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●大自然 魅惑の島々 「ダーウィンの島ガラパゴス」

<受信障害によりゴーストが強い箇所あり>
NHK総合 20min 2004-05-04 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)




●プロジェクトX(118) 「釧路湿原 カムイの鳥 舞え」


日本最大、2万ヘクタールの広大な湿原。棲息する動植物、実に2000種。
『釧路湿原』は、日本が世界に誇る貴重な野生生物の宝庫である。
しかし30年前、ここは「不毛の大地」として地元住民から厄介者扱いされた場所だった。
冷涼な気候と豊富な水が農地開発を阻み続けたからである。広大な農地を夢見た
農家にとって、「釧路湿原」は、当に怨念の的だった。昭和40年代前半、
この「不毛の大地」に入り浸る男たちがいた。タンチョウや希少なトンボ、
果てしなく続く葦原。湿原に棲む動植物に魅せられ、我流で観察を始めていた
製パン屋・林業家など「素人研究家」たちである。彼らは物好きと笑われながら、
湿原の豊穣な生命力に故郷の誇りを見出そうとしていた。しかし昭和46年、
田中角栄の「列島改造論」を契機に湿原の開発計画が次々に持ち上がった。
巨大火力発電所や石油コンビナート、工場団地の建設構想である。
「このままでは湿原が潰される」。立ち上がったのは、「釧路湿原」の名付け親・
植物学者の田中瑞穂たち。直ぐさま「保護協会」を結成。「開発を止めるには、
湿原の自然の価値を具体的データで明示し世論に訴えるしかない」と、
「素人研究家」たちによる前代未聞の湿原調査に乗り出した。

製パン屋の長男でタンチョウの写真に取り憑かれていた林田恒夫は、
タンチョウの営巣地を一つ一つ踏査。タンチョウの子育ての実態を解明。林業家で
昆虫採集家・飯島一雄は、この地に1000種以上もの昆虫が棲息する事を突き止めた。
その他、釧路湿原に生える植物の全調査に名乗りを上げた学生上がりの若手や、
釧路湿原にしか棲息しないサンショウウオの生態を突き止めた高校教師。三年間、
手弁当で湿原に分け入ったメンバーの調査は、世界でも珍しい「湿原総合調査」となり、
釧路湿原の希少価値を実証した。そして、プロジェクトは前例の無い地元住民参加の
シンポジウムを開催。遂に「湿原保護」の基本合意を取り付けた。けれども闘いは
終わらなかった。地元の合意を旗印に、プロジェクトが「国立・国定公園」への指定を
要請しても、国は首を縦には振らなかった。数年前の「審議会答申」で、「もはや日本には
その資質を持つ場所がない」という結論を出していたからだ。開発を抑止するモノは、
拘束力の無い地元合意のみ。間もなく、湿原周辺部はみるみる開発。林田の観察によれば、
タンチョウの幼鳥の成長が著しく鈍化。湿原の漁獲高も激減。湿原保護は、待ったなしの
状況に追い込まれた。その時、プロジェクトが打って出た秘策は、「釧路湿原」の生命の源を
解き明かす秘境の調査。そして「ラムサール条約」への登録だった。これを契機に、環境庁も
「国立公園」指定への審議再開を示唆した。日本に28カ所を数える国立公園。その中で唯一、
地元住民から保護の要請がわき上がった「釧路湿原」。番組では、日本が世界に誇る
野生生物の宝庫を守ろうと闘った地元一丸の20年のドラマを追う。
(text from NHK site)

NHK総合 45min 2004-05-05(2003-06-17の再放送)
Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)












 

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