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●ETV特集 「隠されたトラウマ」 ~精神障害兵士8000人の記録~

日中戦争から太平洋戦争の時代、精神障害兵士が送られた国府台陸軍病院。密かに保管された約8000人の「病床日誌(カルテ)」が研究者よって分析され、日本兵の戦時トラウマの全貌が明らかになった。戦場の衝撃に加え、精神主義による制裁や住民への加害の罪悪感が発病要因につながっていたことが判明した。番組では、発病地の多い中国河北省で治安戦の実態を取材。戦後も社会復帰を阻まれた兵士の姿を、カルテをもとに追跡する。
(original text from NHK site)

NHK教育 60min 2018-08-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●100分de名著 「ロジェ・カイヨワ “戦争論”」 講師: 西谷修(東京外国語大学名誉教授)

「人間にとって戦争とは何か?」という根源的な問いに対して、人類学の視点から答えを出そうとした一冊の本があります。「戦争論」。「ユネスコ国際平和文学賞」を受賞し、国際的に大きな反響を巻き起こしたこの著作は、フランスの高名な社会学者・人類学者ロジェ・カイヨワ(1913~1978)が「人類は戦争という現象とどう向き合うべきか」を世に問うた戦争論の名著です。終戦記念日を迎える8月、この本を改めて読み解きます。「戦争論」が書かれた1950~60年代は、米ソの冷戦が激化。第二次世界大戦の惨禍を味わった多くの人々が恒久平和を希求する一方で、国家間のエゴが対立し合い、軍備拡張や戦費の増大がとめどなく進んでいました。巨大な歴史の流れの中では、戦争を回避して平和を維持することは不可能なのかという絶望感も漂っていました。そんな中、戦争の歴史に新たな光を当て、これまでなぜ人類が戦争を避けることができなかったかを徹底的に分析したのが「戦争論」です。そこには「なぜ戦争が国民全体を巻き込むような存在になったのか」「戦争と国家と産業はどのようにしてつながるようになったのか」といった多岐にわたる考察がなされており、単なる理想論を超えたカイヨワの深い洞察が伺われます。それは時代を超えた卓見であり、現代の状況すら予言的に言い当てています。哲学研究者・西谷修さんは、民族間・宗教観の対立が激化し、テロや紛争が絶えない現代にこそ「戦争論」を読み直す価値があると言います。そこには「人間がなぜ戦争に惹きつけられてしまうのか」という、綺麗事ではない赤裸々な人間洞察があるからだと強調します。番組では、長年「戦争」について研究を続けてきた西谷修さんを指南役として招き、カイヨワ「戦争論」を分り易く解説。現代社会につなげて解釈するとともに、そこに込められた【人間論】や【国家論】【歴史論】などを読み解いていきます。

第1回 「近代的戦争の誕生」
人類は戦争を避けることはできないのか? カイヨワは、その根源的な課題に向き合うために歴史を遡る。近代的戦争の起源は、「貴族の戦争」から「国民の戦争」へと本質を変えた「ナポレオン戦争」にあった。それは騎士階級や傭兵ではなく、自由のために自ら戦争に参加する「国民」に支えられた戦争。これにより従来王家の財政に制約されていた戦争手段の調達は、人的・物的に国家財政の枠まで広げられる。その結果、政治の一手段に過ぎなかったた戦争を、原理的には国家の破綻に至るまで遂行することが可能になる。今回は近代的な戦争が誕生した背景を探ることで、現代にも通じる「戦争の絶対的形態」を明らかにしていく。

第2回 「戦争の新たな次元 “全体戦争”」
第一次世界大戦は、さらに戦争の様態を一変させる。それは国民の生活世界全体を巻き込む「総力戦」だ。そこでは、産業は挙げて軍需工場や兵站基地と化し、日常の私的な活動は国家によって制約され、情報管理とイデオロギー統制によって人間の内面すらも体制に組み込まれ、戦線は空間となって社会全体に浸透する。この事態をカイヨワは「全体戦争」と呼んだ。これ以降、国家は戦争を前提として形成されることになる。今回は、カイヨワが提示した「全体戦争」という概念を読み解くことで、「国家」「産業」「経済」「生活」が密接にリンクする仕組みを分析し、なぜ国民生活の全体が戦争に巻き込まれるようになったかを明らかにする。

