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●プロジェクトX (131) 「湯布院 癒やしの里の百年戦争」


九州・大分の山あいに、各種調査で“最も行きたい温泉町”に選ばれる小さな町がある。
大分県湯布院町。巨大レジャー施設はなく、田と牧場の昔ながらの農村風景が広がる。
しかし、かつて湯布院は全く無名で、週末でさえ客のない宿もあった。
町ごとダムに沈め、補償金をもらう計画まで役場や議会で検討されていた。
昭和46年、借金をし、ドイツの温泉地を視察した宿の主人たちや農家の人々が立ち上がった。
「農村の緑と静けさを守り抜き、心安まる保養地として町を立ち直らせよう。」全国の温泉地が
鉄筋の高層ホテルにネオンを灯し、団体客を奪い合っていた時代、人々は頑なに田舎のたたずまいを
守り続けた。そこに最大の困難が襲いかかった。バブル経済で一攫千金を狙う開発業者と銀行が町に殺到し、
田んぼの値は一反一億円に急上昇。町の世帯数に迫るリゾートマンションが計画された。
「ビル乱立で町が壊滅する前に開発阻止の条例を作るしかない。」しかし、動き出した役場の男たちに
巨大な壁が立ちはだかる。「高さを五階以下に制限する条例案は法律より厳しく、認められない」。
突然建設省から入った指導。条例は廃案の危機を迎え、町はバブルに飲み込まれようとしていた。
人々は町の命運をかけ、再び国との交渉に挑み、一か八かの勝負に打って出る。
無名の農村を日本中の人々が憧れる保養地に育て上げた人々の伝説の物語を伝える。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2003-11-18 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)












 

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