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●シリーズ世界遺産100 「バンスカ・シュティアヴニツァ」 〜スロバキア〜

国名: スロバキア
分類: 文化遺産
登録年: 1993年
遺産名(英語): Historic Town of Banska Stiavnica and the Technical Monuments in its Vicinity

山中に築かれた町バンスカ・シュティアヴニツァはスロバキア最古の鉱山都市で、12世紀から金や銀が採掘されてきました。小さな町には歴史的な建物が並び、その地下にはかつての坑道が張り巡らされています。「シリーズ世界遺産100」では、この町から最先端の鉱山技術が生まれて世界に発信した歴史を紹介します。昔の坑道の奥深くに入ると、そこには火薬で爆破してつくった坑道が残っています。17世紀、この町で世界の鉱山で初めて火薬が使用されて、採掘技術が一気に進歩したのです。18世紀にはハプスブルク家が直轄地とし、町は最盛期を迎えます。女帝マリア・テレジアは町を帝国の財政基盤と位置づけ、鉱山技師を養成する専門学校を設立します。ヨーロッパ各地から集めた最高の教授陣と学生たちは次々と新技術を開発し、採掘量は飛躍的に伸びました。鉱山技術の進歩が帝国に繁栄をもたらしました。その技術は卒業生たちによって、世界中に広まったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベルン旧市街」 〜スイス〜

国名: スイス
分類: 文化遺産
登録年: 1983年
遺産名(英語): Old City of Berne

三方を蛇行するアーレ川に囲まれたベルンは、古くから天然の要害、政治の中心として栄えてきました。15世紀初頭の大火を経て、街は石造りに生まれ変わりました。その石造りの街並みが、ほぼそのままの姿で残されています。中世の面影を残す旧市街全体が世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、16世紀から休むことなくベルンの時を刻み続けてきた時計塔を、その管理を任されている時計職人の仕事とともに紹介します。大通りにそびえる時計塔ツィーットゲロックでは、毎正時に人形が舞い、市民に時を告げています。時計塔は巨大な歯車が組み合わさった精巧な作り、動力はゼンマイです。時計職人一筋50年のオットー・シェーレルさんが管理人をしています。シェ−レルさんは毎日時計台にのぼり、15分かけてゼンマイのネジを巻きます。振り子の調節も欠かせません。ベルンの街は古くから郵便や馬車が各地に出発するタ−ミナルでした。ツィーットゲロックはその時刻の基準となっていました。そのため、時計塔は、代々、ベルンの職人によって点検され、正確の時刻を刻み続けてきたのです。「相対性理論」を発表したアインシュタインも、時計塔が見えるベルンの部屋に住んでいたことがあります
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ゴンダール」 〜エチオピア〜

国名: エチオピア
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Fasil Ghebbi, Gondar Region

17世紀初頭から約200年にわたってエチオピアの首都として栄えたゴンダールは、標高2200メートルの高地にあります。その遷都の理由には、迫り来るイスラムの脅威から国教のエチオピア正教を守るという意図がありました。その後、歴代の王は自らの宮殿とともに多くの教会を建て、街はエチオピア正教の聖地のひとつとなりました。「シリーズ世界遺産100」では、遷都を行ったファシラダス王の宮殿とその業績を紹介。街の教会に集う市民の敬けんな姿を通してゴンダールの文化を伝えます。16世紀に建てられたデブレ・ベルハン・セラシエ教会は、街にある教会のなかで唯一、建てられた当時のままの姿を残すものです。石のレンガ造りの建物に草ぶき屋根。神聖な内部は土足厳禁で、天井も壁もフレスコの宗教画で埋め尽くされています。エチオピア正教はユダヤ教の流れをくむ古い教義を守るキリスト教です。日曜の礼拝は夜明け前の5時に始まります。古代エチオピアの言葉で書かれた聖書を声に出して詠み上げ、太鼓や鐘の伴奏で聖歌が歌われる礼拝は数時間続きます。王様によって守られた国教は、今も当時のままに深く信仰されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドゥルミトル国立公園」 〜モンテネグロ〜

国名: モンテネグロ
分類: 自然遺産
登録年: 1980,2005 年
遺産名(英語): Durmitor National Park

標高差1,300メートルのタラ渓谷を中心にした、モンテネグロのドゥルミトル国立公園。「東欧のグランドキャニオン」とも呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では、そこに生きるカモシカの仲間、シャモアの1年に及ぶ生態を追いました。急峻な崖や急斜面をものともせず、高速で巧みに移動することができるシャモア。彼らは、他の動物が近づけない場所を生活の場にすることで、身を守っているのです。その運動能力は非常に高く、急斜面でも時速50キロメートルで移動することができます。取材カメラは、イヌワシの攻撃を避けて、雪渓を猛スピードで駆け下りるシャモアも捉えています。秋には、交尾のために雄どうしで雌を争い、春には、生まれたばかりの子どもと急斜面で遊ぶシャモアたち。めったに見られない、シャモアの四季を通しての姿です。また、四季折々に姿を変えるタラ渓谷の美しい光景も、番組の見どころです。夏、洞窟の中に出来る氷の柱の神秘的な美しさ。秋、渓谷沿いに現れる雲の川、そして山を真っ赤に染める紅葉。春、エメラルド色に輝く川の水。動物と自然が織り成す、美しいドゥルミトル国立公園の姿をご堪能ください。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「キナバル自然公園」 〜マレーシア〜

国名: マレーシア
分類: 自然遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Kinabalu Park

ボルネオ島東部にそびえる標高4095メートルのキナバル山。東南アジア最高峰のこの山には、ふもとの熱帯雨林から山頂の高山帯まで、極めて珍しい植物群が自生してます。「シリーズ世界遺産100」では、世界最大の花ラフレシアなどの奇怪な植物を擁するこの山の魅力に迫ります。キナバル山一帯で生活するカダザン・ドゥスン族の長老は、年に一度山に登り、山の神に七羽の鶏を捧げます。言い伝えに寄れば、キナバル山頂には死者の魂が集まるとされているのです。霊山キナバルには、また、奇怪な植物が自生しています。まずは食虫植物ウツボカズラ。甘いにおいで虫をおびき寄せ、つるつるしたつぼの様な捕虫器に落として、中の消化液で溶かしてしまいます。そして、直径1メートルもある世界最大の花、ラフレシア。この花には根も茎もありません。花だけが他の植物の幹に寄生して生きているのです。花の色は腐った肉のような赤い色、そして放つ悪臭は肉の腐った臭いのようだとも言われています。ラフレシアは、この色と臭いでハエを集め、花の受粉に利用しているのです。番組では、ラフレシアのつぼみが開花する極めて珍しい映像もご覧に入れます。どうぞお楽しみください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ビリニュス歴史地区」 〜リトアニア〜

