録年: 2010年
遺産名(英語): Traditional Mexican cuisine - ancestral, ongoing community culture, the Michoacán paradigm

トウモロコシ・トウガラシ・マメの3つの食材を基本とする、母なる大地の恵みがたっぷり入ったメキシコの伝統料理。「シリーズ世界遺産100」では、その伝統料理を受け継ぐ人々を紹介します。「メキシコの伝統食文化」が無形文化遺産となった理由は、7000年という世界に類をみない長い歴史です。かつてこの地に栄えたマヤ文明やアステカ文明が生まれるはるか数千年も前に、現在のメキシコ料理の原型はすでに作り出されていました。その歴史の中心にあるのは、主食のトウモロコシです。メキシコで生まれたトウモロコシは古代の人々の手によって改良を重ねられ、いまや米・小麦に並ぶ世界三大穀物のひとつに数えられるまでになりました。メキシコの伝統料理の歴史は、メキシコの家族の歴史でもあります。家庭の味は母から娘へと代々受け継がれ、7000年もの歴史を作り出しました。「死者の日の祭り」には家族、親戚みんなでごちそうを囲み、年に一度だけ現世に帰ってくる祖先の霊をもてなします。母の作る家庭料理のまわりには、いつも家族の笑顔があります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「中世都市トルン」 ~ポーランド~

国名: ポーランド
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Medieval Town of Torun

ポーランドを縦断するヴィスワ川沿いにたたずむトルンは、中世の姿をそのまま残す町です。川には港があり、14世紀から貿易の重要な中継地として大いに栄えました。町は富んで活気に溢れ、その街並みの美しさは当時からヨーロッパ中で知られました。「シリーズ世界遺産100」では、中世の華やかな街並みと共に、トルンが生んだ偉人や名物のお菓子も紹介します。町の中心に建つ市庁舎とその周りの商人たちの家々はゴシックやルネサンス様式で華麗に彩られ、商業都市の繁栄を偲ばせます。町の中には、廃墟のままのドイツ騎士団の城跡があります。騎士団はポーランド北部を制覇し利権を握っていました。しかし、力をつけた市民たちが蜂起し、城を破壊したのです。ドイツ騎士団を追放したことで、町はますます栄えたのです。16世紀に地動説を唱えたコペルニクスは、トルンで商人の子として生まれ育ちました。彼の生家は、典型的な中世の商人の住まいとして大事に保存されています。コペルニクスの父と祖父は、ドイツ騎士団と戦った誇り高きトルン商人でした。この町の名物であるピェルニックは、ポーランドで有名なお菓子です。スパイスがたっぷり効いた大人のお菓子は、中世から続く伝統の味です。番組では、中世当時のピェルニックの作り方も紹介しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「セリミエ・モスクと複合施設群」 ~トルコ~

国名: トルコ
分類: 文化遺産
登録年: 2011年
遺産名(英語): Selimiye Mosque and its Social Complex

トルコ西部・国境の街エディルネは、かつてオスマン帝国(1299~1922)の世界戦略の拠点として繁栄しました。街の中心にそびえ立つ巨大建築、セリミエ・モスクが今回の主人公です。「シリーズ世界遺産100」では、壮大なスケールと美しさからイスラム建築の最高傑作とたたえられるセリミエ・モスクの魅力に迫ります。完成は1574年。直径31メートルの巨大ドームは同時代のモスクで一番の大きさです。また、内部装飾にはイスラム芸術の粋が集められました。壁面を彩るのは、世界で最も美しいタイルと言われたイズニックタイル。17世紀には技術が途絶え、今は作り方が何一つ分かりません。設計したのは、トルコ史上最高の建築家と言われるオスマン帝国の主席建築家ミマール・シナンです。オスマン帝国は現在のトルコを中心に築かれた巨大国家でヨーロッパ列強と領土争いを繰り返していました。セリミエは、敵に力を誇示する「帝国の象徴」として建てられたのです。現在はイスラム教徒の巡礼地として、国内外から多くの人々が礼拝に訪れます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ムーアタウンの逃亡奴隷マルーンの遺産」 ~ジャマイカ~