第3回 「内的体験としての戦争」
戦争を支えているのはシステムだけではない。カイヨワは、人類学的な視点から「戦争に惹きつけられてしまう人間本性」にメスを入れる。兵士の一人ひとりが、一個の砲弾や機械部品と同じように消費される戦争。しかしその状況を積極的に引き受けることで、新たな人間の価値を見出そうとする思想が現れる。過酷な塹壕戦を戦い抜いたエルンスト・ユンガーは「人間自身が一種の武器となり一種の精密機械となって、壮大な秩序の支配する全体の中で決められた地位を占めること」を戦争は要求すると言う。その要求を受け入れる時、人間は自己を超えた真の偉大さを獲得し、自らの運命に合致した自由を見出すと言うのだ。その「恍惚」や「陶酔」は、人間が古来惹かれ続けてきた「聖なるものの顕現」としての「祭り」の体験と酷似する。今回は、戦争自体に人類が惹かれ続けてきたというカイヨワの恐るべき洞察を通して、その本性とどう向き合い統御していくかを考える。

第4回 「戦争への傾きとストッパー」
コンピュータ・人工衛星・核兵器の登場によって、戦争が人間の知的能力をはるかに凌駕する事態を迎えた現代。戦争が歯止めの利かない自走システムと化す中、カイヨワは無力感に打ちひしがれながらも、その僅かな可能性を「教育」に託す。西谷修さんはカイヨワの課題を引き継ぎ、「諸国家の共存」や「人間の共同性の確保」を目指した新たな枠組みを考えなければならないと言う。それには、カイヨワが試みたような「戦争」や「国家」についての原理的・存在論的考察が欠かせない。その上で、人類を惹きつけて止まない戦争の本質や、人間の本能・思考の枠組みを冷徹に見極め、政治や権力に利用されない方法を模索しなければならない。今回は、カイヨワの戦争に対する洞察をさらに深堀りしながら、人類が戦争を避けるには何が必要かを考察する。
(original text from NHK site)

NHK教育 25min×4 2019-08-05・12・19・26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●NHK映像ファイル あの人に会いたい 「俳優・芦屋雁之助」

「どんくさい男ですが 一生懸命やっていれば お客様の心に伝わるものができると思う」: 平成16年に亡くなった、「裸の大将」の山下清役でおなじみの芦屋雁之助さん。上方を代表する喜劇俳優として活躍し、大ヒット曲「娘よ」で紅白歌合戦にも出場した。雁之助さんは昭和6年京都生まれ。旅回りの一座で様々な芸を身につけ、テレビ草創期の「番頭はんと丁稚どん」では丁稚をいじめる小番頭の役で人気を集めた。昭和55年には放浪の画家・山下清を演じたテレビドラマ「裸の大将放浪記」が大ヒット、坊主頭にランニングシャツ・短パン姿がトレードマークになった。「笑いと涙の人情喜劇」を目指し、舞台の脚本にも積極的に取り組んだ。客をとことん泣かせ笑わせた72年の生涯だった。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2018-05-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●NHK映像ファイル あの人に会いたい 「作曲家・中村八大」

「音楽をやって人を喜ばせれば 自分の喜びに返ってくる」: 平成4年に61歳で亡くなった、世界的な大ヒット曲「上を向いて歩こう」の作曲者・中村八大さん。永六輔さんとの「六八コンビ」で、今も歌い継がれる数々の名曲を生み出した。中村八大さんは昭和6年生まれ。大学在学中にジャズピアニストとしてデビュー、ジャズバンド「ビッグ・フォア」で爆発的人気を集めた。ジャズが下火になると作曲家に転身。大学の後輩・永六輔さんとともに音楽バラエティー番組「夢であいましょう」から「上を向いて歩こう」「遠くへ行きたい」「こんにちは赤ちゃん」など数々のヒット曲を生んだ。晩年は音楽の第一線からは退いたが、生み出した数々の名曲は今も歌い継がれている。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2018-05-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●NHK映像ファイル あの人に会いたい 「俳優・大杉漣」

「役作りには そいつがどうやって生きているかが見える」: 平成30年2月に66歳で亡くなった俳優・大杉漣さん。北野武監督の作品など、数多くの映画やドラマに出演。幅広い役柄を演じる演技派で、「300の顔を持つ男」とも呼ばれた。大杉さんは昭和26年 徳島県生まれ。大学進学のために上京し、23歳で劇団に入団。“沈黙劇”という前衛的な演劇で注目を集める。劇団解散後は映像作品に活動の場を移し、北野武監督の映画「ソナチネ」でブレイク。沈黙劇で磨いた演技が、台詞が少なく独特の間が特徴の北野映画で花開いた。自らを現場者と呼び、撮影現場ではアドリブを連発、心から演技を楽しんだ。「演じることは生きること」体現し続けた66年の生涯だった。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2018-05-26 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Stereo





●視点・論点 「太陽の塔のメッセージ」 岡本太郎記念館館長…平野暁臣

NHK教育 10min 2018-05-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 4.2 Mono



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