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●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・地球は訴える

[映像詩 プラネット] 「第1回|人類繁栄の代償」

急速に進行する環境破壊は、マクロレベルではとらえられても、個々の人間の感覚ではなかなか理解できない。印象的な映像を積み重ねることで地球に何が起きているかを我々の脳裏へと焼き付ける。シリーズ1回目のテーマは近代化が何をもたらしているか。地表の50%に人間の手が加えられているという。森林破壊によって生物の生存環境が変化し、過去100年間で脊椎動物の数は半減した。一方で、人間の数は4倍にもふくれ上がっている。1950年代を境に、人口やGDP、水の使用量、自動車や石油生産などの指標が、急激な増加傾向に転じた。ナイジェリアのラゴスには、毎月2500トンの電子部品のごみが運び込まれている。港の近くには、テレビ、ラジオなどの廃棄物が山のように捨てられ、現地の人々の生活を脅かしている。電子機器から出る有毒物質を血液中に最も多く含む民族は、何と、グリーンランドのイヌイットだという。現在、大気中の二酸化炭素の濃度は、過去75万年間で最も高い。1990年と比べると中国では67%、インドでは88%、CO2排出量が増加、温暖化が進み、旱魃や猛暑などの異常気象を引き起こしている。また、現在、地球上の96%の氷河は減少しつつあるという。地球に起きている事象をどうとらえればよいのか、世界の研究者もインタビューに答えている。
原題: The Planet 〜The Global Change〜
制作: Charon Film(スウェーデン) 2006年

[担当者メモ] 3年がかりでスウエーデンのフィルムメーカーが見る人の感覚に訴える環境番組のシリーズを完成させました。わずか1世紀で人間がどれだけのインパクトを地球に与えているかが映像で迫ってきます。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2007-06-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・地球は訴える

[映像詩 プラネット] 「第2回|地球が燃え尽きる」

急速に進行する環境破壊は、マクロレベルではとらえられても、個々の人間の感覚ではなかなか理解できない。印象的な映像を積み重ねることで地球に何が起きているかを我々の脳裏へと焼き付ける。シリーズ2回目のテーマは資源の枯渇。環境破壊の最大の要因は人口爆発だ。ヨーロッパでは、一人あたり一年間に、50トンの地球上の資源を使っている。すでに、中国、インドも大量消費時代に突入した。消費時代に生まれた若者たちは、「いまさら今のライフスタイルを変えられない。他にどんな生き方があるのか?」という。しかし専門家は「今のまま資源を消費すると、地球が5つ必要だ」と主張する。番組では、資源が枯渇して滅亡したイースター島の歴史を検証している研究者を紹介。人類の大量消費路線が何をもたらすかを検証する。

[担当者メモ] 世界各地の研究者が様々な方法で環境問題に取り組んでいますが、
多様な研究者の考え方を知ることができるのもこのシリーズの魅力となっています。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2007-06-05 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・地球は訴える

[映像詩 プラネット] 「第3回|傷つけられた生態系の逆襲」

急速に進行する環境破壊は、マクロレベルではとらえられても、個々の人間の感覚ではなかなか理解できない。印象的な映像を積み重ねることで地球に何が起きているかを我々の脳裏へと焼き付ける。シリーズ3回目のテーマは激減する種。人類の半数が都市に暮らす時代になった。しかし、都市生活者の大半が自然の恩恵を理解しようとしないところに問題があると研究者は警鐘を鳴らす。いま世界中で種の絶滅が問題となっている。イギリスの沼では、化学物質の影響でカエルが、アフリカでは狩猟の影響でゴリラが激減したと、現地の専門家が警告する。20世紀に入り、トラクターと肥料、そして農薬が発明され、農業が地球環境に対して非常に危険な存在になったのではないかとレスター・ブラウン博士が問いかける。灌漑の影響で縮小したアラル海・チャド湖の衛星映像。イスラエル・死海の後退した湖水。地元の環境団体のメンバーは、「もうすぐキリストでなくても死海の上を歩けますよ」と苦笑する。

