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●日経スペシャル ガイアの夜明け 「革命児の新たなる挑戦状」 〜音楽ビジネスの常識を破れ〜


日本音楽市場のCD総売り上げは、1998年をピークに4年連続で下がり続けている。
2002年の売上額は4431億円。1998年の売り上げの4分の3にまで落ちてしまった。
ハードやソフトの発達に伴い生じた違法コピー問題や、携帯電話の普及が原因とも言われる
若者の音楽離れなど、様々な問題を抱えたまま模索を続ける音楽業界。そんな中、
業界最大手のトップにいた男が、新しい音楽業界を創ろうと挑戦を始めた。

◎小さい組織で優れたエンタテインメントを創れ
常に新しい市場を創ることでエンタテインメント産業を牽引してきた男、
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)元代表取締役社長・丸山茂雄さん(63歳)。
大きな組織ではエンタテインメントビジネスが成立しないと考える丸山さんは2002年にSMEを退職。
退職金を元手に新しい組織「247みゅーじっく」を設立した。運営にあたるのは丸山さんを含めわずか8名。
そしてそれぞれ少数のアーティストが所属する3つのレーベルを子会社として立ち上げた。
これは「247みゅーじっく」が80%を出資し、各レーベルを運営する2人が20%を出資して
経営を行っていく独立採算型レーベル。彼らが独自に発掘、契約、制作、営業、宣伝までを担い、
少数でより良いものを創る、これが丸山さんの考えるエンタテインメントを生みだす組織構成だ。

◎音楽ビジネスの原点へ立ち返る
自分が感動した音楽を世に紹介したい、そのために考えるアーティストとの関係と営業法。
丸山さんはそれを実践するために沖縄に飛んだ。「モンゴル800」や「HY」など、
今日のインディーズブームの火付け役となったアーティストを輩出した沖縄。丸山さんはその激戦区の
渦中に飛び込み新人発掘を開始する。「『沖縄が良い』と聞いて、集まってきた連中とは一緒にされたくない。
それは俺のプライドが許さない」――。そう言って丸山さんは夜の沖縄の街に一人で飛び出し、
ライブハウスをハシゴして歩く。メジャーとは違う丸山流新人発掘の現場とは?
業界最大手のトップにまで上り詰めた男が、良い音楽を作るための原点に立ち返る。
沖縄アーティストと丸山さんの出会いの場に密着した。

◎アーティストもビジネスマンたれ・独立採算型レーベルの挑戦
ここ数年、新人アーティストのデビューしてからの活動年数は年々減る傾向にある。
メジャーでは巨額の宣伝費を投じ売り出された新人は、5万枚売れないと儲けにつながらない。
売れないアーティストはもちろんリストラされていく。247みゅーじっくのロック系レーベルの社長、
高橋康浩さん(41歳)。彼は「インビシブルマンズデスベッド」というロックバンドをプロモートする傍ら、
彼らに会社を創らせ、自立したアーティストにさせようと奮闘している。プロのアーティストや
ミュージシャンにも、ビジネス感覚が求められるのだ。数々の壁にぶつかりながらもアルバムの
制作にむけて宣伝から営業に至るまで全てを自らこなそうとするバンドメンバーたち。
そしてそれを見守る高橋さん。丸山さんが考える、自立したアーティストとは?
今の時代の音楽ビジネスに求められる新たな発想が、彼らの活動から見えてくる。
(text from TV-tokyo Site and Mail Magazine)

テレビ東京 53min 2003-12-02 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)












 

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