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●ETV SPECIAL 「倒れてのち始まる」 〜高野悦子・鶴見和子 10年ぶりの対話〜


世界に埋もれた名作映画を発掘、上映し続ける岩波ホール総支配人・高野悦子(74)と
国際的社会学者・鶴見和子(85)。2人の出会いは敗戦直後。大学生だった高野が、
鶴見が入会していた「伝統芸術の会」に参加し、出会って以来の仲だ。
高野は、国際的な広い視野を持ちながら日本の文化を大切にし、志高く生きる
鶴見を生きる手本としてきた。また鶴見は、それまで切り捨てられてきたアジアや
第三世界の映画に目を向け小ホールを拠点に映画文化の向上に努める高野を、
「私の社会発展の理論をまさに実践している」と評価する。戦争、留学、親の介護、
趣味の舞踊…と人生で重なりあう部分も多く、半世紀を越えて友情をはぐくみ、
影響し合いながら生きてきた。その2人が、70歳を越え、ともに病に倒れた。
8年前、鶴見は脳出血で左半身マヒとなり、車イスの生活となった。高野は3年前に
肺血栓塞栓症を患い、肺の機能の3割を失った。しかし、鶴見は「見えなかったものが
見えてきた。私にはひとつの新しい展開があった」と言い、高野は「身体は不自由に
なったが、魂は自由になった」と言う。番組では、病んでこそ知り、老いてこそ始まる
という体験をした2人が、久しぶりに再会。まったく新たな境地でこれまで歩んできた
道を振り返り、これからさらに目指すこと、日本人としてすべきことについて語り合う。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2004-03-13の2本目(2004-01-31の再放送)
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