玄関 / ライブラリ / CD-RRW / GP-472 /

 

 

●プロジェクトX (134) 「日米ブルドーザー対決」


大規模潅漑工事や巨大ダム工事…。世界中の現場で唸りを上げる日本製機械がある。
工事の根幹を握る「ブルドーザー」。今、日本が占めるブルドーザーの世界シェアは
米国と二分し約半分。建設機械を牽引し、特に発展途上国の国土建設に大きな貢献をしている。
しかし40年ほど前まで、日本のブルは米国製の足下にも及ばぬと軽蔑されていた。
非力な上に、耐久は約半分。戦後復興を急ぐ国内でしか認められない代モノだったのである。
昭和36年、日本のメーカーに激震が走った。米国製品の輸入解禁。「このままでは、
日本製ブルの息の根が止まる」。立ち上がったのは、メーカーの老舗・小松製作所の技術者達。
リーダーは、戦後、初の国産ブルを作り上げた山本房生だった。「僅か3年の内に、米国の上をいく
ブルを作ろう」。無謀とも思われた目標に、山本は画期的なクオリティーコントロールの手法で挑戦。
設計と現場、一丸となった闘いで、実に2000に及ぶ部品の強度を上げるた。そして直後、山本は
思い切った作戦に出る。本拠地アメリカへの逆上陸。「アメリカが認めれば、世界が日本のブルの
性能を認めた事になる」。だが、そこで待っていたのは巨岩ひしめくアメリカ特有の過酷な現場。
手荒な使われ方に、山本達のブルは次々故障した。修理を繰り返すも信用は落ちるばかり。
プロジェクトは崖っぷちに立たされた。しかしその時、逆上陸の拠点・カルフォルニアで
一大河川氾濫災害が発生。「今こそ、日本製ブルの底力を見せつけよう」。メンバーは、
改良したてのブルを携え現場に乗り込んだ。番組は、国造りの根幹を握る重機「ブルドーザー」の
開発と普及に心血を注いだ人々に着目。敗戦国の復活を懸け、
アメリカと真っ向勝負を繰り広げた壮絶なドラマを描く。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2004-01-20 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)














 

ページ先頭へ