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●NHKアーカイブス|NHK特集 「行」 〜比叡山 千日回峰〜 1979年(昭和54年)1月5日放送

「千日回峰行」とは、比叡山の天台宗の修行僧が行う「行」の中でも最も厳しい荒行とされています。その名の通り7年間のべ千日間、山の峰々を歩く修行です。1日約40キロ、260カ所におよぶ礼拝所を巡ります。この千日回峰は、一度始めたら途中で止めることは許されません。続行不能になった場合は、自ら命を絶つことが不文律とされています。織田信長の比叡山焼き討ち以後、400年間の記録によれば、千日回峰を満行した僧はわずか40人あまりです。番組では、この千日回峰行に取り組む修行僧、酒井雄哉さん(当時52歳)の姿を追いかけました。午前1時に歩きはじめ、山道を飛ぶように駆けめぐる酒井さん。1日食事は2回、しかも米の飯は食べません。断食に備えるためです。9日間断食し、不眠不休で経を唱え続ける堂入り。極限に挑む酒井さんをカメラはとらえつづけます。千年にわたり、山深い比叡山で人知れず行われてきた荒行「千日回峰」をテレビカメラが初めてとらえた番組です。

【 一口メモ 】 この番組を放送した1970年代後半、テレビドキュメンタリーのほとんどはフィルムカメラで撮影されていました。当時VTRカメラはまだ機材が大きく持ち運びも不便だったため、機動力を必要とするドキュメンタリーの撮影はまだ難しかったからです。しかしこのNHK特集「行」は敢えてVTRカメラでの撮影を試みました。また堂入りのシーンでは、極限状態に置かれる酒井さんの邪魔にならないように、無人のリモコン暗視カメラによって撮影するなど、当時最新のビデオ技術によりテレビドキュメンタリーの新境地を拓いた番組です。
(text from NHK site)

NHK総合 53min 2003-11-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo

> DR-142にもあり
> NHK総合 あの人に会いたい 「千日回峰行 大阿闍梨・酒井雄哉」 2017-03-25 あり
> GP-1301に こころの時代 「歩くことは生きること」 酒井雄哉 あり
> GP-1302に こころの時代 「シリーズ・行(2) 千日回峰行」 酒井雄哉 あり
> BDR-0763に NHKアーカイブス 「比叡山 千日回峰 〜“一日一生”いまを生きる〜」 あり

> 「千日回峰」2度…大阿闍梨、酒井雄哉師が死去 読売新聞 2013年9月24日(火)3時9分配信
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天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)に伝わる荒行「千日回峰(せんにちかいほう)」を2度達成した大阿闍梨(だいあじゃり)、酒井雄哉(さかい・ゆうさい)師が23日、歯肉がんで死去した。87歳。延暦寺一山(いっさん)葬は27日午後0時30分、大津市坂本6の1の17 生源寺(しょうげんじ)。喪主は弟子の藤波源信・大阿闍梨。自坊は同市坂本本町4239、延暦寺一山長寿院。 大阪市生まれ。39歳で得度した。54歳だった1980年には、地球1周にあたる約4万キロを7年かけて歩き、このうち9日間は不眠・断食で真言を唱え続ける荒行「千日回峰」を達成。記録の残る織田信長による比叡山焼き打ち(1571年)以降では、最高齢で「大阿闍梨」となった。60歳の87年には2度目も満行。3人目の快挙で、生き仏とたたえられた。



このDR-218は、DR-142からこの番組だけを抜き出して2007年7月24日に
TMPGEnc DVD Author 2.0で再編集して焼いたもの。
元ディスクは、読み取り不能にはなっていなかったが、2004年12月に、
日立マクセル株式会社 アドバンスドディスク事業部 品質保証部から検証の依頼があり、
正常なデータ品質にしてもらったコピーディスク。




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