国名: リトアニア
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Vilnius Historic Centre

バルト3国の1つ、リトアニアの首都ビリニュス。歴史的な建造物が立ち並び、街全体が世界遺産になっています。特に目をみはるのが、さまざまな様式で建てられた教会です。「シリーズ世界遺産100」では、そうした教会を巡りながら、ビリニュスの歴史をたどります。町は、14世紀にリトアニア大公国の都となって以来大きく発展し、数多くの教会が建てられました。1500年に完成したゴシック様式の聖アンナ聖堂は、ナポレオンが「わが手におさめてフランスに持ち帰りたい」と言ったというほどの美しさ。新古典主義様式の大聖堂は、まるでギリシャ神殿のようです。一方で、悲しい歴史を刻む教会もあります。聖カジミエル教会は、18世紀、リトアニアがロシアに併合されると、カトリックの教会からロシア正教の教会に改められました。第1次世界大戦中はドイツに占領され、プロテスタントの教会になります。さらに1940年、ソビエトに併合された後は、無神論博物館に転用されました。ようやく町の人々の手に戻ったのは、1989年。その翌年、リトアニアは独立を宣言します。ビリニュスの美しい教会は、民族の喜びや悲しみを見つめてきたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フレーザー島」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 自然遺産
登録年: 1992年
遺産名(英語): Fraser Island

オーストラリアの東海岸から船で30分のフレーザー島は、世界最大の砂の島。オーストラリア大陸の山が激しい雨と風に削られ、海に流れて砂となり、それが14万年かけて堆積して出来ました。「シリーズ世界遺産100」では、真っ白な砂地と、青い湖、緑の熱帯雨林がせめぎ合う、美しくも不思議な世界をご紹介します。南北に細長い島のビーチは長さ120km。そこは観光客の4WD車が走り抜ける高速道路であり、飛行機の滑走路にもなっています。上空から見ると、砂で出来ているにも関わらず、島には豊かな亜熱帯の森が広がり、40を超える湖が、満々と水をたたえています。砂地や湿原、森には、それぞれの環境に適応した豊かな植物の世界が広がります。かつて、この島のことを、先住民のアボリジニは「天国」を意味する「クガリ」と呼んでいた、というのも頷ける、類稀な風景です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「古代都市シーギリヤ」 〜スリランカ〜

国名: スリランカ
分類: 文化遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Ancient City of Sigiriya

スリランカ中央部の密林地帯、シーギリヤ・ロックと呼ばれる高さ200メートルの巨大な岩山がそびえています。その頂上に見えるのは大規模な建物の遺跡。なんと11500年以上前、ここには王の宮殿が建っていたのです。それはさながら、空中に浮かぶ壮麗な宮殿だったといいますが、なぜ王は岩山の頂上に築いたのでしょうか。「シリーズ世界遺産100」では、華やかな宮殿の全容を再現しながら、宮殿の謎とそこに秘められた王の悲劇を紹介します。不思議な光景が見られるシーギリヤ。宮殿の入り口には人の何倍もある大きな獣の足が彫られています。かつては岩壁いっぱいにライオンの顔もあったといいます。さらに、岩山中腹に描かれた壁画の数々。それは、官能的な姿でほほ笑む大勢の天女たちの絵です。このような不思議な宮殿を築いたのは、5世紀のスリランカの王・カッサパです。カッサパは元々側室の子であったため、王位継承権がありませんでした。王になる野心を持ったカッサパは、ある行動を起こします。そこから空中宮殿が誕生し、悲劇が生まれたといいます。その結末は番組で…。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「テイデ国立公園」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 自然遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Teide National Park

大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島には、大西洋で最高峰のテイデ山がそびえます。現在は火山活動を休止しているテイデ山を中心とした国立公園には、環境に順応した固有植物がたくさん育ちました。「シリーズ世界遺産100」では、珍しい植物を紹介するとともに、火山岩から作った砂絵をご紹介します。テネリフェ島は隔絶された孤島で、日ざしが強く、湿度が低い自然条件下にあります。「テイデエニシダ」は豆科の一種ですが、葉がありません。蒸発する水分を極力減らしているのです。また、葉を小さく密にした植物もあります。そうすることによって、どんなしずくも捕らえることができ、水分を補給しています。テイデ山の標高は3718メートル。硫黄のガスは今も噴出しています。許可された地域で何色もの石を採取し、細かく砕いて16色の砂粒にします。こうした何色もの自然の石ができる場所は他にほとんどありません。火山の爆発による地熱やガスが独自の色を作り上げたのです。ふもとの町では、「聖体の秘跡」と呼ばれる宗教儀式の日に、この砂で800平方メートルの広場に絵を描きます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「リガ歴史地区」 〜ラトビア〜

国名: ラトビア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Historic Centre of Riga

ラトビアの首都リガは中世、バルト海交易の中心地として未曾有の繁栄を遂げました。旧市街には、当時の街並みや商人組合の建物が残されています。一方、新市街には20世紀初頭に盛んに建てられたアール・ヌーボー建築が300軒以上も残されています。「シリーズ世界遺産100」では、美しい北国の港町に残る2つの時代の建築物の数々を紹介します。バルト海沿岸の中央に位置するリガは、ハンザ同盟の一員として海運の中枢を担う商人の町でした。13〜15世紀に商人組合ギルドが実権を握って、旧市街には商人たちの建物が多く残ります。それらは「黒い頭の家」や「三人兄弟の家」と呼ばれていますが、これは商人組合の名前でした。中でも大きな建物は大ギルドで、ここにはハンザ同盟の各都市から多くの商人が集まり、宿泊しました。16世紀以後にリガは外国に支配されますが重要な港町として発展を続け、20世紀初頭には新市街にアール・ヌーボー建築が建ち並びました。当時最先端で全く新しい芸術アール・ヌーボーを皆が取り入れたのです。中世と近代の街並みが調和する美しい町は、「バルトのパリ」と称されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「スクーグスシュルコゴーデン」 〜スウェーデン〜

