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●シリーズ世界遺産100 「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」 ~ポルトガル~

国名: ポルトガル
分類: 文化遺産
登録年: 1983,2008年
遺産名(英語): Monastery of the Hieronymites and Tower of Belem in Lisbon

ヨーロッパのどの国よりも早く外洋に乗り出して行ったのはポルトガルでした。リスボンに残るジェロニモス修道院とベレンの塔は、15世紀に始まる大航海時代の記念碑です。「シリーズ世界遺産100」では、大航海時代に活躍した偉人たちと、彼らが記念碑として残した遺産を伝えます。ポルトガルを最初に海外進出に導いたのは、エンリケ航海王子でした。1415年北アフリカのセウタ攻略を契機に、アジアへの新航路の開拓を志していました。王子の夢は死後38年経った1498年、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓にとなって実現しました。結果、ポルトガルはヨーロッパ最大の貿易国に発展し、インドからの金銀や胡椒がもたらす富は、エンリケ航海王子の孫であるマヌエル1世(在位1495~1521)の時代に黄金期を迎えます。ジェロニモス修道院は、マヌエル1世がエンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業をたたえ建設したものです。内部は航海にちなんだ「マヌエル様式」という、船や貝殻、胡椒など航海をモチーフとした装飾で飾られています。ベレンの党は、同じくマヌエル1世が航海に出発する船隊を守るために、テージョ川の河口に要塞として建てたものです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ハルシュタットの文化的景観」 ~オーストリア~

国名: オーストリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Hallstatt-Dachstein / Salzkammergut Cultural Landscape

アルプスの渓谷の合間に、大小76もの湖が点在するオーストリアのザルツカンマーグート地方は、風光明媚な場所として知られ、山と湖が織りなす景観は、ヨーロッパでも有数といわれています。そうした湖のほとりに、その美しさが真珠にたとえられる町、ハルシュタットがあります。ハルはケルト語で「塩」を意味し、ハルシュタットは古くから岩塩の町として栄えてきました。「シリーズ世界遺産100」では、ハルシュタットの町を、それを取り巻く自然と、歴史とともに紹介します。湖と山の斜面に挟まれたハルシュタットは、人口千人の小さな町です。古い家並みが湖面に映り込み、山や湖と絶妙な調和を見せています。周囲を豊かな森に囲まれたハルシュタットには、多くの木造の建造物が見られます。教会の塔も木で出来ています。ハルシュタットは紀元前10世紀頃から、豊富な岩塩が採掘されることで知られていました。世界最古という岩塩坑も見つかっています。中世には岩塩は「白い黄金」と呼ばれるほど価値があり、ハプスブルグ家はハルシュタットを直轄地として、手厚く保護しました。岩塩の恩恵もあって、ハルシュタットの「世界の湖畔で最も美しい」と讃えられる景観は保たれてきたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マルボルクの城郭」 ~ポーランド~

国名: ポーランド
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Castle of the Teutonic Order in Malbork

ポーランド北部のマルボルクにある、中世ヨーロッパで最大級の城郭です。赤レンガで固められた堅固な城で、13世紀にドイツ騎士団が本拠地として建設したものです。「シリーズ世界遺産100」では、城博物館学芸員の案内でドイツ騎士団がたどった歴史を紹介します。ドイツ騎士団とは、武力でキリスト教を布教することを使命としたカトリックの騎士修道会です。騎士たちは僧侶で、城は修道院でもありました。城には教会や祈りのための部屋があります。十字軍遠征から戻った彼らは、異教徒の地であったポーランド北部に進出します。しかし布教は口実で、目的は騎士団の国家を造ることでした。ドイツ騎士団は強大な軍事力で次々と領土を広げ、バルト海沿岸に帝国を築いたのです。さらに琥珀を資金源にして貿易にも力を入れ、莫大な富も手に入れました。城は権威と力の象徴であり、城内の騎士団総長の館は宮殿と呼ばれるほど豪華でした。城には、賓客をもてなす設備も充実していました。騎士団の支配は多くの反発を買っていたため、ヨーロッパ中の王侯貴族を招いて支持を取り付けようと連日、饗宴を繰り広げていたのです。15世紀初め、さらなる領土拡大を図ったドイツ騎士団は、カトリックの国であるポーランドとリトアニア連合王国と戦争をし、大敗します。騎士団国家の野望は潰えたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「グウィネズのエドワード王の城郭群」 ~イギリス~

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd

イギリス南西部のグウィネズ地方は、かつてウェールズ公国が支配した土地です。しかし13世紀、イングランドのエドワード一世がウェールズを征服。支配の拠点となる城を次々に建てました。その中で、保存状態のよい4つの城跡が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、そのうちの一つ、コンウィ城を取り上げます。1287年に完成した中世城郭建築の傑作です。エドワード一世は、城とともに、城壁で囲んだ町も造り、中にイングランド人だけを住まわせました。城は、大きく二つに分かれていました。門に近い部分には、家臣たちの集会所や住まい、食糧や武器の倉庫、台所などがあり、その奥が、王や后たちの生活する空間でした。興味深いのは、王たちの使った聖堂です。祭壇の後ろの壁に小さな部屋があり、王や高貴な人々は、そこの小窓から祭壇の様子を覗きながら、ミサに参加したといいます。なぜ隠れる必要があったのか、確かなことはわかりませんが、身の安全のためだったとも言われています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-15 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ニャースヴィシュのラジヴィール家住居」 ~ベラルーシ~

国名: ベラルーシ
分類: 文化遺産
登録年: 2005年
遺産名(英語): Architectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh

かつてヨーロッパで絶大な権力を誇った一族、ラジヴィール家。彼らが束の間のやすらぎを得た邸宅がベラルーシにあります。「シリーズ世界遺産100」では、一族の栄華を今に伝える住居を紹介します。ヨーロッパの中央に位置するベラルーシに歴史あるニャースヴィシュの町があります。16世紀、町はポーランド・リトアニア大公国の最高実力者ラジヴィール家の所領となりました。ラジヴィール家は各国の貴族や王族と姻戚関係を結び、またショパンをはじめとする芸術家たちのパトロンになるなど、ヨーロッパ社会で絶大な影響力を誇りました。ニャースヴィシュの邸宅はその力を物語ります。部屋数100以上。来賓をもてなす「黄金の間」や世界中から集められた豪華な調度品、オーケストラも楽しめる野外ステージなどが見る者の目を奪います。しかし20世紀、町はソビエト連邦の一部となり、住居は共産主義の名のもとに没収され、一族は各国に離散してしまいました。住居の隣には一族専用の教会が残され、その地下には今も72人の歴代ラジヴィール家の人々が眠りについています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「レドニツェとヴァルティツェ」 ~チェコ~

