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●ETV SPECIAL 「宿泊拒否」 〜ハンセン病回復者の人権〜


去年11月、熊本県の温泉ホテルが、ハンセン病の回復者たちの宿泊を
拒む事件が起きた。熊本地裁が「ハンセン病回復者を隔離してきた国策は
違憲である」と判決を下してから約3年。いまだにハンセン病に対する
正しい理解が浸透していないことが明らかになった。さらに事件の公表後、
回復者たちに対し、ホテル側の謝罪を受け入れなかったことを中傷する声が
手紙や電話で寄せられた。回復者たちは、社会全体に偏見や差別意識が
根深く残っていることをあらためて突きつけられたのである。ハンセン病は
感染力が弱く、戦後には完治できる病気となった。しかし、隔離政策の
根幹となった「らい予防法」が廃止されたのは、つい8年前のことだ。
回復者たちは90年にわたって、全国15の療養所に隔離され続け、
国際的にも例のない差別と偏見に耐えてきたのである。そしてその偏見は、
今もなお続いている。入所者の多くは療養所外での生活をあきらめ、
故郷に足を踏み入れることすらできないのが現状だ。こうした中、
回復者自身が若者たちと直接会ってふれあうなど、偏見や差別をなくそう
という取り組みも始まっている。番組は、宿泊拒否はなぜ起きたのか、
事件の背景を明らかにするとともに、ひとりひとりの心の中にある偏見を
なくしていくためには何が必要なのか、正面から考える。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2004-03-13の第2部 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)










 

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