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●シリーズ世界遺産100 「西ノルウェーフィヨルド群」 ~ノルウェー~

国名: ノルウェー
分類: 自然遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): West Norwegian Fjords ? Geirangerfjord and Naroyfjord

西ノルウェーの海岸沿いに続く、「フィヨルド」。氷河期が終って、後退する氷河が大地を削り、その跡に海水が流れ込んでできた地形です。「シリーズ世界遺産100」では、世界遺産に選ばれた「ガイランゲルフィヨルド」の絶景とそこに生きた人々の歴史を紹介します。数あるフィヨルドの中で、最も美しいとされ、最も観光客が集中するガイランゲルフィヨルド。氷河に削り取られた切り立った崖が20キロにわたって続き、1000メートル級の山々が水面から屹立するように聳え立っています。海面はエメラルドブルーに染まり、山肌は緑に映え、山の頂上には夏でも白い雪が輝いています。崖からは無数の滝が流れ落ち、「七人姉妹の滝」「求婚者の滝」などの奇観が、フィヨルドを行く船の人々を楽しませます。世界でも指折りの絶景がそこには広がっているのです。そして、切り立った崖の上には、古びた農場の跡が点々と残されています。かつて、平地で農業を営む為の借地料を払えなかった農民が、崖の上の土地を開拓して住んでいたのです。番組は、農場の修復作業をしているグループに同行し、厳しく、そして美しい自然の中で、必死に生きていた人々の姿に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ウォータートン・グレーシャー国際平和公園」 ~アメリカ/カナダ~

国名: アメリカ、カナダ
分類: 自然遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Waterton Glacier International Peace Park

ロッキー山脈にあるウォータートン・グレーシャー国際平和公園は、1932年にアメリカとカナダの国境を越えて作られた世界初の国際平和公園です。2つの国の垣根をなくし、自然保護のための国際協調のシンボルとなっています。「シリーズ世界遺産100」では、アメリカ側のグレーシャー国立公園からカナダ側のウォータートン湖国立公園へと向かい、豊かな自然の魅力をお伝えします。東京都のおよそ2倍の面積を持つグレーシャー国立公園は、氷河が200万年の歳月をかけて山を削ってできたものです。およそ600の氷河湖があり、鮮やかな青色をした湖面が神秘的です。湖面に氷河のかけらが浮かぶ湖もあり、氷解とともに、はるか昔氷河に閉じこめられた大気の音が聞こえます。ウォータートン湖国立公園は、湖の周囲に緑豊かな自然が広がり、さまざまな野生動物の楽園となっています。シカの仲間のムースやエルクの生態をご紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ケニア山国立公園」 ~ケニア~

国名: ケニア
分類: 自然遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Mount Kenya National Park/Natural Forest

標高5199m、アフリカ第2の高峰を誇るのがケニア山です。赤道直下に位置していますが、その頂上付近は万年雪や氷河に覆われています。この高低と寒暖の激しい差のため、山の中腹から頂上にかけて珍しい高山植物が群生し、貴重な植物の宝庫となっています。「シリーズ世界遺産100」では、ケニア山特有の巨大植物を紹介し、大自然が生み出した不思議な生態を探ります。標高4000mを越す山の谷間に、巨大で奇妙な形をした植物が群生しています。高山植物は小さくなるというのが植物学の常識ですが、ここでは逆の現象が起きているのです。代表的なジャイアントセネシオは高さ約7メートルもあります。太古の樹木のような姿をしていますが、花を咲かすれっきとしたキク科の植物です。乾燥した空気や極端な温度差という、通常では植物が生息できない環境の中で、ケニア山の植物は自らの姿を変えることで厳しい環境に適応し、生き抜いてきたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「セゴビア旧市街と水道橋」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Old Town of Segovia and its Aqueduct

スペイン中央部の古都セゴビアには、古代ローマ時代から中世までの歴史的建造物が数多く残されています。ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルにもなったカスティーリャ王の居城や、「貴婦人」とも称される大聖堂、完璧な姿で残る古代ローマの水道橋などです。1世紀の中頃に築かれた水道橋の二層のアーチからなる雄大な姿は、古い歴史を誇るセゴビアを象徴しています。「シリーズ世界遺産100」では、古代ローマの高度な技術によって築かれた水道橋を紹介します。長さ813メートル、高さ28.5メートルに及ぶ水道橋は、世界で最も保存状態の良い水道橋と言われています。128の美しいアーチで構成されている水道橋は、2万個以上の巨大な石を積み上げて作られています。石はくぎなどで接合されておらず、ただ積まれているだけです。そこには驚くべきローマの土木技術が込められています。18キロ離れた水源の水をセゴビアの町に運んでいたこの水道橋は、19世紀末まで実際に使われていました。今も水道橋には水を流すことができます。番組では、セゴビア市の協力を得て、水道橋に水が流れる様子も紹介しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サラマンカ旧市街」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Old City of Salamanca

スペインの西部にあるサラマンカは、スペイン最古の大学があることで知られる学問と芸術の町です。サラマンカ大学は、ボローニャ、パリ、ロンドンと並んで、ヨーロッパ四大大学としてローマ教皇から認定されました。「シリーズ世界遺産100」では、1218年に創立されたサラマンカ大学を中心に町の魅力を探ります。「美徳と学問と芸術の母」をモットーとするサラマンカ大学は、学問の自立と自由を守り続けました。たとえば16世紀にコペルニクスが地動説を発表すると、天動説を信じていたカトリック教会は猛烈に反発しました。しかしサラマンカ大学は教会の圧力にもめげず、コペルニクスの地動説の正当性を認めたのです。また、大学の正門にその像が立つルイス・ポンセ・デ・レオン教授は16世紀、旧約聖書の一部をスペイン語に翻訳したため、カトリック教会の反発を受けて逮捕され、5年間投獄されました。5年の服役を終えて戻ってきた教授は、「昨日言ったように・・」という言葉で講義を再開したと伝えられています。権力が奪った時間を教授は無視したのです。抗議中に逮捕された彼の教室は、今も残され当時の息吹を伝えています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コルドバ歴史地区」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1984,1994年
遺産名(英語): Historic Centre of Cordoba

