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●NHK SPECIAL 「平成史スクープドキュメント 第5回|“ノーベル賞会社員” ~科学技術立国の苦闘~」

シリーズ「平成史スクープドキュメント」第5回は、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏への独占取材から、科学技術立国ニッポンの苦闘を描く。民間企業の一エンジニアのノーベル賞受賞に社会は沸き、田中氏は一躍、時代の寵児となった。しかし、ノーベル賞につながった発見は「単なる偶然なのではないか」という周囲の声に葛藤を続けてきた田中氏は、受賞以降メディアの取材を遠ざけてきた。その田中氏が再び表舞台に登場したのは2018年2月。アルツハイマー病を発症すると脳に溜まるタンパク質を検出することに成功。「一滴の血液から発症20年前に早期発見できる」と科学誌ネイチャーに掲載され、世界的な注目を集めたのだ。この成果が生み出されるまでには、田中氏の10年以上にわたる知られざる苦悩があった。「論文数の減少」「研究投資の停滞」「補助金の削減」など科学技術立国の凋落が指摘される中、日本は次の時代どのように再生していくべきなのか、“ノーベル賞会社員”の歩みから見つめていく。インタビュアー/リポーターは、平成5年から28年まで「クローズアップ現代」のキャスターを務めた国谷裕子氏。
(original text from NHK site)

NHK総合 50min 2019-02-17 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●目撃!にっぽん 「この命とともに」 ~ひかるちゃんと家族の日々~

いま医療の進歩で人工呼吸器や痰吸引などが欠かせない「医療的ケア児」が増えている。その数は全国で1万8千人余り。10年前のおよそ2倍だ。24時間終わることのないケアに追い詰められる家族。思い描いていた生活ができず戸惑う母親。そんな家族を支えているのが、我が子の成長だ。コミュニケーションをとろうとしなかった娘が、手話ができるように…。決して平坦ではない日々。それでも前へ進もうとする家族の日々を見つめる。
(original text from NHK site)

NHK総合 35min 2019-04-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●100分de名著 「マルクス・アウレリウス “自省録”」 講師: 岸見一郎(哲学者)

「自省録」というユニークなタイトルの本があります。今から2000年近く前に書かれた、人生についての洞察あふれる名著です。J.S.ミル、ミシェル・フーコーら思想家たちが「古代精神のもっとも高貴な倫理的産物」と賞賛し、欧米の著名な政治家たちもこぞって座右の書に挙げる古典です。書いたのは、第16代ローマ皇帝、マルクス・アウレリウス(121- 180)。パックス・ロマーナと呼ばれる古代ローマが最も繁栄を謳歌した百年の、最後の時代を統治した哲人君主です。彼の言葉を通して「人生いかに生きるべきか」「困難に直面したときどう向き合えばいいのか」といった現代人にも通じるテーマを考えます。ローマ皇帝という地位にあってマルクス・アウレリウスは、多忙な公務を忠実に果たしながらも心は常に自身の内面に向かっていました。その折々の思索や内省の言葉を日記のように書きとめたのが、12巻からなる「自省録」です。公開を一切前提にして書かれていないため、整理もされていないし、文章にも省略や論理の飛躍がたびたび見受けられます。にもかかわらず、人生の内実を問うその言葉の一つひとつは切実で、緊迫感に富む迫力があります。それには理由がありました。マルクス・アウレリウスが生きた時代は、洪水や地震などの災害、ペストなどの疫病の蔓延、絶えざる異民族たちの侵略など、ローマ帝国の繁栄に翳りが見え始めた時代。ローマ軍最高司令官として戦場から戦場へ走り回ったマルクス・アウレリウスは、闘いの間隙を縫うようにして野営のテントの中で蝋燭に火を灯しながら、自身の内面に問いかけるようにして「自省録」を綴ったとも言われています。机上の空論でなく、厳しい現実との格闘、困難との対決のただ中から生まれた言葉だからこその説得力があるのです。また「君が求めるものは何だ」等と二人称で問いかけるように書かれているのは、弱い自分を戒め叱咤激励するような思いが込められているとされますが、読み手に呼びかけているようにも聞こえ私たちの心の深いところに響いてきます。哲学者の岸見一郎さんは「自省録」を、厳しい競争社会の中で気がつけば身も心も何かに追われ自分自身を見失いがちな現代だからこそ、読み返されるべき本だと言います。私たちに、厳しい日々の現実を生き抜く勇気を与えてくれる本だと言うのです。難解でとっつきにくい「自省録」をさまざまな補助線を引きながら読み解き、「真の幸福とは何か」「困難とどう向き合うのか」「死とは何か」といった普遍的なテーマを考えるとともに、人生をより豊かに生きる方法を学んでいきます。

