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●100分de名著 「レイ・ブラッドベリ “華氏451度”」 講師: 戸田山和久(名古屋大学大学院情報科学研究科教授)

「人間にとって本とは何か?」「思考や記憶のかけがえなさとは?」「権力者の論理とは?」。「反知性主義」という思潮が猛威を振るう中、SFという手法を使って、私たちにとって「思考する力」や「記録することの大切さ」などを深く考えさせてくれる文学作品があります。レイ・ブラッドベリ「華氏451度」。名匠トリュフォー監督による映画化、オマージュ作品として映画「華氏911」が撮られるなど、今も世界中で読み継がれている作品です。全体主義的な風潮がじわじわと世を侵食する現代に通じるテーマを、この作品をから読み解きます。主人公は本を燃やす「ファイヤマン」という仕事に従事するガイ・モンターグ。舞台の近未来では、本が有害な情報を市民にもたらすものとされ、所有が禁止。本が発見されると直ちにファイアマンが出動して全ての本を焼却、所有者も逮捕されます。代わりに人々の思考を支配しているのは、参加型のテレビスクリーンとラジオ。彼の妻も中毒患者のようにその快楽に溺れています。最初は模範的な隊員だったモンターグでしたが、自由な思考をもつ女性クラリスや本と共に焼死することを選ぶ老女らとの出会いによって、少しずつ自らの仕事に疑問を持ち始めます。やがて密かに本を読み始めるモンターグが最後に選んだ選択とは? この作品は本を焼却し去り、人間の思考力を奪う全体主義社会の恐怖が描かれているだけではありません。効率化の果てに人々が自発的に思考能力を放棄してしまう皮肉や、「記憶」や「記録」をないがしろにする社会がいかに貧しい社会なのかも、逆説的に教えてくれます。そこで描かれている人々の姿は、GAFAやSNSに踊らされ、思考して何かを問い続けることをないがしろにしがちな私たち現代人をも鋭く刺し貫いていると、哲学者の戸田山和久さんは言います。様々な意味を凝縮した「華氏451度」の物語を【本を読むことの深い意味】【思考することで得られる真の自由】【権力にからめとられないための叡知】など多角的な視点から読み解き、混迷する現代社会を問い直す普遍的なメッセージを引き出します。

第1回 「本が燃やされるディストピア」
本を燃やす「ファイアマン」という仕事に従事するガイ・モンターグ。この時代、本は有害な情報を市民にもたらすものとされ、所有が禁止。本が発見されると直ちにファイアマンが出動して全ての本を焼却、所有者も逮捕される。代わりに人々の思考を支配しているのは、参加型のテレビスクリーンとラジオ。彼の妻も中毒患者のようにその快楽に溺れている。人類の記憶ともいうべき本を焼却し去り、人間の思考力を奪う社会の恐怖。そこには、ブラッドベリが同時代のアメリカで直面した「赤狩り」が影を落としていると言われる。今回は本が燃やされる究極のディストピアを通して、全体主義的な支配の怖ろしさに迫っていく。

第2回 「本の中には何がある?」
クラリスという女性と出会ったモンターグは、17歳の彼女が30歳の妻よりも知性や感性がはるかに豊かだと知り、愕然とする。そして次の出動の際、本と共に焼死することを選んだ老女の姿を見て動揺したモンターグは、密かに本を盗み出し、隠れて読み始めるのだった。作品に描かれる、本を読み続けることの豊かさやその大切さを命をもって守り抜く人々の姿は、私たちが効率化の果てに失いがちな「思考すること」の大切さを教えてくれる。今回は「知」や「思考する力」を決して手放さなず、命がけでそれを守ろうとする人たちの姿を通して、人間にとって「本」がいかにかけがえのないものかを考察する。

第3回 「自発的に隷従する人々」
焼死した老女の姿に衝撃を受けたモンターグは、発熱して仕事を休んでしまう。ところが隊長ベイティ―は自宅を訪ねてきて「考えて苦しむくらいなら本など読まない方がまし。私たちは幸福な生活を守っているのだ」とはっぱをかける。その後モンターグは、密かに本を愛し続けるフェイバー教授と会い「人々が自発的に本を読むこと止め、権力がそこにつけ込んだ」という事実を知らされる。そこには、支配を自ら招いた人間たちの愚かさを鋭く告発するブラッドベリの思いがある。今回は登場人物たちの言葉を通して、人間が自発的に思考の自由を手放して効率化・スピード化に身を任せ、権力に盲従していくことの怖ろしさを考える。

第4回 「“記憶”と”記録”が人間を支える」
テレビスクリーンを観にやってきた近所の婦人たちに、思い立って朗読を聞かせるモンターグ。感動のあまり泣き出す婦人もいる中、それが違法行為だと告発される。そしてついにモンターグは、密告によって自宅の本の焼却に向かうことに。追い詰められるモンターグは最後の瞬間、ベイティーに火炎放射器を向けるのだった。ついに逃亡犯と化すモンターグが最後に辿り着いた場所とは? そこで描かれるのは、人類にとっての最後の希望「記憶」のかけがえなさだった。今回は「記録すること」と「記憶すること」が人間にとっていかに大切か、そしてそれをないがしろにする社会がいかに貧しいのかを改めて深く考える。
(original text from NHK site)

