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●地球に乾杯〈終〉 「はるかなる指笛の島」〜スペイン・カナリア諸島〜


ジブラルタル海峡の西、北大西洋上に浮かぶスペイン領カナリア諸島。
7つの島の中で特に独特の文化をもつのがゴメラ島。古くから“指笛”が通信用の
手段として用いられてきた。ある時はローマ帝国の圧政に抵抗する者たちの隠れた
情報手段として、ある時は農夫同士の「会話」として継承され、発達してきた。
その文化は今も大切に受け継がれている。ゴメラ島の12の小中学校で1200人の
生徒が島の老人から指笛の授業を受けている。子どもたちが単語を覚え、
その音を正確に出すことは難しい。なぜ、ゴメラ島だけに指笛言語の伝統が残ったのか?
どのように習得し、指笛で会話をするのか?その不思議な
コミュニケーションの世界へ入っていく。
(text from NHK site)

NHK総合 40min 2004-03-27 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

>2021-01取出不可





●わくわく授業−わたしの教え方− 「ひも一本で図形がわかる」 〜亀井喜久男先生の数学(中2)〜


岐阜県岐阜市にある岐阜東中学・高等学校。この学校で数学を教えている
亀井喜久男先生の「図形の授業」のご紹介です。段ボールを抱えて教室に登場した亀井先生。
26人の生徒を前にまず取り出したのは、古代エジプト文明の象徴「ピラミッド」の写真でした。
数学の時間に予想外の写真をみせられて、生徒たち、思わず身を乗り出します。
なぜ数学でピラミッドか?それは、ピラミッドの土台が正確な「正方形」で出来ていることに
注目させるためでした。どうやって古代エジプト人は「直角=90度」をはじき出し、精密無比な
正方形、そしてピラミッドを作ることができたのか? それが今回の授業の出発点です。

次に先生が取り出したのは、輪になった一本のひも。亀井先生が考案した教材で
「エジプトひも」と名付けたものです。輪になったひもには、全体を12等分する目印が
ついています。この「エジプトひも」を使えば定規もコンパスも使わずに、正方形や
正三角形を作り出せるというのです。なぜ12等分なのか。先生は、暦や時計、星座、干支など、
12という数が古くから世界中で人々の暮らしと深く結びついてきたことを話し、12という数字の
「不思議なパワー」に目を向けさせます。そして、図形の学習では、この12の目盛りを使って
簡単に正三角形、そして直角三角形もできることを気付かせていきます。
まずは、正三角形。12の印を4・4・4・に分け、頂点となる3カ所をつかんでピンと
張ると簡単にできます。次は、直角三角形。目盛りを、3・4・5に分けて引っ張ると、
直角三角形が出来ます。これは,三平方の定理(ピタゴラスの定理)で証明されていることを、
生徒と一緒に確認します。そして、いよいよ正方形。これは、直角三角形の直角の部分の
頂点だけ固定して、三角形を変形させる事で作ります。(是非、試してみてください!)

定規がなくても、ひも一本で正確な図形が描けることを体験した生徒たち。
思いがけない「エジプトひも」の"便利さ"に、さらにその応用の使い方を考えていきます。
挑戦するのは正六角形や十字形・・・・、試行錯誤の中から、図形の作り方を次々に
発見していきます。エジプトひもを使った図形のまとめの授業。その仕上げはグラウンドで
行われました。亀井先生が配ったのは50メートルほどもある、巨大な「エジプトひも」。
教室の机の上では成功した正方形は、四人で手分けをして頂点を引っ張り合って
理論どおり作り出すことができました。これなら,本当にピラミッドも作れそうだ。
そんな気持ちを持ってもらうことが亀井先生のねらいです。
「数学は楽しい、そして役に立つ」その事を、クラスの皆で実感しあおう
という亀井先生の授業でした。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 25min 2004-04-16(2004-04-15の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)

>2021-01初取出済








 

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