Polygon

[ BDR-1027 ] 詳細    |このページを閉じる|





●100分de名著 「日蓮の手紙」 講師: 植木雅俊(仏教思想研究家)

日本がかつてないほど大きな社会変動に直面した鎌倉時代。宗教界にも大きな革命が進行していました。それまで貴族階級や知識階級の独占物だった仏教を庶民のもとへ引き戻し、苦悩に沈む全ての人に救済をもたらそうとした宗教者が続々と登場。その代表格の1人が日蓮(1222~1282)です。法華経こそ末法の時代を救う最高の経典であることを確信した日蓮は、2度の流罪を初めとする迫害にも屈せず「法華経の行者」としての生涯を貫きます。法華経に基づき、一人ひとりの命の絶対的平等性と尊厳性を根幹に据えた日蓮の教えは、その後の日本の文学や思想にも多大な影響を与え続けました。2022年2月には生誕800年を迎え、新たに読み直しも始まっています。そこで番組では、日蓮の思想や人間像が最も端的に現れているとされる「手紙」にスポットを当て、日蓮の思想の根幹やその現代的な意味について解き明かしていきます。日蓮は不幸にも、明治から昭和初期にかけて「国家主義」と結び付けられ、過激な国粋主義のイデオローグとしてのイメージを植え付けられました。しかしこれは一面的な見方です。弟子たちそれぞれの心に寄り添いながら、あるいは励まし、あるいは叱咤し、あるいは悲しみを共にする日蓮直筆の手紙を読むと、知られざる等身大の日蓮の姿が鮮烈に浮かびあがってきます。宗教者としての覚悟、権力の横暴への冷徹なまなざし、苦悩にあえぐ人々への限りなき慈愛、職場や家族関係で生じた葛藤への細やかなアドバイス…。日蓮の手紙を深く読み解いていくと、「苦悩をどう乗り越えていけばよいのか」「人間が一番に大切にしなければならないものとは何か」等々、私達現代人の心を揺さぶる問いを突き付けられます。仏教思想研究家の植木雅俊さんは、日蓮の手紙の最大の魅力は「相手に応じて文体・文章・表現を自在に変えながら、徹底的にその人自身に寄り添うことを考え抜いている」ところだと言います。新型コロナ禍における人々の分断、身も心も何かに追われ生き方を見失いがちな競争社会… 成す術もない苦悩や悲嘆に直面せざるを得ない現代にあって、「日蓮の手紙」を現代的な視点から読み直しながら、「人々に寄り添うことの大切さ」「苦難に立ち向かう勇気」といったテーマを掘り下げ、「人間はどう生きていけばよいのか」という根源的なテーマを考えていきます。

第1回 「人間・日蓮の実像」
法華経こそ末法の時代に苦悩にあえぐ庶民たちを救う最高の経典だと確信した日蓮は、2度の流罪を初めとする迫害にも屈せず「法華経の行者」としての生涯を貫く。そんな彼を支えたのは何だったのか? 日蓮の手紙を読むと、彼が法華経の中に見出した神髄がにじみ出ている。一人ひとりの命の絶対的平等性と尊厳性を徹底的に擁護し、その可能性を引き出していくことを教えた法華経の人間観や生命観。それは人々を支配しようとする権力にとっては、都合が悪く危険なものだった。それを広めていくと必ず迫害を受けるとも経文には記されている。彼は迫害を受ければ受けるほど自身の正しさが証明されると感じ、使命感を深めていったのだ。今回は日蓮の生涯や人となりを紹介しながら、法華経を根幹にした彼の深い人間観・人生観に迫っていく。

第2回 「厳しい現実を生き抜く」
主君の命令と信仰の葛藤、同僚からの嫉妬や憎悪、親子や兄弟といった家族関係のこじれ等々、人は時に成す術もないような大きな現実の壁に直面する。そんな障害にぶつかった時、人はどうしたらよいのか? 日蓮は法華経への信仰を重んじながらも、それぞれの状況を事細かに分析して、その人がその立場で最も生かされるような解決法を丁寧に指導する。そこには宗教者ならではの奥深い人間洞察、社会への深い識見が働いているのだ。今回は日蓮の深い人間洞察を通して、職場・家族関係に現れる苦悩や葛藤など、厳しい現実を生き抜いていく智慧を学んでいく。