第1回 「自分の“内”を見よ」
マルクス・アウレリウスは「人間はいかに生きるべきか」を生涯考え抜いた。富や名声といった自分の外部にあるもののみに心を動かされると、人間は運命に翻弄され心の動揺を招くという。そうではなく「自分の内を見よ。内にこそ善の泉がある」と説く。自然を貫く理法(ロゴス)に照らして、絶えざる自己点検と内省を通じた自分の立て直しを図っていくこと。外側にではなく内側にこそ価値があり、それを高めていくことこそが真の幸福であるという。そして真の幸福をつかんだときに、人間は全くぶれることがなくなる。今回は、マルクスがとらえ直そうとした「幸福」の深い意味に迫っていく。

第2回 「“他者”と共生する」
生涯、異民族からの侵略や同胞からの裏切りに悩まされたマルクス・アウレリウス。にも関わらず彼が貫いた信条は「寛容」だった。「私たちは協力するために生まれついたのであって、邪魔し合うことは自然に反する」と説く彼は、どんな裏切りに合っても一度許しを乞われば寛容に受け容れた。これは多様な民族を抱えるローマ帝国を統治する知恵でもあったが、何よりも自分が学んだストア哲学の「すべての人間は普遍的理性(ロゴス)を分けもつ限り、みな等しい同胞である」というコスモポリタニズム(世界市民主義)がベースにあった。今回は、「自省録」に書かれた「他者と共生する思想」を読み解き、憎しみや対立を超え、寛容に生きる方法を学んでいく。

第3回 「“困難”と向き合う」
「肉体に関するすべては流れであり、霊魂に関するすべては夢であり煙である」と語るマルクス・アウレリウスは、人間の条件を「絶えざる変化」だと洞察する。そして自らに起こることを、自分の権限内のものと権限外のものに峻別。自分の権限外にある困難な出来事や変化は与えられた運命として愛せと説く。その上で、自分の意志で動かせることにのみ誠実に取り組み、自分の役割を果たすべきだという。今回は、「自省録」を通して、自らにふりかかった困難や運命とどう向き合うかを考える。

第4回 「“今、ここ”を生きる」
打ち続く戦乱の只中で、数多くの同胞や家族の死を目の当たりにし続けたマルクス・アウレリウス。自らも病に苦しむ中で「死とは何か」を思索し続けた。「死を軽蔑するな。これもまた自然の欲するものの一つである」と語る彼は、「死」も万物の変化の一つの現象であり、我々が死ぬ時には我々にはもう感覚がないのだから、死に対する恐れの感情も死を忌避する感情も持つ必要はないと説く。その自覚の上で「一日一日をあたかもその日が最期の日であるかのように」誠実に生き抜くことを勧めるのだ。今回は、「死」という概念についてのマルクス・アウレリウスの哲学的な思索を通して、「死とは何か」を深く問い直していく。
(original text from NHK site)

NHK教育 25min×4 2019-04-01・08・15・22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●視点・論点 「シリーズ 幼児教育無償化を考える-2|効果的な保育制度への転換を」 日本総研主任研究員…池本美香

NHK総合 10min 2018-01-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Mono



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