スペイン南部、アンダルシア地方の都市コルドバは、ローマ帝国時代からの歴史が幾重にも積み重なった街です。ローマ帝国の衰退後、6世紀にはキリスト教国の支配下におかれ、8世紀になるとイスラム教徒ム-ア人が築いた王朝の都となりました。このイスラム時代にコルドバは大いに発展し、コンスタンティノ-プル、ダマスカスとその壮麗さを競い、「西方の宝石」と呼ばれる美しい都となりました。旧市街には迷路のように入り組んだ路地や白い壁に囲まれたパティオと呼ばれる中庭など、イスラムの街のたたずまいが今も残っています。「シリーズ世界遺産100」では、コルドバの歴史を象徴するメスキータを紹介します。イスラムの大モスクとして作られたメスキ-タには、「円柱の森」と呼ばれる大広間があります。ローマ帝国時代の古い建物の柱が再利用され、それが支える二重のアーチにもローマの技術が活用されていると言われています。13世紀、コルドバは再びキリスト教徒によって支配され、メスキータはカトリックの聖堂に転用されます。さらに16世紀にはゴシック様式の祭壇をもつ大聖堂へと改築されました。その過程で「円柱の森」は壊されそうになりますが、コルドバの人々の反対で残されます。その結果、キリスト教の大聖堂の中にイスラムの雰囲気を色濃く残した空間があるという、世界でも稀な建造物となったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「黄山」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 1990年
遺産名(英語): Mount Huangshan

72のさまざまな形をした花崗岩質の峰々が連なる黄山は、古くから詩人、画家など、多くの文人を魅了してきました。中国古代の伝説上の皇帝・黄帝が、ここで仙薬を調合し仙人になったという伝説から、黄山と名付けられました。「シリーズ世界遺産100」では、中国の山水画の原風景となってきた黄山の岩と光と雲が織りなす美しい風景の魅力を、唐代の詩人・李白の詩や、春秋戦国時代の思想家・老子の言葉、黄山を描き続けて30年の画家・朱さんの山水画などを交えながら伝えます。さらに、黄山の麓にある明・清時代のたたずまいを残した宏村(こうそん)の伝統的な民家建築群も紹介します。民家の屋根には、黄色の峰々の姿を模した壁が突き出し、庭には黄山を現した盆栽が置かれています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-10-31 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バウルの歌」 ~バングラデシュ~

国名: バングラデシュ
分類: 無形遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Baul Songs

バウルは、バングラデシュとインドの西ベンガルの農村部に暮らす神秘的な吟遊詩人です。シンプルな1弦琴のエクタラと、ドゥブキと呼ばれる太鼓を奏でながら歌い、人々の喜捨によって生計を立てています。バウルの歌の詩は、とても哲学的です。生きる苦しみからどうすれば解放されるのか・・・。そんな根本的な悩みに対し、バウルの歌は人々の心に癒やしを提供してきました。少なくとも600年以上の歴史を持つバウルは、それゆえ人々から尊敬され、宗教の壁を越えて愛されてきたのです。「シリーズ世界遺産100」では、無形文化遺産のバウルの歌の奥深さに迫ります。バウルは、神と自分以外の何者にも縛られないという独特の世界観を持っています。本格的なバウルになるためには、世俗社会を脱した修行が必要とされます。師匠や弟子が共同生活をしながら物欲を消し去り、神と人との関係を見つめ、考えるという暮らしです。バングラデシュは、1年に3回の収穫が得られる豊かな大地。しかし、一方で毎年のように洪水に見舞われます。人知の及ばない大自然を前に生きる人々を、バウルの歌は心の面から支えています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イフガオの歌 フッドフッド」 ~フィリピン~

国名: フィリピン
分類: 無形遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): The Hudhud Chants of the Ifugao

フィリピン・ルソン島北部にある、標高2000メートルを超えるコルディエラ山脈。その中に、美しい棚田が広がる一帯があります。「天国への階段」とも称される、世界遺産、コルディエラの棚田です。棚田は2000年前から、先住民族イフガオ族が、営々と築き上げてきました。「シリーズ世界遺産100」では、イフガオ族に伝わる歌で、世界無形遺産になっている「フッドフッド」を取り上げます。田植えや稲刈り、それに葬式の時などに歌われる「フッドフッド」には、祖先の物語や、伝統の習慣、稲作の大切さが歌いこまれています。歌うのは主に女性。曲は200以上もあり、全部歌うには数日かかるという、壮大な叙事詩です。番組では、田植えの歌をご紹介するほか、歌の背景となっている、人々の生活様式や、精霊への信仰、先祖の神話などをお伝えします。近年、棚田では、後継者がおらずに耕作を放棄され、崩れかけた土地が多くなっています。フッドフッドの歌い手も高齢化が進んでいます。棚田と共に、歌も、人類共通の遺産としてどう継承していくのかが、課題となっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベトナムの宮廷音楽ニャニャック」 ~ベトナム~

国名: ベトナム
分類: 無形遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Nha Nhac, Vietnamese Court Music

