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●ニッポン研究所 「アスファルト」

テレビ東京 30min 2003-02-22 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->2013-05再生可能



●技〜極める 「千年繊維・泥和紙を漉く」 〜手漉き和紙職人〜

兵庫県西宮市北部の山間地、名塩 (なしお)。およそ400年前から和紙づくりがさかんに行われ、
江戸中期には「名塩千軒」と呼ばれるほど賑わいました。しかし、今や紙漉き場もわずかに2軒。
谷野武信さんは父の代からの手漉き和紙職人。

竹の簀に麻の布を重ねた漉きげた。谷野さんのお手製です。この漉きげたに紙の材料を汲み、
左右に動かして繊維を絡ませ合う。但し、勝負は一瞬。「溜めずき」の技法です。目で見て厚さを均等に揃えます。

黄色、うす茶、白、茶、青。名塩紙の特徴はこの色にもあります。名塩でしか採れない色のついた石。
それが紙に漉きこまれているのです。例えば、青い石を混ぜれば青い紙に。100年たっても色が変わらず、虫もくいません。

色が変わらず熱に強い名塩紙は古くから全国の神社、仏閣で使われてきました。大阪府堺市の大安寺。
およそ600年前に建立されたこの寺の襖絵は国の重要文化財に指定されています。長い歳月の中で、多くの部分が失われていました。
そこで金箔を一度はがし、汚れを落としてはり直す修復が行われました。その下張りに谷野さんの名塩紙が使われたのです。

名塩の紙づくりは泥づくりから始まります。まず、名塩の石を細かく砕きます。細かくした石を庭の水槽に移し、
名塩の山水を加えて摺りつぶします。一晩おいて上ずみを目の細かい木綿の袋へ。石の微粒子だけをこしとります。

地元の山に自生する雁皮を水にさらしてから皮などをていねいに除いて薄くそぎます。
4時間ほど煮てアクをぬいたら細かく砕いてドロリとさせます。そこへ石の微粒子が入った上ずみを混ぜ合わせます。
こうして、植物と鉱物が一緒になった名塩独特の漉きぐさができあがります。

漉いた紙はぴったりと重ねておきます。板をのせ、重石を増やしていきながら一昼夜かけて水抜きします。
一枚一枚はがして板にはりつける。これは妻・三千代さんが担当します。天日に2時間ほどあてるとできあがりです。

材料、道具、手法、その全てにおいて頑ななまでに「伝統」を守ろうとする谷野さん。
「私の宿命やね。まあ、ひとり私が覚えとったから、この紙漉けるんですけどね。
私がそのとき習うてなかったらもう、これ、絶えてますのでね。この紙は世界中探しても名塩だけしかないんです。」

◎取材余話
「谷野先生、明朝は何時から紙を漉かれますか?」
「うーん、そうやねぇ、2時半かな。」
私たちが撮影のため兵庫県西宮市名塩の静かなご自宅にお邪魔していた間も谷野さんは休みなく仕事をしておられました。
ふるさと名塩を愛し、名塩紙を漉くことに誰よりも誇りを感じておられる谷野さん。毎日のように紙漉き場を見学したい、
という突然の訪問者があるのですが「名塩紙の良さを知ってもらいたい。」と非常に丁寧な応対をされ、
その結果本来の紙漉きの時間がなくなってしまい、夜も明けぬ(と言うより夜中そのものの)暗い仕事場でひとり漉かれるのでした。
一仕事終えると前日の新聞を読むのが日課です。なぜなら当日の朝刊はまだ配達されてないから…。
名塩紙はそれまで和紙に対して抱いていたイメージとはまるで違っていました。作り上げる工程はまさに力仕事。
質感はなめらかで強い。そしてなにより凛とした美しさが心に残りました。
まるで名塩の空気や水の清らかさが漉きこまれているようでした。(担当ディレクター)
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2003-02-27 (2003-02-23の再放送) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->2013-05再生可能

> DR-4674になっている





●企業未来!チャレンジ21 「京都にて− キラリと光る商店街を目指して」

企業名: 堀川商店街協同組合
理事長: 井上良之助

商店街といえば、どこも苦戦を強いられていますが、観光地にある京都の商店街も例外ではありません。しかし、その中で次から次とユニークな展開をしいている商店街があるというのです。やってきたのは、京都府の堀川商店街です。理事長の井上良之助さんから我々に届いたレポートに、「小さくてもよいから、キラリと光る商店街でありたい」とありました。この言葉に惹かれてやってきました。商店街の近くにある晴明神社は、平安時代に活躍した陰陽師、今で言う占い師、安倍晴明を祀った神社です。その安倍晴明を主人公とした本や映画が人気となり、神社をたくさんの人が訪れるようになりました。そこでこの商店街でも、前の歩道を晴明神社堀川参道と名付け、安倍晴明のトレードマーク、ホシ印を使った様々なグッズを売り出しました。

理事長…「ちょうど安倍晴明の五芒星のトレードマーク、これを使って商品を生み出そうと。小売店がメーカーの作ったものを右から左へ売っているだけじゃなくて、自分のところの独創的なオリジナル商品を作れ、そういうものが並ぶというのは、これから小売店に絶対必要なんですよ」

井上さんのお店では、書道に使う様々な道具を、大型店に負けない品揃えで店に並べています。その上、安倍晴明のトレードマーク入り。この店ならでは、が売りです。50年を越える歴史を刻む、堀川商店街協同組合。取り巻く環境は厳しくなる一方です。そこで何とか商店街を活性化したいと始めたのが、晴明神社の協力による取り組みなのです。

理事長…「京都府ではちょうど、“京の商店街チャレンジ”という活性化事業が始まったのです」
そこでその資金を使って、商店街をアピールする観光マップやホームページを作り、スタンプラリーを催しました。様々な催しを行うには、組合員の協力が欠かせません。何とか商店街を盛り上げたいという気持ちが結束に結びつきました。

浅井さん…「商店でホンマに昔のことを掘り起こしていかなくてはいけない時代になってきているのではないかな、と」
そこで出来上がったのが、「出来るんカレンダー」。商店街の店だからこそ出来るサービス。商店街の店しか出来ないサービスを考えてまとめました。小さくてもキラリと光るお店、というのはつまり、自分達にしか出来ないサービスをいっぱいする。そうすることによって、またお客さん達に帰って来てもらいたい。そんな思いを強く感じました。
(text from TV-tokyo site)

ノイズなし
テレビ東京 15min 2003-02-15 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

> 2013-05、ダビング依頼時に再生確認
> DR-673にもあり(13チャプター)








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