国名: ジャマイカ
分類: 無形遺産
登録年: 2003年
遺産名(英語): The Maroon Heritage of Moore Town

ジャマイカ島のブルーマウンテン山脈の中に、白人支配下の農場から脱出した逃亡奴隷が造り上げたコミュニティがあります。そこに受け継がれた文化と伝統が無形遺産に指定されています。「シリーズ世界遺産100」では、彼らの伝統の暮らしと、彼らが伝承する秘儀「クロマンティ・プレイ」を御紹介します。アフリカからジャマイカ島に連れて来られた黒人が、奴隷として白人の農場で働かされていた17世紀初頭、白人達に反旗を翻した逃亡奴隷達は、マルーンと呼ばれました。グラニー・ナニーと呼ばれる女性指導者に導かれた彼らは、ゲリラ戦によってイギリス軍を打ち破り、自らのコミュニティの自治権を獲得します。1739年の事です。以来200年以上に渡って、マルーンは独特の文化を守り続けてきました。その代表的なものが「クロマンティ・プレイ」、アフリカ伝来の楽器を使った歌と踊りによって祖先や精霊と交信する儀式です。演奏者は秘密の言語で祖先に呼びかけ、様々な歌と踊りによって精霊を呼び出します。マルーンのコミュニティ以外では、決して演じられないといわれる「クロマンティ・プレイ」。それは、カリブ海の島の山中に、故郷アフリカを降臨させる神聖な儀式なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「パドヴァの植物園」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Botanical Garden (Orto Botanico), Padua

イタリア北東部、ベネチアに隣接するパドヴァは、学問の都として知られます。その中心となっているのがパドヴァ大学。世界遺産となっているのは、大学付属の植物園です。「シリーズ世界遺産100」では、パドヴァ大学と植物園の歴史、そしてベネチア商人とのかかわりを探っていきます。パドヴァ大学は、1222年創立。イタリアでは、ボローニャ大学に次いで2番目に古い大学です。パドヴァの町は15世紀にベネチアの支配下に入りましたが、それ以前からベネチアはこの大学を人材育成の拠点としてきました。特に優れていたのは医学や自然科学の分野で、コペルニクスが学び、ガリレオが教べんをとったこともありました。植物園は、16世紀、大学付属の薬草園として誕生します。当時は、薬の原料の8割は植物でした。薬草の種類や効能を学ぶことは極めて重要で、植物園はその研究拠点となったのです。植物園には、イタリアのみならず、世界中から薬草が集められました。それが可能だったのは、ベネチア商人が活躍していたからです。現在、植物園では4000種類の植物が栽培され、絶滅が危惧される植物の種の保存なども行われています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サヌア旧市街」 ~イエメン~

国名: イエメン
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Old City of Sana'a

アラビア半島南部のイエメン。首都サヌアは、シバ王国の都市として紀元前10世紀ごろから栄えました。城壁に囲まれた旧市街は、三千年もの歴史を持っています。「シリーズ世界遺産100」では、サヌアのスーク(市場)と「世界最古の摩天楼」と呼ばれる高層住宅を訪ねながら、町の歴史をご紹介します。塩を売る市場から発展したというサヌアのスーク。店先でも道端でも男性たちの多くは、腰に半月型の短剣をさしています。これはジャンビーヤと呼ばれるもので、かつては護身用の刀だったといいます。スークには、サヌアの町の繁栄を支えた品物が並んでいます。代表的なのは乳香とコーヒー。乳香は最高級の香料として珍重され、シバ王国時代のサヌアに富をもたらしました。その後は、コーヒーの取引が盛んになり、近郊の港「モカ」から積み出されたコーヒーは、モカコーヒーとして世界中で人気を呼びました。豊かな町は、常に外敵から狙われたため、人々は家を高層化しました。今ある建物のほとんどは200年以上の歴史を持ち、限られたスペースを有効に使う工夫があちこちに見られます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「聖地アヌラーダプラ」 ~スリランカ~

国名: スリランカ
分類: 文化遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Sacred City of Anuradhapura

