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●世界美術館紀行 「募金箱が救ったロンドン・ナショナル・ギャラリー [1]」  


ヨーロッパ屈指の名画が並ぶ英国最大の美の殿堂、
ロンドン・ナショナル・ギャラリー。館内を飾る名画を収集順に見ていくと、
そこには大英帝国の興亡の歴史と美術館のコレクションを支えた
市民たちのドラマが浮かび上がる。19世紀初頭、首相のかけ声のもと
創設されたナショナル・ギャラリー。ヴィクトリア朝全盛の中で美術館には
次々と名画が寄贈される。ヤン・ファン・エイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」。
このフランドルの最高傑作は、スペイン王室、ハプスブルク家を流転し、
ついにはイギリスの将軍から美術館へと渡る。また革命で処刑されたフランスの
貴族が所有していたルーベンスの一大コレクション、メディチ家の至宝
フィリッポ・リッピ「受胎告知」など、世界に誇る名画がナショナル・ギャラリーに
集まった。しかし20世紀、新興国アメリカの台頭とともに、イギリス国内の
没落貴族や商人からアメリカへ絵画の売却が始まった。美術館に寄託されていた
作品も例外ではなかった。1903年、危機を食い止めようと「ナショナル・アート・
コレクション・ファンド」という名の民間慈善団体が発足。1906年、ベラスケスの
傑作「鏡のヴィーナス」流出を、団体の募金活動とエドワード王の寄付が救った。
またヘンリー8世の花嫁候補を描いたホルバイン作「ミラノ公妃クリスティーナ」の
危機には100万人もの国民が募金。提示額に達せずアメリカ画商の手に
渡ろうとした最後の瞬間、ある婦人が匿名の手紙とともに寄付した4万ポンドに
よって劇的に救済され、ナショナル・ギャラリーに寄贈された。活動は今も続く。
2002年、寄託されるラファエロの聖母子画が、アメリカの財団に50億円で
買収されかけた。美術館と団体の必死の活動の結果、この2月、美術館の購入が決定。
会員の中には自宅の家具を売り払い、その売上げを寄付した老夫婦もいたという。
番組では、ナショナル・ギャラリーがほこるルネサンスやバロックの名画コレクションを
紹介しながら、いかにもイギリスらしい収集と寄贈の物語をたどる。
(text from NHK site)

NHK総合 25min 2004-06-11 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●21世紀ビジネス塾 「客のわがままが店を育てる」


兵庫県西宮市の住宅街、甲陽園。ここに年間18億円を売り上げるという
洋菓子店がある。「ケーキハウスツマガリ」。土日には必ず長い行列ができ、
訪れる客の車がさばききれず、ガードマンまで雇っているという大繁盛ぶり。
お目当てはオーソドックスなフレッシュケーキ。素材の味を生かした
どこか懐かしいケーキが大人気なのだ。ところが、これ実はこの洋菓子店の
売り上げのたった1割。本当の売れ筋商品は、クッキーや焼き菓子といった
お菓子で、手みやげやお中元などの贈り物として大変な売れ行きを見せ、
年に1億円ずつ伸び続けてきたという洋菓子店なのだ。こうした成果を
生んだのは、社長津曲孝さんのお客様第一主義。利益は考えずにとにかく
お客様の要望、わがままに答えることが、次から次へとお客様を呼び込むことに
つながるという。はたしてその謎やいかに。番組ではお客の要望をかなえ
続けることで成長をつづける洋菓子店「ツマガリ」の秘密を解き明かす。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 30min 2004-06-11の再放送
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)






 

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