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●NHK SPECIAL 「光琳・解き明かされた国宝の謎」

江戸時代の天才画家・尾形光琳が描いた国宝「紅白梅図」屏風は、日本絵画史上の一大傑作と言われ、国宝の中でも最も有名な作品の一つである。ところが、この国宝に300年ぶりに科学の眼が入り、その結果に美術研究者や美術愛好家たちは驚愕した。国宝「紅白梅図」は、咲き誇る紅梅と白梅、そして黒く渦巻く流水が金地を背景に大胆な構図で描かれている。光琳は、背景に金箔、流水部分には銀箔を張って作り上げたというのが、これまでの定説であった。しかし、その定説がことごとく覆された。東京文化財研究所は、去年5月から12月まで、蛍光X線分析装置や高精細デジタルカメラなどの最新の機器を駆使し、この国宝の徹底した調査を行った。NHKは、その科学調査を当初から記録し続け、新発見の連続だった調査の様子、更に、驚きを隠せない研究者らの表情をつぶさに捉えた。番組では、最新の科学技術が次々に、国宝の素顔を明らかにしていく過程を詳細に追跡する。そして、日本美術史研究の第一人者・辻惟雄氏(東京大学名誉教授)らの専門家と共に、光琳が金箔や銀箔を使わずにどのようにこの国宝を描いたのか、また、何故、そうする必要があったのか、その謎を推理して行く。こうして、300年を経て、今、ようやく予想を超えた光琳の画業の大きさが解き明かされて行く。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK総合 50min 2004-08-21 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●サイエンスZERO 「画像解析で国宝壁画の謎に迫れ!」

国宝・高松塚古墳には「女子群像」、「青龍」、「男子群像」など、今から1300年前に描かれた美しい壁画の数々が描かれている。発見から30年たった今、最先端の画像解析技術でその意外な姿が徐々に明らかになりつつある。使われているのは「蛍光撮影」と呼ばれる手法。これまでも「源氏物語絵巻」など、直接試料を採取できない貴重な絵画の分析に使われてきた。微量の染料をとらえることができるため、長い年月の間に消えかかって見えなくなった本来の絵の様子を再現することができる。高松塚古墳では、蛍光分析によって、色鮮やかな壁画が描かれた当時はさらに複雑で繊細な色合いを呈していたことが明らかになった。さらに、アフガニスタン原産の顔料が使われている可能性も明らかになり、古代の壮大な東西交流の一端が示された。番組では、高松塚古墳の壁画調査を通して、古代芸術の姿を徐々に明らかにしつつある画像解析技術の最先端に迫る。
(text from NHK site)

NHK教育 45min 2004-09-28(2004-09-25の再放送) Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「神話に隠された想い」 〜ギュスターヴ・モローの夢〜

生前のモローは、わずかな人としか付き合わず作品も殆んど発表しなかったため多くの事がベールに包まれていた。その上、神秘的なその作品が同時代のユイスマンスやプルーストなどの文学者から熱烈に支持され象徴主義やデカダンスを代表する画家と評価されたため、モローは自らの中に閉じ籠もり幻視による世界を描いていたと思われてきた。しかし、実際は神話や伝説は絵の題材にすぎず、モローは作品に自らの理想の絵画論や世界観を込め計画的に描いていたのである。その想いは耳の悪かった母親とかわした制作についての筆談メモが雄弁に物語っている。代表作「プロメテウス」に科学と合理主義へ邁進していく19世紀の人々への戒めを込め「私は考え深い人間が、人生において卑しい物質の残酷な攻撃や責め苦と闘う姿を表現したいのだ」と語るモロー。これは、現代の我々にも通じる不変的なメッセージなのである。モローは自らの芸術的信念についても語っている。「即物的な美を映しだす物質的な蔽いの下に魂や精神、心、想像力などの偉大な飛躍を思い、線と色彩と造形手段によって思想を呼び覚ますこと−それこそが私の目的だ。」 番組では、「様々な神話や過去の名画からの引用が意味するものは何か」、「過剰とも思える装飾的な画面はなぜか」など、作品の特徴を軸にこれまであまり紹介されてこなかったモローの言葉によって彼が作品に込めた本当の想いを読み解く。そして今までと違ったモローの理知的で職人的な画家としての姿を描く。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2004-09-05 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo








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