インド南東に浮かぶ島国スリランカは仏教の国。なかでも聖地とされるのが世界遺産の町アヌラーダプラです。紀元前3世紀、この地にインドから初めて伝わった仏教は大いに栄え、タイやミャンマーなど各地へ仏陀の教えが広まっていきました。ここがスリランカを代表する聖地と呼ばれるゆえんが、一本の菩提樹(ぼだいじゅ)の木です。仏陀が木の下で悟りを開いたというインド・ブッダガヤの菩提樹。その木が株分けされて、仏教の伝来と共にアヌラーダプラにもたらされたのです。2300年間、枯れることのなかった菩提樹には、仏陀が宿っていると信じられています。「シリーズ世界遺産100」では、聖なる菩提樹とこの木を守り続けてきた人々を紹介します。菩提樹の周りで常に見張りをしながら、参拝客が来ると願い事を聞いて菩提樹に祈る男たちがいます。「カプワ」と呼ばれる彼らは、菩提樹を守るためにインドから遣わされた人々の子孫です。スリランカに移り住んで以来2300年、一日も休むことなくその務めを受け継いできました。厚い信仰心を抱いたカプワがいるからこそ、聖なる仏陀の木はいまも青々とした葉を茂らせているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「近代的歴史都市ラバト」 ~モロッコ~

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Rabat, modern capital and historic City

北アフリカ、モロッコの首都ラバト。その中心部は大きな城壁に囲まれており、その中で旧市街と新市街が隣り合っています。世界遺産の街はそのほとんどが旧市街や歴史地区ですが、ラバトは旧市街と新市街の両方でひとつの世界遺産となった貴重な例といえます。「シリーズ世界遺産100」では、歴史も街並みもまったく対照的な旧市街と新市街を比べながらその見どころを紹介します。旧市街は17世紀にアラブ人が築いた街です。お店がひしめく狭い道はいつも大混雑で、庶民の活気が伝わってきます。一方、新市街は20世紀前半にモロッコを統治したフランス人が作った計画都市です。大通りにはパームツリーが整然と並び、建物は美しい近代ヨーロッパの建築様式で建てられています。アフリカの地でアラブとヨーロッパという異なる文化が共存しているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イルリサート・アイスフィヨルド」 ~グリーンランド~

国名: デンマーク
分類: 自然遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Ilulissat Icefjord

北極圏にある世界最大の島、グリーンランドには、氷河が直接海に流れ出した珍しい場所があります。イルリサート・アイスフィヨルドです。一日に19メートルという、世界有数の速さで流れる氷河としても知られます。「シリーズ世界遺産100」では、氷河が織り成すダイナミックな光景と共に、ここが、1万年前に終わったといわれる最後の氷河期の姿を、今にとどめている場所であることをご紹介します。氷河期に、地球のどの部分が氷に覆われていたかは、迷子石と呼ばれる石の分布を調べるとわかります。迷子石とは、氷河によって削られて運ばれている最中に、氷が解けてしまい、そこに取り残されてしまった石のこと。ニューヨークのセントラルパークにもあります。その最後の氷河期の姿を私たちに見せてくれるグリーンランドの氷河。しかし、現在、地球温暖化によって、その氷河は急激なスピードで溶け出しています。轟音を響かせて海に崩れ落ちるイルリサート氷河は、私たちに警告を発しているようにも見えます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「キヒヌ島の文化的空間」 ~エストニア~

国名: エストニア
分類: 無形文化遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Kihnu cultural space

バルト海に浮かぶエストニアのキヒヌ島は周囲15キロメートル。200人が暮らす小さな島です。冬にはマイナス30℃にもなる自然条件の厳しいこの島で男たちは、昔から船乗りとして遠洋に出かけていました。その間、農作業から冬の雪かきまで、すべてを担うのは女性たち。女性たちが、何百年にもわたり受け継いで来た独特の文化が無形文化遺産に指定されています。「シリーズ世界遺産100」ではキヒヌ島の女性文化のなかでも特に目を引く、お揃いのスカートに注目。赤ん坊から年寄りまですべての女性がはくスカートは、人生の節目ごとに色を変えていく、まさに女性の一生を象徴するもの。厳しい島の生活を支える女性たちの誇りです。生活の知恵として母から娘へ受け継がれた500以上もの歌、そしてすべて女性たちの手で執り行われる葬儀の様子も紹介。船乗りの男性が島に帰省するまで島を守り抜く、島の女性たちの想いに迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ケレタロ歴史地区」 ~メキシコ~

国名: メキシコ
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Historic Monuments Zone of Queretaro

