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●ETV2003 「加賀乙彦 ハンセン病文学者との対話」

第1回 不治の時代 〜囚われの人の絶望〜

群馬県にある栗生楽泉園に暮らす沢田五郎さん(72)は、10歳で発病し、療養所暮らしが62年に及ぶ。
戦争中の食糧難と強制労働をくぐり抜け、戦後は療養所内の人権闘争を闘った、いわばハンセン病者の、
苦悩の時代の生き証人である。沢田さんは告発し、記録するために作品を書き続けた。
加賀さんが沢田さんと対談し、ハンセン病が不治の病とされ、患者たちが絶望を抱えて生きていた時代を振り返る。

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『ハンセン病文学全集』の刊行が昨年8月から始まった。
第1期10巻に渡る全集は、全国の療養所の患者や元患者が記した作品で占められている。
小説・随筆から詩や短歌までジャンルは多岐に渡るが、いずれもハンセン病をめぐる社会状況を色濃く反映し、
閉ざされた療養所の中から日本社会を逆照射している。第1巻から3巻に収められた小説の編集を担当したのは
作家の加賀乙彦さん。「ハンセン病についての正しい理解を怠ってきた日本人にとって、ハンセン病文学は、
戦後の建て前である人権や自由の陰の部分を明らかにするとともに、日本の現代文学の欠落を補い、
それに大きな衝撃を与えるだろう」と評価する。番組では加賀さんとともに「ハンセン病文学」を読み解きながら、
時代ごとのハンセン病患者の苦悩と日本社会の問題点を探る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2003-02-19 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)







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