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●プロジェクトX (58) 「通勤ラッシュを退治せよ」 〜世界初 自動改札機誕生〜


昭和42年、大阪の北千里駅に、一台の機械が設置された。自動改札機。
いまや日本全国に行き渡った夢の機械の第1号機である。
膨大な情報を磁気で記録し、それを一瞬で読みとる。その技術は、ラッシュの混雑を劇的に緩和しただけでなく、
銀行の自動支払機CDやATMにも生かされた画期的なものだった。
高度経済成長下の昭和30年代、人口集中に伴い、鉄道の混雑が大きな社会問題になっていた。
ダイヤの乱れ、ホームからの転落事故などが多発。鉄道会社は、各メーカーに自動改札機の開発を打診した。
「不可能だ」と各社が後込みする中、手を挙げたのが立石電機 (現オムロン) だった。
社長の立石一真(67)は、極貧の中で妻を亡くし、7人の子供を育て上げた苦労人。
以来「人の役に立つ機械の開発」をモットーにしてきた立石は、採算度外視の開発を決意。若手技術者を集め、開発に当たらせた。
人の流れを止めないためには、1分間に80人の切符を処理しなければならなかった。
更に、大人と子供の区別、男女の区別、不正な券の発見、荷物と人との判別など、膨大な磁気処理が必要だった。
若手技術者の一人、田中寿雄(27)は、試作機を作っては、近所の主婦や子供たちを集め、試行錯誤を重ねた。
それらの課題を解決した矢先、さらなる難題が襲いかかる。それは、濡れたり折れたりして、
磁気が乱れた切符の判別だった。若手技術者たちは、一からの開発を迫られることになった…。
完成までに6年を費やし、磁気の技術に革命を起こした自動改札機の壮絶な開発物語を描く。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2003-04-22 (2001-06-26の再放送) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)







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