国名: チェコ
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Lednice-Valtice Cultural Landscape

ヨーロッパ屈指の名門貴族リヒテンシュタイン侯爵家の領土だった、チェコ南東部のレドニツェとヴァルティツェ。そこに広がる城や多くの建築物、さらにその周りの庭園や森などが侯爵家のつくった文化的景観として世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では広大な敷地内につくられた美しい建物や人工の森や池などをお見せしながら、名産の高級ワインも紹介します。皇居の約200倍という広大な土地に、侯爵家は2つの豪勢な城を建てその周囲に森や池を造成しました。さらに森の中には、古代ギリシャ風や中世の廃墟の城というような趣向を凝らした邸宅が数多く建てられました。これらは狩猟用や展望用といった遊びのための邸宅ですが、建物と自然が一体となった壮大な景観が見られます。すべてが侯爵家が400年間かけてつくった風景なのです。また、城の中にはワインセラーがあります。侯爵家が領土内にブドウ畑を多くつくらせた為、この地は美味しいワインの生産地となったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カゼルタ宮殿」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): 18th-Century Royal Palace at Caserta with the Park, the Aqueduct of Vanvitelli, and the San Leucio Complex

イタリア南部、ナポリから20キロメートルの地、カゼルタに巨大な宮殿があります。18世紀、ナポリ王国の王カルロ7世が築いたカゼルタ宮殿です。すべて大理石で作られた宮殿の建物もさることながら、最大の自慢は120ヘクタールの庭。18世紀に造られたヨーロッパの庭の中では最大のものです。「シリーズ世界遺産100」では、カルロ7世の庭へのこだわりに注目します。300を超える滝をはじめ水のあふれるこの庭ですが、この土地はもともと乾いており、水源ははるか40キロメートルも先にしかありませんでした。そこでカルロ7世は、その水源から宮殿まで地下水道を築いたのです。一見、王のわがままに思える庭造りですが、実は国民のことを考えた狙いもありました。地下水道のあちこちから民が水を引けるようにし、そのおかげで、乾燥しがちだったこの地方は南イタリア有数の農業地帯となったのです。番組では、この水が生んだ意外な恵み、元祖モッツァレラチーズも登場。王のこだわりが生んだ恵みの秘密に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ホラショヴィツェの歴史的集落」 ~チェコ~

国名: チェコ
分類: 文化遺産
登録年: 1998年
遺産名(英語): Hola?ovice Historical Village Reservation

ホラショヴィツェはチェコ南西部の南ボヘミア地方にある人口140人の村で、18~19世紀のこの地方の農村の姿がそのまま残っています。広場を囲んで並ぶ23軒の農家の建物は民衆バロック様式と呼ばれます。大きな壁に小さな窓が特徴で、各家がそれぞれの鮮やかなパステルカラーで装飾している様は、まるで絵本から抜け出たような可愛らしさです。言い伝えによると、近くの町から花嫁さんを迎えるために皆で村全体をきれいにしたそうです。「シリーズ世界遺産100」では、村のおばあちゃんアンデルロヴァーさんの家を訪ね、その暮らしぶりを紹介します。農家は二棟で一軒という大きさですが、かつてはそのほとんどが家畜用だったといいます。今は農業を営む人はわずかになり馬や牛はいなくなりましたが、おばあちゃんは毎日飼っている鶏やウサギの世話をします。生活を支える家畜を大切にしながら伝統的な家を守るのが、村の慣わしなのです。番組ではまた、おばあちゃんがつくるボヘミア伝統の庶民料理も紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マドリウ・ペラフィタ・クラロ渓谷」 ~アンドラ公国~

国名: アンドラ
分類: 文化遺産
登録年: 2004,2006年
遺産名(英語): Madriu-Perafita-Claror Valley

ピレネー山脈の山奥、2000メートル級の山々に囲まれた谷にアンドラ公国という小さな国があります。淡路島よりやや小さいこの国。現在は、安い税金により世界中から観光客を呼び寄せていますが、17世紀から18世紀にかけては、山で採れる鉄鉱石をもとにした製鉄で潤った国でした。「シリーズ世界遺産100」では、アンドラの世界遺産となっている渓谷の一つ、マドリウ渓谷の製鉄所跡を紹介します。渓谷には、ピレネーの雪解け水が流れる川があり、この水が水車を回す動力となりました。水車の動力で、鉄を鍛えるハンマーを24時間動かし続けました。鉄を溶かす燃料もピレネーの松の木。山深いアンドラにとって、製鉄はうってつけの産業だったのです。輸出された大量の鉄はアンドラに巨万の富をもたらしましたが、18世紀後半、隣国に近代的な製鉄所が登場すると、アンドラの鉄産業はしだいに廃れていったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「オルチャ渓谷」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Val d'Orcia

イタリア・トスカーナ州のオルチャ渓谷は、なだらかな丘に、円錐形の糸杉が、まるで絵画のように絶妙に配置された、美しい田園地帯。小麦やオリーブのほか、トスカーナワインの産地としても知られています。しかし、13世紀まで、一帯は、不毛の地でした。「シリーズ世界遺産100」では、不毛の大地を開墾し、豊かな田園地帯へと変えていった土地の人々の歴史をご紹介します。このあたりは、大昔、海底だったため、塩分が多く、しかも粘土質。誰も手をつけない荒れ果てた土地でした。しかし、14世紀に入り、地主であった商人は、農民たちに、「一生懸命、開墾すれば、収穫の半分を農民のものとする」という好条件を提示。奮起した人々は、次々と開墾を進めてゆきました。同時に彼らは、はじめて「景観」というものを意識し、耕作ができるだけでなく、見た目にも美しい「理想郷」を作ろうとしました。現在のオルチャの独特の景観は、こうした人々の不断の努力によって作り上げられたものなのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「廬山国立公園」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Lushan National Park

