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●100分de名著 「枕草子」 講師: 山口仲美(国語学者)

読書の秋、10月は古文の授業で必ず登場する清少納言の「枕草子」を取り上げます。優れた人間観察や風景描写が散りばめられた随筆ですが、習ったのは受験に役立つ文法が中心で、内容については深く知らない人がほとんどではないでしょうか。そこで今回は、その本当の面白さを伝えられたらと思っています。一条天皇の中宮・定子に仕え、才女として知られる清少納言ですが、「枕草子」には教条的な部分がまったくありません。そこで語られているのは、男と女の性愛やすれ違い、人間関係のありがたさや難しさ、庭先でふと見つけた自然美など、日常の中の出来事と人間の正直な本音です。本音だからこそ、時代を超えた普遍性と説得力があります。それが大きな魅力となっています。
もう一つの特徴は、清少納言の観察力の鋭さと明るさです。清少納言は才女でしたが、「法師はイケメンがいい」と言いきるミーハーなタイプでした。また容姿にコンプレックスを持ち、家柄も誇れるものではなかったのですが、機転がきくため宮中の男たちにもてました。頭でっかちであれば、人の心を描けません。地位も美貌も兼ね備えた女性であれば、世の中を客観的に見つめることができなかったかもしれませんね。彼女の生い立ちと性格が、「枕草子」を名作にしたのです。番組では、清少納言の人生や当時の貴族社会を解説しながら、現代にも通じる「枕草子」のメッセージをひもといていきます。

第1回 「鮮烈な情景描写」
清少納言は感覚が鋭い。視覚、聴覚、嗅覚をフルに使って世の中を切り取った。視覚の面では遠近感のある描写が得意だ。最も有名なのが「春はあけぼの」で始まる文章である。春の早朝、横雲がたなびく中、空が次第に白くなっていく様子を描いたものだが、こうした散文による風景描写を日本文学に持ち込んだのは清少納言が初めで、「源氏物語」にもその影響が見られる。第1回では、清少納言が切り取った一瞬の情景を楽しむと共に、「枕草子」が生まれた背景に迫る。

第2回 「魅力的な男とは? 女とは?」
平安時代の恋は「通い婚」。男は夜になると女のもとに忍んでやってくる。宮中の女房のもとにも男が来ていた。「枕草子」にはそうした会話を盗み聞きしている様子が描かれている。清少納言が出会った男も数多く登場する。共に夜を過ごした翌朝、気が利いた優しい手紙をくれる男。房事が済むと、音を立てて慌ただしく帰り支度を始める無粋な男などだ。いい男は持ち上げられ、悪い男は気の毒なほどに切り捨てられているが、清少納言の純情さも随所に見受けられ、その乙女心がほほえましい。第2回では、清少納言が鋭く描き出した男女それぞれの魅力や、今も昔も変わらぬ男女の愛の機微を楽しむ。

第3回 「マナーのない人、ある人」
清少納言が宮中で成功したのは、中宮・定子への気遣いのためだった。清少納言は、何をすれば信頼を得られるかを的確に把握していた。そのため「枕草子」は優れたマナー集として読むことが出来る。また平安時代版・キャリアウーマンだったため、理想的な上司と部下の関係や、プロ意識をもつことの大切さなどついても事細かに記されている。第3回では、「枕草子」を現代に通じるマナー集として読み解く。

第4回 「エッセイストの条件」
今もなお読み継がれる随筆文学の傑作「枕草子」が生み出された背景には、「テーマ設定のうまさ」「鋭い観察力・批判力」「興味関心の幅広さ」等々、清少納言がもっていた優れた資質があった。そしてもう一つは時代背景だ。当時清少納言が仕えていた定子は、実家が権力闘争に敗れたため、孤立を深めていた。そのため清少納言は、定子を元気づけようと、厳しい現実には目をつぶり、輝かしい日々だけを記したのだ。第4回では、当時の状況をおさえながら、清少納言が優れたエッセイストたりえたのはなぜかに迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 25min×4 2014-10-01・08・22(再)・22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●ハートネットTV 「ブレイクスルー file12: JK・可能性を信じてる 仁藤夢乃」

