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●プロジェクトX アンコール 「決断 命の一滴」 〜白血病・日本初の骨髄バンク〜


毎年5000人が発症する血液のガン・白血病。原因は不明で、老若男女、
誰もが突然襲われる。かつて薬で完治する確率は3分の1と言われ、残りは、
血液を作る骨髄を他人から移植する『骨髄移植』しか手だてはなかった。
昭和61年、大学院生だった大谷貴子は、就職が始まった矢先、突然白血病の宣告を受けた。
骨髄移植を受けなければ助かる見込みはなかった。骨髄の型が適合し、移植が可能に
なるのは兄弟で25%、他人では数千分の1と極めて低い。大谷は、必死の提供者探しの後、
奇跡的に母親と適合し、生還した。しかし、入院中に、同じ病の苦しみをいやし合い、
姉妹のように過ごした1人の少女は、提供者が見つからず、中学3年生の15才で亡くなる。
大谷は、少女の死に衝撃を受けた。「誰もが移植を受けられる世の中にならないか」
そして、自分の移植を担当した医師、森島泰雄と共に、日本初の骨髄バンクを作る
プロジェクトを発足した。しかし、世間は冷たかった。「赤の他人のために、なぜ骨髄を
取られなければいけないのか。」忙しい仕事を休み手術を受けるわずらわしさ、無関心、
さらに、登録者1人につき数万円かかる検査費用の捻出が壁となった。
平成元年、9月。やっとの思いで第1号移植への道が見えてきた。日本初の提供者は40才男性。
岐阜の市役所職員だった。恐怖、使命感、手術が近づく中、男の心は揺れた。
そしてその決断に骨髄バンクの未来がかかった。今や、白血病患者の命を救う
かけがいのない制度となった骨髄バンク実現のため、ボランティアで
心血を注いだ人々の愛と勇気のドラマを伝える。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2004-03-09 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)










 

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