国名: スウェーデン
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Skogskyrkogarden

スクーグスシュルコゴーデンとは、「森の墓地」という意味。首都、ストックホルムにある自然と一体化した公共墓地です。「シリーズ世界遺産100」では、この美しい墓地の魅力と、そこに表現された死生観に迫ります。20世紀の始め、人口が増加し火葬による公共墓地の建設が必要となったとき、選択されたのは、国民的建築家アスプルンドが提示した「自然と一体となった墓地」の計画案でした。墓地は丘陵地帯の地形をそのまま生かし、森に溶け込むように建物も建てられました。「人は死ぬと森に還る」、それが、豊かな森に恵まれたスウェーデンの人々の死生観でした。美しい松林の中に造られた墓地には、12万の死者が眠っています。そして、特筆すべきは「追憶の丘」です。そこは、スウェーデン最大の散骨場です。火葬された遺灰は、丘の中腹の木立の中に振りまかれます。遺灰は、木立の中に溶けるようにたなびき、自然に帰っていきます。遺灰が撒かれた場所は、遺族にも教えられません。遺族は、花壇のある場所で、死者を追憶します。「人は死ぬと自然に還り、残された者の思い出の中で死者は生きる」スウェーデンの人々が持つ死生観が、ここでは形を与えられています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-31 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「古都京都の文化財・龍安寺」 〜日本〜

国名: 日本
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Historic Monuments of Ancient Kyoto (Kyoto, Uji and Otsu Cities)

龍安寺は、室町時代に幕府の管領、細川勝元が創建した石庭で世界的に知られる禅寺です。庭の広さはわずか75坪、樹木も水もないこうした石の庭は「枯れ山水」と呼ばれます。庭に置かれた石の数は15個。しかし、誰がいつ何のために作ったのか記録が残っておらず、謎の石庭なのです。「シリーズ世界遺産100」では、この石庭に置かれた15の石の見方の一端をご紹介します。かつて、禅寺の僧侶たちは、石を見ながら悟りを開こうと修行したといわれています。15の石は5つの群れに分かれています。全体としては海洋に浮かぶ群島に見えます。白い砂が海、そこに浮かぶ大小の島々。古来、この5つの群れの石には「何か」が込められていると考えられてきました。しかし、明解な解釈はありません。禅の思想家であり、昭和を代表する哲学者でもある鈴木大拙は、石の見方は見る者自身によると言っています。そうすると、人それぞれ、さまざまに見えてきます。番組では、そんな見方の一つを紹介していますが、ぜひ、あなた自身で何かを感じ取ってください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-10-31 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ケベック旧市街の歴史地区」 〜カナダ〜

国名: カナダ
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Historic District of Old Quebec

カナダ・ケベック州の州都ケベックは17世紀初めにフランス人の入植者によって築かれました。北米の中で最も古い歴史を持つ町の一つで、唯一の城壁で囲まれた都市です。町には18〜19世紀のフランス様式の建物が多く残っており、英語圏の中ですが公用語もフランス語です。「シリーズ世界遺産100」では、町の歴史と住人が今もフランスの文化と伝統を守っている様子を紹介します。ケベックはビーバーの毛皮の交易で大いに栄えたフランス人の町でした。しかし18世紀半ばに植民地を巡る戦争に敗れてイギリス領となります。フランス風の旧市街の中にある要塞では、ロンドンで見られるような衛兵の交代式が今も行われています。しかし、住民の多くはフランスからの入植者の子孫で、フランスの言葉と文化を大切に受け継いできました。そんな彼らの合言葉は「私は忘れない」。どこの国になろうとも自分たちはフランス人だったことを忘れない、という意味です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「モスタル旧市街 スターリ橋地区」 〜ボスニア〜

国名: ボスニア・ヘルツェゴビナ
分類: 文化遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Old Bridge Area of the Old City of Mostar

バルカン半島にあるボスニア・ヘルツェゴビナの街、モスタル。今回の「世界遺産100」は、この街にある文化遺産・スターリ橋をご紹介します。橋は16世紀、オスマン帝国の時代につくられました。周辺を歩くと銅板細工などの土産物が並び、トルコ時代の面影を見ることができます。毎年夏、この橋では、飛び込み大会がひらかれます。橋がつくられた頃から続いている伝統の大会です。民族や宗教に関係なく、ただ飛び込みの技術を競うために橋に集った男たち。しかしそのきずなは、90年代の内戦で壊されました。それまで一緒に暮らしていたイスラム系住民とクロアチア人が敵味方に分かれて激しく戦うことになったのです。今も互いの心の傷はいえていません。そして内戦後の大会には、戦争のわだかまりからクロアチア人参加者はほとんどなくなりました。しかし変化の兆しもあります。参加しようとするクロアチア人の若者が現れたのです。和解への希望の象徴として、橋は民族の違いをこえて集う若者たちを見つめています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バタマリバ人の地クタマク」 〜トーゴ〜

国名: トーゴ
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Koutammakou, the Land of the Batammariba

西アフリカのトーゴの北東部に、少数民族バタマリバ人が暮らす地、クタマクがあります。ここに広がる伝統的な家屋や昔ながらの生活を営む村の景観が、民族独自の宗教観と密接に結びついた文化として世界遺産になっています。特にタキヤンタと呼ばれる家は、泥でつくられた筒状の2階建てで、見た目にも異彩を放つ造りです。「シリーズ世界遺産100」では、村人の一人ンポー・エメさんのお宅を訪れてタキヤンタの家を見せてもらいます。また、村で行われる一風変わった儀式も紹介します。タキヤンタは先祖が宿る家だといわれ、家の前には高さ50cmほどの小さな塔がいくつも並んでいます。子供が生まれるごとに立てるもので、先祖の霊が塔に宿り家族を守ってくれるというのです。バタマリバ族の成人の儀式も祖先への崇拝を込めたものでとてもユニークです。ムチや斧を手にした大人たちによって行われる儀式。さて一体何が始まるのかは番組の中で…。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ワルシャワ歴史地区」 〜ポーランド〜