メキシコ中部のケレタロは、植民地時代の17世紀から18世紀にかけて、商業や工業が盛んで、国内第三の都市にまで発展しました。当時の繁栄を物語る美しい街並みは、歴史地区として世界遺産に登録されています。その歴史地区のあちこちに、人々が親しみを込めて「水の箱」と呼ぶ当時の水汲み場が大切に保存されています。そして、水の箱に貴重な飲み水を届けた水道橋は今も歴史地区のシンボルとして堂々とそびえています。「シリーズ世界遺産100」では、市民に飲み水を届け、街の危機を救ったケレタロの水の物語をお伝えします。18世紀、ケレタロは工業化が進み、工場の排水で川が汚染され飲み水が不足しました。水の不足は、市民の健康に害を及ぼす重大な問題でした。資産家で街の有力者だったウルティア公爵は、水源を探し回り山間の村に泉を見つけます。公爵は故国スペインにあった水道橋を思い出し、泉の水を街に運ぶ壮大な水道橋の建設に乗り出したのです。およそ5000人のインディオを指揮して造られた水道橋の終着点は、丘の上の修道院でした。修道院を通った神の水が、街に設けられたいくつもの水の箱に配られていきました。石でできた水の箱には、瓶で水を汲んだ当時の人々のひじの跡が残っています。ケレタロ歴史地区は、美しいだけでなく当時の市民の息づかいをくっきりと刻む文化遺産なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「石見銀山遺跡とその文化的景観2」 ~日本・島根県~

国名: 日本
分類: 文化遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Iwami Ginzan Silver Mine and its Cultural Landscape

16世紀から17世紀にかけての日本とポルトガルの交易の様子を描いた南蛮屏風には、天秤で何かを量っているポルトガル人の姿が描かれています。研究者によれば、これは、輸出する銀の重さを量っている様子とのこと。ニッポンは、当時、シルバーラッシュに沸き、世界有数の銀生産国でした。その中心となっていたのが、石見銀山です。「シリーズ世界遺産100」では、世界史に果たした石見銀山の役割を、海外の研究者らの証言で浮き彫りにします。1561年にポルトガルで作られた古地図には、まだ正確に認識されず、いびつな形の日本が描かれています。しかし、そこには大きな文字で「銀鉱山」の表記。日本が「銀の島」として注目されていたことがわかります。時は大航海時代。銀は国際的な決済手段として需要が高まっていました。日本の銀は、長崎を経由してマカオに運ばれ、中国の貨幣に加工されました。石見の銀は、ニッポンを世界史の舞台へと登場させるとともに、日本に西洋の技術や文化をもたらしました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サンタアナ・デ・ロスリオス・デ・クエンカの歴史地区」 ~エクアドル~

国名: エクアドル
分類: 文化遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Historic Centre of Santa Ana de los Rios de Cuenca

赤道直下、南アメリカのエクアドル。首都キトから南へおよそ500km、アンデスの高原地帯に位置するクエンカは、16世紀半ばに建設されたスペインの植民都市です。街には、ヨーロッパから持ち込まれた建築様式の教会や修道院が数多く建てられました。スペイン植民地時代の美しい面影を残す街並みが、当時の文化を伝えるものとして世界遺産になりました。そして、この街から世界中で愛用されている服飾品が生み出され、発信され続けています。ヤシの一種で編まれ、黒いリボンが特徴のパナマ帽です。南部地域の重要な産業であり、日本にも輸出されています。もちろんクエンカでも、老若男女誰もが愛するファッションアイテムです。しかし、エクアドルで生産されていることはあまり知られていません。なぜ、エクアドル産なのに「パナマ帽」と名付けられたのでしょうか? 「シリーズ世界遺産100」では、街を潤した一大産業の舞台裏と歴史をさぐります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベラットとジロカストラ歴史地区」 ~アルバニア~

国名: アルバニア
分類: 文化遺産
登録年: 2005,2008年
遺産名(英語): Historic Centres of Berat and Gjirokastra

