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●NHK人間講座 「空海〜平安のマルチ文化人」


講師:頼富本宏

香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科(仏教学)博士課程修了。文学博士。
種智院大学教授、国際日本文化研究センター教授を経て、現職。
インド、チベット、中国の密教遺跡・遺品調査に成果をあげる。真言宗実相寺(神戸市)住職を兼ねる。
趣味は鉄道旅行、古美術鑑賞。主な著書に『密教仏の研究』『わたしの密教』『あなたの密教』(以上、法蔵館)、
『空海』(筑摩書房)、『庶民のほとけ』『密教とマンダラ』(日本放送出版協会)、
『密教』(講談社現代新書)、『マンダラの仏たち』(東京美術)、『曼荼羅の鑑賞基礎知識』(至文堂)など多数。
近編著に『図解雑学・般若心経』(ナツメ社)がある。


第1回  誕生と出家 〜情報から癒しへ〜

平安時代の大思想家であり、宗教者である空海は、当時の中国の都、長安に渡り、新しい密教の教えと、
時代の最先端を誇る多くの文化を日本に伝えた。空海の思想と行動には、知の獲得に関わる情報性と、
聖なるものへの没入を憧れる癒し性が複合的に含まれている。その二極性は何故生まれたのか。
四国の讃岐の豪族の子として生まれた空海は、一族に嘱望され都の大学で勉学に励むが、ある時、大学を中退、
山林修行者の群れに自分を投入する。密教学者であり、僧でもある頼富本宏さんが、彼の思想と行動の礎を探る。


第2回  入唐求法 〜宗教と文化の二情報〜

空海が18才の時に都に上り、最高の教育機関の大学に入ったが、世俗の栄達の道から180度方向を転回して、
俗世間を離れて大自然と一体となって修業する山林修行者の群れに入る。そこで密教色の濃い
「求聞持法」という修行法を会得する。空海は自ら書いた『三教指帰』に、その事情と心境を語っている。
しかし、空海は、より高い密教を求めて遣唐使に参加することを決意するが、容易ではなかった。
空海は、参加資格獲得に奔走し、正式な得度・受戒をすませ、慌ただしく入唐する。

(text from NHK site)

NHK教育 25min 2003-04-16 (04-09の再放送)・16 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)








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