ベトナム中部のフエ。19世紀はじめにベトナム最後の王朝、グエン王朝が築いた王宮が世界文化遺産に登録されています。同時にこの宮廷で演奏されてきた音楽ニャーニャックも世界無形文化遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、一度はとだえかけた伝統が日本の協力でよみがえり継承されている様子をご紹介します。ニャーニャックは翻訳すると「雅楽」。15世紀ごろ中国から伝わり宮廷の数々の儀式とともに洗練されました。しかし1945年に王朝が崩壊すると楽師が離散し、長い戦乱の中で楽曲も忘れ去られていきました。その復興に尽力したのは日本でした。民族音楽の専門家たちが元楽師の演奏を録音し、また企業や基金などに資金援助を働きかけて、1996年、大学に専門学部が新設されたのです。番組ではそのフエ音楽院を訪問。「現代的な音楽にはない奥深い音色にひかれた」という女子学生が100歳の元楽師、ティさんに受ける特別授業の様子も伝えます。楽器を前にした途端に背筋が伸び、100歳とは思えない身のこなしで演奏するティさん。学生の奏でる音に耳を澄ませる表情も真剣そのもので「伝統を伝えたい」という強い思いが伝わってきました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アイガイの遺跡」 ~ギリシャ~

国名: ギリシャ
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Archaeological Site of Aigai (modern name Vergina)

ギリシャ北部、ヴェルギナ。ここで1977年に世紀の大発見がありました。盗掘されていない古代ギリシャ時代の墓が見つかったのです。中からは数々の豪華な装飾品が発掘されました。埋葬されていたのはフィリッポス2世。アフリカからインドに及ぶ一大帝国を築き上げたアレクサンドロス大王の父です。周辺からはフィリッポス2世自らが設計したと言われる王宮跡も見つかり、ヴェルギナは古代マケドニア王国の首都アイガイがあった場所だと考えられています。巨大な墳墓は現在、博物館として一般に公開され、王宮跡も修復作業が進められています。シリーズ「世界遺産100」では、フィリッポス2世が軍事強国の基礎を築く過程とのちの巨大帝国へと受け継がれる野望の行く末を描きます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「宗廟の儀礼と祭礼音楽」 ~韓国~

国名: 韓国
分類: 無形遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): The Royal Ancestral Ritual in the Jongmyo Shrine and its Music

韓国ソウルにある世界遺産の宗廟(チョンミョ)には、朝鮮王朝時代の王と王妃の霊が祀られています。ここで毎年5月に開かれる荘厳な儀式が、「宗廟祭礼」。全国から集まった王族の末裔たちが、王たちの位牌を取り出し、様々な供物と共に、音楽と歌・舞いが一体となった「宗廟祭礼楽」を捧げるのです。この儀礼と祭礼音楽は、500年以上にわたって、変わることなく伝承されていることから、世界無形遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、宗廟祭礼楽の成り立ちや、独特の旋律を奏でる楽器をご紹介します。祭礼楽を作ったのは、朝鮮王朝第4代国王、世宗大王。ハングル文字を作るなど、朝鮮文化の礎を築いた名君として知られる世宗大王は、中国の雅楽が中心だった宮廷音楽も、朝鮮独自のものに変えようと考えました。そして、独自の音階を作り、自前で楽器も作るようになったのです。祭礼楽で歌われる歌には、苦難の歴史の中で守り続けた民族の誇りが歌われており、旋律とともに、音楽全体がコリアの心を表現しています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「パジェーラ様式の歌」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): The Cantu in paghjella: a secular and liturgical oral tradition of Corsica

地中海に浮かぶフランス・コルシカ島。コルシカの人々は大の歌好きです。バーやレストランでも、食前酒を飲みながら歌を歌うことが珍しくありません。その島に長く歌い継がれてきた伝統の歌が「パジェーラ」です。「シリーズ世界遺産100」では、世界無形文化遺産に登録された「パジェーラ様式の歌」を紹介します。18世紀にその様式が確立されたといわれる「パジェーラ」ですが、起源など詳しいことは分かっていません。コルシカ語の歌詞で、村の集会や教会のミサなどで歌い継がれてきました。3人以上の男性が高・中・低の3声を使って音をずらしながら、複雑で奥深い響きを表現します。楽譜などはありません。すべて口承のため、常にその存続が危ぶまれてきました。しかし、今その伝統を絶やすまいと努力を続ける人たちがいます。彼らにとって、幼いころ覚えた「パジェーラ」こそ、ふるさとそのものなのです。山の村でふるさとの伝統を伝えていこうと歌の練習を重ねる人々を訪ね、「パジェーラ」の美しい響きを堪能していただきます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「無形遺産・メヴレヴィ教団のセマーの儀式」 ~トルコ~

国名: トルコ
分類: 無形遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): The Mevlevi Sema Ceremony

くるくる回り続ける舞いセマーは、トルコ内陸部にある町、コンヤで13世紀に生まれました。そもそもイスラム神秘主義教団であるメヴレヴィ教団の儀式として始まったものです。メヴレヴィ教団は、思想家メヴラーナの名前に由来しています。彼は町の霊廟に眠っています。セマーの舞いは、20世紀にオスマン帝国滅亡とともに姿を消しましたが、一部で継承され、無形文化遺産となりました。「シリーズ世界遺産100」では、セマーを受け継ぐオズチャクルさんと、数年前から踊り始めた彼の息子の姿を通して、“回る”踊りの意味を伝えます。なぜ回るのかというと、宇宙に回らないものがないからです。銀河系では地球が太陽を回り、体内では血液が絶えず循環しています。万物が回転しているならば、人間も邪心を捨てて回り続けることで無我の境地になり、神に近づけると考えているのです。オズチャクルさんは20人ほどの団員を連れ、週に一度、市内の会場に出向きます。白い衣装、黒いコート、長い帽子、すべては人間の死と死後の世界に深くかかわっています。そして、全員で舞うセマーも、宇宙の天体の動きのようです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ハバナ旧市街と要塞」 ~キューバ~

国名: キューバ
分類: 文化遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Old Havana and its Fortifications

