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●プロジェクトX (95) 「運命の最終テスト」 〜ワープロ・日本語に挑んだ若者たち〜

日本語。48字のひらがなと5万もの漢字がおりなす世界に冠たる美しい言葉。
しかし戦後、日本語はその複雑さゆえ、経済復興の足かせとなった。
昭和40年代、高度成長期の日本は企業間の取引が増大。サラリーマン達は契約書の作成に追われていた。
欧米の企業は26文字のアルファベットを駆使、誰もがタイプライターで契約書を作った。
一方、日本では数少ない和文タイピストに依頼するしかなかった。誤字があれば、また打ち直し。
公の文書を作るコストは、欧米の3倍と言われた。
「誰もが使える日本語ワードプロセッサー、ワープロを作ろう」
立ち上がったのは、東芝の若き技術者と、どん底にあえいだ工場の男達。
ひらがなを漢字に変換する、不可能と言われた技術に挑んだ。しかし、日本語の壁が立ちはだかった。
同音異義語、同じ発音の言葉を機械は区別できない。「貴社の記者は汽車で帰社する」 どうやったら正しく変換できるのか。
また、変換するのに20秒以上かかる言葉もあった。そして突然、商品化を決定する事業部長から開発中止命令が下った。
絶体絶命に陥ったプロジェクトは、一度限りのワープロの性能テストに全てをかけた。
リーダーの森は、機械の操作を一人の女性に託した。タイピストではなく、総務の事務員。
「素人でも使えなければ意味が無い」大ばくちに出た。
累計3千万台を売り上げ、国民的商品となったワープロの執念の開発物語を描く。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2002-09-03 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)






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