国名: ポーランド
分類: 文化遺産
登録年: 1980年
遺産名(英語): Historic Centre of Warsaw

ポーランドの首都ワルシャワは、中世から近代までの歴史的な建物が並ぶ美しい都です。しかしこれらはすべて、第二次大戦でナチスによって破壊されたものを戦後に復元したものです。市民たちが協力して元通りに復元した奇跡的な功績が認められて、ワルシャワは世界遺産に登録されています。復興のリーダーは建築学の教授ザッファトヴィッチさんでした。「シリーズ世界遺産100」では、教授の娘クリスティーヌさんへインタビューをし、町を復元したその意味を探ります。破壊は戦闘によるものではなく、ワルシャワを抹殺するというヒトラーの意図で徹底的に行われました。ドイツ人がポーランド人を支配するためです。従って、町の復元は国民的アイデンティティーの復元でもあったと言います。復元にはすべての市民が無償で参加しました。戦時中に教授たちが書き溜めておいた建物のスケッチなどを資料にし、すべての建物の設計図が起こされて完璧な復元がされました。また18世紀に描かれた風景画を元に、街並みそのものも正確に復元されました。教授と市民たちは、最後に王宮を復元させます。王宮がワルシャワの歴史の象徴だったからです。教授はこう言っていました。「歴史を奪われた国民は、存在しないも同然だ」と。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ウルル、カタ・ジュタ国立公園」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 複合遺産
登録年: 1987,1994年
遺産名(英語): Uluru-Kata Tjuta National Park

「エアーズロック」の名で知られるウルルは、オーストラリア中央の砂漠地帯に位置します。最初自然遺産として登録されましたが、この地に住むオーストラリアの先住民アボリジニの文化的価値が再考され、文化遺産としての価値も合わせ持つ複合遺産となりました。「シリーズ世界遺産100」では、何故このような奇岩が出来上がったのか、またアボリジニがこの奇岩にどのような思いをこめていたのかを伝えます。砂漠の真ん中に忽然と現れる、巨大な一枚岩「ウルル」と大きな一枚岩が分かれた「カタ・ジュタ」。鉄分が酸化して赤い色をしています。この地はおよそ6億年前は大山脈であったと考えられ、その後山脈は侵食され扇状地の上に積もり、固められて岩となりました。更に地殻変動が起こって岩の層が折り曲げられて、巨大な一枚岩が姿を現したのです。アボリジニの神話によれば、天地創造の時代、偉大な先祖たちが全土を歩き回って、山や川、木や谷を作りました。先祖たちの通った道は聖なる道とされ、その全てはウルルで交わります。先祖の精霊たちは、創造の仕事が終わると、この岩の中に引きこもりました。ウルルは、アボリジニの心の中心「赤い心臓」なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「平遥古城2」 〜中国〜

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Ancient City of Ping Yao

中国・山西省の城郭都市、平遙は、明や清の時代の姿をそのまま残した世界遺産の町です。中国国内ではほとんど無くなった町の城壁は、ほぼ完全な形で保存されており、城壁の中にびっしりと屋根が連なる景観は数百年前から変わっていません。中でも貴重なのは、四合院と呼ばれる中国の伝統的な建築様式の家々です。中庭を囲んで四棟が建つ造りで、かつては中国ではよく見られましたが、今は歴史的価値がある家となっています。「シリーズ世界遺産100」では、伝統的な四合院の家に住む趙さん夫婦のお宅に伺い、家が危機に遭ったときのエピソードを紹介します。200年前に建てられた趙さんの家には、いたるところに当時の木彫りの装飾品が飾られています。芝居の名場面などが彫られたもので、裕福だった頃をしのばせる文化財です。しかし文化大革命の時代に伝統的なものは反革命的とされたため、この装飾品も破壊されそうになりました。その時に夫の劉さんが、ある行動で数々の木彫りの装飾品を救ったのです。さて、その方法とは…? 続きは番組をご覧ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バチカン市国2」

国名: バチカン市国
分類: 文化遺産
登録年: 1984年
遺産名(英語): Vatican City

古くからカトリック教会の本拠地として信仰を集めてきたバチカン市国は、ローマの町なかにあります。「シリーズ世界遺産100」では、2回にわたって、バチカン市国を取り上げます。今回のテーマは、美術。システィーナ礼拝堂の天井や壁を埋め尽くすミケランジェロの大作や、バチカン宮殿のラファエロの名画が誕生した背景には、ある教皇の存在がありました。16世紀初め、優れた政治手腕を持ち、芸術にも造詣の深い教皇として知られたユリウス2世です。教皇は、それまでの教会の古くさいイメージを一新したいと考え、システィーナ礼拝堂の改修に着手。白羽の矢を立てたのが、彫刻家のミケランジェロでした。ミケランジェロは当初「自分はあくまで彫刻家であって、絵は専門ではない」と辞退しましたが、教皇が重ねて説得。教皇の熱意に感銘を受けたミケランジェロは、4年の歳月をかけ、たった一人で旧約聖書を題材に壮大な天井画を完成させました。同じころ、教皇は宮殿の改修にも取りかかり、壁画の制作に27歳だったラファエロを抜てき。ラファエロは教皇の期待に応え、「アテネの学堂」をはじめとする名作を次々に生み出しました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「南マウォポルスカの木造教会群」 〜ポーランド〜

国名: ポーランド
分類: 文化遺産
登録年: 2003年
遺産名(英語): Wooden Churches of Southern Little Poland

ポーランド南部マウォポルスカ地方の農村地帯には、15〜17世紀に建てられた木造教会が残り今も使われています。この地方に古くから伝わる木工技術が生かされた教会は、小さいながらも素朴で、独特な形をしています。ヨーロッパカラマツで造られた大きな屋根が覆い、その屋根板は楔形の板を組み合わせた地域独自のものです。屋根の軒下は「土曜日」と呼ばれます。かつて日曜朝のミサに出るため遠くから来た人々が、土曜の夜を軒下で過ごしたからです。各村にある木造教会の内、6つが世界遺産に登録されました。「シリーズ世界遺産100」では、2つの村の教会を紹介し、村人たちが木の教会を大切に守っていることをお伝えします。センコヴァ村は第一次大戦で戦場になり、兵隊たちが教会の木をはがして薪にしたり塹壕にしてしまいました。戦後、村人たちが努力し昔のままに再建したのです。リプニッツァ・ムロヴァナ村では、1997年の洪水で教会が流される寸前になりましたが、人々はロープで教会を大きな木に結び、水害から守り抜きました。木の教会は、かけがえのない村の宝物なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バルーミニのヌラーゲ遺跡」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Su Nuraxi di Barumini