キューバの首都ハバナ。スペインによる植民地時代のコロニアル建築が並ぶ美しい街並みは「カリブ海の真珠」と呼ばれ、ヨーロッパを中心に年間200万人以上の観光客が訪れています。一方、スペイン統治時代から約500年がたち、多くの建物が老朽化しています。後ろ盾だったソビエトの崩壊とアメリカによる経済封鎖でキューバ経済は疲弊。建物を修復するための費用や資材が慢性的に不足してきました。「シリーズ世界遺産100」では、そんな街の再生に力を注ぐ若者たちの姿を紹介します。国を挙げた建物の修復とその活用を進める「再生プロジェクト」。その一環として設立された職業訓練校では、建物や壁画などの修復に必要な技術を無料で学ぶことができます。学校がスタートしてから20年。これまでの卒業生は1000人を超え、その技術は旧市街の再生に活かされています。修復した建物は、観光に利用。そこで得た利益をまた別の修復の資金に充てるという仕組みで着実に修復が進められています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「パフォス」 ~キプロス~

国名: キプロス
分類: 文化遺産
登録年: 1980年
遺産名(英語): Paphos

キプロス南西に位置する海沿いの街、パフォス。ヨーロッパを中心に毎年多くの観光客が訪れるキプロス屈指のビーチリゾートとして注目を集めている場所です。ここには紀元前12世紀から2600年に渡る数々の遺跡が点在しています。「シリーズ世界遺産100」では、パフォスで最も古い遺跡の神殿跡にスポットを当てます。かつて神殿には周辺の島々から多くの巡礼者が訪れ、子孫繁栄と豊穣を祈っていました。女神として祭られていたのは高さ120センチの黒い石。この女神像に顔はなく、具体的なイメージがないままに崇拝されていました。パフォスの女神はやがてギリシャ神話に登場する愛と美の女神アフロディテと呼ばれるようになります。そのきっかけは何だったのか? 英語で「ヴィーナス」と呼ばれる愛と美の女神の誕生秘話と共にパフォス最古の遺跡に迫ります。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-13 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ガダーミス旧市街」 ~リビア~

国名: リビア
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Old Town of Ghadames

リビアの砂漠に、1300年間交易ルートの十字路として栄えたオアシスがあります。「砂漠の真珠」と呼ばれたガダーミスです。暑い砂漠にたたずむ理想郷として旅人たちがあこがれた街です。真珠と呼ばれるのは、しっくいで塗り固められた家の壁が、太陽の光を反射して白く輝いているからです。これは実は熱を蓄積させない工夫でもあります。その一方、町の通りは土の屋根に覆われていて、暗く涼しい作りになっています。外気が50度を超えても通りは20数度という快適な気温が保たれているのです。家の中には天井に小さな窓が一つあるだけです。しかし、その窓を開けると部屋が急に明るくなります。小さな窓からの光では得られないこの明るさは家の壁のあちこちに掛かってある鏡のおかげです。小さな窓によって熱気を取り込まないようにしながらも、光を鏡で倍増させて部屋を明るくしているのです。涼しさを得るための工夫はまだあります。オアシスをぐるりと囲むヤシの木の森もその一つ。砂嵐から守ってくれ、涼しい空気を作り出します。30年前砂漠の理想のオアシスに悲劇が訪れます。水源が枯渇し人は暮らせなくなったのです。ヤシの森も枯れてしまいました。新市街が作られ、およそ5000人の住民すべてが移って行きました。それでもガダーミスを愛する人々は、私財をなげうって遠くから水道を引き、枯れたヤシ畑を復活させようと努力してきました。そして毎週金曜日、礼拝の日には、住民は住み慣れたガダーミスのモスクに集まり祈りをささげています。ガダーミスはまだ人々にとって輝き続ける砂漠の真珠なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バイカル湖」 ~ロシア~

国名: ロシア
分類: 自然遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Lake Baikal

シベリアの真珠と称えられるバイカル湖は、面積およそ3万平方キロに及ぶ三日月型の湖。バイカルとはタタール語で「豊かな湖」を意味します。1500種に及ぶ生き物が生息するまさに豊かな湖です。「シリーズ世界遺産100」では、バイカル湖の成り立ちや、特異な環境の中で独自の進化を遂げた生き物たちをご紹介します。通常、湖は、川によって運ばれた土砂などが堆積し、数千年から数万年で消滅します。しかし、バイカル湖は、3000万年もの昔から変わることなく存在し続けています。それは、バイカル湖が巨大な断層の上に出来ているから。その亀裂は今も広がっています。バイカル湖は消えるどころか、今も拡大し続けているのです。周囲から隔絶された環境の中で、バイカルアザラシなど1000を越える湖固有の種が生まれました。しかし、近年、観光化や周辺の工場建設などで汚染が進んでいます。この稀有な自然をいかに守ってゆくかが、今後の課題です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「オリンダ歴史地区」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 1982年
遺産名(英語): Historic Centre of the Town of Olinda

南米ブラジル。大都市レシーフェの対岸に、古き植民地時代の面影を残す町オリンダがあります。16世紀、ポルトガルがブラジルに建設した、最初の植民地です。カラフルなバロック様式の建物が、建ち並びます。オリンダは植民地時代、黒人奴隷を使ったさとうきび産業で栄えました。豊かな富により、美しい石畳の町が築かれました。しかし17世紀、オランダに奪われ、破壊されました。ポルトガルは、壊された町の再建に乗り出します。中でも、ポルトガルが力を注いだのが、サン・フランシスコ修道院です。1715年から40年間かけて土台から再建されました。中庭の回廊の壁は、青と白の装飾タイルで埋め尽くされています。ポルトガルの装飾タイル、アズレージョです。修道会の創設者、聖フランシスコの生涯が描かれています。修道院の再建のため、これも本国から運ばれてきました。こうしたポルトガルを代表する芸術品が、人々の心のより所となってきたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「キト市街」 ~エクアドル~