バルカン半島の南西部に位置するアルバニア。歴史的価値が高い街並みを持つベラットとジロカストラという二つの町は、政府から「博物館都市」の指定を受けています。今回の「シリーズ世界遺産100」では、ジロカストラに焦点を当ててその古い街並みや伝統家屋を紹介します。人口約4万のジロカストラは山の斜面に築かれた町です。道には石畳が敷き詰められ、家の壁も屋根もすべて石造りで「石の街」と呼ばれます。15世紀から500年近くオスマン帝国の支配下にあった町は、トルコとヨーロッパを結ぶ交易地として栄えました。当時の繁栄を伝えるのが「クラ」。トルコ語で塔を意味する有力者の家です。4~5階建てで、季節によってフロアを使い分け、最上階には装飾された応接間が設けられています。豪華なつくりの家「クラ」は石の街・ジロカストラを象徴する建物です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ロードスの中世都市」 ~ギリシャ~

国名: ギリシャ
分類: 文化遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Medieval City of Rhodes

ギリシャ・エーゲ海に浮かぶ“薔薇の花咲く島”ロードス島。トルコ国境からわずか18kmの位置にあります。今では多くの観光客が訪れ、地中海クルーズの観光船もひっきりなしにこの島に到着します。作家・塩野七生さんの歴史小説「ロードス島攻防記」の舞台としても知られています。「シリーズ世界遺産100」では「騎士団の栄光」と題し、14世紀にエルサレムからこの島に移り住んだ、中世キリストの戦士“聖ヨハネ騎士団”の栄光と敗北の物語をご紹介します。騎士団が築いたのが、現在世界遺産に指定されている石造りの迷宮、旧市街です。騎士団はフランスやイギリス、プロヴァンスなど8つの国の貴族の子息により構成されていました。旧市街の騎士団通りには現在も騎士団の館や当時の紋章が残ります。旧市街の高台には、騎士団を統率した騎士団長の豪華な館が聳えます。20世紀に火災の後修復され、ムッソリーニの別荘ともなりました。そんな旧市街を取り囲むのが、全長4キロにも及ぶ城壁です。当時最高の技術と規模で作られた城壁は、オスマントルコ帝国の強力な武器・大砲への対策として作られました。その甲斐もあり幾度もの異民族の攻撃を撃退し、200年もの栄光の時代を築くことになったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ラスメドゥラス」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Las Medulas

スペイン北西部のカルセド。起伏の緩やかな地形の中に、約500メートル四方にだけ奇妙な形の岩山が連なります。赤茶色の土がむき出しになった奇岩は、大きいものだと高さ100メートルを超えています。「シリーズ世界遺産100」では、このローマ帝国の時代の金鉱跡、ラスメドゥラスに関する研究の第一人者サンチェス・パレンシア博士の研究によって解明された、ローマ帝国の驚くべき採掘技術を紹介します。ラスメドゥラスの異様な地形は、およそ2000年前、ローマ帝国の人々によって作られたものでした。大地に含まれる砂金を採掘した跡です。金は、帝国の財源を支える金貨を作るために集められていました。しかし、金鉱の跡ということは分かっていたものの、巨大な奇岩を生み出すほどの大規模な採掘がどのように行われていたのか、明らかになっていませんでした。実は、数十キロメートルも離れた水源から水を引き込んで大量の水をため、その水の力で山を破壊し、金を取り出していたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バリ州の文化的景観」 ~インドネシア~

国名: インドネシア
分類: 文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Cultural Landscape of Bali: the Subak System as a Manifestation of the Tri Hita Karana Philosophy

コバルトブルーの海と白砂のビーチに囲まれたインドネシアのリゾート地、バリ島。その内陸部には、山の斜面を利用して作られた美しい棚田が広がっています。ヤシの木に囲まれて幾重にも連なる棚田で、水牛とともに静かに農作業にいそしむ人々。「シリーズ世界遺産100」では、1000年以上も前から続くのどかな田園風景の背景にあるバリの人々の「調和を重んじる心」と「神への祈り」をお伝えします。棚田の米作りは、田植えから稲刈りまですべて「スバック」と呼ばれる農家の自治組織によって協同で行われます。大小さまざまな棚田に引き込む水もすべて均等に流れるように、農民自身によって管理されてきました。また人々は日々自然の恵みに感謝し、美しい花々でお供え物を作って神に供えます。バリには「神が美しい自然を作り、自然はその恵みを人々に与えてくれる。その恵みに感謝し神を敬い、人の和を重んじて生きることが一番の幸せだ。」という教えがあります。「自分だけ良ければ」ではなく、「共に助け合って生きよう」というその調和の教えが美しい棚田を支えています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「タリン歴史地区」 ~エストニア~