イタリア半島の西に浮かぶサルデーニャ島。今から3500年前、この島には独特の巨石文明が栄えていました。ヌラーゲと呼ばれる円すい形の石組みが、全島に3,000以上築かれたのです。その目的は、防衛のためでした。当時、サルデーニャは、ヌラーゲを城としてさまざまな部族が戦う、戦争の絶えない時代だったのです。今回、「シリーズ世界遺産100」では、3,000あるヌラーゲの中でも最大のスー・ヌラージ遺跡を取材。防衛にたけたこの建築が、やがて時代とともに変化していった様子をお見せします。紀元前14世紀ごろ、戦いのために築かれたヌラーゲですが、200年ほどたつと役割を変えていきます。徐々に住宅が増え、平和な時代になっていったことが分かります。当時の人々をかたどったブロンズ像も、最初は戦士の像ばかりだったのが、牛に乗る人物など平和な時代を思わせるものが多くなっていきます。古代ローマ以前、文字も無い時代のイタリアで繰り広げられた、戦争と平和のドラマをお届けします。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サーンチーの仏教建造物」 〜インド〜

国名: インド
分類: 文化遺産
登録年: 1989年
遺産名(英語): Buddhist Monuments at Sanchi

インド中央部のサーンチーは、紀元前3世紀から12世紀頃にかけて栄えた、古代仏教の一大中心地でした。小高い丘の上には、ストゥーパと呼ばれる仏塔や僧院跡などが残っており、今は衰退してしまったインド仏教の原型をうかがい知ることができる貴重な遺跡となっています。「シリーズ世界遺産100」では、サーンチーに残るストゥーパから、仏像誕生以前の古代仏教の姿を紹介します。紀元前3世紀の創建とされるストゥーパは、半球形で高さ16メートルほどもあります。仏陀の遺骨を納めたもので、世界各地にある仏塔の原型です。当時はまだ仏像が存在せず、ストゥーパが信仰の対象として礼拝されていました。信者たちは、ストゥーパを仏陀と思い、供え物をして拝んだのです。ストゥーパの周りにあるトラナという門には、仏陀の物語が彫られています。そこで仏陀の姿は、「菩提樹」や、「法輪」と呼ばれる車輪として描かれています。仏陀は悟りを開いた超人であって、人の姿として表してはいけなかったのです。仏像が誕生する1世紀末まで、仏陀の姿は、「聖樹」や「宝座」、「仏足跡」などで象徴的に表現されていたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「キリマンジャロ国立公園」 〜タンザニア〜

国名: タンザニア
分類: 自然遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Kilimanjaro National Park

タンザニア北部のアフリカ最高峰、キリマンジャロ。赤道直下にありながら、氷河の白い頂を抱く姿は、文豪ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」で世界に知れ渡りました。火山活動でできた3つの峰と山すそを含む広大な国立公園が、世界自然遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、山頂をめざす撮影隊が出会う壮大な景観と厳しい自然をご紹介します。一年中バナナが採れる麓の村から氷河で覆われた山頂までの道行きは、まるで熱帯から南極まで一気に旅するようなもの。一日の寒暖の差も激しく、日中は半袖、夜になると氷点下まで気温は下がります。しかし、そんな過酷な環境でも標高4000メートルあたりまでは麓のサバンナに暮らす動物が登ってきます。塩分やミネラルを求めて、岩間にある岩塩をなめに来るのです。番組の最後は、山頂の日の出。そこにはヘミングウェイが「世界そのもののように広く、陽を受けて信じられないほどの白さに輝いている」と記した光景が広がっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「スース旧市街」 〜チュニジア〜

国名: チュニジア
分類: 文化遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Medina of Sousse

チュニジア中部の地中海に面するスースは、現在チュニジア第3の都市であり、ヨーロッパからのビーチリゾート地として知られています。スースに旧市街が建設されたのは9世紀、北アフリカにイスラム勢力が進出してきた頃の姿が今も完全な形で残っている町です。「シリーズ世界遺産100」では、スースが防衛都市としてどんな機能を果たしたのかをご紹介します。旧市街は堅牢な城壁で囲まれていて、入り口にあるモスクも城壁の機能を第一優先に建てられました。モスクのそばにある旧市街で一番古い建物「リバト」は、要塞と礼拝の場を兼ねたものでした。2階の回廊はイスラム教徒たちの住まいにもなっていて、いくつもある銃眼は彼らの警戒心を物語っています。地上38メートルのリバトの塔からは、町や港を監視することが出来ました。スースが難航不落の都市となったのは、旧市街の高い場所に位置するカスバの役割が大きいです。今は灯台になっていますが、かつて昼はのろしを焚いたり、夜は松明を灯したりして、北アフリカ一帯と連絡を取り合う機能を果たしました。イスラム勢力は、自らを堅く守り、緊密な連絡を取りながら版図を広げていったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Syracuse and the Rocky Necropolis of Pantalica

シチリア島の東部にある、シチリア島先住民の墓地遺跡パンタリカ。そして、ギリシャの植民都市シラクーザ。2つの遺跡が世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、シラクーザに生まれた天才科学者アルキメデスに焦点を当てて、2つの遺産を紹介します。石灰岩の渓谷が連なるパンタリカには、紀元前13世紀から紀元前7世紀までに造られたシチリア島先住民の墓が5,000以上残っています。そのほとんどが切り立った岩壁をえぐった穴にあります。中から発見された副葬品は、鏡や食器などの日用品。彼らの生活を知る手がかりとなっています。パンタリカのシチリア島先住民を滅ぼしたのが、海沿いの新興都市シラクーザです。ギリシャの植民都市として、アテネに次ぐ人口30万を誇りました。1万5,000人収容の劇場やアポロン神殿など、かつての繁栄をしのばせる遺跡にあふれています。そして、シラクーザは天才科学者アルキメデスが生まれ、死んだ街としても有名です。アルキメデスの原理、てこの原理などさまざまな科学的な発見を成し遂げた彼は、実は街を守るための兵器も多数発明しています。シラクーザがローマ帝国に包囲されたときは、「アルキメデスの鏡」という兵器で、ローマ艦隊を炎上させたといいます。その兵器が使われたという要塞を訪ね、街と運命を共にしたアルキメデスの姿に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「古都トレド」 〜スペイン〜

