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●新日曜美術館 「写真とは光と時の化石である」 〜写真家・森山大道〜

現在、日本の写真界を最も代表する一人が森山大道(65)である。
21歳で写真スタジオに入り、以来40年余り、森山は今も光と影を追い続け、
自分にとって「写真」とは何かを問い続ける。森山の軌跡は1960年代末から70年代初頭に顕著になって来る。
それまでの写真の既成概念を打ち破り、時々刻々と変貌する現実を自らの眼で、捕獲しようとする
ラディカルな問題提起を、あたかも「コンセプチュアルアート」のごとく「思想」を強く感じさせる作品として次々と発表する。
「アレ・ブレ・ボケ」といわれる荒々しい映像で提示した森山の作品に出会う人々は
「これが写真なのか」と戸惑いと困惑の表情を見せた。代表作「にっぽん劇場写真帖」、「狩人」、「アクシデント」
などの写真群は、「写真」とは何かという問いを最も鮮烈につきつけたものとなり、
以後の写真表現を塗り替えるほどの影響力を与えることになった。
今、森山は、実に精力的である。最近では、600ページ、重さ2キロというボリュームの
写真集「新宿」を世に出し、また宇多田ヒカルも撮った。
美術界の中にあって、写真芸術の変貌は目を見張るものがあるが、
この度、日本で初めて400点におよぶ森山大道展が開催される。
番組では、これを機に40年前から独自の写術を駆使して光と影を追い続けてきた森山大道の眼と、
その軌跡を通して、写真芸術の将来を見据える。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2003-03-09 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)






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