国名: エクアドル
分類: 文化遺産
登録年: 1978年
遺産名(英語): City of Quito

南アメリカのエクアドル。その首都キトは、アンデス山脈の北部に位置する標高2850メートルの“天空都市”。そして1978年、世界遺産第一号になった街です。この街はかつて、クスコに次ぐインカ帝国第2の都市として栄えていました。しかし16世紀半ば、スペインによる侵略を受け、植民都市として生まれ変わります。街には、ヨーロッパから持ち込まれた建築様式の教会や修道院が80以上。すべてカトリック布教のためのものです。この街並みが植民地時代の文化を伝えるものとして、世界遺産になったのです。華麗な建築の中には、キリスト教文化には見られないものが潜んでいます。それは、インカ帝国で最高の神と崇められていた太陽のモチーフなどです。支配を受けた先住民たちがインカの誇りを失わないようにと織り込んだ、意志表示でした。このような先住民たちの強い意志はスペインの文化とぶつかり、キト独自の芸術を生み出しました。人々はどのようにしてスペインに立ち向かい、インカの誇りを守り継いできたのでしょうか。「シリーズ世界遺産100」では、キトの街に先住民の刻んだインカの証しを探します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ラウマ旧市街」 ~フィンランド~

国名: フィンランド
分類: 文化遺産
登録年: 1991年
遺産名(英語): Old Rauma

フィンランドのボスニア湾に面したラウマは18~19世紀に海運業で繁栄した港町で、旧市街には約600軒の木の家が並んでいます。町は17世紀に大火事に遭いすべて焼失しましたが、市民の努力で復興。美しい町並みが出来上がりました。「シリーズ世界遺産100」では、カラフルな木造の家々の映像と共に復興の歴史を紹介します。木の家はみな、木材を積み上げた北欧伝統の建築ですが、外観はひとつとして同じものがないほど多様です。船乗りだった住人が外国で見た様々なデザインを取り入れたからです。そのため他に類を見ないユニークな木造の町となりました。一度は大火で焼失しましたが、バルト海交易に欠かせない場所だったため市民はすぐに復興にとりかかりました。女性たちも働き、彼女たちが編んだボビンレースは高品質でヨーロッパ中で人気を博しました。レース編みが重要な交易品となり、復興に役立ったのです。番組ではボビンレースの見事な技もご紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「クスコ市街2」 ~ペルー~

国名: ペルー
分類: 文化遺産
登録年: 1983年
遺産名(英語): City of Cuzco

赤い屋根が連なる盆地の町、クスコは、15世紀に栄えたインカ帝国の都でした。現在の町並みは、16世紀に侵略してきたスペインが造り上げたものですが、町の所々に、インカ時代の精巧な石組みが残っています。「シリーズ世界遺産100」では、インカ帝国時代から続く収穫祭「インティ・ライミ」の祭りの行列を追いながら、インカの伝統や信仰をみてゆきます。インティ・ライミの祭りが始まるのは、「太陽の神殿」。インカでは、皇帝は、太陽の子であるとされていました。一行は、インカ時代の石積みの道を練り歩いて、町の中心のアルマス広場へやってきます。広場には、かつて神殿や宮殿が立ち並んでいました。現在、広場に建つのは、スペイン人が造ったカトリックの大聖堂です。祭りは、町を見下ろす丘にあるインカ時代のサクサイワマン遺跡で、クライマックスを迎えます。皇帝役が、とうもろこしの酒「チチャ」を大地の神と太陽の神に捧げると、人々は歓喜の踊りに酔いしれます。インカの記憶は、クスコの人々の心の中に生き続けているようです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ワスカラン国立公園」 ~ペルー~

国名: ペルー
分類: 自然遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Huascaran National Park

南米ペルーのワスカラン国立公園は、世界で最も高いところにある国立公園です。6000メートルを超える山々が連なり、標高によって、様々な種類の高山植物を見ることができます。中でも標高4000メートル付近に育つ、プヤ・ライモンディというパイナップル科の植物は、非常に珍しい生態で知られます。「シリーズ世界遺産100」では、このプヤ・ライモンディに注目します。山肌に、にょきにょきと生えているプヤ・ライモンディは、高さ10メートル。しかし、最初からこんなに背が高いわけではありません。およそ百年かけて根元にデンプンを溜め込み、ある夏、一気にそれを使って伸びるのです。そして、そのてっぺんに、約一万個の花を咲かせます。百年にたった一度の開花。それに合わせるかのように、飛んでくるハチドリの仲間が、受粉を手伝ってくれます。そうして出来た小さな種が、土に根付き、また新たな百年の時を刻むのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ティワナク」 ~ボリビア~

国名: ボリビア
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Tiwanaku: Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture

アンデス山脈の麓、標高3800mという高原地帯にティワナク遺跡はあります。ティワナクは、紀元前2世紀から千年以上も広範囲に渡って栄えた古代文明で、この地に強大な帝国の首都があったと推測されています。しかし遺跡は風化と破壊が激しく、そのほとんどの部分が解明されておらず、ティワナクは謎の古代文明とされてきました。現在、遺跡は一部分が復元され、近代的な発掘調査が進められています。「シリーズ世界遺産100」では、最新の研究結果からティワナクはシャーマンを中心にした古代文明であったことを紹介します。神殿があったとされる場所には、大きな石像が立っています。神と手を結んでいるといわれるこの石像は、シャーマンをかたどったものといわれます。また、遺跡からは後頭部が異様に長い頭蓋骨が250も出土しています。頭の形を変形させることで神と交信できると信じられていたシャーマンのものと思われます。彼らは日々天体観測をして、季節の変化を察知したり一年の暦をつくりました。自然の神と人とを結ぶシャーマンは、人心を掌握し大きな権力を持っていたのでしょう。石造の手前には、175の人面像があります。皆顔つきが違っており、シャーマンを頼って集まってきたアンデスの様々な民を表していると考えられています。厳しい自然環境の中、人々はシャーマンの下に結束し、ティワナクは千年の繁栄を遂げたと推測されます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マチュピチュ2」 ~ペルー~