国名: エストニア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Historic Centre (Old Town) of Tallinn

バルト3国のひとつ、エストニアの首都タリン。元々森だったこの場所が港として切り開かれたのは13世紀頃。「シリーズ世界遺産100」では中世の街並を残す旧市街を作り上げた商人たちの思いに迫ります。中世、バルト海随一の良港とうたわれ、地中海からロシアまでをつなぐ交易の拠点として発展したタリン。やがて、その富ゆえにデンマークやスウェーデン、ロシアなど、周りの大国に狙われるようになります。タリンに残る様々な宗派の教会がそれぞれ国の支配を物語ります。しかし、タリンの商人たちが大国の支配に屈することはありませんでした。彼らは巨額の冨をもって当時の支配者たちを懐柔、その資金を得るため更に忙しくヨーロッパ中を駆け巡ったのです。商人たちが一年に一度、必ずタリンに戻ったのがクリスマスの時期でした。15世紀に始まり、今も続くクリスマスマーケット。その中央に立つクリスマスツリーは、商人たちの組合によって立てられたもので、街の広場に立てられたものとしては世界最古といわれています。中世の商人たちが故郷に寄せた熱い思いを美しいクリスマスのきらめきと共にお伝えします。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「パハルプールの仏教僧院遺跡」 ~バングラディシュ~

国名: バングラデシュ
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur

バングラデシュ北西部の小さな村、パハルプールには、巨大な仏教僧院の遺跡があります。造ったのは、8世紀にこの地方を統一したパーラ王朝の王。約300メートル四方の敷地に、117の僧坊や仏舎利塔などが並び、最盛期には1000人ほどの僧が修行に励んでいたと考えられています。「シリーズ世界遺産100」では、かつてインド仏教が花開いたパハルプールの僧院遺跡を紹介します。敷地の中央にある塔は、上から見ると東西南北に十字の形をしています。その形は、仏教の世界観を示す曼陀羅であるともいわれます。パハルプールは遠い異国にも名前が知られた仏教の殿堂で、その建築様式はミャンマーやインドネシアの寺院に影響を与えました。しかし、この塔には、ヒンドゥーの神の姿もあります。かつて3000枚近く飾られていたレリーフ。その中にシヴァやヴィシュヌを表したものがあるのです。当時、すでにインドやその周辺では、仏教は衰退傾向にありました。ヒンドゥー教が力を持っていた地に僧院を建てるため、民衆を取り込もうとした王の苦肉の策だったのです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アンコール遺跡群」 ~カンボジア~

国名: カンボジア
分類: 文化遺産
登録年: 1992年
遺産名(英語): Angkor

カンボジア北西部のアンコール遺跡群は、9世紀からおよそ600年にわたり、インドシナ半島を支配していたアンコール王国が残したものです。ひときわ優美な姿で知られるアンコールワットは、12世紀に築かれました。今回の「シリーズ世界遺産100」では、800年もの昔、どのようにして、巨大な建造物が造られたのかに迫ります。中央の塔は高さ65メートル、20階建てのビルに相当します。各国の協力で進められている修復作業の過程で、次第にその建築技術が明らかになってきました。基礎部分に使われていたのは“空積み”と呼ばれる工法。積み重ねる石の中央にくぼみを作る、というシンプルな方法ですが、このくぼみがあることで、接着面積が狭くなり、その分圧力が集中して石と石が密着するのです。修復にかかわった専門家も「本当にぴったりとくっついていて、はがすのが申し訳ないような感じだった」と語るほど、その技術水準の高さは驚くべきものでした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-03-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フォンテンブロー宮殿と庭園」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 1981年
遺産名(英語): Palace and Park of Fontainebleau