[担当者メモ] このシリーズの魅力の一つは効果音と音楽の使い方です。衛星写真と音楽の
組み合わせが訴える地球のイメージ。そこから私たちは何を読み取ることができるでしょうか…。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2007-06-06 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・地球は訴える

[映像詩 プラネット] 「最終回|残された選択」

急速に進行する環境破壊は、マクロレベルではとらえられても、個々の人間の感覚ではなかなか理解できない。印象的な映像を積み重ねることで地球に何が起きているかを我々の脳裏へと焼き付ける。最終回では、このままいくと地球はどうなるのかを考える。相変わらず進まないCO2削減。ある研究者は「大幅削減には社会変革が必要だ」と語る。ドイツ・グント研究所のコンスターザ博士は、地球に待ち受ける4つのシナリオは(1)スタートレック(先端技術で宇宙に進出し環境問題を解決)、(2)マッドマックス(現状を破滅までひた走る)、(3)エコトピア(量より質を追求する新たな消費社会をつくる)、(4)ビッグガバメント(世界政府の行政指導で環境破壊をストップ)だと提唱する。番組は4つのシナリオの実例として、食糧問題をテクノロジーで解決するために高さ600メートルの高層養豚場を考えたオランダの建築家や、自然を傷つけないために野宿しながら会社勤めを続けるイギリスの青年を紹介。しかし、多くの人々の意識変革にはかなりのエネルギーが必要であることを番組は伝えて終わる。

[担当者メモ] 環境問題には様々な意見があり、それぞれの国の立場もあります。
スウエーデンの制作者はそれでも地球の姿をこのまま守りたいというメッセージを伝えたかったのでしょう。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2007-06-07 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・儒教

[儒教 2500年の旅] 「第1回|“仁” 愛の旅路」

孔子は、「仁」、つまり人を思いやる事を、最高の徳目としたが、親に対する敬愛がその最初の一歩だと説いた。子どもは生まれて3年間は親の懐に抱かれて育つため、儒教では、親の死に際し、子は3年の喪に服すべきだと説いた。儒教特有の観念である「親孝行」の形を、母の墓の傍らで3年間テント生活をした韓国の男性や、給料の半分を両親に仕送りし、自らは貧困生活を送るハノイの出稼ぎ少女などを例に挙げて説明する。中国、ベトナム、韓国の歴史を振り返り、親孝行の逸話を紹介していく。その後、中国の徽州では、個人の功績を称える牌坊が次々と建立されたが、本来の対象であった親孝行者に加え、国家の忠臣や貞操を守った烈女なども含まれるようになる。一方でこの拡大解釈は、後年になり悲劇をもたらした。明と清の時代、夫の死後、貞操を証明するため命を絶った女性が6万人にのぼると言われる。その後、文革時代に儒教を弾圧した中国では、2005年から、孔子の祭礼を国家が執り行うなど、儒教の復権が著しい。北京では、儒家教育を必須科目とする小学校の数が100を超えている。親への愛情がひいては隣人、人類へと広がりを見せるのが「仁」のあるべき姿だとし、中国が世界に互していくために儒教が再評価されている現状を伝える。

原題: Insight Asia:Confucianism
制作: KBS(韓国) 2007年

[担当者メモ]・・・随所に説話を時代劇風にアレンジするなど、映像的な工夫をふんだんに取り込みながら、東アジアが培ってきた英知の源として、儒教の持つ意味を創造的に再解釈し、東アジア各国が世界の中でよりよく生き抜いていくための道を模索するシリーズとなっています。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2008-01-01(2007-12-02の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・儒教

