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●テクノ探偵団 [巨大重量に耐える不沈技] 空港建設

巨大プロジェクト空港建設。海の上にどうやって空港をつくるの?
1000年かかる地盤沈下を一年ですませる法って何?巨大な敷地を平らにするハイテクとは?
驚きの空港建設のテクノに迫りました。


取材先:

◎東京航空局東京空港事務所
 東京都大田区羽田空港3−3−1 Tel. 03−5757−3000

羽田空港の空の安全を支えている、夜の整備作業を紹介。
飛行機が着陸する際、その強い圧力でタイヤのゴムがとけ、滑走路にへばりついてしまう為、
1年に一回400気圧の高圧水でタイヤのゴムを剥がし取る作業を行う。
また、飛行機の離着陸で滑走路のマーキングラインが汚れてしまうので、マーキングラインを再塗装している。
旅客機が夜間でも離着陸できるよう、滑走路に標識灯が埋め込まれているが、その標識灯を、専用の作業車で清掃している。


◎東京空港工事事務所
 東京都大田区羽田空港3−3−1 Tel. 03−5757−2077

取材内容 現在羽田空港では、東旅客ターミナルを建設しているが、そのエプロンの建設現場を紹介。
常に300トンから400トンの飛行機の重さがかかっているエプロンは、不同沈下の恐れがある為、
直径17センチほどの穴が7万個も開いている。そこに油圧ジャッキを差し込みエプロンを持ち上げ、
そのすき間にセメントに砂を混ぜたものを流し込みむことでエプロンの傾きを補正するという仕組み。
エプロンのコンクリートを強くする為に、コンクリートを固める際まだ固まらないうちにピアノ線をよったワイヤーロープを、
1本につき30トンもの力で引っぱって固める。そうすれば、伸びに弱いコンクリートには縮まろうとする力が加わる。
力が加わり伸びて割れるのを、縮まろうとする力が打ち消して割れにくくなる。
また羽田空港はかつて「おしるこ層」と呼ばれ、ヘドロが堆積し超軟弱地盤であった。
そこで、プラスチックボードドレーン材というものを使って地盤改良を行った。粘土を通さず、
水分だけを抜き取る素材であるプラスチックボードドレーン材を直接地盤に打ち込み、
その上におもしとなる土砂を載せて、およそ1年で地盤改良を行った。


◎港湾空港技術研究所 土質研究室
 神奈川県横須賀市長瀬3丁目1番1号 Tel. 0468−44−5053

関西空港付近の海底からとった粘土を使い、比較実験を行う。
粘土の中に縦方向に砂を入れて通り道を作ったものと、砂の道を作っていない粘土の両方に、
おもしの代わりにおよそ60キロの空気圧をかけ水を抜くと、
砂の柱がある方が、ないものよりもおよそ5ミリ多く沈み、2倍も多く水が出た。
実際に関西国際空港の地盤改良前と地盤改良後の粘土にレポーターが乗って固さを確かめる。


◎関西国際空港用地造成
 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地航空会社北ビル3F Tel. 0724−55−4700 http://www.kald.co.jp/

関西国際空港の2本目の滑走路となる埋立地の建設作業を行っている。新しい埋め立て地の護岸は一周約13キロ。
東京ドーム200杯分の土砂は大阪・和歌山・兵庫・淡路島の4ヶ所から運ばれる。
土砂運搬専用船は、GPSを使い船の位置や姿勢を計算し、埋め立て方が均一になる様に的確なポイントに土砂を投入。
さらに測量船で、音響測深機を使い、海底の起伏を測量。次にどれぐらいの土砂を投入すれば良いかを計算。
また陸地になった所は、定期的にGPSを使ってどれぐらい沈下を起こしているのかを測量している。


◎関西国際空港

ターミナルビルの、不同沈下対策を紹介。
ジャッキで柱を持ち上げて伸ばし、その隙間に鉄板を入れて高さを調節すると、上の階はみごとに水平になるという仕組み。
その為、壁・扉、電気の配線、階段などが伸縮可能な構造になっている。

(text from TV-tokyo site)

テレビ東京 30min 2002-10-12 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo







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