パリの郊外、1万7千ヘクタールに及ぶ広大な森の中にフォンテンブローの宮殿があります。フランス屈指の広さと美しさを誇る宮殿は、600年にわたり29人の国王が好んで訪れた場所です。この宮殿が華麗に変貌を遂げたのは16世紀です。時の王、フランソワ1世がルネッサンス様式の宮殿に作りかえました。本場イタリアから多くの芸術家を招聘して完成した宮殿は、フランスの宮廷趣味に順応した優美で洗練され空間を作り上げたのです。その象徴が、長さ60メートルにわたるフランソワ1世の回廊です。回廊には14点のフレスコ画が飾られ、その周囲には化粧漆喰の天使や女神像を配した装飾で埋め尽くされています。贅を極めた宮殿は、18世紀末に起きたフランス革命で荒廃します。革命後、宮殿に君臨したのがナポレオンでした。その惨状にナポレオンは宮殿の改築を命じます。そして自らの権力を象徴する宮殿に作りかえました。ヨーロッパ全土を席捲する勢いで戦うナポレオンが、つかの間の憩いを求めたのがこの宮殿でした。「シリーズ世界遺産100」では、ナポレオンの栄光と没落の歴史が刻み込まれたフォンテンブロー宮殿をご紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ル・アーブル」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Le Havre, the City Rebuilt by Auguste Perret

フランス屈指の規模を誇る港湾都市ル・アーブル。かつて画家モネがここで「印象 日の出」を描いたところから印象派発祥の地としても知られています。今から62年前、第二次世界大戦中ドイツの占領下に置かれていたル・アーブルは激しい戦闘に巻き込まれ焦土と化しました。現在では、近代都市として整然とした街として蘇っています。今回「シリーズ世界遺産100」でご紹介するのは、復興を果したル・アーブルの街並みなのです。実は、戦後の建築物が世界遺産に登録されるのは大変珍しいことなのです。その理由は、他に例を見ない優れた都市復興計画、とりわけ鉄筋コンクリートを活用した革新的な近代建築が評価対象になりました。その復興を指揮したのが、20世紀を代表する建築家オーギュスト・ペレでした。鉄筋コンクリートの父と呼ばれていたペレは70歳の高齢にもかかわらず精力的に都市再生を進めていきます。しかし石造りの重厚な家になれ親しんでいた住民にとってコンクリートの建物は不評でした。これに対してペレはモデルルームを作り人々の理解を求めます。街並みには水平線をイメージした低層の建物を配し、港町ル・アーブルを象徴しました。ペレは、復興計画の終了を見届けることなく80年の生涯を終えます。ル・アーブルの復興がなったのはその死からさらに10年の時を待たなければなりませんでした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ラボーのブドウ畑」 ~スイス~

国名: スイス
分類: 文化遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Lavaux, Vineyard Terraces

スイスのレマン湖に面するラボー地区。南斜面には30キロメートルに渡ってブドウ畑が広がり、スイスワインの代表的な産地として知られています。「シリーズ世界遺産100」では、15世紀から続くブドウ農園の22代目の当主、フランシス・シェバレーさんのブドウ畑を訪ね、また、このラボーのワインをこよなく愛した喜劇王チャップリンの逸話をご紹介します。ラボーで栽培されているブドウの品種は、白ワイン用。急斜面に石垣を造り、段々のブドウ畑を築いてきました。この石垣には、昼間ためた熱を夜に畑に放出するという工夫が込められていました。1952年、チャップリンはアメリカからこのラボーに亡命します。アメリカ国内で共産主義者だとのそしりを受けた末の選択でした。そして、ブドウ畑の端に居を構え、その後生涯を終えるまで、20年以上この地で過ごします。亡命直後に歓迎会が開かれたワインセラー、散策したブドウ畑など、チャップリンにとって、ラボーのワインとブドウ畑は晩年の安らぎを与えてくれる存在でした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サンミゲルの要塞都市とアトトニルコのキリストの聖地」 ~メキシコ~

国名: メキシコ
分類: 文化遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Protective town of San Miguel and the Sanctuary of Jesus Nazareno de Atotonilco

メキシコ中央部の高原地帯に、色鮮やかな石造りの建物が数多く残る、サンミゲル・デ・アジェンデという町があります。スペインから来た修道士サンミゲルによって1542年に建設され、もともとこの地に住んでいた先住民の文化とヨーロッパの建築様式が混じる独特の町並みが見られます。ここは、メキシコの歴史を変えた一人の男の出身地として知られています。「シリーズ世界遺産100」では、スペインによる植民地支配の影響を色濃く残す教会と町並み、そしてスペイン人から自由を勝ち取るためにここで民衆と蜂起した一人の軍人の物語を紹介します。1492年、コロンブスがアメリカ大陸に到達して以来、多くのスペイン人が富を求めて移り住み、現在のメキシコは300年以上スペインの支配下に置かれていました。スペイン人は肌の色や出身地などで人々の階級を細かく分け、税金や労働を強制しました。この町出身のイグナシオ・アジェンデという軍人は、貧富の格差を生む階級社会を変えるため、サンミゲル近くのアトトニルコ教会からスペイン軍との戦いへと出発します。「メキシコ」という国の独立の歴史は、この地から始まったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ボルビリス遺跡」 ~モロッコ~