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Historic City of Toledo

スペイン中央に位置するトレドは、三方をタホ川に囲まれた岩山に築かれた天然の要塞都市です。ロ−マ帝国の属州、西ゴ−ト王国の首都、コルドバ王国の城塞都市、イスラム教徒と戦った歴代キリスト教王国の要衝地として、2千年以上の歴史を刻んできました。その後、16世紀半ばまでスペインの首都として大いに繁栄し、文化芸術の中心地となりました。なかでもトレド大聖堂は、今でもスペイン・カトリックの大本山で、宗教の中心地です。街は8世紀から370年間、イスラム教徒の支配下にあったため、異なる文化が混じりあい融合した光景があちこちで見られます。「シリーズ世界遺産100」では、この街を愛し活動の拠点としたスペインを代表する画家、エル・グレコを通してトレドを紹介します。16世紀半ば、ギリシャ人の画家グレコは、放浪の末にトレドに移り住みます。彼は野心に燃え、画家としての名声をこの街で求めたのでした。グレコが教会のために描いた宗教画「聖衣剥奪」は、トレドに衝撃を与えました。あまりにも大胆で革新的だったため、教会からは非難されてしまいます。しかし、様々な文化を受け入れてきた街の人々からは、グレコの絵は絶賛されるのです。その後グレコは、街の伝説に基づいた傑作「オルガス伯の埋葬」を生み出します。絵の中にグレコは、彼を支持した街の人々と彼自身の姿を描いています。天才画家グレコは、トレドの文化的な土壌から生まれたのです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベナン湾沿いの城塞群」 〜ガーナ〜

国名: ガーナ
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Forts and Castles, Volta, Greater Accra, Central and Western Regions

アフリカ西部、ガーナの海岸線にあるエルミナは、内陸部で採れる金が集められた事から「黄金海岸」とも呼ばれています。西洋の国々が貿易のために海岸線に建てた城塞は、富をめぐる争いの舞台であり、アフリカの人々に深い傷跡を残した場所でもありました。「シリーズ世界遺産100」では、海岸線に建つ数々の城塞と、この場所で行われた貿易の歴史を紹介します。始まりは、ポルトガル人が初めてこの地を訪れた1471年でした。ガーナの金の存在を知り、海岸に貿易所を築いて取引をしていましたが、やがてオランダ、イギリス、スウェーデン、デンマークなどが金を奪うために押し寄せ、貿易独占のために城塞を築きます。各国は、他の国の城を奪い合い、現地人さえスパイとして利用しました。打算と裏切りが海岸線を支配する中、時代の流れによって金の価格が下落すると、主力商品は金から「黒人奴隷」へと変わっていきました。奴隷貿易の拠点として使われるようになった城塞は、黒人の人々がどのような扱いを受けたかを物語っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヌビア遺跡群」 〜エジプト〜

国名: エジプト
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae

エジプト・ナイル川上流のヌビア地方には、古代エジプトの遺跡が点在しています。その中で最大の遺跡が、アブ・シンベル大神殿。神殿の入り口には、巨大な像があり、これは神殿の建造主のラメセス2世だといわれています。「シリーズ世界遺産100」では、アブ・シンベル神殿の数奇な運命をご紹介します。アブ・シンベル大神殿が、砂の中から発見されたのは19世紀。しかし1960年に始まったアスワン・ハイ・ダムの建設で、神殿は水没の危機にさらされます。この時、世界中から「貴重な人類の遺産を救おう」という声が沸きあがり、ユネスコを中心に50か国が協力して、神殿を分割し、約60メートル上の丘に移築するという大プロジェクトが始まりました。このことが、世界遺産条約が採択されるきっかけとなったのです。方角も、元通りに移築された神殿では、年に二回、古代エジプト時代と同じ現象が起こります。朝日が、神殿の奥にまで差し込み、神々とラメセス2世の像を、スポットライトのように照らし出すのです。この神秘的な光景を一目見ようと、この日は、世界中から観光客が集まります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ガリフナの言語と舞踊」 〜ベリーズ・グアテマラほか〜

国名: ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア
分類: 無形遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): The Garifuna Language, Dance and Music

17世紀、アフリカを出航した奴隷船がカリブ海のセント・ビンセント島付近で難破しました。奴隷たちは島に逃れ、そこに住んでいた先住民の保護を受けました。やがて先住民との間に混血が進み「ガリフナ」と呼ばれる民族が生まれました。18世紀になると、セント・ビンセント島はイギリスの植民地となり、ガリフナ人は、カリブ海ホンジュラスのロアタン島に追放されました。ガリフナ人が作り出した独自の言語や舞踊は、世界無形遺産となっています。「シリーズ世界遺産100」では、ホンジュラスに住むガリフナ人の独特の文化を紹介します。ガリフナ人には国はないため、言葉をはじめ民族の文化を大切に子孫に伝えようという意識が強いのです。番組では「ドゥグ」と呼ばれる儀式を紹介します。彼らにとって先祖は最も敬うべき存在で、この世で何か災いが起きると先祖の霊が何か訴えかけようとしていると考えるのです。「ドゥグ」では先祖の霊を呼び寄せ、現世の人間に乗り移った霊を清め最後に海に返します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ポツダムとベルリンの宮殿と庭園」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1990,1992-1999年
遺産名(英語): Palaces and Parks of Potsdam and Berlin

ドイツの首都ベルリン南西部から隣接するポツダムにかけて、およそ150もの宮殿と庭園が点在しています。これらは、18〜19世紀にかけてプロイセン王国の君主たちが建てたものです。初代国王の宮殿から、王国の最後に建てられ第二次大戦末にポツダム会議が開かれた宮殿まで、近代ドイツの歴史を彩った建造物の数々として大切に保存されています。「シリーズ世界遺産100」では、代表的な宮殿としてポツダムのサンスーシ宮殿を紹介します。葡萄の丘と呼ばれる庭園にたたずむサンスーシ宮殿は、その華麗さからドイツ・ロココ様式の最高傑作といわれます。この宮殿は、小国だったプロイセンを、列強国に育て上げ大王と称えられたフリードリヒ2世が自ら基本設計をし、居住としたものです。しかし意外にも、この宮殿は10部屋しかない平屋建ての小規模なものです。中心は王の執務室ですが、寝室兼用の極めて簡素なものです。しかしその隣には、豪華な装飾が施された音楽室があるという変わった造りになっています。ここは、戦争に明け暮れた大王が、その疲れを癒すために建てられた宮殿だったのです。常に最前線に立ち死闘を繰り返した大王は、実は音楽や詩を耽溺する芸術愛好者であり、自らがフルートの名手でもあったのです。大王が名付けたサンスーシとは、「憂いなし」という意味です。戦場から王が出した手紙にはこう綴られていました。「帰りたい、葡萄の丘の我が家に…」と。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベトナムの宮廷音楽ニャニャック」 〜ベトナム〜