中国江西省にある廬山は、古来より絶景の地として知られ、多くの文人を魅了してきました。廬山はかつて道教の仙人が暮らしたという神秘の山で、1400メートル級の峰々が南北30キロに渡って連なっています。「シリーズ世界遺産100」では、この廬山に住居を構えて移り住んだ山水画家を主人公に、廬山の魅力を伝えます。画家は、廬山はとても霊気のある山だと感じています。そして自らがその自然と一体となる無我の境地に達したとき、絵が出来上がると言います。唐代の詩人李白は廬山の「五老峰」という山をこよなく愛し、五老峰に朝日が上った瞬間を詩に詠みました。「廬山東南五老峰 青天削出金芙蓉」 朝日を浴びて金色の蓮の花のように輝く五老峰の姿を詠ったものです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「福建省の土楼群」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Fujian Tulou

中国南東部の福建省。山間の村に、真ん中にぽっかりと穴のあいた不思議な建造物が数多くあります。土楼と呼ばれる集合住宅です。「シリーズ世界遺産100」では、今も人々が暮らし続ける伝統的な土壁の住宅と、その歴史をご紹介します。土楼は、厚い土壁と木で造られたこの地方の伝統的な集合住宅です。高さは3階から5階。中央に中庭を置き、それを囲むように居室が並びます。すべての部屋は同じサイズ、同じ材料で造られ、対等の共同生活が営まれるようになっています。暮らすのは、同じ姓をもつ一族の人々。建物ごとに一族が別れ、代々土楼を受け継いできました。この地で土楼が建てられたのは、13世紀頃から。北方の黄河流域からきた客家(はっか)と呼ばれる人々によって、多くが造られました。客家とは『よそから来た人々』という意味です。相次ぐ戦乱や飢きんを避け、この地にたどりついた客家は、安住の住みかとして土楼を建て、一族で支えあってきました。戦乱の時代を乗り越えてきた土楼には、砦としての機能も備わっていました。建物の入り口は、通常ひとつ。円楼と呼ばれるドーナツ型をした土楼は、死角を作らず、周囲を監視しやすいよう工夫されていました。厚さ1.5メートルにもなる土壁は、銃撃にも耐えたといいます。土楼は伝統的な技法によって頑丈に造られているため、大小3万以上の土楼がいまだにこの地方に残されています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドゥルミトル国立公園」 ~モンテネグロ~

国名: モンテネグロ
分類: 自然遺産
登録年: 1980,2005年
遺産名(英語): Durmitor National Park

モンテネグロ北部にあるドゥルミトル国立公園は、320平方キロメートルに及ぶ広大な土地に、アルプス造山活動当時の地層や、かつてヨーロッパを覆っていた原生林など広がっています。絶滅を危惧されている動物も生息し、「ヨーロッパ最後の秘境」と呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では、ドゥルミトルに代々住んできた山の民の一人を案内役に、周辺の美しい自然と、人々の伝統の暮らしをご紹介します。案内役のポポビッチさんが住むポドゴラ村は、一部が世界遺産の中に含まれる小さな村。村人たちの生活の基本は、自給自足です。家族で力を合わせ、山から切り出した木で薪を作り、絞りたてのミルクで毎日チーズを作っています。電気や水道は引かれているものの、停電や断水が多く、生活は決して便利とはいえませんが、人々は自然と一体となった暮らしを大切に守っています。ただ、過疎化は進む一方で、人口は150人にまで減っています。そのため、最近ではエコツーリズムで村を蘇らせようという活動も始まっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「蘇州の古典庭園」 ~中国~

国名: 中国
分類: 自然遺産
登録年: 1997,2000年
遺産名(英語): Classical Gardens of Suzhou

13世紀、マルコポーロが、運河と町並の美しさから「東洋のベニス」とたたえた町、蘇州。春秋時代に呉王が都を置いて以来の古い伝統を持つ町です。明・清の時代、文人たちは競い合うように、この町に数多くの庭園を造りました。そのうち、今に残る9つの古典庭園が世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、代表的な2つの庭園を紹介します。中国三大庭園の一つ拙政園は、桃源郷の伝説に基づいて造られました。庭にはありのままの自然美を配し、季節ごとの彩りの変化を楽しむ様々な工夫がなされています。もう一つの庭園、環秀山荘の人工の築山は、自然界の切り立った山を庭に再現した絶品です。この築山を造った名人の言葉や、その後の戦乱で荒れ果てた環秀山荘の再建にあたった建築家のインタビューを交えながら、文人たちの理想郷の魅力に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ブリュージュ歴史地区」 ~ベルギー~

国名: ベルギー
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Historic Centre of Brugge

ブリュージュは、13世紀から14世紀にかけて毛織物工業で栄えました。しかし15世紀後半、北海と結ぶ水路が泥で埋まり、船の運行が不可能になると交易は衰退してしまいました。以来、産業革命の波も押し寄せることなく、街は中世の面影をそのまま封印したのです。ゴシック様式の建造物群が、街の姿を特徴づけています。「シリーズ世界遺産100」では、ブリュージュ市内を縦横に流れる運河の魅力と、中世から変わらぬ町の様子を伝えます。ベルギー西部のブリュージュは、ヨーロッパ各地に毛織物を輸出する商人の町として繁栄を極めました。当時隆盛を誇った商人の家、ギルドハウスの屋根は、財力を誇示する「破風」のつくりです。また「ビュールセ」という商人の家は、世界で最初の証券取引所になったところです。ブリュージュの人々と外国の商人たちが両替をしたり、取引の交渉をしたりしたのです。ビュールセの名前は、後にフランス語の「証券取引所」の語源となりました。金融の一大中心地となったブリュージュは、ハンザ同盟の一員となり、商人たちが中心となって町を作り上げたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「麗江」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Old Town of Lijiang

