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●「ありがとう 夢路いとしさん」
兄弟コンビの正統派しゃべくり漫才「夢路いとし・喜味こいし」の兄・夢路いとしさんが、
先日９月25日に亡くなった。享年78歳。旅芸人の両親のもとに生まれ、７歳で初舞台を踏み、
14歳で弟とコンビを組んだ。'48年、漫才作家の故・秋田実に師事し、芸名を変えて
「夢路いとし・喜味こいし」が誕生。若手漫才集団を結成し、上方漫才の第一人者として、
常に第一線で活躍してきた。また、漫才だけではなく、司会や芝居の世界での活躍も知られている。
'93年に漫才界では初の文部大臣賞（芸術選奨）と紫綬褒章を受章したほか、'94年に放送文化賞、
'98年に勲四等旭日小綬章、'99年には、大阪市の無形文化財に指定された。
「漫才一筋 80歳まで現役」と若手に負けないパワーで世代を超えた多くのファンに愛されてきた、いとしさん。
庶民の日常を巧みに取り入れた新鮮な話題と温かみのあるしゃべくりは、多くの人々に愛され、
その笑いによって聴く人を癒し続けた。番組では、NHKに残る貴重な映像を交えながら、
ゆかりのある方々とともに夢路いとしさんの芸を振り返る。
(text from NHK site)
NHK教育 50min 2003-10-25(2003-10-19 BS-2の再放送) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)