[儒教 2500年の旅] 「第2回|“義” 狭いが 早き道」

東アジアで財を成した企業家の中には、儒教思想を経営哲学としている人が少なくない。台湾の金融・流通コングロマリット、新光グループの呉火獅会長、IBMのPC部門を買収した、中国の連想グループの柳伝志会長など、いずれも社員同士の家族的な連帯と、顧客に対する信義と誠実さを企業方針とするのが特徴だ。儒教の教えが、現代の企業社会でも脈々と受け継がれ、それが東アジアの経済発展につながっていると番組は伝える。日本では、「義」を通せば利益はおのずとついてくると説いた石田梅岩の思想が、上方の商人に強い影響を与えた。1724年、商人が儒教を学ぶための学問所「懐徳堂」が大阪に作られ、美しく丁寧に作られた商品は、学者の人格にも劣らぬ商人の誇りと教えられた。完成度の高さを追い求める姿勢は、やがて世界に受け入れられ、日本経済成長のきっかけとなったとする。一つの例として京都の老舗「半兵衛麩」を紹介する。欧米流の資本主義は「見えざる手」を信頼し、各自が利己心に基づき利潤を追求すれば、経済は無限に発展すると考えた。しかし現在、環境破壊や貧富の格差増大という弊害を生んでいる。21世紀の世界経済を牽引するアジアは、顧客と社会の利益を優先しながら成長するという、儒教の伝統に則った新しい発展モデルを提示すべき時期ではないかと、番組は結論づける。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2007-12-02 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・儒教

[儒教 2500年の旅] 「第3回|“礼” 神秘の力」

水族館で西洋人は、より魚自体の姿形を覚えているのに対し、東洋人はむしろ水草や水泡といった背景をよく覚えている。つまり自身を取り囲む環境に、より関心を払うのが東洋の精神構造の特徴だと語るアメリカの著名な心理学者の説を発端に、「礼」という人間関係を重視する儒教の価値観を分析する。兵馬俑で有名な始皇帝の秦がすぐに滅んだのに対し、漢は長期にわたって安定を保った事や、国家権力の弱かった朝鮮時代が500年という長い間続いた事実を例に挙げ、武力や法による支配より、「礼」という社会秩序によって調和を図ることの有用性を説く。儒教の伝統が色濃く残る韓国やベトナムの村に今なお残された風習や、ヴォルテール、ライプニッツといった西洋の思想家が宣教師から情報を得て、人間関係を円滑に進める神秘の力である「礼」という考え方に傾倒していたことを紹介する。さらに、日本固有の礼儀を教える道場が登場し、「自我を慎み、相手を尊重する精神が礼」と語らせる。また、韓国のビジネススクールの授業で「REMIND」というEメールの賛否が議論される風景や、常に周辺国とのウィン・ウィン・ゲームを目指すシンガポールの国家戦略が紹介され、「礼」の精神が現代社会で、再び価値を見出されようとしている姿を描く。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2008-01-03(2007-12-09の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)





●BS世界のドキュメンタリー シリーズ・儒教

[儒教 2500年の旅] 「第4回|“智” 世のための修養」

中国では寄宿制の幼稚園が開設され、4・5歳の子どもが、週に一度の親との面会以外は、集団で英才教育を受ける生活を送っている。東アジア各国の受験戦争は世界有数の厳しさで有名だが、身分を問わず、試験で官吏を登用した「科挙」がその発端といわれる。様々な弊害も指摘されるが、西洋では、貴族階級だけが学問の機会を与えられるという特権だったのに比べ、孔子は、誰にでも学問の機会はあるとした。東アジア各地に広まった勉学の場。日本では湯島聖堂が紹介される。しかし個人の出世のために、受験戦争だけが過熱する現代の教育のあり方は、儒教で説く「学び」とはかけ離れていると指摘。また、ひとつのことに秀でた人間ではなく、総合的な教養人を理想として、音楽や踊りなどの芸術が素養とされ、理性と感性の調和を欠いた学問は危険だと番組は警告する。その上で、社会全体が優れた人材を生み出していくための源としての儒教の価値を改めて伝える。
(text from NHK site)

ノイズなし
BS1 50min 2008-01-04(2007-12-09の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 二か国語 (MPEG-1)


> 2018-09-28 儒教のダビング依頼を機に調査したところ、このディスクは劣化により再生不可になっていた。






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