NHK教育 25min×4 2021-05-31・06-07・14・21 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●日経スペシャル カンブリア宮殿 「急成長を遂げる飲食業界の黒船」 ウーバーイーツ日本代表・武藤友木子

新型コロナの影響で苦戦を強いられる外食産業。しかしそんな外食産業の中にありながら、いま業績を伸ばしているのが「フードデリバリー」。そのフードデリバリー業界で国内トップに君臨するのが、アメリカに本社を持つウーバーテクノロジーズが展開する『ウーバーイーツ』だ。2016年に日本に上陸し、東京の一部エリアから始めたサービスを、わずか4年で32都道府県・提携店舗7万店へと急拡大させている。先行する出前館を抜き、業界のトップに君臨する「UBER EATS」は、本当に日本に根付くのか? 知られざるウーバーイーツの舞台裏を徹底取材した!

◎日本の常識を変えた!新旋風を巻き起こすグローバル企業
いま人気の「ウーバーイーツ」が、新たな仕掛けで「出前の常識」を次々と覆している。例えば、料理を提供する店のラインナップが、昔と比べて大きく変化したという。国内で先行してサービスを開始した「出前館」で料理を提供する店を見てみると… 昔から出前をやっている街の中華屋さんや、大手の外食チェーンなどが顔を揃えている。しかしウーバーイーツは、新しくできた人気のアジア料理の店や行列のできる人気店・デザート専門店など、これまで“出前”をしていなかったような店との提携が多いのだ。一方で、料理を運ぶ配達員の働き方でも、これまでの常識を破っている。実はウーバーイーツの配達員は、従業員ではなく個人事業主。登録すれば誰でも簡単に配達員になれ、自分の好きな時間に好きなだけ働くことができる。そんな“雇われない自由な働き方”を、ウーバーは日本で拡大させているのだ。様々な分野で新風を巻き起こす「ウーバーイーツ」は今後、本当に日本市場に根付くのか? 外食産業や日本の雇用の在り方にも変化をもたらしたウーバーイーツのビジネスモデルを徹底解剖する!

◎フードデリバリー戦国時代を勝ち抜く拡大戦略とは!?
新型コロナの影響で追い風を受けるフードデリバリー業界には、「出前館」や「メニュー」「楽天デリバリー」など様々なサービスが存在する。そんな各社がしのぎを削る業界の中にあって、ウーバーイーツをトップ企業に育ててきたのが、日本代表の武藤友木子だ。グーグルなどグローバル企業の日本法人の要職を渡り歩き、2018年にウーバーイーツの日本代表になった武藤は、いかにして「ウーバーイーツ」をフードデリバリー業界のトップ企業に育て上げたのか? 武藤が仕掛けた「配達員改革」から驚きの新サービスまで、ベールに包まれたウーバーイーツの舞台裏を徹底取材した!

≪ゲストプロフィール≫
1998年 大手外資系コンサル会社に入社
2000年 IT企業を友人と起業/楽天へ売却/楽天へ転籍
2007年~ トラベルズー・ジャパン社長/オープンテーブル社長等
2017年 グーグル合同会社にて新規顧客開発
2018年 ウーバーイーツ日本代表就任

≪会社プロフィール≫
会社名: ウーバーイーツジャパン
設立: 2019年
本社: 東京都渋谷区神宮前6-12-18
(original text from TV-Tokyo site)

テレビ大阪 54min 2021-01-14 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo

> ウーバー、配達員報酬を引き下げ 約3割、労働環境悪化に懸念 共同通信 2021年3月4日配信
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料理宅配サービスのウーバーイーツジャパン(東京)が3月から、一部地域で配達員の報酬体系を見直したことが4日分かった。配送距離などに応じて算出する基本料の水準を下げ、報酬総額は平均で約3割下落したとみられる。新型コロナウイルス流行に伴う解雇や雇い止めの影響で配達員の成り手が増える中、労働環境の悪化が懸念されている。労働組合「ウーバーイーツユニオン」や複数の配達員への取材で明らかになった。2019年冬以来の大幅改定で、ウーバーは今月から福岡県と京都府で新たな報酬体系の運用を開始した。他の地域にも広げる可能性がある。

> ウーバージャパン書類送検 不法就労助長疑い、警視庁 共同通信 2021年6月22日配信
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不法残留しているベトナム人らを配達員として働かせたとして、警視庁組織犯罪対策1課は22日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、食事宅配サービス「ウーバーイーツ」を運営していた日本法人「Uber Japan(ウーバージャパン)」(東京)の当時の代表の女性(47)とコンプライアンス担当だった女性(36)、法人としての同社を書類送検した。同課によると、コンプライアンス担当だった女性は既に退職し、「外国人登録に不備があることは分かっていた」と容疑を認めている。代表だった女性は「直接報告を受けていないので、分からない」と否認している。