国名: ベトナム
分類: 無形遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Nha Nhac, Vietnamese Court Music

ベトナム中部のフエ。19世紀はじめにベトナム最後の王朝、グエン王朝が築いた王宮が世界文化遺産に登録されています。同時にこの宮廷で演奏されてきた音楽ニャーニャックも世界無形文化遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、一度はとだえかけた伝統が日本の協力でよみがえり継承されている様子をご紹介します。ニャーニャックは翻訳すると「雅楽」。15世紀ごろ中国から伝わり宮廷の数々の儀式とともに洗練されました。しかし1945年に王朝が崩壊すると楽師が離散し、長い戦乱の中で楽曲も忘れ去られていきました。その復興に尽力したのは日本でした。民族音楽の専門家たちが元楽師の演奏を録音し、また企業や基金などに資金援助を働きかけて、1996年、大学に専門学部が新設されたのです。番組ではそのフエ音楽院を訪問。「現代的な音楽にはない奥深い音色にひかれた」という女子学生が100歳の元楽師、ティさんに受ける特別授業の様子も伝えます。楽器を前にした途端に背筋が伸び、100歳とは思えない身のこなしで演奏するティさん。学生の奏でる音に耳を澄ませる表情も真剣そのもので「伝統を伝えたい」という強い思いが伝わってきました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マデイラ島の照葉樹林」 〜ポルトガル〜

国名: ポルトガル
分類: 自然遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Laurisilva of Madeira

アフリカ大陸から700キロメートル西方に浮かぶポルトガル・マデイラ島は、大西洋の真珠と呼ばれます。一年中温暖な気候で花々にあふれる島は、ヨーロッパでも人気のリゾートで年間80万人以上の観光客が訪れます。しかし、中央部の山岳地帯に目を向けると、そこは別世界。切り立った山の一帯に常緑の広葉樹が茂る照葉樹林が広がっています。「シリーズ世界遺産100」では、自然遺産に登録されている1万5千ヘクタールという広さのマデイラ島の照葉樹林を紹介します。光があまり差し込まないうっそうとした森は、約4千万年前から続く原生林。月桂樹などの照葉樹のほか、地域固有の植物が150種類以上見られます。実は、4千万年前、照葉樹はヨーロッパ全土に広がっていました。しかし、その後気候変動により乾燥化が進み、湿気を好む照葉樹林は消滅したといわれています。湿度の高い海洋性気候に守られたマデイラ島の照葉樹林は、かつて広範囲に見られた植物分布の生きた証しでもあるのです。保水力に優れた広大な照葉樹の森は、天然のダムとして水を蓄え、島に恵みをもたらします。島に張り巡らされる水路と、昔ながらの方法でその水を利用する暮らしから水と人との関わりも伝えます。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フランドル地方の鐘楼」 〜ベルギー〜

国名: フランス、ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 1999,2005年
遺産名(英語): Belfries of Belgium and France

ベルギーのフランドル地方とワロン地方の都市には、町の中心の広場に物見塔を兼ねた鐘楼が建っています。ヨーロッパの中央部に位置するベルギーの各都市は交易の要衝として栄え、13世紀〜15世紀には自治権を獲得する都市も多くなりました。初め教会に付属していた鐘楼も、市民が自由を獲得すると共に、広場に独立して建てられるようになったのです。フランドル地方で26、ワロン地方で7の鐘楼が世界遺産に登録され、2005年にはフランスも加わり、あわせて56の鐘楼が世界遺産となりました。「シリーズ世界遺産100」では、カリヨンの町として知られるメッヘレンの鐘楼を、王立カリヨンスクールとともに紹介します。カリヨンとはフランス語の「四分の一」という意味で、数十個の組鐘のことです。今も15分ごとにカリヨンの響きが町に流れ、市民に時を告げています。メッヘレンには、最大規模の78個もの鐘を組み合わせたカリヨンがあります。カリヨンの演奏を教える王立カリヨンスクールでは、子どもから老人までが演奏を習っています。自らも高名なカリヨン奏者である校長ヨー・ハーゼンさんが、鐘楼でカリヨンの演奏をしてくれました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ピコ島のブドウ園文化の景観」 〜ポルトガル〜

国名: ポルトガル
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Landscape of the Pico Island Vineyard Culture

ヨーロッパ大陸から西に1500キロメートル。大西洋に浮かぶポルトガル領ピコ島は、大航海時代に発見され、島に移り住んだキリスト教の修道士たちによって開拓されました。ピコ山の黒く硬い溶岩に覆われた大地の一角に、入植者たちが岩盤を砕いて切り開いてきたブドウ畑が広がっています。畑には、重さ10キログラムもの溶岩の塊をひとつひとつ人の手で積み上げて造った、高さ1mほどの「石壁」が張り巡らされ、潮風からブドウの木を守っています。500年もの歳月をかけて造られたこの石壁の総延長は、なんと地球2周分にもなります。島で伝統的に育てられているのは、乾燥に強いヴェルデ―リョという品種の白ブドウ。濃厚な甘みが特徴です。かつて、このブドウから造られるこはく色のワインは、多くの貴族を虜にしました。しかし、過酷な作業を嫌ってピコ島のブドウ農家は年々減っています。「シリーズ世界遺産100」では、たった1人残ったブドウ専業農家として生き続ける初老の男の姿を通し、人と大地の切っても切れない関係を探ります。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「エッセンのツォルフェライン炭鉱遺産」 〜ドイツ〜

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Zollverein Coal Mine Industrial Complex in Essen

ドイツ西部の町、エッセンには、世界中の写真家を魅了する炭鉱があります。合理性と美しさを兼ね備えたツォルフェイライン炭鉱は、20世紀、ドイツを世界的な工業大国に押し上げた原動力でした。「シリーズ世界遺産100」では、現代にも通じる先進的なデザインが取り入れられた炭鉱と、幾何学的な鉄骨のラインが浮かび上がる美しい夜景を紹介します。エッセンは、19世紀から20世紀にかけて世界一の石炭採掘量を誇りました。石炭を効率的に得るために建設されたツォルフェライン炭鉱では、多くの作業が機械化され、重い石をトロッコから取り出したり、不純物を取り除いたりする作業などが自動化されます。さらに、第1次世界大戦後の石炭増産のために新築された建物は、それまで一般的だった装飾を全て排し、シンプルな矩形のデザインが採用されました。これは、現在のオフィスビルのデザインの原型にもなっています。徹底的に合理性を突き詰めた美しさは、炭鉱が閉山した今も、デザインを愛する人々を引き付けています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドゥルミトル国立公園2」 〜モンテネグロ〜

