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●ETV特集 「戦争へのまなざし」 〜映画作家 黒木和雄の世界〜

映画作家・黒木和雄は、2006年4月12日、『紙屋悦子の青春』を完成させたところで突然逝ってしまった。最後まで日本の、日本人の敗戦体験にこだわった映画人生だった。とりわけ晩年力を注いだのが『父と暮せば』(2004)を始めとする戦争4部作である。なぜ黒木はこれほど戦争にこだわったのだろうか。それを解く鍵がある。最後の作品『紙屋悦子』のメイキングを記録した50時間に及ぶ映像である。黒木は勤労動員という銃後にありながら過酷な戦争体験をしている。敗戦直前に空襲を受けたのである。そのグラマン機の急襲で黒木は被弾した親友を見捨ててしまった。少年黒木に「うしろめたさ」が暗い影を落とす。黒木が残したすべてのフィルムに、この「うしろめたさ」が焼き付けられている。戦中派の老夫婦が戦争体験を回想する遺作『紙屋悦子の青春』には「敗戦をふたたび抱きしめよ」という黒木の晩年の思いが貫かれている。戦争、敗戦という事実から目を離すな、うしろめたさを直視せよというメッセージだ。番組では『紙屋悦子の青春』製作に最後の力をふりしぼる黒木の姿を記録した50時間に及ぶメイキング映像を軸に、後期の戦争を画いた4作品(※)と原点であるデビュー作『とべない沈黙』(1966)を手がかりにひとりの映画作家がこだわった「戦争」を関係者の証言で浮き彫りにする。

証言者: 原田芳雄、原田知世、永瀬正敏、ほか

『TOMORROW/明日』(1988)
『美しい夏キリシマ』(2003)
『父と暮せば』(2004)
『紙屋悦子の青春』(2006)

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり・後半は軽減する>
NHK教育 90min 2006-08-12 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●イッセー尾形の「たった二人の人生ドラマ」

市井に生きるさまざまな人々の悲哀を一人芝居で演じ続け、国際的にも高い評価を得ている俳優、イッセー尾形。この番組は福岡の屋台で出会ってしまった人間の、哀しくもおかしな物語をイッセー尾形と実力派の俳優陣が二人だけで演じる、テレビ二人芝居である。番組には三つの話が盛り込まれるが、イッセー尾形はそれぞれに全く別のキャラクターで出演。相手役の俳優はその都度かわる。演じる場所は舞台ではなく中洲の一角に組まれた屋台セット。実際の街の中で二人芝居を演じるのはイッセーにとっても初めての試み。設定と大まかな流れはあるが、アドリブの要素も多く、緊張感溢れるドラマが展開されていく。相手役は、博多っ子で、舞台でイッセーと二人芝居の共演経験もある小松政夫、女性からも高い支持を集めている女優の石田ゆり子、北海道出身で、マルチな才能を発揮している俳優の大泉洋と、異色の顔合わせで送る。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 60min 2006-08-13 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo

> イッセー尾形、芸能活動を休養!事務所社長が胸中代弁  夕刊フジ 2012年8月31日(金)16時56分配信
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玄人受けする一人芝居で知られる俳優、イッセー尾形(60)が21〜26日に行った舞台「イッセー尾形のこれからの生活2012in真夏のクエスト」(東京・原宿クエストホール)を最後に休養宣言していたことが分かった。いったい還暦を迎えてどんな心境の変化があったのか。「大げさな発表ではなかったですが、どこか寂しげに、『しばらく休みます』と客席に向かってあいさつしたので驚きました。会場は一瞬、静かにどよめきました」 20年来のファンという都内のサラリーマン(48)は、突然の発表に驚いたという。休養の理由や復帰時期などが告げられなかったため、ファンの間では「体調悪化」などの憶測が飛び交っている。コトの真相について所属事務所に確認してみた。事務所社長で長年マネジャーを続ける森田清子さんは、「休養はほぼ100%、本人の意向で、還暦のお祝いのリフレッシュ休暇みたいなものです。健康不安ではありませんよ」と開口一番、ファンの心配を一蹴した。「デビュー前の8年、デビューしてから32年。40年間、一度も舞台を休むことなく365日やり続けてきました。1回の舞台で約2時間半、話しっぱなし。たった1人でずっとやってきました。私も2歳違いですから分かりますが、60になってみると『ああ、年齢による疲れってこういうことなんだ』って感じることがあるんですよ」と還暦を迎えて、現役をこなし続ける胸の内を代弁した。休養する期間やその間の予定は「未定」としながらも、「だいたい1年とかそれぐらいになるんじゃないかと思います。今後の芝居活動のための、国内外での休養、充電ですね」。本人からのコメント発表の予定は、今のところないという。イッセー尾形は、1971年に現・演出家の森田雄三氏と出会い、共作芝居を始め、81年に日本テレビ系オーディション番組「お笑いスター誕生!!」で金賞を獲得。翌年から始めた「都市生活カタログ」シリーズで現在の芝居スタイルを確立した。85年、文化庁芸術選奨新人賞大衆芸術部門受賞。93年から海外公演も開始した。数多くのドラマ、映画、ラジオでも活躍し、主演映画「太陽」(05年、ロシアほか合作)の昭和天皇役は国内外で話題を呼んだ。市井の人々の喜怒哀楽をコミカルに演じる芸風。充電後の磨きがかかった芸に期待が高まる。








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