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●日本の話芸 落語「初天神」 笑福亭福笑

NHK教育 30min 2004-06-19 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)



●きょうの健康 「注目される食物の機能成分・見直される乳酸菌」

乳酸菌を最も手軽にとれるのが、ヨーグルトです。1日200g以上を、2〜3回に分けて
とるとよいでしょう。毎日続けてとることで、腸内環境が改善され、排便回数や排便量が
増えるなどの効果が現れてくるはずです。ヨーグルトと牛乳に含まれている成分は
同じですが、ヨーグルトの方がたんぱく質・カルシウム・ビタミンの吸収が良いと
言われています。また、ヨーグルトには胃かいよう予防、動脈硬化予防、アトピー改善、
血中コレステロール低減、免疫力強化、ガン予防など実に様々な健康効果があります。

<Q>乳酸菌はどうして体に良いの? また、便秘解消に効果はある?
<A>善玉菌を増やしておなかを元気にする
私たちの腸内には、500種類の菌が100兆個あり、重さにすると1.5kgにもなります。
更に、その菌は、善玉菌と悪玉菌に分けることができます。善玉菌というのは、発ガン物質の
抑制や、免疫力の強化につながります。一方悪玉菌は、大腸がん、肝臓病、動脈硬化、
心臓病などを引き起こす原因になってしまうような、体に悪い働きをする菌です。
腸内の善玉菌と悪玉菌の量は、善玉菌を1としたとき、悪玉菌の割合は9というような、
多い量になっています。悪玉菌を減らして、善玉菌が増えるようにすれば健康には良いのですが、
善玉菌は勢力が弱いため、量を増やすには常に味方が必要になってきます。
その味方というのが、ヨーグルトなどに含まれている“乳酸菌”です。乳酸菌は、ヨーグルトたった
一滴の中に約1千万個以上もいます。ヨーグルトを食べると、乳酸菌が大腸へと届き、
腸内を善玉菌が住みやすい酸性に変えてくれます。すると、善玉菌は元気になって、
量が増えてきます。逆に悪玉菌は酸性に弱いため、量が減っていきます。更に、ヨーグルトは
善玉菌のエサになる乳糖(牛乳の成分)がたくさん含まれているので、ヨーグルトで乳酸菌を
とると、善玉菌が増えて病気に負けない強い体を作ることができます。
便秘解消には、1日当たり300g以上のヨーグルトをとると良いと言われています。
食物繊維や善玉菌のエサになるオリゴ糖を加えるとより良いでしょう。朝、昼、晩の3回に
分けて食べると無理なくとれると思います。そして、毎日食べ続けることが大切です。
いきなり300g以上を毎日とるのは無理だという人は、まずは100gくらいから始めて、
徐々に量を増やしていくと良いでしょう。便秘というのは、腸内で便の水分がどんどん吸収
されていき、便が硬くなってしまっている状態です。この状態は悪玉菌にとって非常に
住みやすい環境になってしまい、悪玉菌が増え、体に様々な悪影響が出てきてしまいます。
こうならないためにも、1日にバナナ3本分くらいの便が出るように、ヨーグルトを食べて、
腸内環境を良くしておきましょう。

