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●NHK人間講座 「空海〜平安のマルチ文化人」


講師:頼富本宏

第5回  高野山と東寺 〜空海密教のトポス〜

高野山と東寺は、どちらも空海と不可分に結びついた密教寺院であるが、両寺院の性格は大きく異なっている。
高野山は、空海が独立して密教の布教を始めた時に、はじめて獲得した密教空間である。
その目的は、聖なる伽藍の建立とそこにおける密教修法の実践であった。それに較べて東寺は、平安遷都の折、
国家鎮護を目的とした国の寺として建立、後に朝廷から空海が賜り、密教の根本道場したものである。
高野山は即身成仏、東寺は護国の教え、両寺院の比較から空海の密教思想を紹介する。


第6回  著作と思想 〜教理と教判〜

空海の真言密教の思想・教義は、空海が中国から密教を伝え、「請来目録」を書き上げた33才から、
亡くなった62才までの著作の中に集約されている。空海の壮大な著作と思想を理解するには、二通りの方法がある。
第一に、他の教えと比較して密教の思想意義を引き出す教判である。空海は「弁顕密二教論」で、
密教とそれ以前の仏教(顕教)の違いを詳細に論じている。
もう一つは、密教が持ちうる独自の思想である教理、空海の「即身成仏」の理論である。
教判と教理でもって、現代の発想とは違った空海の思想を伝える。

(text from NHK site)

NHK教育 25min 2003-05-07・14 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)







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