第3回 「女性たちの心に寄り添う」
日蓮は、当時弱い立場にあった女性たち一人ひとりにも深く寄り添っていく。夫や子供を失って悲しみに暮れる女性には、大いなる自然の運航を譬えにした心深く届く言葉で励まし、不浄のものとして差別され自己卑下しがちな女性たちに対しては、法華経に説かれる「女人成仏」の原理を丁寧に説明して、女性こそ最も救われるべき存在だと力づける。日蓮の手紙は、弱い立場・差別される立場の人たちに徹底的に寄り添う温かい言葉に溢れているのだ。今回は日蓮が女性たちの心に寄り添った手紙を通して、弱い立場の人々に寄り添うことの大切さを考える。

第4回 「病や死と向き合う」
日蓮ほど、弟子たちの「死の悲しみ」や「病の苦しみ」に向き合った人は稀だ。家族を失って絶望の底にいる人々にはとことんまで一緒に悲しみ、自らの死や病についても端然としてありのままを受け入れていく。その背景には日蓮独自の深い死生観がある。日蓮は「生と死が、生命の2つのあり方である」と考えた。波が生まれたり消えたりしても海そのものがなくならないのと同じように、人間はある時は生きているというあり方をとり、ある時は死というあり方をとるが、その人の「生命本体」は一貫している。この「生死不二」という立場に立つ時、私たちは死というものと本当の意味で向き合うことができると言う。今回は日蓮の「死生観」を通して、人間は病や死とどう向き合っていけば良いか、真の意味で「人生を全うする」とはどういうことかを考える。
(original text from NHK site)

NHK教育 25min×4 2022-02-07・14・21・28 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●ETV特集 「原発事故・幻のシナリオ」 ~埋もれた遮水壁計画~

福島第一原発の廃炉作業に伴って発生し続ける汚染水。浄化処理された「処理水」は敷地内に保管され、今やタンク1000基分にまで膨らんでいる。去年4月、国はこの処理水を規制基準を大幅に下回るレベルにして、海洋に放出する方針を決めた。しかし地元の漁業関係者には、根強い不信感も残っている。なぜ問題はここまでこじれたのか。11年前の事故直後に存在した「幻の地下遮水壁計画」に光を当て、知られざる問題の原点に迫る。
(original text from NHK site)

NHK教育 60min 2022-03-05 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●プロフェッショナル 仕事の流儀 「究極の歌姫 ~バーチャルシンガー・初音ミク~」

米津玄師、YOASOBI、Ado。今の音楽シーンを席巻するアーティストたちのルーツとも言える存在が、バーチャルシンガー・初音ミク(16)。制作した楽曲を歌ってくれるソフトとして2007年に世に出ると、それまで手段を持たなかった才能たちの依り代として、次々と新たな音楽を世に放ってきた。時に人の能力を超えた歌唱を披露し、それをさらに超えようとすることで生まれた歌い手たちの進化。初音ミクの素顔と真実。
(original text from NHK site)

NHK総合 45min 2022-03-01 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo





●かんさい熱視線 「大阪から人生の再起を」 ~居住支援の現場で~

「大阪で人生の再起を図りたい」。困窮者・障害者・高齢者・DV被害者… 全国から相談者が駆け込んでくるNPO法人が、大阪・西成区にある。住居の確保が困難な人をサポートする「居住支援法人」の認定を受けているが、支援は家探しのみならず、生活保護の申請や就職活動など生活再建のあらゆる面まで及ぶ。長引くコロナ禍で相談件数は倍増、昼夜問わず相談が舞い込む。再起を図る人たちをどう支えるか。奮闘の日々に密着。
(original text from BK site)

NHK総合 27min 2022-03-04 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060 Stereo

> 坂本慎治





●時論公論 「どうなるミャンマー危機」 NHK解説委員…藤下超

軍事クーデター後、市民の抗議活動を容赦なく弾圧し、死者は200人以上、拘束者も2000人を超えるなど、悪化の一途をたどるミャンマー情勢。今後はどうなるのか。
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2021-03-23 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060





●時論公論 「地下鉄サリン事件26年 失われる記録 “次”への備えは」 NHK解説委員…山形晶

地下鉄サリン事件から26年。カルテなどの、被害状況が分かる記録が失われつつある。被害の全体像がつかめず、テロ対策に影響が出ているとする専門家も。今後への備えは?
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2021-03-24 Air check by Panasonic DIGA DMR-BCT1060

> 冒頭約15秒欠けて録画されていた
> リカバリー・サポート・センター http://www.rsc.or.jp/



> ディスク設定: DRモード、本編区間のみ書き出し






ページ先頭へ