<Q>ヨーグルトについているアルファベットは何?
<A>健康に役立つ働きを持った乳酸菌の名前
最近市販されているヨーグルトには、GG、L-55、LG21など、アルファベットや数字が
記載されているものがあります。このアルファベットは、乳酸菌の名前で、例えばGGやLG
というのは“ラクトバチルス・ラムノーザス GG”という乳酸菌のことです。ラクトバチルス・
ラムノーザスというのが乳酸菌の種類で、その中で更に細かく分類されて、GGという
名前が付いています。ここ数年で乳酸菌の中でも、それぞれ違った効果があるということが
徐々に分かってきて、“GG”のような細かい分類がされるようになりました。ちなみに、
このラクトバチルス・ラムノーザスGGは、赤ちゃんのアトピー予防・改善に効果があると
言われています。GGの他に、現在その働きが明らかになっている乳酸菌は、
“LG21”、“L・カゼイ・シロタ”、“LB81”などがあります。LG21というのは、人間の胃の中に
住み着いて、胃炎や胃かいようの原因になると言われているピロリ菌の増加を抑制する
働きがあります。L・カゼイ・シロタはがん予防の効果があり、LB81は腸の調子を整えてくれる
働きがあります。20世紀は病気になってからあわてて薬を飲んで治療を行うというような
時代だったため、耐性菌や副作用の問題が出てきました。ところが、最近は
“プロバイオティクス”という、人の体に有益な働きをする生きた微生物を使って、病気を
予防しようと考えられるようになりました。代表的なプロバイオティクスは乳酸菌です。
ヨーグルトで乳酸菌をとって、病気の予防を行いましょう。プロバイオティクスヨーグルトの
効果的な食べ方のポイントは3つあります。まず1つめは、熱を加えないということです。
熱を加えると、微生物は死んでしまい、その効果が発揮されません。2つめは、食後に
食べるということです。空腹時に食べると、胃酸の働きで菌が死んでしまう可能性があります。
3つめは、1種類のヨーグルトを2週間は続けて食べるということです。最低2週間は食べる
ことによって、プロバイオティクスの効果が出てくると言われています。

<Q>乳酸菌の効果的なとり方は?
<A>食物繊維やオリゴ糖とあわせてとる
食物繊維やオリゴ糖は、腸の中で乳酸菌(ビフィズス菌)のえさとなります。
そのため、乳酸菌が活性化し、整腸効果や免疫力の活性化、発がんリスクの抑制などの
効果がより期待できます。食物繊維は果物やいも類、根菜類などに多く、オリゴ糖は
はちみつ、バナナ、きなこなどに多く含まれています。
<A>食後にとる
乳酸菌は胃酸に弱いので、おなかがすいている状態でとると、その働きを十分に
発揮することができません。胃酸が食物で薄められている食後にとるようにしましょう。
また、ヨーグルトの中にいる乳酸菌は生きていますから、開封後はできるだけ
早めに食べるようにして下さい。
<A>ドレッシングや料理に利用する
ヨーグルトをそのまま食べるだけでなく、ドレッシングや料理に積極的に利用してみましょう。
乳酸菌は、100度以上で加熱したりあるいは60度程度でも30分以上加熱すると死んで
しまいますが、死んだ乳酸菌にも免疫力を高める効果があります。
(text from NHK site)

NHK教育 15min 2004-06-08(2004-06-01の再放送)
Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)



●きょうの健康 「注目される食物の機能成分・抗酸化力のある成分」

体によいからといって、抗酸化成分を含む食品だけを、集中的にとればよいわけでは
ありません。余分な量は尿として排せつされますし、かえって害になることもあります。
大切なのは、さまざまな食品をバランスよくとることです。

<Q>抗酸化成分ってどんなもの?
<A>働き
私たちの体は栄養素からエネルギーをつくり出すとき、体内で活性化した「活性酸素」を
利用しています。また、体内に細菌や有害物質などが入ってきた場合、それらを取り除くため
にも、活性酸素を利用しています。活性酸素は、普通の酸素に比べて非常に反応性が高く、
さまざまなものと反応を起こし、体にとって害を及ぼすこともあります。この活性酸素の害を
防ぐ働きのある成分を、「抗酸化成分」といいます。
<A>種類
抗酸化成分にはたくさんの種類がありますが、そのうちの1つが「ポリフェノール」です。
ポリフェノールの種類は270万種もありますが、特に緑茶やココアなどに含まれる
「カテキン」が代表的です。また、葉野菜や果物には「フラボノイド」が、
根菜類には「単純ポリフェノール」が含まれています。
<A>サプリメント
抗酸化成分は食事からとるのが基本ですが、食生活が不規則な人や外食が多い人などでは、
抗酸化成分を含むサプリメントを利用することもあるでしょう。しかし、サプリメントは有効成分を
選んで取り出したものなので、食品よりも摂取量に注意が必要だといえます。
栄養は、摂取量が少ない場合だけではなく、過剰にとりすぎた場合も、健康に害を
及ぼすことがあるのです。必ず摂取量の表示を見て、利用するようにしましょう。
(text from NHK site)

NHK教育 15min 2004-06-09(2004-06-02の再放送)
Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)








 

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