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●NHK人間講座 「可能性の建築」 〜人間と空間を考える〜

岡部憲明 Okabe Noriaki 建築家・神戸芸術工科大学教授 1947年生
静岡県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973年、フランス政府給費留学生として渡仏。ポンピドゥ・センター設計チームを経て、レンゾ・ピアノとともにパリやイタリアの都市を拠点に活動。88年、関西国際空港旅客ターミナルビル設計競技に優勝し、同作品にて日本建築学会作品賞を受賞。95年、岡部憲明アーキテクチャーネットワークを設立(代表)。代表作に牛深ハイヤ大橋、ヴァレオユニシアトランスミッション厚木工場など。著書に『エッフェル塔のかけら』(紀伊国屋書店)、『関西国際空港旅客ターミナルビル』(監修、講談社)など。

◎第1回 「空間への旅」
「時間の旅」として、ルネサンスの建築家ブルネレスキや、現代建築の巨匠ル・コルビュジエなどの旅を紹介し、建築家にとって、旅が発想の源泉となることを説明します。また、「空間への旅」として、岡部氏が設計に関わったポンピドゥ・センターや関西国際空港という現代の巨大建築を紹介し、「人間と空間のありかた」を考えます。

◎第2回 「住の空間」
人間にとって重要な住居建築を、空間性に焦点をあて、住むということの意味を考えます。取り上げるのは、
●「始原的な住空間」イタリア、カプリ島のカサ・マラパルテなどの実験的な試み。
●「近代建築の住空間」コルビュジエやアールトなどの代表作から、多様な展開を紹介し、現代への影響をさぐります。
●「日本の住宅建築」「聴竹居」など風土と近代建築が融合した例を紹介。
●「集住の形」集合建築のありかたについて、岡部氏自身の設計した建築例などから解き明かします。

◎第3回 「建築の光」
建築は自然光をどの様に取り入れて来たのかを、様々な例によって紹介します。取り上げるのは以下の建築です。
●石造の建築 ル・トロネ修道院(フランス)
●茶室 妙喜庵待庵
●鉄とガラスの建築 ミラノのガレリア
●ガラスブロックの建築 カサ・デル・ファッショ(イタリア)
●ル・コルビュジェの宗教建築 ロンシャンの教会(フランス)
●北欧の建築 ヴォクセニスカの教会(フィンランド)
●現代 キンベル美術館(アメリカ)

◎第4回 「素材とデザイン」
建築にとって、素材とデザインはどうあるべきかを考えます。これまで扱われてきた素材(鉄、ガラス、鉄筋コンクリートなど)の再検討、さらに新素材の可能性をさぐります。とりあげるのは、パリ・エッフェル塔、ルネ・ラリック、関西空港旅客ターミナルなどです。デザインを生かすための素材の選択例を具体的に紹介し、デザインと素材の新たな関係性を探る。

◎第5回 「外部空間をつくる」
建築は、そのつくられる場所の景観に十分配慮しなければなりません。橋、広場、公園など、人々が集う場所は、建築家が大切に考えなければならない外部空間です。今回はパリのポン・ヌフ(橋)、イタリア・シエナのカンポ広場、パリの公園などを紹介します。また、岡部さんが設計した「牛深ハイヤ大橋」(熊本県天草)を例に、自然空間に溶け込ませる為の、デザインの工夫を現地から考えていきます。

◎第6回 「移動の空間」
19世紀、巨大な鉄道駅の出現により、人々の生活は大きく変わりました。現代では空港ターミナルビルが巨大な移動のための空間として活躍しています。今回はこのような移動の空間の数々を取り上げ、人間にとって機能的で、優しい移動空間とは何かを考えます。〔内容〕○ヨーロッパの鉄道駅。○岡部氏が制作している、最新の鉄道車輌の、居住性に配慮したデザイン。○関西国際空港のわかりやすい移動空間、など。

◎第7回 「都市とアート」
都市生活者にとって文化施設は、心のうるおう場所として重要です。今回は美術館や芸術の展示空間をとりあげます。岡部さんはポンピドゥ・センターの設計から展示まで手掛けており、そこでヨーロッパの人々が文化を大切に考えていることを知りました。その豊富な経験を基に、ヨーロッパや日本の芸術空間の最新動向を紹介し、アートが都市に住む人々の生活にはたす役割について考えます。

◎第8回 「プロジェクトのプロセス −関西国際空港旅客ターミナルビル」
巨大プロジェクト「関西国際空港旅客ターミナルビル」は、構想から完成まで6年、2000日をこえました。今回はその行程を追います。最初はコンペにおける条件の分析。次は設計コンセプトの決定で、岡部さんは「空間の方向性と透明性」、「ジオメトリーの方法(幾何学的アプローチ)」「環境制御技術の応用」の3点から考えました。プロジェクトのコンセプトがどのように具体的化されたかを実地を交えて解説します。