国名: モンテネグロ
分類: 自然遺産
登録年: 1980,2005 年
遺産名(英語): Durmitor National Park

モンテネグロ北部にあるドゥルミトル国立公園は、320平方キロメートルに及ぶ広大な土地に、アルプス造山活動当時の地層や、かつてヨーロッパを覆っていた原生林など広がっています。絶滅を危惧されている動物も生息し、「ヨーロッパ最後の秘境」と呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では、ドゥルミトルに代々住んできた山の民の一人を案内役に、周辺の美しい自然と、人々の伝統の暮らしをご紹介します。案内役のポポビッチさんが住むポドゴラ村は、一部が世界遺産の中に含まれる小さな村。村人たちの生活の基本は、自給自足です。家族で力を合わせ、山から切り出した木で薪を作り、絞りたてのミルクで毎日チーズを作っています。電気や水道は引かれているものの、停電や断水が多く、生活は決して便利とはいえませんが、人々は自然と一体となった暮らしを大切に守っています。ただ、過疎化は進む一方で、人口は150人にまで減っています。そのため、最近ではエコツーリズムで村を蘇らせようという活動も始まっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カカドゥ国立公園」 〜オーストラリア〜

国名: オーストラリア
分類: 複合遺産
登録年: 1981,1987-1992年
遺産名(英語): Kakadu National Park

夏、気温が40度を超えるしゃく熱の大地、カカドゥ国立公園。そのため開発が進まず、太古のままの自然が残された貴重な動植物の宝庫となっています。オーストラリア大陸では、およそ5万年前から、先住民族アボリジニの人々が暮らしています。アボリジニは、森羅万象すべてのものに精霊が宿っているとし、その物語を岩絵にして伝えてきました。岩絵は神話の舞台であり、聖地なのです。その数は、カカドゥだけで5,000か所以上。2万年前のものもあります。カカドゥ国立公園でレンジャーの仕事をしているジェフリー・リーさんは、アボリジニの部族の長。ジェフリーさんの一族が受け継いできた土地クンガーラには、部族の守り神であるアオジタトカゲの岩絵があります。1970年、そのクンガーラで世界有数のウラン鉱脈が見つかりました。そして、将来の鉱山開発が見込まれたクンガーラは、カカドゥが国立公園になるときに登録区域から外されてしまったのです。先祖から受け継いだ大切な大地が、開発によって姿を変えてしまうことを恐れたジェフリーさんは、独り反対し続けます。その後、ついに2011年にクンガーラの世界遺産への組み入れが決定したのでした。今、カカドゥでは、継続している文化の中で世界最古といわれるアボリジニの文化を、次の世代へつなぐ試みが始まっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「中国南部のカルスト」 〜中国〜

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): South China Karst

中国の南部には、広大なカルスト地形があります。このうち、武隆、茘波(れいは)、石林の3つのカルストが合わせて、世界遺産に登録されました。「シリーズ世界遺産100」では、それぞれ趣の異なる3つのカルスト地帯を旅します。一つ目の武隆は、380平方キロメートルに及ぶ奇岩の大地。そこには、高さ116メートルにも及ぶ穴があり、かつては巨大な龍が住むと信じられていました。こうした不思議な地形は、石灰岩の海底が隆起し、雨水で侵食されて出来たもの。自然が数億年かけて刻んだ彫刻です。カメラは、同じような高さの山が、まるでおにぎりのように並び立つ茘波に向かいます。水が豊かで緑の宝石とも呼ばれる茘波。一方、ベトナム国境に近い石林は、剣のように尖った岩が林立する荒々しい光景。昔から天下の奇観と呼ばれてきました。これらのカルスト地形は、今も尚、侵食によって変化し続けています。過去から未来へ、長い長い造形の時間が流れています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ジェノバの新しい道とロッリ邸宅群」 〜イタリア〜

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2006年
遺産名(英語): Genoa: Le Strade Nuove and the system of the Palazzi dei Rolli

イタリア北西部、地中海に面した港町ジェノバ。中世から残る旧市街の一角に、貴族の豪華な邸宅群があります。「新しい道」と名付けられた通りを中心に、16世紀から次々に豪邸が建てられました。11世紀に誕生し、交易で栄えたジェノバ共和国。16世紀ごろから金融国家としての道を歩み、繁栄は絶頂を迎えます。ジェノバ貴族たちはヨーロッパ中の有力者に金を貸し、その利子で膨大な利益を得たのです。共和国政府は金融国家としてさらなる成功を目指し、これら貴族の豪邸を取引相手の宿泊先として利用する制度を作ります。「シリーズ世界遺産100」では、その制度について記された「ロッリ」と呼ばれる当時の公文書を紹介。そして貴族の豪華な邸宅で、取引相手をもてなした理由を解き明かします。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-11-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ザゴリエ地方の伝統的な木のおもちゃ作り」 〜クロアチア〜

国名: クロアチア
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): Traditional manufacturing of children’s wooden toys in Hrvatsko Zagorje

クロアチア北部のザゴリエ地方に伝わる素朴でカラフルな手作りのおもちゃ。150年近く受け継がれている伝統の手わざが、無形文化遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、夢中になっておもちゃで遊ぶ子どもたちの表情とともに未来に継承されていく伝統を紹介します。ザゴリエ地方に広がる豊かな森は、ブナ、カエデ、ポプラなど樹種も豊富。この森林資源を利用して、古くから農閑期に各家庭でおもちゃが手作りされてきました。おもちゃ作りは19世紀半ば頃から地域の産業として全国的に有名になりました。ザゴリエ地方の中心地マリア・ビストリッツァ村は、ヨーロッパ全土から参拝客が集まる大巡礼地です。巡礼者たちが買い求めるお土産として、木のおもちゃは村の名物となったのです。昔から今に至るまで、おもちゃは家族経営の工房で作られています。父親が木を削り、母親が色を塗るのが伝統で、父親から息子へ、姑から嫁へと継承されてきました。近年は小学校の授業にもおもちゃ作りが採り入れられ、地域ぐるみで伝統技術への関心を高める取り組みが始まっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2012-12-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



>ディスク設定: DRモード、本編区間のみ書き出し、BDR-0316にクローンディスクあり







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