中国雲南省、標高2400メートルに位置する麗江は、宋代の末期の1126年に、少数民族のナシ族によって建設された町です。瓦葺の屋根が軒を連ねる旧市街には、石畳の道が縦横に走り、水路が網の目のように張り巡らされています。水路には、玉龍雪山から流れる玉龍江の澄みきった水が、絶えず供給されています。「シリーズ世界遺産100」では、水路の町、麗江の姿を、ナシ族の人々と暮らしと水とのかかわりから見て行きます。町の中には「三眼井」と呼ばれる湧き水があり、上流から下流へ、三つの眼のように区切られています。一番上流の水は飲料水に、真ん中の水は野菜などを洗うために、そして一番下流の水は洗濯などに使われます。麗江には、明代から続く伝統的な「町の掃除方法」があります。水路の水をせき止めて、あふれた水を石畳の舗道へ流すのです。ナシ族のお祭りと、「生きている象形文字」トンパ文字についても紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-04-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベネチアとその潟」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1987年
遺産名(英語): Venice and its Lagoon

イタリア本土の沖3キロメートルに浮かぶベネチアは、かつて海上貿易で栄え、「アドリア海の女王」と称えられました。世界遺産になっているのは、ベネチアの町と、その周囲に広がる潟です。「シリーズ世界遺産100」では、ベネチアの成り立ちをご紹介します。ベネチアは一つの島のように見えますが、実は、人工的に造られた120もの小さな浮島の集合体です。もともとここは、ラグーナと呼ばれる干潟で、6世紀に、異民族から追われた人々が、浮島を築いたのが始まりでした。人々は、ドロドロの干潟に、長い丸太を打ち込み、その上に石を積んで土台にし、レンガの家を建てました。そうした島々を、400を越える橋でつないで、現在のような町が出来たのです。ラグーナはまた、天然の要塞として、外敵からベネチアの町を守る役目も果たしました。かつて町には「許可なくラグーナに手を加えた者は、祖国の敵とみなす。その罪は永遠に消えない」と書かれた掲示板が立てられていました。そのことからも、ラグーナとベネチアの深い関係が伺えます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「エッサウィラ旧市街」 ~モロッコ~

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Medina of Essaouira (formerly Mogador)

モロッコの大西洋岸にエッサウィラというリゾート地があります。この町が本格的に発展したのは18世紀、モロッコの王の命によって貿易軍事の拠点として新たな街づくりがなされてからです。「シリーズ世界遺産100」では、ボーバン様式と呼ばれる城砦と、今世紀になって芸術家が集まるようになった町の様子を伝えます。ヨーロッパとの間にまだ対立があった18世紀、モロッコの王はアラブ様式の都市計画を持ちながら、ヨーロッパの合理性を持っている都市を作ろうとしました。そこで王はフランス人建築家で、ボーバンの弟子のコロニュという建築家に設計を依頼します。ボーバンは、フランスで頑丈な要塞を作ることで知られる建築家でした。エッサウィラは「ボーバン様式」と言われる頑丈な城砦で守られながらも、外交的、商業的にはオープンな港町として発展しました。この町にいつしか音楽家や画家などの芸術家が集まるようになったのは、今世紀になってからです。モロッコの中では海辺にあり過ごしやすい気候、城砦や海鳥などの風光明媚な点、そしてアラブの伝統を保っているところなどが彼らを惹きつけたのです。番組では、フランス人とモロッコ人のフュージョンバンドと、モロッコ人の前衛画家を紹介します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「古都メクネス」 ~モロッコ~

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 1996年
遺産名(英語): Historic City of Meknes

モロッコ北部の平野に位置するメクネスは、1666年現在につながる王朝が樹立し、最初の都が築かれた古都です。気候が温暖で水に恵まれたこの土地には、もともとベルベル人が町を築いていましたが、国王ムーレイ・イスマイルが大改造を行い、美しい都を築こうとしました。「シリーズ世界遺産100」では、ムーレイ・イスマイルがどんな町を作ろうとしたのかを紹介します。17世紀後半、ムーレイ・イスマイルは当時強大な力を持っていたヨーロッパ諸国と国交を結び、国王たちと積極的に交流をしました。中でもフランス国王ルイ14世に傾倒し、メクネスをモロッコのヴェルサイユにしたいと考えたのです。捕虜や囚人を使って古い町を破壊し、城壁を築きました。40メートルの地下から水をくみ上げて、巨大な貯水池も建設しました。20年のろう城にも耐えられるだけの穀物を蓄える倉庫も建設し、隣には1万2千頭の馬のための厩舎も作りました。しかしヴェルサイユに思いをはせたムーレイ・イスマイルは、街の完成を待たぬままこの世を去ってしまいます。死後彼の息子は都を移し、メクネスは50年余りで王都としての役目を失いました。ムーレイ・イスマイルは、今メクネスの霊廟で、憧れたルイ14世から送られた時計の音を聞きながら眠っています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マラケシュ旧市街」 ~モロッコ~

国名: モロッコ
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Medina of Marrakesh

モロッコ中部にあるマラケシュは、11世紀、この地を治めていたイスラム王朝の都として築かれました。世界遺産となっているのは、20キロにも及ぶ城壁に囲まれた旧市街です。「シリーズ世界遺産100」では、旧市街での人々の暮らしぶりをご紹介します。生活の中心となっているのは、スーク(市場)。あらゆるものが売られていますが、このスークの特徴は、店の奥が工房になっていること。番組では、木工職人が、先祖代々受け継いできた匠の技を披露してくれます。スークに続いて訪れたのは、お風呂屋さん。浴槽はなく、低温のサウナのようなところで、アラブ式のマッサージが行われていました。町には、他に、「パン屋さん」ならぬ「パン焼き屋さん」というのもあります。地区に必ず一つはある共同の釜で、みな自分の家で作った生地をここに持ち込み、焼いてもらうのです。1000年の歴史を持つマラケシュ。活気にあふれた町には、昔と変わらない人々の暮らしが息づいています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「フマユーン廟(びょう)」 ~インド~