第12回の主人公は、女子高生の自立を支援する団体“Colabo”の代表・仁藤夢乃(24)さん。仁藤さんは、中学生の頃ふとしたことをきっかけに「ダメな子」のレッテルを貼られ、学校をさぼりがちに。高校に進学したものの、家にも学校にも居場所をみつけられず、渋谷のあちこちを泊まり歩く『難民高校生』となります。高校を中退し、街で出会う友人たちに依存しますが、表面的な人間関係や危険なバイトに疲れ、次第に生きる希望も失っていきました。そんな仁藤さんを変えてくれたのが、当時予備校で「農園ゼミ」を率いていた、講師の阿蘇敏文さん(3年前に他界)です。共に畑を耕し、食卓を囲みながら生きることの基本を教えてくれたといいます。今や「普通の子」も、何らかの事情で『難民高校生』となりかねない現代社会。過去の自分のように行き場を失った少女たちの抱える問題解決に取り組む仁藤さんの日々を追い、彼女のブレイクスルーに迫ります。
(text from NHK site)

NHK教育 30min 2014-10-13(2014-09-01のアンコール)  Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●ハートネットTV 「平和じゃないと生きられない」 ~沖縄で語りだした障害者たち~

1944年10月10日。今から70年前の太平洋戦争後期、アメリカ軍による大規模な空襲を機に、沖縄は戦場と化していきました。地上戦が全土に広がり、民間人に甚大な被害が出る中で、障害者は「足手まとい」と置き去りにされたり、壕から追い出されたり、スパイ容疑で拘束されるなど、何重もの苦しみを体験したといいます。しかし多くの障害者たちは、そのあまりの凄惨さや戦後も続いた障害への無理解・差別から、固く口を閉ざし、実態はあまり知られていません。あれから70年。先月沖縄で起きた辺野古への基地移設を巡るデモの中に、80歳になる視覚障害者のおじいもいました。「沖縄は、現在も戦後を生き続けている。だからこそ障害者として平和を訴えていく」――沖縄で戦争を生き抜き、これまで声を上げることができなかった障害者たちが、今、少しずつ語り始めました。生活の地がひとたび戦場になると、一体どんなことが起きるのでしょうか。沖縄県在住の盲目のシンガー・ソングライター・大城友弥さん(24)とともに証言者を訪ね、その声に耳を傾けます。
(text from NHK site)

NHK教育 30min 2014-10-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●情熱大陸 「ファッションデザイナー・森永邦彦」

“服の常識を変える”新世代ファッションデザイナー・森永邦彦の挑戦
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「変色する服」や「サイズが変わる服」など常識を覆すデザインの服で、今、世界から注目を集めているデザイナーがいる。森永邦彦、34歳だ。森永は、原宿のブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」のデザイナーとして“リアル・クローズ”でありながらも、実験的かつ近未来的な服を創り続けている。彼の服に触発されるアーティストは、サカナクションやプログラマーの真鍋大度など、ファッション界だけにとどまらない。森永は、一貫して「服は日常を変えられる」という哲学を持ち、服を着る人、観る人に、日常を変えるような衝撃を残したいと語る。番組は、9月に開催されたパリコレクションに向けて、新作づくりに取り組む森永に半年間密着した。初挑戦の大舞台で披露する作品のコンセプトは「影を纏う服」。最新テクノロジーとの融合で既存のファッションを超えようともがく、新世代のファッションデザイナーを追った。

プロフィール◎1980年東京都国立市生まれ。2003年早稲田大学社会科学部、バンタンデザイン研究所を卒業。同年、ブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」を設立。2011年、第29回毎日ファッション大賞新人賞を受賞。2012年、初の個展「アンリアレイジ展 A REAL UN REAL AGE」(パルコミュージアム・東京)を開催。「神は細部に宿る」という信念のもと作られた、“季節に左右されない服”や音を奏でる繊維で作られた「聴く服」など独創的でコンセプチュアルな作品が話題を呼ぶ。2014年9月に念願だった「2015年春夏パリコレクション」に初参加。AKB48やサカナクションのライブ衣装を手掛けた。
(text from MBS site)

毎日放送 30min 2014-10-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●大科学実験 「空いっぱいの虹」

水と屈折率が異なる塩水をまいても、虹はできる。しかも、水をまいてできる虹とは見える大きさが違う。消防用ポンプを使って、高さ30m、幅40mにわたって水と塩水をまき、「四重の虹」を大空いっぱいにかけることに挑戦する。実験の舞台は、かつて広大な塩田があった台湾の七股塩山。台湾のテレビ局PTS(台湾公共放送)と協力しての大実験。
(text from NHK site)

NHK教育 10min 2014-12-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo

> NBDR-0311にもあり



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