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///このディスクは読出・再生不能になっている(2012-08-08確認)/////


●ETV特集 「消えぬ戦世(いくさゆ)よ」 〜随筆家・岡部伊都子の語りつづける沖縄〜

沖縄戦において日本軍の組織的抵抗が終結したのは昭和20年6月23日。まもなく59年目の慰霊の日を迎える。本土と沖縄の人々に様々な意識の変化をもたらした戦後の長い歳月。この間、一貫して沖縄を見続け、語り続けている女性がいる。随筆家・岡部伊都子さんである。沖縄は、岡部さんの許婚(いいなずけ)だった陸軍少尉、木村邦夫さんが、昭和20年5月に戦死した場所である。当時19歳で軍国少女だった岡部さんは、出征する木村さんを喜んで戦地へ送り出した。木村さんが、彼女にだけ告白すると言い残した言葉の意味を理解できないまま・・・。岡部さんは戦後、木村さんに対してとった自分の行為にさいなまれることになる。昭和43(1968)年、岡部さんは意を決して沖縄へ渡る。まだ日本に復帰する前の沖縄である。そこで初めて岡部さんは、壮絶な沖縄戦の実相と日本から切り離された沖縄の現実に向き合うことになる。そして岡部さんは、木村さんが最後に彼女にだけ告白した言葉を世に公開し、自分のとった行為を問うことを決意する。以来、岡部さんは、沖縄を心の故郷と決め、復帰前、復帰後の沖縄と自宅のある京都との往復を続けている。沖縄への深い愛情と非戦の思いを文学作品にしながら、その一方で、木村さんに対する自分の行為を聴衆に直接語りかける講演の旅も続けてきた。北海道から沖縄まで、その旅路は続いている。81歳の今も、頑固に戦争の悲劇、差別の悲劇を語り続ける。岡部さんが、平和を希求しながら、なおも続く戦争の現実。そして風化していく沖縄の悲劇。岡部さんにとっては消えぬ戦世(いくさゆ)が続く。「私は沖縄の骨になりたい」と、病弱な体を奮い立たせ、痛恨の原点となった自分の経験を語り続ける岡部さん。戦争の悲劇を訴え続ける岡部さんの言葉とひたむきな姿をドキュメントする。
(text from NHK site)

chapter:
プロローグ/岡部邸/生い立ち/敗戦/戦死の地へ/沖縄戦/
27度線/高部勉/竹富島/ノロ/上勢頭亨/うつぐみどまさる/
母と生け花/呉己順/こぼし文庫/沖縄戦の図/海勢頭豊/エピローグ

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2004-08-28(2004-06-19の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

>>DR-236に単独ディスクあり





●ETV特集 「スロー建築のススメ」 〜藤森照信流 家の作り方〜

コンクリートやガラスが持てはやされる現代建築の世界にあって、藤森照信(1946年生)は壁や屋根にタンポポを生やした「タンポポハウス」や、ニラが屋根に咲く「ニラハウス」など、どこか懐かしく、ユーモラスな建築を作り続けている。藤森照信は、もともと日本の近代建築や都市計画を専門とする建築史家。40代半ばから自ら建築を設計するようになった。藤森にとって、建築は人を生かすもの。そして人は建築によって生かされるという。曲がるにまかせた木材、ワラ入りモルタル、手で割った鉄平石などが藤森建築の常連だ。そして藤森は、建築作業も出来ることは自分でやる一人でできないことは施主や友人も巻き込んでやる。もともと建築は楽しいものなのだと藤森は言う。この夏藤森は、二本のくりの柱の上に立つ「樹上の家<高過庵(たかすぎあん)>」を故郷信州の畑の中に完成させた。番組はその建築過程を一年にわたって追いながら、藤森の過去の活動や建築作品を紹介し、彼が提唱する一味違った家のつくり方、楽しみ方を見ていく。
(text from NHK site)

chapter:
プロローグ/都会に夢がない/2003年11月/なぜか懐かしい/2004年3月/家づくりは快楽/
2004年4月/喜び、楽しさ/巣に住む/石山が気になる/守屋山/2004年7月