国名: ペルー
分類: 複合遺産
登録年: 1983年
遺産名(英語): Historic Sanctuary of Machu Picchu

ペルー・アンデス山脈の、標高2400メートルの山上に作られた精緻な石造りの都市マチュピチュ。謎の空中都市と呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では、最新の研究成果を元に、都市の全容に迫ります。マチュピチュはインカ帝国の冬の都だったと考えられています。皇帝は輿に乗り臣下を引き連れてマチュピチュにやって来ました。精巧な石造りでできた皇帝の住居が残されています。寝室の壁は赤い石膏で覆われ、床には毛皮が敷きつめられていました。マチュピチュの周辺からも石作りのさまざまな建造物が発掘されています。断崖に築かれた「インカ道」は、インカ帝国の各都市を結ぶ道路網でした。その総延長は4万キロメートルに及んでいました。「アンデネス」と呼ばれる段々畑は、山頂から山すそまで広い範囲に作られていました。石を積み上げてできた「アンデネス」は畑であると同時に城壁の役割も担っていた考えられています。マチュピチュは山全体に広がる、巨大な人工都市であることがわかってきたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「チャビン」 ~ペルー~

国名: ペルー
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Chavin (Archaeological Site)

アンデス山脈の谷間、海抜3200メートルにある謎の遺跡、チャビン。今から2500年ほど前に宗教都市として繁栄を極め、アンデス各地から多くの信者が集まってきました。アンデス文明では最強の動物とされたジャガーが神格化されていて、チャビンでもジャガー信仰を示す石像が地下に張り巡らされた迷宮から発見されています。「シリーズ世界遺産100」では、チャビン遺跡と、その地下にある未だ解明されていない謎が多く残る迷宮を紹介します。チャビン文明は、マチュ・ピチュなどで知られるインカ文明よりも2000年以上前に栄えた文明で、インカ文明同様、文字を持たなかったために多くのことが謎に包まれています。広場を備えた巨大な神殿で、神官たちがほら貝を吹き儀式を執り行っていた様子が、石板に描かれていました。さらに遺跡からは地下へと通じる入り口から全長2キロに及ぶとも言われる回廊が発見されました。そこは特別な許可を持つ、地位の高い神官だけが入ることのできる神聖な修行の場所でした。さらに奥にある4.5メートルの高さの石柱には、チャビンにおける絶対的な神の姿が彫りこまれていました。神殿建設に用いられた高度な技術と、独特の彫刻が施された石像はチャビンの高い文明の影を今に残しています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ティカル国立公園」 ~グアテマラ~

国名: グアテマラ
分類: 複合遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Tikal National Park

ティカルが発見されたのは今から300年前、スペイン人の神父が布教の帰り道、密林の中に迷い込んだ偶然からでした。発掘は1956年から始まり、マヤ文明の都市遺跡の全貌が明らかになってきました。およそ千年に渡って栄えた都市は、10世紀忽然と姿を消しました。「シリーズ世界遺産100」では、密林の中で6万人も住んでいた人々が如何にして水を確保したのかの知恵を伝えます。ティカルは5月になると雨季を迎えますが、激しく降った雨もあっという間に地面に染み込んでしまいます。大地が目の粗い石灰岩で出来ているからです。人々は、この石灰岩を逆に利用する知恵を持ちました。石灰岩を砕いて焼き、水を加えて、「漆喰」を作ったのです。漆喰は水を通しません。広場をわずかに高低さを付け斜面にして、その上に漆喰を塗りました。広場に降った雨は漆喰で固められた地面の上を流れ、貯水池に導かれました。貯水池の底も、厚さ10センチから30センチもの漆喰で塗り固められていました。密林の中のこの壮大な仕掛けで水を貯め、6万人の人々の暮らしを支えていました。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-11-29 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「クヴェトリンブルクの旧市街」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Collegiate Church, Castle, and Old Town of Quedlinburg

ドイツ中央部、国家発祥の地と呼ばれるクヴェトリンブルクには、15世紀からの古い木組みの家が1200軒以上も建ち並んでおり、中世の街並みが今も残る貴重な遺産となっています。時の国王が、独立を求める町の有力商人たちを規制するために石造りの建造物を禁止したため、木組みの家だけが残されたのです。「シリーズ世界遺産100」では、美しい木組みの家並みと、その家の修復に努める若者たちの姿を紹介します。町には古くなって修復を必要としている家が数多くあります。2000年、ドイツ文化財財団は「木組み建築センター」を発足させ、若者たちに家の修復・保存を学ばせ実践させています。自ら志願して町に集まってきた若者たちは素人同然ですが、熟練した職人から技術を学びながら、古い資材を使い昔ながらの手作業で一軒の家を実際に修復するのです。プロの職人と比べると、倍以上の時間がかかってしまいます。それでも、経験を積んだ若者たちの7割以上が、その後も建築や修復の仕事に就くといいます。貴重な文化財を守るため、木組みの古都では将来を見据えたプロジェクトが動いています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サン・ルイス歴史地区」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Historic Centre of Sao Luis

南米ブラジル。赤道直下のマラニョン州の都サン・ルイスは、二つの川の合流地点にあります。17世紀の初め、ブラジルで唯一、フランスが建設した植民地です。国王ルイ13世にちなんで、サン・ルイスと名付けられました。現在、州政府の庁舎となっているレオエス宮殿では、1612年、フランスが建設を始めた、新古典様式の建物です。宮殿は石造りの城壁で囲まれています。フランスはこの地に堅牢な要塞を築いていました。しかしわずか3年後、ブラジルに植民地を広げていたポルトガルが征服、新しい街を作ります。縦に細長く丸みのある入り口や、飾りの付いた出窓は、ポルトガルの様式です。中でも目をひくのは、建物の壁を美しく彩る、装飾タイルです。アズレージョと呼ばれています。太陽の光を反射し、暑さを和らげ、風雨にも強いと言われています。タイルは、ポルトガルの商人が本国から船で運んできました。当時、サンルイスは、砂糖や綿花の輸出港として、栄えていました。人々は祖国の建物を、再現したいと願ったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「中国の書法」 ~中国~