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 1997,2008年
遺産名(英語): Archaeological Site of Volubilis

モロッコ北部平原のボルビリス周辺は、昔からオリーブやブドウ、果実が採れる豊かな農村地帯でした。ローマ帝国がこの地を属州とし、都市を築いたのは紀元前40年頃のことです。「シリーズ世界遺産100」では、モロッコに今に残るローマ遺跡を紹介します。全長2300メートルの城壁に囲まれたボルビリスの遺跡は、比較的保存状態がよく当時の面影を残しています。街の中心には議事堂が造られ、裁判所の役割も果たしました。メインストリートの入り口には凱旋門が作られ、通りの両側に貴族の邸宅が建てられました。邸の床はモザイクで飾られ、その美しさがボルビリスを有名にしました。回りをオリーブの木に囲まれたボルビリスには、当時65か所ほどのオリーブオイル精製所があったといわれます。今は復元されたひとつが保管されています。考古学者が、当時オリーブオイルはどのようにして作り、何に使われたのかを語ってくれました。ローマ人の知恵と工夫が垣間見られる機械です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドゥブロブニク旧市街」 ~クロアチア~

国名: クロアチア
分類: 文化遺産
登録年: 1979,1994年
遺産名(英語): Old City of Dubrovnik

クロアチア南端に位置するドゥブロブニク。紺碧の海に映える赤い屋根、白い壁の町並みは「アドリア海の真珠」とうたわれてきました。街は、その美しさとともに、東西の大国のはざまで400年以上にわたって自治を貫いてきたことでも知られます。「シリーズ世界遺産100」では、ドゥブロブニクの自治の歴史をたどります。天然の良港に恵まれたドゥブロブニクは、交易によって発展。14世紀にはベネチアと競い合うほどの都市国家に成長します。豊かになった街では、自治と、福祉の充実が進められました。当時作られた「都市法」には、「人は自由に暮らす権利がある」とうたわれるなど、その先進性には目をみはるものがあります。一方で、西のキリスト教国、東のイスラム教国のはざまにあるドゥブロブニクは、幾度も侵略の危機にさらされます。それを武力ではなく、巧みな外交で切り抜けてきました。ドゥブロブニクの街を囲む砦には、人々が大切にしてきた言葉が刻まれています。「どんな黄金に換えても自由を売り渡してはならない」。街を守り、人々を結び付けてきたのは、自由を愛する精神でした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「オフリドの文化的・歴史的景観と自然環境」 ~マケドニア~

国名: マケドニア
分類: 複合遺産
登録年: 1979,1980年
遺産名(英語): Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region

マケドニアの西部にあるオフリド湖。この湖に面するオフリドは、ローマ帝国以来の歴史ある町です。3世紀にキリスト教が伝わり、コンスタンティノポリス由来の正教の教会がたくさん築かれました。しかし、15世紀にオスマン帝国の侵略を受け、教会の多くは破壊され、モスクに変えられるなどしました。さらに、第2次世界大戦後の旧ユーゴ時代には、宗教活動が制限され、オフリドの教会も閉鎖されました。「シリーズ世界遺産100」では、閉鎖された教会を元の姿に戻そうという人々の活動を伝えます。舞台は、旧ユーゴ時代に閉鎖された聖ニコラ教会です。外壁の修復を手がけるのは、石工のミトレフスキさん。3年間手がけた修復作業は、9割方仕上がりました。教会の中に収めるイコンを描くのは、画家のネデスキさん。正教にとってイコンは、信仰を深め、神の教義への理解を深める重要な存在です。ネデスキさんが2か月かけて手がけた新しいイコンが届く日、町の人々が集まってきました。ようやく聖ニコラ教会で祈りの儀式ができるようになったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-04-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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