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2004-09-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「子どもたちの“心の闇”を越えて」

次々に起こる少年少女たちによる事件。中学生だけでなく小学生による殺人事件が起こる中で、大人たちは子どもたちの心がわからない不安を抱えるようになった。子どもたちの心の中で何が起こっているのだろうか。そして、その背景は何か。心理カウンセラーとして活動しながら、子どもたちの心の発達の追跡調査を続ける、明治大学教授の三沢直子さん。三沢さんは、小学校の児童たちに描画テストとよばれる心理テストを継続的に行い、年齢に伴う子どもの心の発達がこの20年間でどう変わってきたのかを調査している。調査結果からは、「荒れている」のではなく「幼くなった」子どもたちの姿が浮かび上がる。品川区小山台小学校の山崎隆夫教諭は、90年代から子どもたちが変わってきたと感じている。児童ひとりひとりがより「個別化」「孤立化」し、一人一人が心の中に悩みを抱え、苦しんでいると見る。その姿は、80年代校内暴力が吹き荒れ、生徒たちが集団で学校や教師に反発していた時代とは、明らかに違うという。山崎教諭は、徹底的に児童一人一人の声に耳を傾け、その声をクラスのみなに伝え、一人一人の気持ちを全体につなげていく努力を日々重ねる。クラスの中で問題が起きてもじっと待ち、子どもたち同士の手に解決を委ねる。その中で子どもたちは少しづつ成長している。インターネットに依存する少年少女の取材を続けてきたジャーナリストの渋井哲也さんは、インターネットに逃げ場を求める子どもたちの姿を通して、トラブルのもととなる誤解を避けるため相手の意志を確認することの重要性を指摘する。子どもたちの心と向かい合っている専門家たちの分析や提案を通して、子どもの心が豊かに成長していくために大人にできることは何かを考えていく。
(text from NHK site)

chapter:
プロローグ/第1部・心を探る/遊びの中で学ぶ/違う年齢と一緒/脳科学者の視点/群れ遊び/
山崎隆夫教諭/第2部・インターネット/アメリカ事例/潜む危険性/第3部・どう向き合う/(1)なぜ不安に?/
(2)何ができる?/エピローグ

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2004-09-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「バチカンと現代世界」

暫定政府は発足したものの、いまだ混乱が続くイラク。世界に吹き荒れる市民を巻き込んだ無差別テロと報復の嵐。 9・11同時多発テロ後、世界の不安と恐怖は増幅している。唯一の超大国アメリカがテロとの戦いにまい進する中、民族・宗教を超えた対話をよびかけ、国際社会に「殺すな」という平和のメッセージを送り続けている存在がある。世界11億人の信者を擁するローマ・カトリック教会の総本山、バチカンとそのリーダー、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世だ。教皇は東西冷戦の最中、強力な指導力を発揮して出身国ポーランドの民主化運動を支援し、ソビエト共産主義の崩壊と冷戦の終えんに大きな影響力を与えた。年を重ねるにつれ世界情勢にますます積極的に関与し、去年はイラク戦争を回避しようと、アメリカ、イラク、国際社会に異例とも言える直接的な働きかけを行った。結局戦争は止められなかったが、6月にはブッシュ大統領が訪欧のスケジュールを繰り上げてまでわざわざ教皇を訪ね、その苦言に率直に耳を傾ける姿を示すなど、アメリカでさえ無視できない大きな存在となっている。 84歳になり、重い病をおしてまで反テロや平和を訴える「神の代理人」ヨハネ・パウロ2世の姿と、千数百年の歴史を持つバチカンが現代社会にどう向き合ってきたかを見ながら、21世紀、アメリカ的価値観の前に立ちはだかったもう一つの価値観を考える。
(text from NHK site)

chapter:
プロローグ/イラク戦争回避へ/教皇の知的緻密さ/平和外交/バチカンと不戦/神の代理人/
外交史の中で/普遍主義/教会の現代化/ヨハネ・パウロ2世/具体的戦争反対/教皇の平和構築

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2004-08-07 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)







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