国名: インド
分類: 文化遺産
登録年: 1993年
遺産名(英語): Humayun's Tomb, Delhi

インドの首都デリーの中央に、静かな庭園と美しい建物があります。16世紀に建てられた、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟です。イスラムのペルシャ文化とインド伝統の様式が融合されたこの霊廟から、ムガル建築という華麗な様式が生まれました。そして後にタージ・マハルとなって、その美は絶頂を極めたのです。「シリーズ世界遺産100」では、建物の美しさと共に、数奇な運命をたどった皇帝と、彼を愛し霊廟を建てた妃を紹介します。フマユーンは詩とワインを愛する心優しい皇帝でしたが、政治や軍事の素質を欠いていました。戦いに敗れ帝国の領土を失い、15年間も外国に亡命していたのです。そして、ようやく帝国を再建したのも束の間、階段から転げ落ちる事故であっけなく死んでしまいました。彼の死を嘆いた妃は、霊廟の建設に人生を捧げました。9年の歳月をかけ、帝国皇帝の威厳を示す立派な霊廟を完成させたのです。赤砂岩と白大理石が組み合わされた建物は、見事な優美さを見せています。緑の庭園は正方形に区切られ、水路が張り巡らされています。これは、イスラム教徒にとっての安らかな天国を表現したものです。悲運の皇帝を悼んだ妃の想いは、新しい建築美へと昇華し、後のインド建築に大きな影響を与えました。そして、実績がなかった皇帝フマユーンは、この霊廟によって歴史に名を残すこととなったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ケルアン」 ~チュニジア~

国名: チュニジア
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Kairouan

チュニジア内陸部の古都、ケルアン。この町は7世紀にアラブ軍が築いた、北アフリカで最初のイスラム都市です。町は、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖地とされています。「シリーズ世界遺産100」では、ケルアンが聖都となった理由と、当時のイスラム都市の特徴を伝えます。7世紀、中東のダマスカスから遠征した将軍ウクバがビザンツ軍を破り、この地に都を築きました。ウクバが聖都と定めたのには、この地に聖なる場所があったからです。イスラム教の開祖ムハンマド専属の理髪師がこの地に眠っているのです。伝説によれば、理髪師はムハンマドのあごひげを肌身離さず持ち歩いて、あごひげと共にここに葬られたのです。現在その場所は「シディ・サハブ(聖なる友人)霊廟」と呼ばれ、各地から多くの参拝者が訪れています。将軍ウクバはモスクも建設、後のイスラム都市のモスクのモデルともなりました。9世紀アグラブ朝の時代になると、人々の飲料水をまかなうため、40キロ離れた山から水を引き、巨大な貯水池も建設されました。当時の技術の粋を集めた事業でした。こうしてアラブの勢力は、ケルアンを拠点にして更に西へ進んでいくのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「無形遺産・メヴレヴィ教団のセマーの儀式」 ~トルコ~

国名: トルコ
分類: 無形遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): The Mevlevi Sema Ceremony

くるくる回り続ける舞いセマーは、トルコ内陸部にある町、コンヤで13世紀に生まれました。そもそもイスラム神秘主義教団であるメヴレヴィ教団の儀式として始まったものです。メヴレヴィ教団は、思想家メヴラーナの名前に由来しています。彼は町の霊廟に眠っています。セマーの舞いは、20世紀にオスマン帝国滅亡とともに姿を消しましたが、一部で継承され、無形文化遺産となりました。「シリーズ世界遺産100」では、セマーを受け継ぐオズチャクルさんと、数年前から踊り始めた彼の息子の姿を通して、“回る”踊りの意味を伝えます。なぜ回るのかというと、宇宙に回らないものがないからです。銀河系では地球が太陽を回り、体内では血液が絶えず循環しています。万物が回転しているならば、人間も邪心を捨てて回り続けることで無我の境地になり、神に近づけると考えているのです。オズチャクルさんは20人ほどの団員を連れ、週に一度、市内の会場に出向きます。白い衣装、黒いコート、長い帽子、すべては人間の死と死後の世界に深くかかわっています。そして、全員で舞うセマーも、宇宙の天体の動きのようです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観」 ~イギリス~

国名: イギリス
分類: 文化遺産
登録年: 2006年
遺産名(英語): Cornwall and West Devon Mining Landscape

イギリス・南西部のコーンウォール州からデヴォン州西部は、18世紀から19世紀の産業革命の時代、銅やスズの採掘で栄えました。牛や馬が草を食む草原には、当時使われた煙突や、レンガ造りの動力施設の廃墟が、無数に点在しており、その景観が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、コーンウォール出身の技師、リチャード・トレヴィシックを語り手に、イギリスの産業革命においてこの地域が果たした大きな役割についてご紹介します。トレヴィシックは、従来の10倍もの圧力が出せ、しかも小型の蒸気エンジンを開発した人物です。強力なエンジンの登場で、銅やスズの生産量は飛躍的に増大。エンジンと共にドリルなど掘削用の機械も開発され、それらは世界中の鉱山で使われました。さらに、トレヴィシックは世界で初めて蒸気機関車を発明。イギリスの産業革命に多大な影響を及ぼしました。町には、彼の功績を称えるためにイギリス政府が建てた銅像があります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バールベリの無線電信局」 ~スウェーデン~

国名: スウェーデン
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Varberg Radio Station

スウェーデンの西部海岸に並ぶ高さ127メートルの六つの鉄塔。そこには、アメリカに移民した同胞に、声を伝えたいというスウェーデン国民の願いが結実していました。「シリーズ世界遺産100」では、当時の最新技術であったこの施設に残る、人々の熱い思いを紹介していきます。19世紀末、スウェーデンは貧しく、国民の3分の1がアメリカに移民していました。20世紀に入り国力を回復させたスウェーデンは、アメリカの同胞にモールス信号で声を送るための、巨大施設の建設に着手します。施設の中心には、スウェーデン生まれの科学者アレクサンダーソンが開発した巨大な電波発生装置がすえつけられました。聳え立つ六本の鉄塔は、電波を増幅して大西洋を越えて電波を送るために必要だったのです。また、大西洋を越えて電波を送るために、電波を増幅させる鉄塔を6本も建設しました。スウェーデン国民の願いを凝縮したこの施設の重要性は、長距離通信の方法が短波に変わると、次第に薄れて行きました。しかし、この施設は20世紀始めの通信技術を使った施設としては唯一、今でも現役で稼動します。元従業員たちがボランティアで今もメンテナンスを行い、20世紀の始めにスウェーデンの人々の心を繋いだこの施設を守り続けているからです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-05-30 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「セラード自然保護地域」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 自然遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks

セラード自然保護地域は、ブラジルの中央高原に広がる熱帯性草原。長年にわたって気候変動期の動植物の避難場所としての役割を果たしてきたことから、現在も70種類以上の哺乳類、300種以上の鳥類をはじめ、多様な動植物が生息しています。「シリーズ世界遺産100」では、エマス国立公園の乾燥した草原に林立する塔のようなアリ塚と、それを利用して生きる動物たちの姿を伝えます。豊富な草原の枯れ草を食料とするシロアリが、塔のような巨大なアリ塚を作り暮らしています。草原にはこのシロアリを好物とするオオアリクイが生息し、大きな爪でアリ塚の堅い壁を壊し、長い舌で中のアリを絡めとります。アリ塚にはキツツキの仲間、アリツカゲラが住んでいます。草原のハンター、アナホリフクロウはアリ塚を見張り台にして獲物を探します。高い木がない草原で、鳥たちはアリ塚を上手に利用しているのです。アリ塚にはヒカリコメツキムシという虫も住み、幼虫は光を放ってエサのシロアリを引き寄せて食べます。この幼虫が育つ時期、夜になるとアリ塚全体が光を包まれる不思議な光景が草原に広がります。シロアリは数が増えアリ塚が一杯になると、新しい巣を作るために働きアリの一部が羽アリとなり飛び立って行きます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ゴイアス歴史地区」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Historic Centre of the Town of Goias

南米ブラジル。その中西部に小高い丘に囲まれた、ゴイアスの町があります。豊かな緑に包まれた街並み、細かく敷き詰められた瓦の屋根は、この町の伝統的な様式です。ゴイアスは18世紀、ゴールドラッシュで栄えた町です。遠く山奥にあるため、長い間開発の手が入らず、鉱山都市の街並みがそのまま残っています。かつては「ヴィラボア」美しい村と呼ばれていました。町はポルトガルの開拓者によって築かれました。町の中心を流れるヴェルメリョ川で開拓者たちは、大量の砂金を発見します。ヴェルメリョ川が流れる山は、金の鉱脈だったのです。ゴイアスはゴールドラッシュに沸きました。やがて、ゴイアス周辺でも金鉱が見つかり、ポルトガルは、管理を徹底するため、ゴイアスに地方政府を置きました。金が発見されたことで、本国から多くの人々が押し寄せました。ブラジルの人口はわずか数年で、8万から100万に増えたといいます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カピバラ山地国立公園」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 文化遺産
登録年: 1991年
遺産名(英語): Serra da Capivara National Park

ブラジル北部に広がるカピバラ山地国立公園。広大な山岳地帯に切り立つ岩肌には、約2万年前の人間が描いた壁画が残されています。世界最多の約600カ所、3万点以上にも及ぶ多種多様な壁画は、当時の人々の生活を浮かび上がらせます。「シリーズ世界遺産100」では、無数に描かれた壁画の中から、特に多くのモチーフにされている人々のつながりと、カピバラ山地の動物を描いたものを紹介します。これらが描かれたのは、まだ文字がなかった「先史」と呼ばれる時代であり、壁画は生活の情報や人々の思いを残すための唯一の表現手段でした。日々の食糧を得るための狩りの様子や、この地に住む動物の特徴を的確に表しています。そして、現存する世界最古の「植物画」もここで発見されました。壁画は、自然を恐れ敬う感情の萌芽を語りかけているようです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-05 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「レシーフェのカーニバルの舞踊と音楽フレーヴォ」 ~ブラジル~

国名: ブラジル
分類: 無形文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Frevo, performing arts of the Carnival of Recife

ブラジル北東部にあるレシーフェは16世紀以来、ポルトガルやオランダの植民地として栄えた港町です。毎年2月に行われるカーニバルでは2012年に無形文化遺産に選ばれたフレーヴォというこの地方独特の舞踊と音楽が人々を魅了します。「シリーズ世界遺産100」では、このフレーヴォに秘められた歴史をご紹介します。フレーヴォは煮えたぎるという意味。まるで足元に熱した大鍋があるように飛び跳ねることから名づけられました。行進曲やポルカ、ジャズなど、様々なジャンルが融合して生まれたアップビートな音楽に合わせ、手に小さな傘を持ちながら踊ります。ダンスの起源はアフリカから連れてこられた黒人奴隷の護身術、カポエイラにあります。レシーフェが砂糖貿易の拠点だった植民地時代、サトウキビ畑での過酷な労働を強いられた奴隷たちが主人からの暴力をかわすために編み出した動きが、フレーヴォのステップのルーツなのです。現在、レシーフェ市には無料でレッスンを受けられるフレーヴォの学校もあり、地元の伝統文化として大切に守られています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドゥブロブニク旧市街2」 ~クロアチア~

国名: クロアチア
分類: 文化遺産
登録年: 1979,1994年
遺産名(英語): Old City of Dubrovnik

クロアチア南端に位置するドゥブロブニク。紺碧の海に映える赤い屋根、白い壁の町並みは「アドリア海の真珠」とうたわれてきました。街は、その美しさとともに、東西の大国のはざまで400年以上にわたって自治を貫いてきたことでも知られます。「シリーズ世界遺産100」では、ドゥブロブニクの自治の歴史をたどります。天然の良港に恵まれたドゥブロブニクは、交易によって発展。14世紀にはベネチアと競い合うほどの都市国家に成長します。豊かになった街では、自治と、福祉の充実が進められました。当時作られた「都市法」には、「人は自由に暮らす権利がある」とうたわれるなど、その先進性には目をみはるものがあります。一方で、西のキリスト教国、東のイスラム教国のはざまにあるドゥブロブニクは、幾度も侵略の危機にさらされます。それを武力ではなく、巧みな外交で切り抜けてきました。ドゥブロブニクの街を囲む砦には、人々が大切にしてきた言葉が刻まれています。「どんな黄金に換えても自由を売り渡してはならない」。街を守り、人々を結び付けてきたのは、自由を愛する精神でした。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「リートフェルトのシュローダー邸」 ~オランダ~

