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●NHK SPECIAL 「千年の道具を守りたい」

平成13年、文化庁は、戦後始めて伝統工芸を支える道具や原料に関した一冊の報告書をまとめた。
3年にわたる全国調査の結果、千年近く日本の「ものづくり」を支えてきた道具や原料が急速に姿を消しつつあるというのだ。
中でも象徴的と指摘されたのが、石川県輪島で作られる漆器「輪島塗」。
およそ500年前に始まったと言われるこの高級漆器「輪島塗」は、高度な分業体制のもとで作られる。
木地・下地から、上塗・沈金・蒔絵に至るまで、一つの漆器を仕上げるまでの工程は124にも及び、
それぞれの工程には専門の職人と古くから伝わる独特の「道具」が使われてきた。
しかし、こうした道具の多くが今、姿を消しつつあるというのだ。その中でもとりわけ輪島の職人たちに不安を投げかけているのが、
蒔絵を描く時に不可欠な「琵琶湖の芦辺にしか住まないネズミの毛で作った筆」。
輪島塗の魅力の一つに、黒い漆器の表面を彩る、繊細で優美な「蒔絵」がある。
しかし、この蒔絵に欠かせないネズミの毛の筆が十年前から全く手に入らないと言うのだ。
番組では、一本の「ネズミ毛の蒔絵筆」を通し、伝統工芸の産地の深刻な実情を浮き彫りにするとともに、
こうした道具の復活を模索する職人たちの必死の姿を追い、日本のものづくりの原点を覆う厳しい現実を伝える。
(text from NHK site)

NHK総合 50min 2003-01-04 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)






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