国名: 中国
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): Chinese calligraphy

中国発祥の芸術表現、「書」。「シリーズ世界遺産100」では、漢字3000年の伝統を担う若き書家たちを紹介します。浙江省の紹興市にある蘭亭書法芸術学院は、中国初の書法専門の大学です。紹興にこの大学が設立された理由は4世紀、この地に「書聖」王羲之が暮らしたから。王羲之の別荘だった蘭亭で行われた宴のあとに彼がしたためた詩集の序文「蘭亭序」は、書の最高傑作として後の世の書家たちの手本となりました。蘭亭書法学院でも、学生たちは「蘭亭序」の拓本を取ることから始めます。そして先人たちの作品を来る日も来る日もひたすら模写し続け、最終的に自分の「書」を確立することを目指します。パソコンが普及した現代でも、3000年の歴史を持つ書の文化は未来へ受け継がれていくのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ビスカヤ橋」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2006年
遺産名(英語): Vizcaya Bridge

スペインバスク地方のビスカヤ湾に流れるイバイザバル川。この地方は古くから鉄鉱石の産地であり、今も川の上流には鉄工所が立ち並びます。大型船の運航のため、河口に珍しい形の橋が建設されたのは19世紀末のことでした。「シリーズ世界遺産100」では、世界で初めてとなるゴンドラ式のビスカヤ橋の特徴を伝えます。設計したのはスペインの建築家アルベルト・パラシオ。パラシオはパリのエッフェル塔を設計したエッフェルとも親交を持ち、軽量鉄骨の構造を実現させました。ビスカヤ橋の構造は、川幅160メートルの両岸に45メートルの高さの鉄橋を備え、ワイヤーで吊り下げられたゴンドラが人と車を運ぶというものです。ゴンドラは一日中行き来し、車は6台、人は50人ほどが乗れます。完成したのは1893年のこと、船の運航を妨げない理由からでした。ビスカヤ橋は、近代から現代への技術革新の証として世界遺産に登録されました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「プエブラ歴史地区」 ~メキシコ~

国名: メキシコ
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Historic Centre of Puebla

16世紀、スペイン人がメキシコに入植していち早く築いた街プエブラ。標高2100メートルの高地にあるこの地域は、スペイン人がやって来るまで未開の地でした。入植したスペイン人たちは、この未開の地に宝の山を見つけたのです。それは、陶器作りに適した良質の土でした。世界遺産に登録されている歴史地区の多くの建物は、スペイン中部の陶器産地・タラベラの技法を活かして作られたタイルで飾られ、プエブラに欠かせない魅力となっています。「シリーズ世界遺産100」では、プエブラを代表する産業となったタイルづくりの歴史と、聖堂から住宅まで多種多様なデザインと色彩で彩られたタイルの美を紹介します。プエブラ周辺に住んでいた先住民は、もともと素焼きの技術をもっていました。スペインから移り住んだ陶工は、そんな彼らに上薬を塗って光沢を出す技術を伝えたのです。プエブラの街では教会の屋根という屋根が色鮮やかなタイルで覆われ、イスラムのモスクを思わせます。入植者の多くは、スペイン南部から来た人々でした。そこは15世紀末までイスラムに支配されていた土地。タイルはイスラム文化を受け継いだものだったのです。植民時代から続くタイルの工房では、今も大量生産はせず、職人たちが昔ながらに一枚ずつタイルを仕上げていきます。番組では、タラベラ焼きのタイル技術の結晶とも言える旧サンタ・ローサ修道院にもご案内します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「中国の篆刻技術」 ~中国~

国名: 中国
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): Art of Chinese seal engraving

中国で古代から権威の象徴であった印鑑。「シリーズ世界遺産100」では、今も人びとの憧れの的になっている印鑑を支える篆刻(てんこく)の世界を紹介します。古くから芸術の都として知られる浙江省杭州に、西泠印社という篆刻家の団体があります。西泠印社の優れた印鑑制作技術は無形文化遺産に指定されています。篆刻家の腕の見せどころは、文字をいかにデザインして石の表面に収めるか。そのためには最低でも3か月は時間をかけると言います。費用も最低10万元(約170万円)かかりますが、それでも注文は後を絶ちません。素晴らしい印鑑を持つことはステータスシンボルとなるのです。3000年も受け継がれてきた印鑑は、現代の中国でも欠かすことのできない物なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アトス山」 ~ギリシャ~

国名: ギリシャ
分類: 複合遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Mount Athos

ギリシャ正教最大の聖地、アトス山はギリシャ北部のハルキディキ半島の最東端にあります。20の修道院が建ち、およそ2000人の修道士が修行の日々を送っています。ここは険しい山々と深い森に囲まれ、船でしか入山することができません。また女性の立ち入りは一切禁止で、一日に入山できる人数も制限されています。世俗と隔絶されたアトスの地では、修道士たちの独自の暮らしが代々引き継がれています。「シリーズ世界遺産100」では、アトス山で修行する修道士の暮らしを紹介します。訪れたのはケリと呼ばれる少人数の修道士が暮らす小さな修行の場です。10世紀に建てられたケリでは2人の修道士が自給自足の生活を送っていました。なぜ修道士たちはこの地で祈りを捧げるのか? 彼らの暮らしから垣間見られるものとは? 神と向き合う修道士たちの姿に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ライヒェナウ」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Monastic Island of Reichenau