国名: オランダ
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Rietveld Schroderhuis (Rietveld Schroder House)

オランダの古都ユトレヒトは大学があり文化の香り高い町です。この町の一角に、建築家のリートフェルトが1924年に建てたシュローダー邸があります。80坪ほどの敷地に建つモダンな外観の普通の一戸建てです。この家が世界遺産となったのには、建築家の理念が込められていたからです。「シリーズ世界遺産100」では、リートフェルトが傾倒した「新造形主義」と、それを始めて建築物に具現化した家をご紹介します。ユトレヒト生まれのリートフェルトは最初家具職人として活躍しました。その頃オランダでは、画家のモンドリアンが中心となって「スタイル」誌に新造形主義の考えを提案していました。リートフェルトはこの考えに傾倒し、斬新な椅子を作りました。赤、青、黄色の原色を使い直線と平面四角形を組み合わせた構造です。1924年、建築にも活躍の場を広げたリートフェルトは、ユトレヒトの銀行家夫人シュローダーさんに依頼され、新造形主義の家を作りました。主な居住空間の2階のフロアは、3原色の色彩と直線を基調にしたたたずまい。さらにふすまのような間仕切りがあり、用途に合わせてたような空間を作り出すことができるようになっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「古都トレド2」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Historic City of Toledo

スペイン中央部にあるトレド。三方を川に囲まれ小高い丘の上に築かれた街は、日本の皇居ほどの広さです。「シリーズ世界遺産100」パート1では、この町に住んだ画家エル・グレコを中心に紹介しましたが、パート2では、中世においてこの町が繁栄を誇った秘密に迫ります。トレドは、8世紀ごろから11世紀までイスラム教徒の支配下に置かれていました。11世紀にキリスト教国のカスティリャ王国が領土を奪還し、15世紀まで繁栄を続けます。トレドを奪還した国王は、イスラムの職人たちの技術に目をみはり、その高度な技術を取り込もうとしました。建築、刀剣作り、かんがいの技術です。残留したイスラム教徒は「ムデハル」と呼ばれました。13世紀に工事が始まったトレド大聖堂の一角には、ムデハル様式で作られた部屋も残されています。残留したイスラム教徒の技術によって街は繁栄し、豊かな経済力がもたらされました。大聖堂に残る聖体顕示台の豪華さは、その経済力の証しです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「スイスアルプス ユングフラウとアレッチュ2」 ~スイス~

国名: スイス
分類: 自然遺産
登録年: 2001,2007年
遺産名(英語): Swiss Alps Jungfrau-Aletsch

ヨーロッパ最大の長さを誇るアレッチュ氷河。それを取り囲む美しい山々と合わせて、自然遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、山々の中で最も登るのが難しいといわれるアイガーに、独自の登頂ルートを切り開いた日本人に注目します。実際に、ナイフの刃先のように切り立った断崖のルートをたどっていきます。1921年にルートを切り開いたのは、日本人の槇有恒です。彼の成功は絶賛を博し、現在、年間に数百人のクライマーが、槇が開発したルートを通ってアイガーの山頂に立っています。ルートの開発は苦難の連続でした。槇たちは巨大な氷河を横切ると、アイガーの頂上に続く切り立った崖を、ひたすら登っていきました。中でも最大の難所は、ジャンダルムと呼ばれる、高さ200メートルに及ぶほぼ垂直の絶壁。槇たちは丸太を絶壁に立てかけて、それに取り付けたロープで体を引き上げることを繰り返して、絶壁を乗り越えました。ジャンダルムを過ぎると、ナイフの刃先のような尾根が続きます。人一人がぎりぎり歩ける程度の細い幅のりょう線を通って、頂上を目指します。到着した山頂から見えるのは、氷河を含めた自然遺産のすばらしい絶景。頂上にたどりつくまでの驚異の登山映像と合わせて、ご堪能ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベローナ市街」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): City of Verona

イタリア北部のベローナは、南北と東西を結ぶ街道が交差する地点にあり、古くから交通の要衝として栄えてきました。街には、古代ローマ時代から中世、近世にいたるまで、時代ごとの文化を象徴する建物が並んでいます。その中で、特に観光客が殺到する館があります。通称「ジュリエットの家」。ベローナは、悲恋の物語「ロミオとジュリエット」の舞台となった街なのです。「シリーズ世界遺産100」では、なぜこの街が悲恋の物語の舞台となったのかを、街の歴史に詳しい建築家とともに探っていきます。物語の舞台となった14世紀当時、イタリアでは中小の都市国家が、神聖ローマ帝国とローマ教皇庁の2つの勢力に分かれ、激しく戦っていました。ベローナは、街道が交差する十字路にあり、どちらの勢力も通らなくてはならなかったため、街の中も2つの陣営に分かれていました。ロミオとジュリエットのモデルとなった家も、対立関係にあったと伝えられます。悲恋の物語は、ベローナの置かれた時代状況と深く結びついていたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「シャルトル大聖堂」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Chartres Cathedral

パリの南西90kmに位置するシャルトル大聖堂は、フランスのゴシック様式の最高峰と言われています。聖堂正面の扉口は「王の扉口」と呼ばれ、扉口を飾る預言者や聖人たちからなる人像柱は、ロマネスク末期の優れた彫刻です。シャルトル大聖堂はステンドグラスの宝庫としても知られ、173個、総面積2000平方メートルを超えるステンドグラスが聖堂内を飾っています。「シリーズ世界遺産100」では、シャルトル聖堂のステンドグラスの美しい姿を、完成から800年を経て破損や汚れがひどくなったステンドグラスを修復している工房の活動を交えながら伝えます。大聖堂は東西南北を正確に向いた十字架の形をしており、方角によって時間の秩序を表しています。太陽が没する西側(聖堂の正面)は終末を意味し、「最後の審判」を表すステンドグラスで飾られています。北側は過去を表し、イエスを抱いた聖母マリアを中心に、「旧約聖書」の預言者が描かれています。南側は現在の世界、中央にイエス・キリスト、その周囲を「新約聖書」の世界が囲みます。ステンドグラスは、文字を読めない人が多かった時代に、人々に聖書の物語を伝える役割を担っていたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コパンのマヤ遺跡」 ~ホンジュラス~