●日経スペシャル カンブリア宮殿 「学歴ナシの天才発明家 知られざる問題解決力の秘密」 ネジロウ社長・道脇裕

『どうしても解決することが出来なかった問題』...そんな企業や社会の困りごとを独自の発明で解決し、注目を集める人物がいる。それが、ネジロウの社長を努める道脇裕(みちわき・ひろし)だ。そんな道脇の代表作は「緩まないネジ」。橋や飛行機・建物等あらゆる場所で使われる「ネジ」は、これまでどんな工夫をしても「緩んでしまう」のが常識。世の中に「緩まないネジ」は存在しなかったと言う。そもそもこの「緩み」の問題はネジが生まれて2000年以上、誰も解決できなかった人類にとっての超難題だったのだ。しかしそんな難問に対して道脇は、「ネジ山の螺旋構造をやめる」という常識外れの発想で解決。世界初の「緩まないネジ」を生み出した。小学5年の時に学校を自主休学し、以来ほとんど義務教育を受けずに育った道脇裕とは一体どんな人物なのか? 常識を打ち破る発想を続々と生み出す、道脇の発想法の秘密に迫る!

◎“発明力”で企業の困りごとを解決!
1日に10本以上レモンティーを飲むという道脇。なんと20年以上前から飲み続けている。他にもペンやズボン・靴も常に同じものを使い続けている。理由は… 選ぶ作業のために発明の思考を邪魔されたくないからだと言う。そんな道脇の発明は「緩まないネジ」だけではない。高速道路の消音システム、放射線による被爆を防ぐための装置、さらには高齢者など握力の弱い人でも簡単にペットボトルの蓋を開けられる器具など多岐にわたり、特許も500以上取得しているのだ。そんな道脇が小学1年生にして共感したのが、ナポレオンの「我が辞書に不可能はない」という言葉だ。自分の辞書から不可能が乗っているページを破り捨て、以来自分の辞書からも不可能がなくなったと言う。解決不可能だった企業の問題を解決に導く、道脇の姿を徹底取材した。

◎学歴なしの発明王
理系一家に育った道脇は、小さいころから実験や発明が好きだった。小学校に入学すると1週間で全教科の教科書を読破したほど。しかし進級するにつれ、学校の授業に疑問を感じるようになる。道脇は、既に分かっていることをやらされることが「苦痛でしかなかった」と言う。そして小5にして自ら休学を決意する。以来、まともに学校には行っていない。社会と距離を取りながら生きてきた道脇は、なぜ誰も成しえなかった「緩まないネジ」を発明し、「企業の困りごと」を解決する会社を立ち上げたのか? 社会のために自分の発明を役立てたいと思うに至った、道脇の半生を紐解く。

≪ゲストプロフィール≫
1988年 小5で自主休学
1990年 中学時代 漁師・とび職などを経験
1996年 自動車事故を経験し、緩まないネジの構造を思いつく
2009年 ネジロウ創業
2011年 「東京都ベンチャー技術大賞」など数々の賞を受賞

≪会社プロフィール≫
会社名: ネジロウ
設立: 2009年7月
本社: 東京都文京区本郷3-23-14 ショウエイビル4F
(original text from TV-Tokyo site)

テレビ大阪 54min 2021-06-17 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●小さな旅 「緑の山に至福の一服」 ~京都府和束町~

京都府南部の和束町は「宇治茶」の里。起伏に富んだ斜面は寒暖差によって霧に包まれ、香り高い上質な茶葉が育ちます。急須で飲むお茶の需要が低迷する中、より良いお茶を作ろうと励む茶農家。新茶の時期、24時間態勢で茶の町を支える製茶機械の修理業の男性。茶農家に生まれた女性は、お茶の加工品作りで地域に貢献しようと精を出します。新緑がまぶしい季節、町の誇りのお茶に感謝し、お茶と共に暮らす人々を訪ねます。
(text from NHK site)

NHK総合 25min 2021-06-06 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●時論公論 「再び激化 イラン核合意をめぐる攻防」 NHK解説委員…出川展恒

米大統領選を前に、イラン核合意をめぐる攻防が激しさを増している。トランプ大統領は国連制裁を復活させるべきだと主張し、各国との対立が先鋭化。不測の事態も? 今後は?
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2020-09-29 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060





●時論公論 「原発事故は“人災”か? 高裁の判断は」 NHK解説委員…山形晶

福島第一原発の事故は「人災」だったのか? 国に責任はあったのか? 住民らが起こした一連の裁判で、高裁で初の判決が30日に言い渡される。判決の背景や意味を解説。
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2020-09-30 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060





●時論公論 「日銀短観 問われる企業の変革力」 NHK解説委員…今井純子

緊急事態宣言以降大幅に落ち込んだ企業の景気判断が1日に発表されるが、先行きの見通しは依然、厳しい。働く人の雇用とくらしを守るためには、企業の変革が求められる。
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2020-10-01 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060



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