◎第9回 「新たな環境をつくる」
環境と建築のあり方について、三つの方法を取り上げ、未来への可能性を探ります。
(1)建築と、広場や庭園を一体化して考える。(2)コンピューターの計算力を有効に利用する。(3)公共施設のプログラムを重要視する。また、岡部氏が今年リニューアルした「ひめゆり平和祈念資料館」の展示空間もあわせて紹介します。最後に、人類と環境の今後について、また建築のあるべき姿について考えます。
(text from NHK site)

NHK教育 25min 2004-04-13〜06-08(すべて2004-04-06〜06-01の再放送分を録画)
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●ETV特集 「新しい音が生まれた」 〜BEGINとギター職人たち〜

世界にその名を知られた小さなギター工場が岐阜県にある。「ヤイリギター」。30人の職人が手作りであつらえるギターは、ポール・マッカートニーやリッチー・ブラックモア、国内でも、桑田佳祐、BEGIN、矢井田瞳らトップアーティストに愛用されてきた。工場の社長・矢入一男さん(72)は、「木は生き物だ」と語る。ギターに使う木は、一本一本すべて性格が違う。だから、その木が本来持っている「音」を最大限に引き出そうと思えば職人たちが木の性格に合わせて手作りでギターを作るしかないのだ、と。このほど、矢入さんたちギター職人は、ある「挑戦」に取り組んできた。人気グループ・BEGINのアイディアを生かし、永年培ってきた高い技術力を生かして、安くてよく鳴る新しい楽器を開発しようというのである。品質とコストの両立という難しい課題を乗り越えて「新しい音」が生まれるまでの姿を紹介する。番組では、「BEGIN」のメンバーとの対談をたっぷり盛り込み、新しい楽器にかける期待、手作りギター職人への共感、音楽への熱い思い、などもじっくり聞いていく。
(text from NHK site)

NHK教育 90min 2004-05-08 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「“フォーク”であること」 〜高田渡と高石ともや〜

1960年代から70年代、日本が高度経済成長をとげ学生運動や安保闘争で社会が騒然としていた時代。高石ともや、高田渡、岡林信康らが歌ったメッセージ性のあるフォークソングが、若者たちの熱狂的な支持を受けていた。「関西フォーク」とよばれる彼らの歌や、生き方そのものが今静かな注目を浴びている。最近では、高石ともやを始めとする60年代のレコードがCD化、24時間京都駅頭ライブも始まり、今年4月には高田渡の音楽ドキュメンタリー「タカダワタル的」が公開され、ニューアルバムも発売される。フォークスタイルの曲を歌う若い歌手も増えてきた。80年代以降、彼らは表舞台から姿を消したが、一貫して日常の実感を込めた歌を歌い続けている。そして、高石ともやの言葉を借りれば「自らが民衆の立場にいるから、民衆の歌を歌える」と、清貧とも呼べる暮らしを送ってきた。いまなぜ「フォーク」なのか。番組では、彼らの歌とその原点となってきたこれまでの生き方に迫り、時代をこえて歌い継がれる「フォーク」(人々の歌)とは何かを考えていく。

◎高石ともや (1941年生まれ 「受験生ブルース」「陽気にゆこう」など)
大学に8年も通いながら夜は屋台をひき、工事現場で働く人の気持ちをテーマに路上で歌い始め、歌手となった。その後、アメリカのプロテストソングを積極的に日本に紹介。つねに「フォークのあるべき姿」を模索し続けてきた。1969年「冬眠宣言」後は、家族で北陸の廃校に移り住み、「家族と暮らす幸せな日々」を送る。76年35歳ではじめたマラソンは自らの内面を見つめ歌うために欠かせない生活の一部となった。昨年6月からは、「辻説法」と称し、30年ぶりに自らの原点である路上で再び歌いはじめた。24時間200曲以上を歌う「歌マラソン」を敢行。今年も予定している。 

◎高田渡 (1949年生まれ 「生活の柄」「自衛隊に入ろう」など)
母を早くに亡くし、日雇い労働者の父と過ごした下町での極貧生活が高田渡の原点。どん底での体験や風景を同じ目線で淡々と歌う高田の姿勢はデビュー以来、35年経った今も一切変わることはない。40年前に建ったオンボロの木造アパートにずっと暮らしつづけ、散歩の道すがら焼き鳥屋で焼酎を飲む生活の中から歌を紡ぎ出してきた。昨年、東京国際映画祭に招待され評判を呼んだドキュメンタリー映画「タカダワタル的」は、俳優柄本明氏が長年暖めていた企画で今年4月から劇場で公開されている。
(text from NHK site)

NHK教育 90min 2004-05-15 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)



このディスクは、読み取り不能にはなっていなかったが、2004年12月に、
日立マクセル株式会社 アドバンスドディスク事業部 品質保証部から検証の依頼があり、
正常なデータ品質にしてもらったコピーディスク。




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