国名: ホンジュラス
分類: 文化遺産
登録年: 1980年
遺産名(英語): Maya Site of Copan

コパンは中央アメリカホンジュラスにあり、5世紀から9世紀まで400年間栄えたマヤの王朝です。最盛期の8世紀には、総面積24平方キロメートルの王国に3万人が暮らしました。「シリーズ世界遺産100」では、かつて赤い漆喰で染め上げられていた神殿の姿と意味をお伝えします。古代マヤ人にとって、赤は太陽の色であり生命の源でした。赤は太陽神の象徴であり、王は自らの威信を太陽神に重ね合わせるため、神殿を赤色に染め上げたのです。顔料には赤鉄鉱が使われました。さらに古代マヤの王は、太陽神を崇めるための儀式も行いました。太陽の生命力をたたえるため神に生贄として、時に生きた人間の心臓が捧げられたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「タブリーズの歴史的バザール複合施設」 ~イラン~

国名: イラン
分類: 文化遺産
登録年: 2010年
遺産名(英語): Tabriz Historic Bazaar Complex

イラン北西部、東アゼルバイジャン州の州都タブリーズにあるバザールは総面積3平方キロメートル。屋根で覆われた広大なアーケードに7000を超える店々が建ち並び、1万5千人以上が働くイラン最大のバザールです。ここは太古からヨーロッパとアジアをつなぐシルクロードの中継地として栄えました。13世紀にはマルコ・ポーロも訪れ、その規模の大きさや品揃えの豊富さに驚きの声を上げたと言われています。「シリーズ世界遺産100」では、貴金属店が200以上も立ち並ぶバザールや質の高いペルシャ絨毯を専門に扱うバザールなど活気あふれる様子とそこに生きるひとたちの絆と誇りを紹介します。タブリーズのバザールには商品を売るお店だけでなく、そこで働く人々のために様々な施設が備わっています。日々の礼拝のためのモスクは28か所。子どもを通わせる学校や図書館もあり、かつては商品を運ぶ隊商が泊まる宿泊施設や公衆浴場もありました。このバザールが「複合施設」と言われるのはそのためで、まるで小さな「街」のようです。同じ屋根の下で朝から晩まで働くバザールの商店主たちは、商売がたきでありながら共に助け合う仲間としての絆も育んでいます。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「エヴォラ歴史地区」 ~ポルトガル~

国名: ポルトガル
分類: 文化遺産
登録年: 1986年
遺産名(英語): Historic Centre of Evora

ポルトガルの古都エヴォラは、かつてローマ帝国やイスラム勢力に支配されたイベリア半島の縮図です。町にはそれぞれの時代を象徴する建物が残り、「博物館都市」と言われています。「シリーズ世界遺産100」では、それぞれの時代の遺産、そして日本の天正遣欧使節も聞いたといわれるパイプオルガンの音を紹介します。エヴォラの歴史は、ローマ帝国の要塞都市として始まりました。町は6キロに及ぶ城壁で囲まれ、この中で独自の繁栄を遂げました。8世紀になると北アフリカから侵攻してきたイスラム教徒が、この町を商業都市として発展させました。12世紀、エヴォラはレコンキスタの中心ともなり、キリスト教徒がイスラム教徒から土地を奪い返します。キリスト教徒の手に戻ったエヴォラに大聖堂の建設が始まり、1204年に完成しました。16世紀、この大聖堂にイベリアパイプオルガンが設置され、天正遣欧少年使節の少年たちもまだ新しいこのオルガンの音を聞いたといわれます。今ではイベリア半島で最も古いオルガンのひとつとなったオルガン、その音色をお楽しみください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「独立記念館」 ~アメリカ~

国名: アメリカ
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Independence Hall

18世紀末にアメリカの首都だったフィラデルフィアはアメリカ合衆国誕生の地と呼ばれます。その主な舞台となった建物が独立記念館で、ここからアメリカの民主主義が始まったといわれます。「シリーズ世界遺産100」では、アメリカが国家として独立するいきさつと歴史的意味を紹介します。1776年、本国イギリスとの独立戦争の最中に、13の植民地の代表者が独立記念館に集結しました。イギリスに勝つために一丸となる必要があった彼らは、議論を重ねた結果、独立宣言書を採択しました。7月4日のことです。それは史上初めて、自由と平等の国家をつくるという宣言でした。トマス・ジェファソンが草案した独立宣言書は歴史的名文といわれ、その後の世界中の民主主義や人権思想に大きな影響を与えることとなりました。宣言文は民衆の前で読み上げられました。その時に打ち鳴らされたのが自由の鐘で、今は独立記念館の隣の展示館で保存されています。現在、独立記念館にはまるで巡礼の聖地のように、アメリカ各地から多くの人々が訪れます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-06-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ヴェーガ群島」 ~ノルウェー~

国名: ノルウェー
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Vegaoyan -- The Vega Archipelago

北極圏に隣接する極寒の地に、6500もの島が集まっているヴェーガ群島。厳しい環境の中で人々は、漁業やカモの羽毛採取を主とした質素な生活を送ってきました。千年以上に及ぶ自然との共生から生まれる、島独特の暮らしとその景観が世界遺産となっています。「シリーズ世界遺産100」では、カモの羽毛採取を通して人間と動物が助け合って生きている様子を紹介します。夏になるとケワタガモが島に渡って来て、卵を産み子供を育てます。そのカモの面倒を見るために、人々も夏の間だけ島に移り住みます。カモに卵を温める場として家の床下や小屋を提供し、無事に卵をかえすことができるように見守るのです。人々がカモに安全な暮らしを与えるのは、羽毛を採取するためです。ケワタガモの羽毛は、昔から王侯貴族に愛用されてきた最高級品で、高い値段で売れるのです。羽毛は島民たちの生活をずっと支えて、人とカモの間に特別な関係を築いたのです。カモが子供と共に南へ旅立った後、巣には多くの羽毛が残されています。島ではこれを「カモの家賃」と呼んでいます。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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