ドイツの南端、スイスとの国境に近いボーデン湖に、陸から続く一本の並木道が延びています。その先に広がるのがライヒェナウ島です。「幸せな島」という意味のこの島全体が、修道院の島として世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、中世の修道院跡が島の風景に溶け合い、まるで絵画のように美しいライヒェナウ島にご案内します。ライヒェナウ島は、中世にはベネディクト修道会の拠点として大きな役割を果たしました。8世紀、島には25の宗教施設が建てられました。当時のフランク王国は、まだ原始的な信仰が残るこの地域に、キリスト教を広めようとしました。そして、ライヒェナウ島はキリスト教布教の拠点としてだけでなく、中央ヨーロッパの美術の中心地としても発展していきます。9世紀末に建てられたザンクト・ゲオルク聖堂。この聖堂が美術史上名高いのは、ロマネスク以前の壁画があるからです。中世初期の聖堂の壁画装飾全体が残っていることは、極めて稀なことなのです。題材は「キリストの奇跡」。修道院の活動は19世紀はじめ、ナポレオンによって閉鎖されるまで、1000年続きました。一本の道だけで外界と結ばれたライヒェナウ島は、今も修道院時代の残照の中で輝いています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フランドルのベギン会修道院」 ~ベルギー~

国名: ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 1988年
遺産名(英語): Flemish Beguinages

ベルギーのフランドル地方にあるブリュージュ。ヨーロッパ有数の古い町で水の都として知られています。中世の建物が軒を連ね、その横を運河が静かに流れていきます。運河にかかる橋の向こうに重厚な門が構えてあります。そこを一歩入るともう一つの街並みが静かな佇まいを見せています。現在はベネディクト修道院としてシスターたちが神に仕える生活を送っています。いまからおよそ800年前、13世紀にはベギン会の女性たちが共同生活を送っていたのです。中世ヨーロッパ、女性は従属的な生き方を強いられて人生の選択肢が限られていた時代でした。ベギン会は、こうした女性たちの自立を支援する修道院として生まれました。創設したのはフランドル伯爵夫人のマーガレット。従来の修道院とは違い世俗の中で働き収入を得ることも許され退会すれば結婚も認められていました。ベギン会は、女性の新しい生き方としてヨーロッパ各地に浸透して行きました。彼女たちはミサを終えると、それぞれの仕事をするために町へと出て行きました。「シリーズ世界100」では、様々な境遇を背負い自立をめざして生きてきた女性たちの記憶を留めた町、ブリュージュを訪ねその歴史を辿ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「中国の木製活版印刷技術」 ~中国~

国名: 中国
分類: 無形遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): China engraved block printing technique

1000年前に生まれた木製活版印刷技術。一族の家系図を作るための大切な手段として現代に伝わっています。「シリーズ世界遺産100」では、この技術と儀式のすべてをたったひとりで取りしきる技術者を紹介します。浙江省瑞安、王釧巧さんは木の活字印刷技術を継承する家の22代目にあたります。小さな木片を一つ一つ刻んで活字を作り、印刷まで分業せずにひとりですべて仕上げる技術者は、瑞安以外ほとんどいません。瑞安の技術者がもっぱら制作するのが「族譜」と呼ばれる家系図。一族のすべてのメンバーの名前が記されます。王さんが最近仕上げた族譜は全部で12巻。延べ1200ページにもなりました。王さんは完成した族譜を届けに向かいます。20年ぶりに作った新しい族譜に、発注した一族は大喜び。故郷を離れていた親族も集まり、盛大な儀式を行って祖先に族譜の完成を報告します。瑞安一体は華僑の多い場所ですが、こうした儀式こそが一族の絆を深める大切な機会なのです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ミストラ」 ~ギリシャ~

国名: ギリシャ
分類: 文化遺産
登録年: 1989年
遺産名(英語): Archaeological Site of Mystras

ミストラはギリシャ・ペロポネソス半島南東部にある中世の城塞都市の遺跡です。軍事都市国家として知られたスパルタから車で10分。標高600mほどの山肌に、一見廃墟のように見える遺跡がミストラです。遺跡の多くは聖堂ですが、現在は王宮が修復中です。春になると多くの野生の花が咲き誇り、大変美しい場所です。「世界遺産100」では「廃都に輝く聖堂」と題し、美しく保存状態のよい聖堂の数々とその特徴を紹介します。そもそも十字軍の要塞都市として築かれたミストラは、ビザンティン時代末期、帝国の領土となり、ペロポネソス半島一帯を統治する総領府が置かれました。その領主がとりわけ力を注いだのが教会の建築でした。各地から気鋭の建築家や画家を集め、当時としては珍しい「妊娠したマリア」などの人間的な描写の絵画が誕生し、「パレオロゴス朝ルネサンス」が花開きました。現在も5人の修道女が暮らすパンダナサ修道院や、最後の皇帝コンスタンティヌス帝が即位した聖ディミトリオス聖堂では、現在も年に数回ミサが開かれます。バスや自家用車などでギリシャ中から人々が集まり、廃墟のように見える聖堂にも命の温かさが通います。そして人々はキリストの命とされるろうそくの炎を片手に家路へと向かうのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「和食 日本人の伝統食文化」

国名: 日本
分類: 無形遺産
登録年: 2013年
遺産名(英語): Washoku, traditional dietary cultures of the Japanese, notably for the celebration of New Year

日本の食事は、豊かな自然の恵みを受けた多彩で新鮮な食材を使い、素材の味わいを生かしたものです。一汁三菜を基本とする和食は健康的であるばかりでなく、日本独自の食文化を育んできました。「シリーズ世界遺産100」では、和食が大好きというご家庭の台所を訪ねます。秋の日につくっていたのは菊の花と春菊のおひたしという旬のもの。そこにもみじの葉に型抜きされたニンジンが添えられます。食卓が四季の移ろいに飾られました。和食の大きな特徴は、年中行事に深く関わってきたことです。正月のおせちがその代表ですが、千葉県の香取神宮でその原点が見られます。古くから続く神事でのお供え物は山と海の幸を盛ったもの。神様に食べていただいた後、氏子が食べます。一年の収穫を感謝し新年の豊作を祈願するこの思いが、おせちになりました。おせちに欠かせない黒豆や田作り、数の子にはそれぞれ意味があります。それは日本人が食に込めた願いです。どんな意味なのかは番組の中で・・・。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2013-12-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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