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●新日曜美術館 「岸田劉生のリンゴ」 〜存在の神秘への挑戦〜

大正時代に活躍し「麗子微笑」などで知られる岸田劉生。その存在は、日本近代洋画史の中で一際光彩を放つ。実はこの天才の画業の秘密を解く鍵が、彼の静物画に隠されている。それは大正5年、25才の結核療養中に描いたリンゴの絵に始まる。劉生は、対象を見たままに描くのではなく「存在の神秘」を表現しようとし、それを「内なる美」と呼んだ。その思想がどのように作られたか。番組では、劉生のリンゴの絵を追い、考える。

>思い出の日曜美術館: 「私と芹沢_介」 池田満寿夫

(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2007-02-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「誕生!ねむの木こども美術館」 〜宮城まり子・80才のメッセージ〜

この四月、静岡県掛川市の森の中に小さな美術館がオープンした。ねむの木こども美術館。女優・宮城まり子さんが障害のある子ども達の絵を飾るために作った美術館だ。なだらかな芝生の上に立つ巨大などんぐりのような不思議な形をした建物は、建築家の藤森照信さんの設計によるもの。そして、この建物を仕上げた主役は、肢体不自由児療護施設・ねむの木学園の子どもたちと園長でもある宮城さんだ。白い外壁に一人一人の個性あふれる麦の穂を描き、まるで麦畑に風が吹くような美しい美術館に仕上げた。宮城さんはこの40年間、学園を舞台にユニークな美術教育を行ってきた。これまでに子どもたちの描いた作品は3万点。どの作品にも宮城さんと子どもたちのあたたかな心のふれあいが表現されている。これまでも、国内外で100回近くの展覧会が開催され、高い評価を得てきた。 今年80歳を迎えた宮城さんは、この美術館にどんな祈りを込めようとしているのか。そして子どもたちの生み出す美しい色彩にあふれた絵の世界は、私たちに何を語りかけてくれるのか。宮城さんと子どもたちが力を合わせて小さな美術館を誕生させるまでの日々をたどる。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2007-06-03 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「モネ 光を追いつづけた男」 〜科学者・西澤潤一が読み解く〜

日本人が最も愛する画家の一人クロード・モネ(1840-1926)。この「もっとも印象派らしい画家」の回顧展が今年オープンした六本木の国立新美術館で開かれている。オルセー美術館を中心に世界各地から集結した名作の数はおよそ100点、世界にも稀な大展覧会だ。近年の研究の結果、修正されたモネ像に沿って展覧会は構成されている。自然の光と色彩に対する天才的な眼を持つ画家の妥協なき人生といったイメージから、近代的な暮らしの観察者としての側面、「ルーアン大聖堂」などの連作にこめられた商業的な側面など、多面的なモネの姿が浮き彫りにされる。この展覧会に注目するのが、西澤潤一さんだ。半導体の研究で世界的に有名な科学者は、無類のモネ・ファンである。かつてパリのマルモッタン美術館で、モネの「睡蓮」が誰にも気付かれることのないまま、逆さに掲げられていることを、モネの影の描き方から見抜き、指摘したことがあるほどのモネ通だ。西澤さんにとって、モネの魅力とは、冷徹な科学的まなざしを持ちながらも画面いっぱいに「温かさ」があふれていることだ。感覚的な画家だと思われてきたモネは実は分析的な画家であり、自然を時間や光に分解してさまざまな相を描き出すことに成功した。一方で、名作「積みわら」などに見られるように、厳寒な戸外でただひたすらに一瞬の温たかい光を待ち続けたそのひたむきな姿勢に深い感動を覚えるという。81歳になった今なお現役の学者であり続けることの原動力は、86歳の死の寸前まで光と格闘し続けたモネの絵を見ることだ、という西澤さん。番組では、西澤さんともに展覧会場を訪ね、新たな視点で「光の画家」モネをとらえる。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2007-06-10 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo









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