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●ドキュメント地球時間 「ジャズ パート1」


ジャズはいかにして生まれたのか。いかなる者たちによってどのような発展を遂げてきたのか。ジャズの歴史をたどるシリーズ。(全12回) 制作:Florentine Films+BBC (アメリカ+イギリス 2000年)

第4回 「ビッグバンドの時代」
1929年、株式市場が大暴落し、アメリカは未曾有の大恐慌に見まわれた。1500万の人々が職を失い、音楽産業も衰退してしまう。20年代末には1年で一億枚以上売れていたレコードは、一時は年間600万枚にまで落ちこんだ。しかし、音楽の楽しみかたはレコードからラジオに移り、ジャズ音楽はラジオを通して、幅広い人気を獲得する。このころ、ジャズ音楽は新たなる時代に入る。ビッグバンドの出現だ。ハーレムのダンスホールで生まれたこのスタイルは、あるユダヤ系移民の息子の登場で一気に全米に広がった。ベニー・グッドマンである。人気ラジオ番組「レッツ・ダンス」のオーディションに合格したグッドマンのビッグバンドは、洗練された、親しみやすいスタイルのダンスミュージックによって全米の若者をとりこにしてゆく。

第5回 「スイング時代の到来」
不況にあえぐ時代にあって、軽快なダンスミュージックであるスイングは、沈滞ムードを吹き飛ばそうとする人々の圧倒的な支持をえてゆく。スイング時代の到来である。「スイングの王様」と呼ばれたのはベニー・グッドマン。その甘いルックスと洗練された音楽性によってエンターテインメント界の頂点に立った。しかし、スイングを白人による商業主義的な音楽としてこころよく思っていない黒人ミュージシャンも多かった。1937年5月、ニューヨークのハーレムにおいて白人のグッドマンと黒人のドラマー、チック・ウエッブが4000人の観客の前で繰り広げたパフォーマンスは“世紀の音楽バトル”として語り継がれることになる。

第6回 「カンザスシティー」
1930年代の終わりにはスイングはビッグ・ビジネスとなり、アメリカにおける音楽産業全体の売り上げの実に70パーセントを占めるまでになっていた。しかし、大衆に迎合するあまりに音楽的に行き詰まってゆく。そのような状況の中、中西部の街、カンザスシティーで、サキソフォンを中心とした、躍動感に富むリズムとブルースを融合させた新しい形のスイングが生まれる。全米を襲った深刻な不況をものともせず、繁栄を続けていたカンザスシティーにはアメリカ中からミュージシャンが集まってきた。その中でもずば抜けた人気を得ていたのが、ジャズ史上最高のリズムセクションと言われたカウント・ベイシー楽団だ。カンザスシティーで腕を磨いたものたちは、やがてジャズの世界に大きな影響力を持つようになってゆく。
(text form NHK site)

NHK教育 22:00-22:45 Air check by Giga Video Recorder v4 2002-08-09・16・23 Mono



このディスクは、読み取り不能にはなっていなかったが、2004年12月に、
日立マクセル株式会社 アドバンスドディスク事業部 品質保証部から検証の依頼があり、
正常なデータ品質にしてもらったコピーディスク。





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