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●NHK SPECIAL 「探検 溶かされた大地」 〜謎の洞窟に原始の命を追う〜


メキシコ南部の熱帯雨林。その一角に、真っ白な水が流れ出す異様な洞窟がある。
その名はヴィラ・ルース洞窟。ここが、今、生命誕生の謎を解く手がかりになる場所として
世界の研究者から注目されている。洞窟は、地中を水平方向に2000メートルにわたって
延びている。10年ほど前からアメリカの研究者を中心に調査が進められ、生物学上の発見が
相次いでいる。今回、研究者の協力で、世界で初めて本格的な撮影に成功した。
洞窟では、あちこちで地下深くから水とともに有毒の硫化水素が噴出し、石灰岩の壁は
どろどろに溶けている。流れる水が白いのはそのためだ。そこには、たくさんの生き物も
暮らしている。壁をはいまわる小さな昆虫。そして、水の中には、体が真っ赤な魚が群れる。
この洞窟でどのように生き抜いているのか。さらに奇妙な光景は、天井から無数に垂れる
つららのような物。その先端に光る透明のしずくは何と濃硫酸だ。この硫酸が岩を溶かし、
洞窟を広げてきたのだ。硫酸を作り出したのは、集まってつららのようになった特殊な
バクテリア。この洞窟で発見された新種で、硫化水素をエネルギー源にする原始的な
生命であることがわかった。太古の地球には、硫化水素などが充満していたことが
知られており、最初に誕生した生命はこうしたバクテリアであったことが、ここで確認され
つつあるのだ。そして今回、取材チームは、洞窟のいちばん奥、最も硫化水素の濃度が高く、
研究者ですら数えるほどしか入ったことのないエリアの撮影にも挑んだ。そこは、黄色い
硫黄の結晶が壁を覆おう他に例のない場所で、このほど新たなバクテリアの存在が確認
された。番組では、次々と神秘的な光景が展開するヴィラ・ルース洞窟への探検を通して、
最新の研究成果をもとに生命誕生の謎をひも解いていく。
(text from NHK site)

NHK総合 55min 2004-02-08 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)
















 

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