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●にんげんドキュメント 「おれの師匠」 〜そば名人の心を受け継ぐ〜

かつて、生涯をかけて千人以上の弟子を育てたという伝説のそば打ち職人がいた。故片倉康雄さんは、
製麺機の普及で伝統が途絶えてしまった昭和初期、北大路魯山人などとの交流の中から手打ちの技術を復興した。
さらに、道具や器まで手作りし、そばを米の“代用食”から日本人の食文化が凝縮した
“料理”へと高めた職人として知られる。戦後、栃木県足利市に店を開き、手打ちの普及に努めた片倉さんの元には、
全国からそば打ち職人が押し寄せ、「足利詣で」という言葉が生まれたほどだった。
「食はすべてそのもとを明らかにし、調理をあやまたず、損のうことなければ、味わい優れ、体を養い、
病を癒し、よく人をつくる」片倉さんが亡くなって7年、その教えは全国に散った弟子たちによって受け継がれている。
少しでも味の良いそばを求めて、自らそば粉を製粉する人。
片倉さんに匹敵する手打ちの技を身につけようと日夜心血を注ぐ人・・・
いずれも、片倉さんという師匠との出会いによって、そばの虜になり、生涯をそば一筋に生きるようになった人たちである。
基本を伝えるだけで、あとは弟子の努力に任せたという片倉さん。弟子それぞれの「師匠像」と、
学んだ「教え」は少しずつ違う。番組では、片倉さんの生涯と弟子たちの日常を追いながら、
日本料理の精髄としてのそばの魅力と、人が人から学ぶとはどういうことなのか、その深さを見つめていく。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2002-10-31 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)







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